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スキルシートは重要。フリーランスで必要な書き方とポイントを徹底解説します!

案件を探す時に書類選考や面談で必要になるスキルシート。

フリーランスエンジニアの僕が普段スキルシートにどの様な書き方をしているか解説していきます。

スキルシートの役割

書類選考で合格するための自己PRツール

スキルシートは自分がどういう分野でどういう技術が得意なのかをわかりやすく具体的に記載する必要があります。

エージェントから紹介された求人に応募すると最初にまず書類選考から行われます。

この書類選考の時にエージェントから応募先企業に送付するのがスキルシートです。

応募企業の担当者はスキルシートを見てエンジニアにどの工程やシステムを担当してもらえるかなど作業環境や仕事内容にマッチしているかを判断します。

なのでスキルシートには自己アピールを意識して記入した方が良いのです。

面談で必要なスペック表

スキルシートは一言でいうとエンジニアのスペック表です。

面談ではあなたのスキル・経歴を見て質疑応答が繰り広げられます。

なので面談のことも意識した内容構成にすることが重要です。

スキルシートの書き方は自由

スキルシートの記述には特にルールはありません。

自分がアピールをするために必要だなと思った内容は出来る限り記入した方が良いでしょう。

なんでもかんでも情報を詰め込めば良いという訳ではなくスキルシートを見て企業担当者にわかりやすいと思って貰える構成にすれば尚一層良いと思います。

またスキルシートの書き方一つで相手の印象も大きく変わります。

面談に呼んで貰えるか貰えないかに大きく関わるので、情報の整理や見せ方の工夫も意識しましょう。

スキルシートの記入 (プロフィール編)


スキルシートにどの様なことを書いてるかというのを僕の書き方を交えて紹介していきます。

名前

あなたの名前を記述します。

名前の中に読みづらい漢字があれば”ふりがな名”を記入した方が良いかもしれません。

僕の場合は特に必要なかったので”ふりがな名”は入れてませんでしたし問題になりませんでした。

<記入例>
名前 : 幽封館。ゆんぷる
ふりがな : ゆうふうかん。ゆんぷる

最寄駅

あなたの自宅の最寄り駅を記入します。

面談では自宅から最寄り駅までの所用時間や最寄り駅から参画先企業までの時間を聞かれることがあります。

ですのであらかじめ必要な情報は記入しておいても良いと思います。

また企業担当者にの中には自宅から駅までの交通手段を気にする人もいます。

僕の場合は事故の心配という理由から自動車やバイクで駅まで通っていることを敬遠されたことがあります。

その辺のことも踏まえてスキルシートの記入や面談は慎重になった方が良いでしょう。

<記入例>
最寄駅 : ◯◯線 △△駅

学歴

特に書く必要のない部分だと思います。

人によっては書いた方が評価につながるケースもあるでしょう。

書き方ですが、学校名を書きたくない人はぼかして書く方法もあります。

<記入例>
◯◯大学 △△学部 ◇◇学科を卒業
◯◯系学部の大学を卒業

資格

書きたい資格があれば書いても良いでしょう。

特にルールはありませんが、僕の場合は取得年月日の浅い方から書いています。

また資格によっては面談時に話題になることもあります。

<記入例>
取得年月 / 資格
◯◯年 △△月 / ◇◇試験

保有技術

僕が得意としているプログラミング言語やデータベース、ツールなどを書いています。

その他フレームワークやライブラリーなども記述しています。

保有技能は実務経験の有無関係なく自分でポートフォリオや個人の趣味で作ったアプリ開発などで使っている技術も書いています。

得意分野

自分の得意分野を記述するのですが業務上の得意分野だけではなく僕は実務経験がなくても今まで独学でスキルを磨いてきた分野も合わせて記入しています。

Web系のフロントエンドやバックエンド、スマホアプリ開発など自分の得意と思っている分野を記入した方が良いと思います。

個人制作

僕が趣味や自己啓発のために独学で制作中のWebアプリ、スマホアプリなどを記入しています。

また開発中に使ったツールやライブラリー、フレームワークなどの開発環境も記入しています。

※ どの様なアプリでどんな用途で使うのかアピール込みで詳細に記入すると企業担当者がイメージしやすいと思います。

スキルシートの記入 (経歴編)


