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メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ (宇宙世紀ガンダムシリーズ)

メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ

ガンダムシリーズで登場するモビルスーツ「メタス」についてまとめてみました。

「Z計画」の一環であり可変モビルスーツの実験的な役割として誕生したメタスですが、劇中では絶対的な活躍は無かったもののZガンダムや百式のサポート機として激戦のグリプス戦役を戦い抜いたモビルスーツでもあります。

今回はメタスの特徴や活躍を振り返ると共に、本機のバリエーション豊富な仕様や発展機を紹介したいと思います。

劇中におけるメタスの活躍と特徴

テレビアニメ版を中心にメタスの活躍と特徴、また各作品で登場したメタスの仕様をまとめてみました。

 メタス

メタス / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」

エゥーゴの「Z計画」によりアナハイム・エレクトロ・ニクス社で可変機構を検証するために開発されたモビルスーツ。

アナハイム社が運用している作業用モビルスーツをベースに、アクシズとの技術交換で得られた「ガザC」のデータを流用する事で開発。

試験運用の際に取得したデータは「Zガンダム」の開発に活かされており、Zガンダムの完成とアーガマへの配備と同時に両機とも運用される事になった。

試験機という位置付けであるため、胴体部を接続しているシリンダーが露出しているため軽量で機動性・運動性・整備性に優れているが、防御性能に関しては実戦を想定していない構造になっている。

MA形態への変形の際には、頭部を背部ユニットに収納、腕部と脚部を折りたたみ肩部と脚部を連結することで変形する。ちなみにMS形態ではMA形態時のスペースを考慮したモノアイシステムを採用している。

武装に関しては2基のアーム・ビームガンを主兵装としているが、テレビアニメ版では標準仕様には存在しない頭部バルカン砲(第23話)、グレネード(第38話)を使用するシーンがある。

アーガマへの配備の際には実戦に対応出来る様に改修を受けており、「機動戦士Zガンダム」の劇中では「レコア・ロンド」の乗機として、レコアがティターンズに寝返った後は「ファ・ユイリィ」がメインパイロットとなりグリプス戦役を戦い抜いた。

メタス_0 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gundam.matome-first.com

メタスの設定画。

メタス_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

飛行形態(モビルアーマー)に変形したメタス。

メタス_1_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士Zガンダム」にてアーム・ビームガンを撃つメタス。

メタス_1_2 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士Zガンダム」第23話。実戦経験に乏しいファが迫り来るハイザック相手に頭部バルカン砲で応戦するシーン。

メタス_2 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士Zガンダム」第34話にて「ハンブラビ」との戦いで撃墜されるメタス。爆散する寸前にコクピットの外に出たレコアはヤザンによって捕捉されている。

メタス_2_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士Zガンダム」第38話でアポリーの「リックディアス」をグレネード・ランチャーで援護するファ搭乗機。

メタス_3 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士Zガンダム」第50話(最終話)では「パプティマス・シロッコ」を倒した際に精神を道連れにされた「カミーユ・ビダン」と彼の乗機であるZガンダムを連れてアーガマへと帰艦した。

メタス_3_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
劇場版Zガンダムで百式のメガバズーカランチャーのエネルギーチャージに協力するメタス。なおテレビアニメ版「機動戦士Zガンダム」の第32話ではメタスではなくゲルググになっている。

・第一次ネオジオン抗争では
「機動戦士ガンダムZZ」の序盤戦ではグリプス戦争で運用不可に陥ったモビルスーツが多い中で貴重なアーガマの戦力として活躍。だがネオジオンの最新鋭のモビルスーツ相手に性能不足は否めず、実戦の際に中破した状態でファと共にサイド1・シャングリラコロニーへと流されてしまう。

メタス_4 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士ガンダムZZ」の序盤。アーガマから発進するメタス。

メタス_5 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士ガンダムZZ」第7話ではパイロット不足のためトーレスが搭乗し、ガザDと交戦するも機体の下半身を分断されてしまう。

メタス_6 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
「機動戦士ガンダムZZ」第10話。ハンマ・ハンマと戦闘の際にアーガマへ帰艦する事が出来なくなったメタスはファ・ユイリィと共にカミーユのいるシャングリラコロニーへと流される。これがメタスの最後の姿であった。

 

