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【フクハラ猫】まんが日本昔ばなしのフクハラ作品【21選】

【フクハラ猫】まんが日本昔ばなしのフクハラ作品【21選】

まんが日本昔ばなしの数ある特徴的な作画の中でも人気が高いのがフクハラ・ヒロカズ氏の作画ではないでしょうか?

フクハラ氏が演出や作画を担当した作品の多くは動物が出て来る事が多く、ほんわかする絵のタッチが印象的です。特に登場頻度が高いのが「フクハラ猫」と呼ばれる白猫でまんが日本昔ばなしのファンからも取り分け人気です。

そんなフクハラ氏のほんわか可愛い動物キャラが際立つ作品を21タイトルピックアップしてみました。

「まんが日本昔ばなし」について
1976年1月(昭和51年) 〜 1994年9月(平成6年)に全国ネットで放送されたテレビアニメ。全国各地に伝わる昔からの言い伝えや、童話などを元に作られた作品も多く現在でも幅広い年齢層で親まれている。

各話のデータの見方は以下になります。

放送時期:(放送年月日)
話の舞台:(舞台となった地域名)
演  出:(担当者名 = フクハラ・ヒロカズ氏)
作  画:(担当者名 = フクハラ・ヒロカズ氏)
声  優:(ナレーションの担当者名)
登場キャラ:(登場頻度の高いフクハラキャラ)
関連ワード:(各話に関連するワード)
フクハラ度:(フクハラキャラの目立ち度)
[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
(各話のあらすじ → フクハラ氏が描いたキャラが活躍するシーンの画像と解説)

フクハラ・ヒロカズ氏が携わった作品(全45作品)

まんが日本昔ばなしでフクハラ氏が演出・作画を担当した45作品です。
放映日順に記載しています。

権蔵さんのてがら
しゃべれなくなった茂平
だんだらぼっち
縁持ち狸
天狗がみこんだ男
山姥の毛
狸のしょう油造り
手出し峠
御酒観音
飯が仕事をしてくれる
豆コ話
アリの宮城
天狗と留さん
モッケキョウホウ
とっつくひっつく
鬼の面
三人兄妹
テゴイネどん
梅津の長者
麦わら大蛇
万年寺の御好し狸
道楽をなおす医者
猿亀合戦
まどうと山犬さま
三吉と小女郎
蛇と蛙
榎木の僧正
親を買う話
山の神とかしき
のんき者
くしがき仙人
山の背くらべ
三道山のキツネ
ぞろりんがったん
おむすびころりん
山ぶしとたんじゃく棒
姥皮
とけてしもうて蕎麦団子
養老の滝
伊右衛門だぬき
地獄の鬼
密僧坊
嫁さんのみやげ
地蔵さまと鬼
猫と犬

縁持ち狸

放送時期:1980年10月04日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ狸
関連ワード狸、庄屋、結婚、娘、家老
フクハラ度★★★★★★★★★☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村に村人達から大変慕われている庄屋がいた。

庄屋の旦那は山に行ってはいつも知り合いの古狸とその子供達に飯を恵んでいた。
庄屋の旦那にはお愛という娘がおり働き者の権助と来年の春に嫁入りに行く予定だった。

ある日の事、岩国のご家老が庄屋の屋敷に訪れた際、お茶を出したお愛に惚れ込んだ。
それからというもののご家老から娘をくれと催促、庄屋は丁重に断っていたが、しまいには家を取り潰すなどと言い出す始末だった。

結婚を誓った権助とお愛もどうすればわからなく涙した。

なんとか断りたいと思った庄屋の旦那は知り合いの狸と相談、ご家老にお愛を諦めてもらおうと考えた。

ある日、ご家老の屋敷に乗り込んだ狸は庄屋の奥さんに変身、実はお愛は狸の血を引いていると嘘を言い結婚を諦めて貰おうとした。お愛の母が狸だとすっかり信じたご家老はついに娘を諦めてくれた。

その後、ご家老は二度と庄屋の家に近寄る事はなかった。そうしてお愛と権助は無事結婚する事が出来たという。


家老に目を付けられた庄屋の娘を心配するフクハラ狸とそれを聞く庄屋の旦那。この話では狸と人間が対等に接しているのが印象的だった。

まんが日本昔ばなし 縁持ち狸2
化けたフクハラ狸につまみ出されたフクハラ猫。猫は「ひぇーん」と鳴きながら転がっていった。

まんが日本昔ばなし 縁持ち狸3
家老に庄屋の娘を諦めて貰うよう説得する化けたフクハラ狸の後ろで尻尾を不思議そうにじーっと見つめるフクハラ猫。アップで映る猫も可愛い。

狸のしょう油造り

放送時期:1982年02月20日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ狸
関連ワード狸、小狸、夜中、醤油
フクハラ度★★★★★★★★☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある所に大きな醤油蔵があった。

蔵には桶があり醤油の元になる醪(もろみ)がグツグツ泡立ちながら醤油になる日を待っていた。蔵には三人の職人がおり、中でも源ちゃんは一番の力持ちであった。

醪はかき回して泡を抜いてあげないと腐ってしまう。
この仕事を「かい入れ」といい1日かいいれの仕事をすると口も聞けないほどぐったりと疲れてしまうのだった。

源ちゃんには出産間近の妻がいた。

ある日、源ちゃんが醤油樽の隙間を覗くと赤ちゃんを産んだ狸を発見。それからというものの源ちゃんは母狸の乳の出が良くなるように毎日栄養価の高い食べ物を分け与えていた。おかげで子狸もすくすく育っていった。

醤油作りのはじめは「かい」が重く源ちゃんの並外れた力がなければ仕事にならないほどだった。

ある日、3人の醤油職人でかいいれをしていると息子が蔵にやって来て妻が産気づいたと言った。もろみはまだ固かったが二人の仲間職人に仕事を任せて源ちゃんは蔵を離れた。残った二人は夜中までかいいれに明け暮れ、ついには疲れ果てて寝てしまった。

すると夜中にだれかが歌を歌っているので二人の職人が醤油桶を方を見るとなんと狸達がかいいれをしていたのだった。

そして朝日が昇る頃になると狸達は醤油桶の下に帰っていった。

話を仲間から聞いた源ちゃんはその日の晩は起きたまま醤油桶を見張った。
すると狸達が醤油桶に登り出てくるとかいいれをやり始めた。この様子を見た源ちゃんはなんて情けのある奴らだと涙する。