これまでのプロジェクトの経歴をできる限り具体的に書いていきます。

また作品などがあればその内容も詳細に記入します。

プロジェクトナンバー(No)

僕の場合、各経歴はプロジェクトの日付の浅い順から1、2、3、4・・・という様に番号を記入しています。

面談時には各プロジェクトの説明をする時にプロジェクト名を一々言うのは面倒なので番号を記入しています。

エージェントがエンジニアのスキルシートに番号を記入してくれることが多いです。

プロジェクト期間

参画したプロジェクトの期間を記述します。

僕は「20××年/××月〜」の様に西暦(年)と月までを記述しています。

プロジェクト名と内容

プロジェクト名

携わっていたプロジェクトの名前を記入します。

守秘義務等があるプロジェクトの名前は特定されない様にして書くようにしています。

ポートフォリオの場合は作品名 (Webサイト名、アプリ名)ではなく、◯◯◯系SNSサイトや◯◯◯系の△△アプリなどカテゴリーがイメージしやすい内容を書いています。

プロジェクトの内容

僕の場合、「どのような会社か」、「何のシステムを作ったか(担当したか)」、「どこのフェーズを担当したか」に分けて書いています。

「会社」は実名を書くのではなくWeb制作会社、ユーザー系SIerなどの様にカテゴリー形式で記入しています。

「システム」は僕が関わったシステムの詳細やどういった機能を実装したのかというのを細かく書いています。

「フェーズ」は基本設計など関わった工程以外にもフロントエンド開発、サーバーサイド開発など携わった分野なども記述しています。

役割と人数

役割というのはプロジェクトにどのような形で携わったかを記入しています。(開発など)
人数はプロジェクト内のチーム人数を記入しています。

使用技術

プロジェクト内で使っていた技術を全て記入しています。

記入する技術はプログラミング言語、データベースとサーバーOS、フレームワークとライブラリ、ツール等です。

作業工程

プロジェクトでどの工程に携わっていたかを記入しています。

工程は以下の中から選択しています。

要件定義
基本設計
詳細設計
実装
テスト
運用・保守

スキルシートを書く時のポイント

守秘義務が必要な場合

僕の場合、今まで参画した案件で守秘義務に厳しいプロジェクトに関してはプロジェクト名やプロジェクト内容の一部は特定できない範囲で簡略化して書いています。

それぞれの契約内容には注意が必要です。

読みやすさを意識する

面談の時は経歴紹介が必要になるので、相手も自分も見やすい様に整えることが大切です。

また時系列のによる情報の整理などは必要です。

僕の場合すべての項目で日付が新しい順に記入しています。

フォントの大きさや文字の間隔など見やすい様に工夫しましょう。

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実務未経験でもアピールできる

実務経験の有無に関係なくポートフォリオなど個人で作品を作っているのであればその内容を記述しましょう。

また作品を作る際に使った技術を全て記入しましょう。

作品の制作歴も実務経歴を記入する場合と要領は同じです。

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まとめ

ゆんぷる
ゆんぷる
◯ スキルシートはエンジニアのスペック表である
◯ スキルシートは書き方一つで案件獲得率が変わる
◯ 実務だけではなくポートフォリオの詳細を記入しても良い
◯ 読みやすさを意識する
◯ 守秘義務に注意する
ブランクは関係無い?空白期間があってもフリーランスになれる。今はフリーランスとして活動している僕ですが、過去に4年間のエンジニアとして活動していない期間がありました。 その後にどの様にして復帰したか、また活動していない期間はどの様にして過ごしていたのかという体験談を語ります。...