新機動戦記ガンダムWに登場したのヒロインを紹介したいと思います。
宇宙世紀シリーズ以外の作品としては2作目となるガンダムWは1995年放送が始まり美少年・美少女キャラが特に多かった作品として有名だと思います。
今回はテレビアニメ、OVA、劇場版で登場した女性キャラクター10人をプロフィールと一緒に紹介したいと思います。
ガンダムWに登場する10人の女性キャラまとめ
テレビアニメ「新機動戦記ガンダムW」、OVA「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」、劇場版「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇」で登場した10人の女性キャラの特徴やエピソードなどを紹介したいと思います。
リリーナ・ドーリアン
登場作品:新機動戦記ガンダムW、新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
声優:矢島晶子
年齢 | 15歳 |
身長 | 160cm |
体重 | 38kg |
本作のメインヒロイン。
劇中では 学生 → サンクキングダム王女 → 世界国家元首(ロームフェラ財団代表) → 外務次官 → 火星連邦政府大統領と多くの立場を経験している。
物語開始当初は地球統一連合のドーリアン外務次官の一人娘という立場だったが、その正体はかつて完全平和主義唱え連合軍に滅ぼされた「サンクキングダム」の王女。地球圏統一連合軍の特務機関である「OZ」には兄の「ゼクス・マーキス」こと「ミリアルド・ピースクラフト」がいる。
主人公「ヒイロ・ユイ」との間柄に関しては宇宙から父と帰還する際にシャトルの窓から地球へ降下するモビルスーツ「ウィングガンダム」を発見。
その後、砂浜に行き倒れていた彼を発見したのが最初の出会いだった。「お前を殺す」と宣言され戸惑うも特異な存在の彼に興味が沸いたリリーナはヒイロを追いかけた。
世間知らずな少女だったが、突如降りかかった運命に翻弄されるも自身の立場を受け入れて徐々に成長。「完全平和」を掲げる中でカリスマ性を発揮される様になり、亡国サンクキングダムを一時的に再興する事に成功。世界国家の元首「クィーン・リリーナ」の地位まで上り詰めた。
その後、OZの武装解除を宣言したものの反地球組織「ホワイトファング」の代表である兄のゼクスが立ちはだかり、彼の意を汲んだ「トレーズ・クシュリナーダ」がリリーナの国家元首の地位を剥奪。
自由の身となった彼女は宇宙へと上がった際に、ゼクスから本当の真意を知る事になる。
ちなみにエンディングではリリーナを背景に「わたしを待ちぼうけさせて 何様のつもり」と歌詞が流れる場面がありアニメ本編とはまるで別人格な感じで描かれています。
声優がテレビアニメ「クレヨンしんちゃん」で「野原しんのすけ」役を演じた人というのも以外な感じです。
ルクレツィア・ノイン
登場作品:新機動戦記ガンダムW、新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
声優:横山智佐
年齢 | 19歳 |
身長 | 165cm |
体重 | 49kg |
搭乗機 | エアリーズ (ノイン機)、トーラス (サンクキングダム仕様)、パイシーズ |
イタリア系貴族の末裔である女性。
地球統一連合軍特殊部隊スペシャルズ(OZ)の士官である。
「ゼクス・マーキス」とは幼い頃からの付き合いがあり「リリーナ」には愛していると発言している。
ゼクスの次席で卒業し兵学校の教員をしていた彼女だったが、五飛によって宿舎が爆破された。
教え子を失う中、彼女は「エアリーズ」で「シェンロンガンダム」を食い止めようとしたものの敗れてしまい五飛に情けをかけられた事で自分の甘さを痛感しゼクスと戦う事を決意する。
その後、ゼクスの依頼でOZを離れリリーナを保護した以降はサンクキングダムの復興に貢献していく事になった。
ドロシー・カタロニア
登場作品:新機動戦記ガンダムW、新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
声優:松井菜桜子
年齢 | 15歳 |
搭乗機 | ビルゴII |
ロームフェラ財団の代表デルマイユ侯爵の孫娘。リリーナの学友で彼女のファンを名乗る少女である。派手好きで学校にはリムジンで登校している。
リリーナの側に常にいるが本人の思想はリリーナとは正反対にあり戦争を望む発言をしたり「モビルドール」をお人形と呼んだりしていた。また祖父デルマイユ公爵が失脚すると彼を焚き付けて葬り去り、ホワイトファングの幹部になるなど劇中ではかなりの策士ぶりを発揮する。
その後、ゼロシステムを使ってモビルドール部隊を指揮、ガンダムチームを追い詰めるも、同システムを使いこなす「カトル・ラバーバ・ウィナー」の活躍もあり押し返されてしまう。
終盤戦には崩壊するリーブラの内部でカトルとフェンシングで一騎打ちの戦いを演じ勝利するも「二度と戦争する気にならない様にもっと悲惨な戦争を見せるべき」と心中を暴露した。
戦いの後、リーブラと運命を共にしようとした彼女であったがカトルを助けに来た「トロワ・バートン」に諭され脱出する。
レディ・アン
登場作品:新機動戦記ガンダムW、新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
声優:紗ゆり
年齢 | 19歳 |
身長 | 161cm |
体重 | 47kg |
搭乗機 | リーオー、トーラス、ウイングガンダム |
OZの総帥「トレーズ・クシュリナーダ」の副官として部隊の指揮を取る女性士官。