そしてその年の醤油は一段と上出来だったという。

まんが日本昔ばなし 狸のしょう油造り1
源ちゃんの家族。フクハラ猫も横で寝ている。

まんが日本昔ばなし 狸のしょう油造り2
フクハラ親狸と3匹のフクハラ子狸たち。源ちゃんの差し入れのおかげで母狸の栄養状態も良くなっていった。

まんが日本昔ばなし 狸のしょう油造り3
夜中に楽しそうに歌いながら醤油樽のもろみをかき回すフクハラ狸達。情深いフクハラ狸達の恩返しを見た源ちゃんは涙した。

手出し峠

放送時期:1982年05月01日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ猫
関連ワード化け物、洞穴、峠、息子、母
フクハラ度★★★★★☆☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村に貧しい親子がいた。

亭主に先立たれた母親は息子の九助と暮らしていた。九助は家の中で針仕事をするのが好きだったが、母はそんな息子を見て男らしい男に成長してほしいと願っていた。

一方、村の外れの峠には洞穴がありその穴から化け物が出てくるのではないかと村人達の間で噂になっていた。化け物なんて怖くないと言っていた九助であったが、ほとんど家から出ない事を理由に村の衆からは笑われる始末。この様子を見ていた母は九助に化け物退治をしてくるよう言った。

しぶしぶ洞穴に向かう久助だったが化け物が洞穴から手を出すのを見るなり怖気付いて逃げ帰ってくる始末。

その次の晩も母親に尻を叩かれながら泣く泣く化け物退治に行く九助。

洞穴に着くとなんと化け物が穴の入り口で待っていた。
久助に化け物が襲いかかろうとするが久助が倒れた時に宙を舞った斧がたまたま化け物の急所に命中。化け物は生き絶えてしまう。

翌朝、村の衆が洞穴の前までやって来た。気絶していた久助も村人達が来た事で目を覚ます。

生き絶えた化け物を見た村の衆は九助に感謝した。

化け物が大きい手を出したという久助の話からこの峠は手出し峠と呼ばれる様になったという。

まんが日本昔ばなし 手出し峠3
化け物なんか怖くないと言ったものの村人にバカにされる九助。そしてその様子を見つめるフクハラ犬。

まんが日本昔ばなし 手出し峠4
母親に化け物退治に行ってこいと言われるも怖気付いて布団に閉じこもる九助とその上に乗っかって心配そうにしているフクハラ猫。この後、母が投げた斧が飛んできて九助も猫もびっくり。

まんが日本昔ばなし 手出し峠5
化け物退治から怖くて逃げてきた九助。帰ってきた九助を母とフクハラ猫が迎える。

まんが日本昔ばなし 手出し峠6
化け物退治から逃げてきた九助と息子励ます母親の間に挟まれながらキョロキョロと首を左右に振って戸惑うフクハラ猫。

天狗と留さん

放送時期:1983年08月13日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ犬
関連ワード天狗、荷物運び
フクハラ度★★★★★★☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村のはずれに留(とめ)という犬のポチと暮らす孤児がいた。

両親も兄弟もいない留は村の旦那衆の依頼で荷物を運びその駄賃で暮らしていた。食べていくために留とポチは懸命に働いた。

ある日の事、垂坂山の向こうに届け荷を頼まれた留だったが、届け先に着いた時にはとっくに日が暮れていた。届け先の旦那に荷物を渡した留は駄賃はいらないから一晩泊めて欲しいとお願いしたが断られてしまう。

仕方なく垂坂山まで帰ってきた留は突然天狗と出会い豆腐を買って来るよう言われる。
留とポチは言われた通り豆腐を買って天狗に渡した。

留はこれも仕事だとお駄賃を請求した、しかし天狗は留めにはこれから良い事が起こる、それがお駄賃だと言った。

そして次の日の朝、家には小銭が、近くの川には小判が浮かんでいた。こうして留は荷物運びの仕事を辞め村一番の百姓になっていった。

まんが日本昔ばなし 天狗と留さん2
頼まれた荷物を豆腐屋に運ぶ留とポチ。

まんが日本昔ばなし 天狗と留さん4
垂坂山の向こうの届け先に住むフクハラ猫。フクハラ氏のおなじみ猫である。留は家の旦那に一泊させてほしいとお願いするが断られてしまう。

まんが日本昔ばなし 天狗と留さん6
暮らしが裕福になってそうめんをすする留とポチとばあさん。犬も器用に箸を持っているのがわかる。

モッケキョウホウ

放送時期:1983年11月12日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ猫
関連ワード殿様、嫁
フクハラ度★★★☆☆☆☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある船引町に弥五郎という貧しい桶屋が住んでいた。この桶屋は一人暮らしが寂しくて町中を歩き回り嫁を探していた。

ある日の夜、桶屋が寝ていると家の縁側の方でものすごい物音がした。桶屋は慌てて駆け寄ってみると、大きな長持ちがあり中から美しい女が出てきた。桶屋は念願が叶って長持ちから出てきた姉様と暮らし始めた。

その様子は町中で噂になった。

噂を聞いた殿様だったが桶屋の嫁を一目見るなり自分の嫁にすると決めた。殿様は桶屋の旦那を城へ呼び出し嫁を差し出すか、千年古木と雀千羽を持ってくるか選択を迫った。

泣く泣く家に帰った桶屋。

旦那からその話を聞いた嫁は「そんなこと、造作もない事」と言い、どこからか用意した千年古木を旦那に持って行かせた。旦那は嫁に言われた通り殿様の目の前で手をパンパンと叩くと千羽の雀が飛んできた。

悔しがった殿様は今度は「モッケキョウホウ」を持って来いと桶屋の旦那に命じた。
モッケキョウホウとはとても珍しいもので殿様も見た事がないという。

なんのことか露頭に迷った旦那だったが嫁の指示で戸棚を作り城へ持っていった。

すると殿様が戸棚の扉を開けると突然炎が噴き出してきて城を焼いてしまった。殿様はこれには懲りて二度と人の嫁に手を出さなくなったという。

まんが日本昔ばなし モッケキョウホウ1
町中で独り身の娘を相手に嫁探しをするも見つからなくてしょんぼりする桶屋の旦那と飼い猫のフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし モッケキョウホウ2
殿様から難題を押し付けられて布団の中に閉じこもる桶屋の旦那と、その様子を心配する嫁とフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし モッケキョウホウ3
桶屋の旦那が手を叩くなり、殿様の元へ飛んでくる雀達。