型式番号MSA-005
全高26.0m / 6.2m(MA形態)
頭頂高18.1m
全長21.8m(MA形態)
本体重量27.8t
全備重量52.4t
装甲材質ガンダリウム合金
ジェネレーター出力1640kw
スラスター総推力77000kg
センサー有効半径11300m
姿勢制御バーニア12基
武装アーム・ビームガン、ビームサーベル、グレネード・ランチャー(テレビアニメ版)、頭部バルカン砲(テレビアニメ版)、ビームライフル(関連書籍)、修理装置(ゲーム)
搭乗者レコア・ロンド、ファ・ユイリィ、カツ・コバヤシ、トーレス

 

 メタスの仕様一覧

テレビアニメ・漫画・ゲームなどの各媒体で登場した多様なメタスの仕様を紹介したいと思います。

メタス エーヴィ・アルヴァ専用機

メタス-[エーヴィ・アルヴァ専用機] / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「ADVANCE OF Z 刻に抗いし者」

メタスの第一期生産型を実戦に対応すべくラビアンローズ級「ロサ・ギガンティア」で改修した機体。

武装と装甲に変更が加えられており、脚部のビームサーベルをビームガンに変更する事でMA形態での火力を強化。

胴体の増加装甲と両肩部のフレキシブル・バインダーの追加によって防御力と運動性がアップしているが、機体重量は増加している。

またSFS(サブ・フライト・システム)として活用するため、背部にはMS用のグリップが搭載されている。

 

型式番号MSA-005

 

メタス キリシマ隊仕様機

キリシマ隊仕様(トリコロール) / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽」

エゥーゴのキリシマ突撃中隊所属機。物語の終盤に登場した一般兵用モビルスーツでビーム撹乱幕弾頭弾を装備する突撃仕様である。

部隊のリーダー機である「ZII」と同じカラーリングをしているのがこれまでのメタスには無い特徴となっている。ちなみに量産型という噂もあるが作中では触れられていない。

 

型式番号MSA-005

 

メタス(漫画版仕様)

メタス(漫画版仕様) / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:twitter.com/maruXB1986

登場作品:「機動戦士ガンダム (漫画版)」

ガンダムファンの中では近藤版メタスと呼ぶ人も。

1985年から1986年にかけてコミックボンボンに連載された、近藤和久氏によるコミック作品「機動戦士Zガンダム」に登場するメタス。

シールド、ビームライフルを装備するなど火力が強化されており、テレビアニメ版と比べると全体的に頑丈な機体の造りになっている。

メタス(漫画版仕様)_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:twitter.com/yu_ta_n

MA形態になった漫画版Zガンダムのメタス

メタス(ガンダムADAPT版)

メタス(ガンダムADAPT版) / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:twitter.com/sekiyagaku

登場作品:「ガンダムADAPT」

食玩「ガンダムADAPT」に登場するメタス。機体のデザインはイラストレーターの木下ともたけ氏。

PVC製で非可動のフィギュアだが食玩にしては出来が良いと評判が高い。武装はアーム・ビームガンとビームサーベルの他に機体背部に追加されたミサイルコンテナ。

ゲームで登場するメタス


メタス 重装備仕様 (バトオペ2版)

メタス_重装備仕様 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:w.atwiki.jp/battle-operation2

登場作品:「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」

チームバトルアクションゲームのバトオペ2に登場する重装備仕様。

火力強化のため通常兵装に加えて専用クレイバズーカを二丁装備しており、レーダーを阻害するフラッシュグレネードを携行する。

射撃性能に特化しておりHPは高めだが、格闘能力は高くなく旋回性能はやや低め。


メタス(スパロボシリーズ)

メタス(スパロボシリーズ) / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ

登場作品:「スーパーロボット大戦」シリーズ

シミュレーションRPGの「スーパーロボット大戦」シリーズでは「第2次スーパーロボット大戦」から参戦。

本ゲームではシリーズを通して「修理装置」が備わっており、味方機のHP回復に貢献するなど使い勝手が良い。

また、修理の際には経験値が入るという仕様もあり終盤まで重宝するユニットとなっている。


メタス(ギレンの野望シリーズ)

メタス(ギレンの野望シリーズ) / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:girenn.net

登場作品:「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V」

戦略シミュレーションゲーム「機動戦士ガンダム ギレンの野望」シリーズの一つである「機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V」で登場。