トレーズに忠誠心を抱いており彼の理想なためであれば如何なる手段も選ばない冷徹さを持っている。劇中ではリリーナの養父であるドーリアン暗殺、利用価値が無くなったセプテムを葬るなどの工作をしていた。
また自らモビルスーツに搭乗し「張五飛」が操る「シェンロンガンダム」と戦い互角の戦いを演じた事もあった。
序盤は強硬な手段に出る事が多い彼女であったが、宇宙へ上がった後は二重人格になり温和な女性となってスペースコロニーを懐柔していった。
自分の行動がトレーズの意向と違う事に葛藤する事もあったが、やがてトレーズ真意を理解する。
トレーズ死後は世界国家の敗北を宣言、「ウイングガンダムゼロ」と「ガンダムエピオン」の一騎打ちの戦いを世界に向けて発信する。
サリィ・ポォ
登場作品:新機動戦記ガンダムW、新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
声優:冬馬由美
年齢 | 22歳 |
身長 | 166cm |
体重 | 51kg |
搭乗機 | リーオー、パイシーズ、ガンダムヘビーアームズ |
地球圏統一連合軍の軍医である。負傷したヒイロを分析した際に身体能力の高さに驚く場面もみられる。
OZのクーデター後は反OZのゲリラのメンバーとなって戦う。その最中でトレーズに敗れて戦う意味を失っていた五飛を励ましたり彼らのガンダムを回収して届けるなどの活躍を見せた。
後に彼女は平和維持機関「プリペンダー」のメンバーになりノインらと共に働いている。
キャスリン・ブルーム
登場作品:新規機動戦記ガンダムW
声優:鈴木砂織
年齢 | 18歳 |
身長 | 158cm |
体重 | 43kg |
「トロワ・バートン」が身を隠すサーカス団に所属する女性。弟を亡くしておりトロワからその面影を見ていた事もあってか親しく接したりしている。
当初はトロワがOZに対して破壊工作をしている事を知らなかったが、その後「ガンダム ヘビーアームズ」で戦う姿を目撃。
トロワが自爆を行おうとした際には彼から逃げる様に言われるも、拳で殴り説教を行った事もある。
また、ヴァイエイトの爆破で記憶を失った彼を自分の弟だと教え込み戦いから遠ざけようとしていた事もある。
ヒルデ・シュバイカー
登場作品:新規機動戦記ガンダムW
声優:荒木香恵
年齢 | 15歳 |
身長 | 154cm |
体重 | 39kg |
搭乗機 | リーオー、トーラス、トーラス、クルーザー、その他 |
元々はコロニーに住む少女だったが後にOZ志願兵となる。
当初はOZに歯向かう「デュオ・マックスウェル」を付け狙っていたが、彼の言葉でOZの方針に疑問を抱いた事で和解する。
その後はデュオのパートナーとなりジャンク屋を営むなどをしていた。
最終決戦時にはホワイトファングに潜入、宇宙戦艦リーブラに乗り込んで重傷を負いながらもガンダムのパイロット達にリーブラのデータを届けた。
シルビア・ノベンタ
登場作品:新規機動戦記ガンダムW
声優:西原久美子
地球圏統一連合軍の最高司令官・元帥である「ノベンタ」の孫娘。
OZの侵攻の最中、祖父の墓前でヒイロからノベンタを殺した真相を知り「望むのなら撃ってほしい」と銃を渡されたが撃つのを踏みとどまり「卑怯よ!」と一言だけ告げた。
イリア・ウィナー
登場作品:新規機動戦記ガンダムW
声優:浦和めぐみ
L4コロニーで医師をしている「カトル・ラバーバ・ウィナー」の異母姉の一人。
連合軍兵士の機転でリーオーに移された事で命拾いをしたカトルを救出し看護する。その後はカトルと共に父である「ザイード・ウィナー」に会いに行ったが最期を看取る事になった。
資源衛星爆発の余波がウィナー姉弟のシャトルを襲った際にはカトルを庇い負傷してしまう。テレビアニメでは生存するものの作品によっては死亡する描写となっている。
マリーメイア・クシュリナーダ
登場作品:新規機動戦記ガンダムW
声優:佐久間レイ
本名「マリーメイア・バートン」。母はレイア・バートン、叔父に真のトロワ・バートン、祖父にデキム・バートンがいる。
7歳でありながらマーメリア軍を指揮していたが、デキムの教育のためか高飛車な言動が多い。終盤戦においてデキムがリリーナを射殺しようとした際に庇って負傷してしまう。終戦後はレディ・アンと生活を共にした。
「トレーズ・クシュリナーダ」の娘を自称していたが、ヒイロがデータを調べた際には父は不明となっている。
小説版ではトレーズが出会った女性はレイアであったが真相は謎である。
ガンダムWに登場する10人の女性キャラの感想
テレビアニメ、OVAで登場した女性キャラを紹介しました。
ガンダムWというと前作に次ぐ宇宙世紀外のシリーズであり、また美少年・美少女キャラが多く登場する作品でしたが、当時のガンダムとしては新しい試みが多かった作品だと思います。
前作の作風が割と破天荒な感じでしたが、ガンダムWに関しては色んな意味でオシャレな感じがして作画も今までのガンダムとは違った感じに見えました。
ちなみにマリーメイアに関してはヒイロのウィングガンダム・ゼロカスタムが地下シェルターを破壊されかけるまでは、その強気な発言から当時はかなり生意気な子供だなと思っていました(笑)。その後は徐々に本来の子供っぽい姿になっていきましたが。
ガンダムWに登場している女性はどれも芯が強いキャラばかりですが、実際の年齢は10代が圧倒的に多いですね。
リリーナやレディ・アンとかはプロフィールでは15歳となっていますが、10代とは思えないくらいにカリスマ性があり言動とかが大人びているなという印象です。
レンタルビデオで見ていた当時は高校生でしたが同じ歳と思えなかったですね。この作品はヒイロもゼクスも皆んな大人びているのでそういう世界観なのかもしれませんが。