まんが日本昔ばなし モッケキョウホウ4
桶屋旦那に殿様の待つ城へ連れて行かれる馬達。殿様のいう通り馬を千頭城に連れていった。

鬼の面

放送時期:1984年04月07日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ猫
関連ワードお面、嫁、婆さん、寺、お参り
フクハラ度★★★★☆☆☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村に信心深い婆さんがいた。

婆さんは家の誰よりも早く起きて村はずれの山の上の寺までお参りに行っていた。だが息子の嫁はその事を快く思っていなかった。婆さんは嫁に毎日意地悪な事を言われる日々であったが、寺のお参りで一日が終わるのではなく庭の掃除をしたりよく働く婆さんであった。

ある日、今にも雨が降り出しそうな天気の中、婆さんはその日も寺のお参りに出かけて行った。いつもの様にお参りの道中にあるお堂に花を添えて休憩しようとした時の事だった。

突如、お堂から鬼が出てきたので驚いた婆さんは家に逃げ帰った。

なんとか家まで逃げ帰った婆さんであったが嫁の姿が見当たらなかった。日も暮れた頃になるとようやく嫁が鬼の面を被った状態で家に帰ってきた。

聞くところによると寺のお参りを止めさせたい嫁は先回りしてお堂の中にある鬼の面を着けて婆さん脅かしたという。

ところがその後にお面を取ろうとした所、どうやっても鬼の面が取れなかった。

その後、嫁の事が心配な婆さんは寺にお参りをして鬼のお面が嫁から取れる事を日々願った。

そんなある日、嫁が朝起きてみると今までどうやっても取れなかった鬼の面が突然取れた。それからというものの嫁は婆さんと一緒に毎日寺のお参りをするようになったという。

まんが日本昔ばなし 鬼の面1
赤ん坊をあやす旦那と婆さん、そして後ろから眺めるフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし 鬼の面3
道中のお堂で鬼に遭遇し家まで逃げ帰ってきた婆さんと、迎える家の者とフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし 鬼の面4
日が暮れても帰ってこない嫁を心配する旦那と子供とフクハラ猫。

梅津の長者

放送時期:1985年05月11日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ猫
関連ワード尼さん、餅、貧乏神、福神
フクハラ度★★★★★★☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村に貧乏な夫婦が住んでいた。

この夫婦は正直者で人には大変親切だった。

ある日、旦那が歩いていると道に迷った尼さんに出会った。旦那さんは道に迷った尼さんを目的地の近くまで案内すると尼さんからお礼として一文の銭をもらった。旦那が家に帰ってからこの話を聞いた嫁はさっそく餅屋まで出かけて餅を二つ買った。

すると帰りの道中で今にも死にそうな爺さんが座り込んでいた。聞くところによると爺さんは5日も何も食べていないという。可哀そうに思った嫁は餅を一つ爺さんに分け与えた。そして家に帰ると旦那と嫁は一つの餅を半分に分けてじっくり味わった。

その日の夜の事だった、七福神が夫婦の元に現れてこう言った。

道端に倒れていた爺さんは実は貧乏神でずっと夫婦の家に住み着いていたという。だが親切な夫婦に心を打たれた貧乏神は家を出ていき福の神様に明け渡すというのだった。

七福神と夫婦はごちそうを食べ宴会で大いに盛り上がった。

すると夫婦が目を覚めた。なんだ夢だったのかと落ち込む夫婦だったが二人とも同じ夢を見るのはどうもおかしいと思っていた。

その後は夫婦二人のする事が何でもうまくいった。

それからというものの夫婦は梅津の一番の物持ちになっていったという。

まんが日本昔ばなし 梅津の長者1
おしっこをするフクハラ犬。

まんが日本昔ばなし 梅津の長者3
お礼に尼さんからもらった銭を探す旦那とその様子を見る嫁、そしてフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし 梅津の長者4
福の神と夫婦とフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし 梅津の長者5
宴で夫婦と一緒に踊るフクハラ猫。飼い猫ではなく、まるで夫婦の子供かの様に無邪気な振る舞いをする。

麦わら大蛇

放送時期:1985年07月20日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ犬
関連ワード雀、大蛇、金、妻、稲穂
フクハラ度★★★★★★★☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村にお百姓の夫婦が住んでいた。

この夫婦、嫁さんは働き者だが旦那さんは村一番のぐうたらだった。

ある日、旦那が日向で寝ていると2匹の雀が近くに寄ってきて「岩山に金やら銀やらが出る」と言い出した。

それを聞いた旦那はさっそく犬を連れて岩山に出かけた。

岩山を掘ってみると金が沢山出てきたが一人では持ち帰れない。旦那は岩山に人が入って来ない様に掘った入口に麦わらで大蛇の形の置物を作って家に帰った。

嫁にこの事を話したところ金よりも田んぼの稲の方が大事と言ったので旦那は仕方なく犬と再び岩山に訪れた。

すると麦わらの大蛇が本物の大蛇に変わり襲ってきたので旦那と犬は慌てて逃げ出した。大蛇から逃げ切り家の近くまで来ると目の前には黄金の稲穂が広がっていた。

旦那は普段田んぼの仕事をしないためか田んぼ一面に広がる稲穂の美しさを知らなかったのだ。

それからというものの旦那は嫁と一緒に仕事に精を出したという。

まんが日本昔ばなし 麦わら大蛇1
旦那の前で岩山の金銀の話をする雀達。岩山の金銀の事を知った旦那は慌てて飛び起きた。

まんが日本昔ばなし 麦わら大蛇3
金を持って帰る前に飯を食べている所だったが、大蛇の存在に気づいた旦那とフクハラ犬は一目散に逃げ出した。

まんが日本昔ばなし 麦わら大蛇4
大蛇に追われる旦那とフクハラ犬。

まんが日本昔ばなし 麦わら大蛇5
あたり一面の稲の輝きに感動する旦那とフクハラ犬

まんが日本昔ばなし 麦わら大蛇6
家に帰ってきた旦那とフクハラ犬を迎える嫁とフクハラ猫。この回ではおなじみのフクハラ猫とフクハラ犬が同居している。

万年寺の御好し狸

放送時期:1985年11月30日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ猫、フクハラ狸
関連ワード狸、酒、婆さん、大工、冬、寺
フクハラ度★★★★★★★☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
ある山に寅吉という大工がいた。