自軍が「地球連邦軍」「エゥーゴ」「エゥーゴ・クワトロ」の時に開発可能なモビルスーツとなっている。

試作機であったテレビアニメ版とは違い量産が可能な上に、生産期間も2ターンと少なく、さらに攻撃力・運動性も申し分なくMA変形による移動距離の高さなど汎用性に長けた機体となっている。

また、「メタス」の開発を条件に開発が可能になる「メタス改」は高い攻撃力と射程2を持つハイメガキャノンを装備するなど火力が増強されており、生産期間もメタスと同じく短いため高性能で量産のしやすい機体となっている。

メタスのバリエーション一覧

メタスの発展機を中心にそれぞれのバリエーション機を紹介したいと思います。

 アニュス・デイ

メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ

登場作品:「機動戦士ガンダムZZ ヘルメス夢幻」

機動戦士ガンダムZZのゲームブック第二巻 ヘルメス夢幻で登場するメタスのプロトタイプとなる機体。

アナハイム社が自社で運用する作業用モビルスーツを基に試作した可変フレームの実証試験機である。

性能面の問題もありエゥーゴでは採用されなかったため、アナハイム社の自衛用に月面施設などで配備されている。

なお、本機とアクシズの技術譲渡で得られた「ガザC」のデータにより「メタス」が開発されている。

 土木作業用メタス

土木作業用メタス / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:blog.livedoor.jp/tottekurehee

登場作品:「Z-MSV」

メカデザイナー の藤田一巳より描かれた土木作業用メタス。あくまで作業用のため武装は存在しない。

詳細な設定は無いため不明な点も多い。

 メタス改

メタス改 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「Ζ-MSV」

カラバが開発した試作型の可変モビルスーツ。

アナハイム社から提供されたメタスの基本フレームをベースに開発された。

背部のスラスターユニットにはハイメガキャノンを搭載、さらに各部関節の改修や腹部のアクチュエーターに増加装甲を施すなど、メタスが抱えていた問題である火力と防御力が強化されている。

 

型式番号 MSA-005S
武装ハイメガキャノン、ビームライフル、クレイバズーカ、アームバルカン、ビームサーベル

 

メタス改(MA形態) / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:ore-game.com

MA形態なったメタス改。

 メタス・マリナー

メタスマリナー / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「GUNDAM WARS 2 MISSION ZZ」

エゥーゴが開発したメタスの水中装備仕様機。

第一次ネオジオン抗争時にネオジオン軍の地球降下作戦に対抗するべく開発された本機は原型機から以下の変更が施されている。

・マニュピレーターをクローアームに変更

・モノアイをバイザー型カメラに変更

・背部に大型ハイドロシステム搭載

・下半身のリアアーマーに3基のスタビライザーを装備

機体下部には大気圏突入用の専用フライングアーマーを装着し、着水後にボートとして利用後に排除する事で潜水が可能。

大型ハイドロシステムにより水中での運用においても高い機動性を持っていたが、先行量産機がロールアウトした頃には戦局が再び宇宙になっていた事もあり量産化には至っていない。

メタスマリナー(MA形態) / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

メタスマリナー(MA形態)。

 

型式番号MSA-005M

 

 メタスX-1

メタスX-1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「アナハイム・ラボラトリー・ログ」

アナハイム社が開発・製造したメタスに大気圏内の制空性能を持たせるべく開発された発展機。

開発はキャリフォルニア・ベースにて行われており、MS形態ではジェットエンジンとインテークが適切な位置になる様に設計。

また、MA形態での高高度への到達・高速飛行・飛行時の機動性を確保するため戦闘機を彷彿とさせるクリップトデルタ翼とベクタードノズルを採用している。

またステルス性能に加え、各種センサーや電子機器を搭載したテール・スタビレーターを装着しており、後に「Zプラス」で採用されている。

MA形態時の音速飛行性能の試験にクリアした後に、MS形態への変形機構を実装。

MA形態で音速飛行中にMS形態への変形テストが行われた結果、装甲とフレームを繋ぐパーツが強度を保てず空中分解してしまい大破した。

メタスX-1_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:twitter.com/SNRI8741

メタスX-1の飛行形態。

 

型式番号MSA-005X-1

 