寅吉は万年寺という峠の向こうから毎日町に出てきては大工仕事に精を出していた。

寅吉は大工の腕は良かったが、酒癖が悪く毎晩仕事終わりに町で酒を飲んでは帰りの万年寺の峠あたりで酔っ払って寝てしまうという日々だった。

寅吉には一緒に暮らす婆さんがいた。

婆さんは酒癖の悪い寅吉が道端で寝転がって凍え死なないか日々心配でならなかった。婆さんはそんな寅吉の帰りを夜遅くまで待っていたが、毎晩の様に酔っぱらった孫を家まで送り届けてくれる者がいた。

だが目の悪い婆さんにはそれが誰か分からなかった。

寅吉も今度こそ酒を止めると思っていたが仕事帰りに飲んでは何者かに家まで届けてもらうという毎日を過ごしていた。

ある日、凍える寒さの中で寅吉がいつものように仕事帰りに酒を飲み万年寺あたりで酔っ払って寝ていると、何者かが棒でつつき声をかけて起こそうとしてきた。寅吉が目を覚ますとそこにいたのは人間ではなく狸だった。

狸いわく毎晩のように寅吉が万年寺の前の道端で寝ているのを起こしては家まで送り届けていたという。

その日を境に寅吉はきっぱりと酒を止めた。

そしてこの峠辺りの人はこのお人好しの狸の事を御好し狸と呼んだという。

まんが日本昔ばなし 万年寺の御好し狸1
家の前で万年寺の和尚を待つ婆さんとフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし 万年寺の御好し狸3
凍える寒さの夜、寅吉の帰りを心配そうに待つ婆さんとフクハラ猫。フクハラ猫は言葉を理解し人間と同じように立つ事ができる。

まんが日本昔ばなし 万年寺の御好し狸4
万年寺のそばで酔っ払て寝ている寅吉を心配して起こすフクハラ狸。この回でもフクハラ氏の描く狸は言葉を話し人と対等の立場で扱われている。

猿亀合戦

放送時期:1986年03月29日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ猿、フクハラ亀
関連ワード猿、大亀、島、浜辺
フクハラ度★★★★★★★☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、引き潮になると陸続きになる浜辺と島があった。

引き潮になると島の猿達が悪さをしに陸へ上がっては町人の食べ物を盗んだりしていた。

困った町の衆は猿を追い払おうと穴を掘ったり、巨大な籠を上から被せて猿達を捕まえようとしたが猿達は罠にかかるどころか逆に人間達を罠にかけて嘲笑った。

町の衆もそんな猿を捕獲するのを次第に諦めていった。

ある日の事、浜辺で眠っている大亀がいた。

それを見ていた一匹の猿が大亀を邪魔だと言わんばかりに亀の頭を引っ張ってどかそうとしたところ、驚いた亀が頭を甲羅の中に引っ込めた。

すると猿の腕が亀の頭と甲羅に挟まってしまった。

これに気付いた島の猿達が仲間の猿を助けようと浜辺まで下りて来て亀の頭を引っ張った。
亀も負けじと陸の方へ下がっていった。

この亀は力が大変強く、猿百匹で頭を引っ張ろうとも海へ引きずられる始末。このままではいけないと思った後ろの方の猿が島の松の木にしがみ付いた。

すると諦めた亀が突如頭を出すと猿達は反動で島の方へ飛ばされてしまった。そして猿だけでなく島もこの反動で浜辺から遠く離れた場所へ移動してしまった。

それ以降、猿達は引き潮になっても人間たちのいる陸地には渡れなくなり町の人達はたいそう助かったという。

まんが日本昔ばなし 猿亀合戦2
昼だけでなく夜にも陸へ渡り町を荒らすフクハラ猿。ちなみにこの猿は人の言葉を話す。

まんが日本昔ばなし 猿亀合戦4
猿退治の相談をする町の人とフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし 猿亀合戦7
猿達との引っ張り合いを諦めて頭をひょっこり出すフクハラ亀と反動で飛ばされるフクハラ猿。フクハラ氏が作画をだった場合、猫や犬、狸がメインの動物である事が多いが本作は猿と亀メインの珍しい回である。

まどうと山犬さま

放送時期:1986年08月23日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ狼
関連ワード魔物、狼、峠、魚売り
フクハラ度★★★☆☆☆☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある山奥の峠に二匹のおなかを空かせた狼がいた。

二匹の狼はおなかが減って我慢が出来なくなると村へ下りて来ては家畜を食い荒らしていた。

ところが山の谷底深くに狼よりも恐ろしい「まどう」という魔物が住んでいた。

まどうは峠を通る旅人を襲い、生きて帰れる者はいませんでした。それからは村人は余程の事がない限りこの峠を通る事はなかった。

ところがこの峠を通って村に魚を売っている吾作という男がいた。吾作は峠を通るたびにおなかを空かせた狼に極上の魚を分け与えては「山犬さまにー」と声をかけていた。

村を出れない村人達も吾作の持ってくる魚を食べるのが楽しみだった。

ある晩、吾作が峠を超えて帰ろうとしたところ、二匹の狼が待ち伏せをしていた。吾作は自分を食べるために狼が待ち伏せをしているんだなと思ったその時、突然まどうがあらわれて吾作を襲おうとした。

ところが二匹の狼は吾作をかばってまどうの視界から隠した。狼たちは吾作の恩を忘れてはいなかったのだ。

この話を聞いた村人達は峠の狼を畜生ではなく「まどう」から救ってくれる山犬さまと呼び、峠を通る時には食べ物を持って行った。

すると狼達も峠を降りてくる事はなくなったという。

まんが日本昔ばなし まどうと山犬さま2
峠を下りて来て村の馬を襲うフクハラ狼。

まんが日本昔ばなし まどうと山犬さま6
吾作が村人に売ったフクハラタコ。この後にフクハラタコは吾作からひょこひょこと逃げ出してしまうがすぐに捕まえられてしまう。

まんが日本昔ばなし まどうと山犬さま7
吾作が持ってきた魚を食べるフクハラ猫。フクハラ猫が魚を食べるのは珍しいシーンである。

三吉と小女郎

放送時期:1987年01月17日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ狐
関連ワード狐、恋、戦い
フクハラ度★★★★★★★★★☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある山の裏山に多くの狐が住んでいた。

この狐達は祠(ほこら)のお供え物を巡って二つの勢力に分かれていて争いをしていた。狐の二つの勢力の中に一つは三吉という雄狐、もう一つの勢力には小女郎という雌狐で腕の良い狐がいた。

小女郎は三吉に勝負を挑んだが女と格闘をしたくなかった三吉は小女郎に化け比べを提案した。この噂は両者の仲間に広がったが三吉と小女郎は毎日ため息をつき、ぼーっとやる気がしないでいた。

ある月の美しい晩、三吉と小女郎はいざ勝負をすることとなった。

三吉は殿様行列、小女郎はおいらん行列に化けた。だがお互いがすれ違う時、殿様とおいらんが見つめあったまま動かなくなり、三吉は袴姿の凛々しい若者に、小女郎は美しい花嫁姿に変わった。

これを見た両軍の狐達は三吉と小女郎を引き離した。それからというものの三吉と小女郎はお互いの巣で監視される様になった。

ある日、どうしても小女郎に会いたい三吉は見張りを振り切って小女郎のいる巣へ目掛けて走って行った。

敵地の巣で小女郎を発見した三吉だったが見張りの狐達に見つかり暴行を受けた。命からがら敵地から脱出し巣に戻った三吉だったがしばらくして生き絶えてしまう。

その日から小女郎は何日も何日も泣き続けた。

ある雪の降る日、両軍の狐達の戦いが再び訪れた。だがその直後に子女郎は川に身を投げて三吉の後を追った。

これを知った両軍の狐達は二人を引き離さなければと後悔した。

これがきっかけとなり両軍ともに戦意を失い争いをする事はなくなったという。

まんが日本昔ばなし 三吉と小女郎1
三吉に戦いを挑んだ小女郎だったが女と格闘したくなかった三吉はこの後に化かし合いを提案。

まんが日本昔ばなし 三吉と小女郎3
袴姿の若者に化けた三吉と花嫁姿の小女郎。二人(二匹)は両軍の狐達によって引き離された。

まんが日本昔ばなし 三吉と小女郎4
小女郎が閉じ込められている場所まで辿り着いた三吉だったが、見張り番に見つかり暴行を受けてしまう。

まんが日本昔ばなし 三吉と小女郎5
三吉の後を追って川に身を投げようとする小女郎。

くしがき仙人

放送時期:1988年12月17日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ猫
関連ワード仙人、妻、山、修行
フクハラ度★★★★★★★★☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村に源蔵という働き者の大工がいた。

源蔵は妻に先立たれて以来、女房の事を思い返してしては仕事もしないで気を落としていた。

ある晩のこと大工仲間と飯屋に行った源蔵だったが何も食べない源蔵を見かねた仲間が「やせ細って仙人みたいになるぞ」と言った。仙人とは山奥に住んで草木以外は何も食べず体をやせ細らせては雲を自由に操り何処へでも飛んでいける者の事をいうのだ。

それを聞いた源蔵は仙人になって死んだ女房のところへ行きたいと思い、どうすれば仙人になれるのか寺の和尚さんの所へ聞きに行った。

和尚さんによると人里離れた山奥で火にかけないものを食べて岩の上に座って心を練ると良いという事だった。

そうして源蔵はくしがきを大量にかついで山へと出かけていった。だいぶ登った所に形の良い岩があり源蔵はそこを修行場とした。源蔵は仙人になりたい一心でくしがきで命を繋ぎ、昼も夜も岩の上に座っていた。そうしているうちに源蔵の腕や足は木の枝の様にやせ細っていった。

ある日、源蔵の座る岩の辺りは白い霧に覆われていた。

この状況に雲の上にいると錯覚した源蔵はこれであの世にいる女房に会えると思い霧の中に飛び込んだ。すると源蔵は霧をすり抜けて下に真っ逆さまに落ちて行った。驚いた村人達は気絶した源蔵を和尚さんところまで連れて行った。

仙人になれもしないのにくよくよしてばかりでは女房も喜ばない、今回はこうして助かったのだから元気に働いたら死んだ女房も喜ぶだろうと和尚さんは源蔵を諭した。

それからというものの源蔵は以前の様に大工の仕事に精を出す様になったという。

まんが日本昔ばなし くしがき仙人2
仙人になろうと山奥まで行った源蔵とフクハラ猫。画像は飲み水を汲むフクハラ猫。この回はフクハラ猫がよく目立つシーンが多い。

まんが日本昔ばなし くしがき仙人5
岩の辺りが霧に覆われまるで雲の上にいるかの様な錯覚を起こして喜んでいる源蔵とフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし くしがき仙人6
山から落ちて和尚さんに諭される源蔵とフクハラ猫。

山の背くらべ

放送時期:1989年04月15日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ山
関連ワード山、背比べ、カミナリ様
フクハラ度★★★★★★★★★★

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、日本の山々があちこちにのんびりと暮らしていた。

ある日、ある山が突っ立っててもつまらないから背比べをしよう言い出した。背比べをやりだした山は高さに自信があったが、その後カラスがやってくるなり駿河の富士が一番高いと言い出した。

この噂が日本中の山々に広がって駿河の富士が日本一高い山という事になると全国からはるばる山達が名乗りをあげて駿河まで背比べに出かけて行った。

これに一番熱が入ったのが加賀国の白山で周りの山々と背比べをして勝ち進んできただけに自信を持って申し込んできた。

駿河の富士はどちらが高くても良いと思っていたが、白山は富士に詰め寄り自分こそが日本一高い山だと言い張った。そこで加賀の白山は自分と駿河の富士のどちらが高いか他の山々に聞いて見た。

ところが他の山々にはどちらも同じ高さに見えてしまい引き分けという事にした。これに対し加賀の白山は納得がいかずどちらの背が高いか白黒付けたいと言い出した。

この様子を空から見ていたカミナリ様が駿河の富士と加賀の白山の頭の上に樋(とい)を置き、その上に水を流して水の流れた方の山が背が低い山という事になると言い出した。

この案を聞いた山々は早速、白山と富士の頭上に樋を置いた。そしてカミナリ様が樋に水を流した。すると水が白山の方に流れ出した。

こうして加賀の白山は駿河の富士との背比べに負けてしまった。

その後、これを知った人々は白山に登る時は少しでも背を高くしてやろうと頂上で新しい草鞋と履き替えて古い草鞋を積み重ねて慰めるという。

まんが日本昔ばなし 山の背くらべ3
駿河の富士を猛烈に意識するフクハラ白山。フクハラ氏の作画では動物が擬人化する事が多いが、山が擬人化する珍しい回であった。

まんが日本昔ばなし 山の背くらべ4
地上の様子を空から見ていたカミナリ様。山々のお祭り騒ぎに入るなりどちらの山が高いか決着を付けるのに協力する。

まんが日本昔ばなし 山の背くらべ5
フクハラ白山とフクハラ富士の頭の上に樋を置くシーン。周りにいるのは全国から来たフクハラ山々。この後にカミナリ様が水を流して日本一の高いフクハラ山に決着が付いた。