 メタスX-2

メタスX-2 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「アナハイム・ラボラトリー・ログ」

大気圏内と宇宙空間の両方での運用と航続距離、MS・MA形態での戦闘能力を求めるべくアナハイム社のグラナダ支部で開発された機体。

ムーバブル・フレームが露出するほどの軽量化が図られた事により機動性が向上するも防御性能は高くない。

火力強化として両肩に大型メガ粒子砲を装備しており、長距離移動を実現するため機体後方に大型ブースターを装着する。

アナハイム社で行われる月面でのモビルスーツの各種テストを経て、その後カラバの引き渡され研究材料となった。

また、この機体のコンセプトは「ZII」に受け継がれる事になっている。

メタスX-2_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:twitter.com/SNRI8741

メタスX-2の飛行形態。

 

型式番号MSA-005X-2

 

 メタスX-3

メタスX-3 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「アナハイム・ラボラトリー・ログ」

X-1、X-2と共にメタス・プロジェクトによって開発された機体。

拠点攻略における防空・防宙施設の制圧を可変機構の併用で実現するというコンセプトで開発された。

「メタス X-2」とは連携運用も想定されており、一部においてパーツの互換性やデータの共有が行われている。

武装はMS・MAの両形態で使用可能な大型メガ粒子砲を背部に装備し、一度に対地攻撃を可能にするため機体各部にミサイルを内臓。

腕部にはビームガン搭載し、さらに施設破壊用のナックルガードを装着している。

また重量増加を補うためオプションとしてブースターを装着する事が可能である。

メタスX-2と共にアナハイム社の月面でのMSの各種試験を経て、再設計された後に「メタス改」として生まれ変わっている。

メタスX-3_1 / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:twitter.com/SNRI8741

メタスX-3の飛行形態。

 

型式番号MSA-005X-3

 

メタスの機体構造を利用したMS

メタスのフレーム、可変機構などを流用する関連モビルスーツを紹介したいと思います。

 ガンキャノン・ディテクター

ガンキャノン・ディテクター / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「Ζ-MSV」「ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者」「機動戦士ガンダムUC」、その他

カラバが試作したメタスのムーバブルフレームを流用した砲撃戦仕様機。

ガンキャノンという名称ではあるが、型式番号もメタスと同じMSA−005系列になっている。

劇中では存在しなかったが、メタスの可変機構を活かした砲撃形態への変形が可能だったとされている。

 ZII(ゼッツー)

ZII / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「Z-MSV」

エゥーゴとアナハイム社が進める「Z計画」の一環として開発された可変試作型モビルスーツ。

「Zガンダム」の発展機というコンセプトであるものの、ウェイブライダーの可変機構が複雑だった事もあり「メタス」の変形機構が採用されている。

この仕様変更に伴い大気圏突入能力や1G重力下での飛行能力は失われている。

 リゼル

リゼル / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「機動戦士ガンダムUC」

アナハイム社が開発した地球連邦軍の量産型可変MS。

「ZII」と同じく「メタス」の可変機構を採用する事でコスト的な問題は解決している。また肩部など上半身にセンサー類が集中しているのもメタスを参考にしたとされている。

 ガナビィ

ガナビィ / メタスのバリエーションと特徴・活躍まとめ
出典元:twitter.com/shibuya_rain140

登場作品:「機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST」

サイド3を拠点に活動する武器職人「アメディオ・サロイモア」が開発したミキシングビルドMS。

頭部は「トムリアット」、センサー類は「ガザD」、腕部は「ゼク・ツヴァイ」のサブアーム、脚部は「モビルワーカー」のものが流用されており、胴体は「メタス」のものが使用されている。

本機も飛行形態への変形が可能であるが、メタスの可変機構が使用されているかは不明。

メタスのバリエーションと特徴・活躍の感想

宇宙世紀ガンダムシリーズに登場するメタスの種類とそれぞれの特徴を紹介しました。

今回はメタスの仕様と発展機、そしてメタスの機体構造を流用したモビルスーツのまとめという構成になりました。

また、エゥーゴやカラバにおける可変モビルスーツの先駆けとして、後に開発される「Zガンダム」をはじめとする多くの機種に影響を与えている重要な位置付けであるという事も分かりました。

個人的にはテレビアニメ版で主人公のサポート機としてグリプス戦争はもちろん、カミーユなど主力メンバーが退場した後でもアーガマの貴重な戦力として戦った印象が強いです。

第一次ネオジオン抗争の序盤でファもメタスも第一線から退きましたが、Zガンダムの様な強さは無いものの歴代ガンダムの中でもヒロイン枠を象徴するモビルスーツだったのではないかと思います。