三道山のキツネ

放送時期:1989年08月19日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ狐
関連ワード狐、山、火事
フクハラ度★★★★★★☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある山に白狐の老夫婦がいたが獲物をとる元気もなくいつもお腹を空かせていた。

狐の老夫婦は人を化かして食べ物を貰おうとしていたがいつも失敗ばかりしていた。村の寺の和尚さんは化け狐と知りながらも狐の老夫婦に食べ物を与えていた。

ある日、馬方の久兵衛が馬に新鮮な魚を積んで山に入って来た。これを見た婆さん狐が人の老婆に化けるなり久兵衛に足が悪いから運んでくれと頼んだ。快く承諾した久兵衛は老婆に化けた婆さん狐を馬に乗せてやった。

ところが婆さん狐が魚に手を伸ばそうとすると異変に気付いた久兵衛が婆さん狐を縄で縛り、家に連れていかれ燻されることになった。木陰からこの様子を見ていた爺さん狐は慌てて寺に行き袈裟を勝手に持っていくと和尚さんに化けて久兵衛の家まで急いだ。

そして和尚に化けた爺さん狐の説得の末に久兵衛は婆さん狐を逃がしてやった。

その日の晩、狐の老夫婦は寺に行き和尚の袈裟を無断で持ち出した事を詫ていたその時だった。村の方から煙が出ている事に気付いた狐の老夫婦は急いで煙の方へ走っていった。
村に着くと火を消し忘れた杉の葉の燻りが久兵衛の家に燃え移り火事になっていたのだった。

その後、狐の老夫婦が近くの井戸で水を汲み火消しを行った。おかげで村全体に火の手が回らなくて済んだ。

それからというものの狐の老夫婦は家事があった時や山で道に迷った旅人に一番に駆けつけ助けてあげた。

そして和尚さんや村人といつまでも仲良く暮らしたという。

まんが日本昔ばなし 三道山のキツネ3
腹ペコ過ぎて山の中で倒れる狐の老夫婦。

まんが日本昔ばなし 三道山のキツネ5
和尚の袈裟を返して無断で持ち出した事を謝る狐の老夫婦。この直後に狐の老夫婦は村から煙が上がっている事に気付いて駆けつける。

まんが日本昔ばなし 三道山のキツネ6
水を汲んで慌てて火消しをする狐の老夫婦。老夫婦とは思えないほど元気な狐。フクハラ氏の狐と狸は人間と同じ様に動いて話す事が多い。

おむすびころりん

放送時期:1990年04月14日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラねずみ
関連ワードねずみ、山、おむすび、餅
フクハラ度★★★★★☆☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある所に正直で働き者のおじいさんとおばあさんがいた。

そして川を挟んだ所に欲張りなおじいさんとおばさんが住んでいた。

ある日のこと、おじいさんはおばさんの作ったおむすび二つを持って山へ仕事に出かけた。昼になっておじいさんはおむすびを食べようとしたその時、おむすびが一つコロコロ転がって行き穴の中に落ちてしまった。おじいさんが穴に耳を澄ますと何やら歌が聞こえてくるのだった。

どうせならとおじいさんは穴にもう一つのおむすびを落とした。楽しくなったおじいさんは自ら穴の中に入って行ってコロコロ転がると立派な城の前に落ちてしまった。

すると中からネズミの案内が出て来ておじいさんを中に招き入れた。

城の中に招かれるともう一匹のネズミが出てきて「先ほどは美味しいおむすびありがとうございました」とお礼を言うと、ネズミ達は餅つき踊りを始めた。

そして出来立てのきな粉餅をおじいさんに差し出した。きな粉餅をお腹いっぱい食べたおじいさんはネズミ達に穴の外まで送ってもらい土産までもらった。

おじいさんは家に帰っておばあさんとお土産を開けて見るとなんと大量の小判が入っているのだった。

何やら騒がしいと思った隣りに住む欲張りなおじいさんとおばあさんが様子を見にきた。正直で働き者のおじいさんから穴のネズミの情報を耳にすると、早速おむすびを大量に作りネズミの穴へ出かけて行った。

欲張りなおじいさんはネズミの穴に大量のおにぎりを流し込み、そして穴の奥へ入って行った。するとネズミが出てきて城の中へ案内されるとおじいさんは大量の小判を見つけた。

そしておじいさん猫の声の真似をして餅つき踊りをするネズミ達を驚かせると大量の小判を背負って穴から逃げようとした。

だが追ってきたネズミに捕まり全身を噛み付かれてしまう。

やっとの事で家まで逃げ帰ったおじいさんは余程この事にこたえたのかそれからはあまり欲をかかなくなったという。

まんが日本昔ばなし おむすびころりん3
おじいさんを城に招く案内役のフクハラネズミ。

まんが日本昔ばなし おむすびころりん4
持ちつきをして踊りをするフクハラネズミ達。可愛いネズミ達が擬人化している。

まんが日本昔ばなし おむすびころりん5
お土産にもらった大量の小判にびっくりするおじいさんとおばあさんとフクハラ猫。この後に欲張りなおじさんとおばあさんがこのこの家にやってくる。

姥皮

放送時期:1991年01月26日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ猫
関連ワード大蛇、カエル、若旦那、娘
フクハラ度★★★★★★★☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、ある村のこと日照りが続き、村に流れる川や田んぼも干上がってしまった。

そんなある日、一人の百姓が田んぼに水をかけに出かけた。

すると殿様に化けた山の沼に住む大蛇がおり今すぐに水をかけてやるからお前の三人の娘のうち一人を嫁にくれと言ってきた。恐ろしくなった百姓はついこの事を了承してしまった。
その後しばらくして村に雨が降り川や田んぼが潤った。

百姓は心苦しくも娘達にこの事を話すと長女と次女は大蛇の嫁になる事を反対。だが三女に至ってはこれに賛成し家を出て行ったのだった。

大蛇のいる池に着いた三女は家のしきたりでひょうたん1000個を沈めないうちは嫁にいけないと言い大量のひょうたんを池に投げ入れた。手も足も無い蛇にはひょうたんを数個沈めるのがやっとだった。三女はその隙を見て針を千本蛇に向かって投げ大蛇は生き絶えた。

今更元の家に戻れないと思った三女は近くの家に泊めてもらう事にした。

そこには姥皮をかぶったカエルが住んでいた。

次の日の朝、あてがなくどこかで働くと言う三女にカエルは峠を越えた先にお大臣様の屋敷があるからそこで使ってもらうと良いと言い、途中何か災難があるかもしれないと言う事で三女に姥皮を授けた。

峠を越える途中、山賊に出会った三女であったが姥皮を被っていると事もあってか災難を免
れる事ができた。

お大臣様の屋敷に着いた三女はすぐさま使ってもらいよく働いた。

ある日の晩の事だった、婆様の部屋だけ明かりが点いているのを不思議に思った若旦那がそっと障子扉を覗いてみた。するとそこには髪を梳かす娘の姿があった。これに驚いた若旦那は気絶、翌朝両親は占い師を呼んでみてもらった所、恋の病と判明。食事を女衆に運ばせてそれを食べた女と一緒にさせれば治るというのだった。

早速、食事を女衆に運ばせて見た所、音沙汰なし。

そして最後の老婆に食事を運ばせた所、若旦那が突如飛び起きた。すると老婆は娘の姿に変わった。昨晩、若旦那が見たのは姥皮を被った三女だったのだ。

三女は大蛇の事や姥皮を被っていた事をみんなに話した。

それを知った若旦那の両親は是非息子の嫁になって欲しいと願った。

こうして話が進み親想いで優しい百姓の末娘はお大臣様のお嫁さんになり一生幸せに暮らしたという。

まんが日本昔ばなし 姥皮3
大蛇のいる場所に着いた三女。近くのフクハラカエルの話によると大蛇は以前から村人達を苦しめていたという。

まんが日本昔ばなし 姥皮4
姥皮を三女に渡すフクハラカエル。三女を心配して気にかけるお人好しのカエルだった。この後、峠を越えてフクハラ猫と一緒にお大臣様の元で精一杯働いた。

まんが日本昔ばなし 姥皮7
食事を持って来た三女を見て元気になる若旦那。
二人はこの後結ばれてフクハラ猫も勝ち組の猫になるのだった。

伊右衛門だぬき

放送時期:1992年05月23日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ狸
関連ワード狸、庄屋、いたずら
フクハラ度★★★★★★★★★☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、淡路の木曽の原という所にオヨイと伊右衛門という狸の夫婦がいた。

亭主の伊右衛門は怠け者で暇を持て余しては村人を化かして面白がっていた。最初は愛嬌と思い気にかけていなかったが、最近はいたずらが過ぎて村人も困っていた。

妻のオヨイはそんな伊右衛門をいつか村人に鉄砲で対峙されてしまうのではと気にかけていた。

ある日、オヨイは伊右衛門を連れて行き庄屋の旦那に諭してもらおうとしたが聞く耳持たず。心配するオヨイと庄屋の旦那を他所に伊右衛門は村人を化かし続けた。

この状況にとうとう我慢がならなくなった村人達は伊右衛門狸を鉄砲で対峙しようとした。これを知った庄屋の旦那はオヨイに相談、この辺りで最も強いとされるきよしげ様に化ける事になった。

その日の夜、遊びに帰って来た伊右衛門の前にきよしげ様に化けたオヨイが現れた。伊右衛門は幽霊に化けてきよしげ様を驚かそうとしたが通じず、逆に痛めつけられる始末だった。

泣いて謝り続ける伊右衛門を見かねたオヨイは正体を表した。

すると伊右衛門はもう二度と人間を化かさないと誓った。

それからは時々悪い癖が出て人里に行ってはオヨイに叱られていたという。

まんが日本昔ばなし 伊右衛門だぬき1
地蔵に化けてお供え物をもらおうとする伊右衛門。この頃はまだ村人の被害は大きくなかったが、無断飲食や温泉だと偽って肥溜めに入浴させたりとイタズラがエスカレート。

まんが日本昔ばなし 伊右衛門だぬき3
庄屋の前で話を聞く伊右衛門。だが庄屋の話も虚しく村人は化かし続けることに。

まんが日本昔ばなし 伊右衛門だぬき6
イタズラが過ぎる伊右衛門の事をオヨイに相談する庄屋。村人達が伊右衛門を対峙するのを心配した庄屋の旦那は妻であるオヨイがきよしげ様に化けて懲らしめた方が良いと考えた。

嫁さんのみやげ

放送時期:1993年03月20日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ猫
関連ワード嫁、実家、土産、沼底
フクハラ度★★★★★★☆☆☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン]
昔、嫁ぎ先へお土産を持って帰るのがならわしの村があった。

甚平さん家の嫁さんは実家が貧乏だったためお土産を持って帰る事ができず、いつも帰省を憂鬱に思っていた。

その日も嫁さんは実家に帰って家族団欒過ごしたが、翌朝父親にお土産としてもらうのは決まって杉の苗だった。嫁さんはこの杉の苗を嫁ぎ先に持って帰るのが恥ずかしく、いつも道中の沼に沈めていた。お土産を持ってない姿を見られるのが余程恥ずかしいのか日が暮れて人気がなくなった頃に嫁さんは嫁ぎ先に帰っていくのだった。

そんなある日、嫁さんが実家から杉の苗をもらっていつもの沼に着いた時の事だった。嫁さんが杉の苗を沈めようとした時、突如沼の底から「いつもありがとう」と言いながら沼の主が現れた。

いつも杉の苗をもらっているのでお礼がしたいという沼の主に付いて行くと沼底に杉の森が茂っていた。

その後、嫁さんは沼の主から豪華なご馳走を頂いていると沼の主は言った。

「杉の苗を捨てる時いつもお父さんごめんよと言っている様だが、本当にその気があるなら恥ずかしかったりせず素直になる事だよ」と。

するとお嫁さんはいつの間にか沼底を抜け出して地面に座り込んでいた。

お嫁さんは沼の主の言葉通り、父からもらった杉の苗を持ちながら嫁ぎ先の甚平さんの家に帰って行った。

甚平さんと義理父は嫁が持って帰って来た杉の苗を植えようとすると、不思議な事に甚平さんの家の裏のはげ山がたちまちいっぱいに茂ったのだった。

これが嫁さんの初めてのお土産だったという。

まんが日本昔ばなし 嫁さんのみやげ3
実家に帰るのをためらっている嫁さんを「行こうよ」と引っ張るフクハラ猫のおたま。

まんが日本昔ばなし 嫁さんのみやげ7
嫁さんにお礼を言いながら沼底から出て来た沼の主。仙人みたいな格好をしている。

まんが日本昔ばなし 嫁さんのみやげ9
お礼に豪華なご馳走を頂くお嫁さんとフクハラ猫のおたま。沼の主は杉の苗を持って帰るのを恥ずかしがる嫁さんを諭す。テーブルに乗ってるご馳走が和食ではなくこの時代では普及していないはずの洋食だった。沼底の世界と地上の日本では全く文化が違うという設定らしい。

地蔵さまと鬼

放送時期:1993年07月03日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:常田富士男

登場キャラフクハラ猫
関連ワード猫、地蔵、鬼、亡者、団子
フクハラ度★★★★★★★★☆☆

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン
昔、冥土の三途の川の近くの河原にはお地蔵様とたくさんの鬼たちがいた。

この鬼たちは夜な夜な三途の川にやってくる亡者達から金品や宝物を巻き上げていた。この日も、三途の川にやってきた亡者から金品を奪おうとした鬼たちがいた。だが亡者の後ろの方で動物の鳴き声を聞いた鬼が風呂敷を解くと中から亡者になった猫が出てきたのだった。

鬼はここは人の来るところだと言いお地蔵さんの所へ投げ捨てた。

お地蔵さんは鬼に金品を奪われた亡者たちに御仏様に頼んで鬼どもを懲らしめてやると約束した。

そこでお地蔵様は御仏様に差し上げるお団子を亡者の猫と一緒に持っていく事にした。ところがお地蔵さまはお団子を落としてしまい鬼の住処まで転がっていった。お地蔵様は鬼にお団子を返して欲しいと言ったが鬼は返そうとしない。それどころかお地蔵様は籠の中に閉じ込められてしまった。

その後、鬼たちは坊主抜きで博打をやり始めた。先に勝った者がさっきのお団子を食べれるというのだ。

その様子を後ろから見ていた亡者の猫が坊主のカードをこっそり隠した。坊主抜きゲームに坊主のカードがなければいつまで経っても終わらない。

日の光を恐れている鬼たちは一刻も早く勝負を付けたかった。

それを知ったお地蔵さんはコケコッコーとニワトリが鳴く物真似をした。これを聞いた鬼たちは朝が近いと焦りだした。

お地蔵さんはもう一度コケコッコーとニワトリの声真似をした。

焦った鬼たちは急いで宝の壺の中に隠れて行った。どさくさに紛れて籠から脱出したお地蔵さんは捕まっていた亡者達の縄をほどき、鬼どもが奪った宝物を南京袋に詰め込んでみんなに配っていった。

この様な事があってからというもの、お地蔵様というのはいつでもどこでも困った人を助けてくれるという事になって人々はお団子をお供えしてお参りする様になったという。

まんが日本昔ばなし 地蔵さまと鬼3
御仏様にお団子を持って行くお地蔵さまと亡者になったフクハラ猫。

まんが日本昔ばなし 地蔵さまと鬼5
坊主抜きのゲームをしている鬼の後ろでこっそり坊主のカードを隠す亡者のフクハラ猫。この回は「ひひひひ坊主抜きにゃ、坊主がなければ勝負がつかないよ」とフクハラ猫が珍しく喋った神回である。

まんが日本昔ばなし 地蔵さまと鬼6
鬼を対峙し喜ぶお地蔵さんと亡者達。亡者のフクハラ猫もお地蔵さんからお団子を分けてもらって上機嫌だった。

猫と犬

放送時期:1994年07月09日
演  出:フクハラ・ヒロカズ
作  画:フクハラ・ヒロカズ
声  優:市原悦子

登場キャラフクハラ猫、フクハラ犬
関連ワード猫、犬、泥棒
フクハラ度★★★★★★★★★★

[あらすじ・フクハラキャラ登場シーン
昔、村はずれの鍛冶屋の権助さんの家に猫のにゃん五郎と犬のわん吉がいた。

権助は町に物を売りにいく時ににゃん五郎とわん吉に寝ないで留守番をするように言っていた。だが、猫のにゃん五郎はお昼を待たずにご主人の夕飯の魚を食べ始めた。にゃん五郎に勧められてわん吉も魚の残りを食べた。

魚をいっぱい食べたにゃん五郎はわん吉の制止を聞かずに眠ってしまった。しばらくするとお客さんが来たが、にゃん五郎はちゃっかり起きてお客さんに対応。

客も帰りにゃん五郎がもう一度寝ようとすると今度はわん吉が眠らせて欲しいと言って来たので留守番を交代した。わん吉が眠りにつこうとすると、突如にゃん五郎が叩き起こした。
そして自分も眠くなるからという理由でわん吉を家の庭で寝かせた。

わん吉が庭で眠りについた頃合いに、にゃん五郎はまた眠くなって家の中で眠りだした。

この様子を外から見ていた泥棒が家の中に侵入、権助の家財を持って行ってしまった。
直後に目が覚めたにゃん五郎は家財が盗まれた事に気づき、ご主人の権助に叱られるのを恐れて囲炉裏の灰の中に隠れてしまった。

何も知らずに帰って来た権助は家財がない事に激怒。

身体中灰だらけのにゃん五郎は泥棒と戦ったと嘘の言い訳をして、庭の外で昼寝をしているわん吉を一方的に悪者にした。

権助はにゃん五郎に何故わん吉を起こさなかったのか?と聞くとにゃん五郎は言った。

「おらがいくら起きろと言ってもわん吉はかなわんと言って起きなかった」と。

これを聞いたわん吉は話が違うではないかと反論するも、激怒した権助はわん吉を家の中に
入れる事はなかった。

こんな事があってから犬は庭で猫は座敷でご飯を食べる事になったという。

まんが日本昔ばなし 猫と犬2
権助に留守番を任された猫のにゃん五郎と犬のわん吉。この後、にゃん五郎はお昼を待たずにご主人の魚を勝手に食べてしまう。いつもの白猫のフクハラ猫とは違ったトラ猫。それにしてもかなり利己的である。

まんが日本昔ばなし 猫と犬3
わん吉が庭で寝るのを見るなり自分も寝てしまうにゃん五郎。ご主人の前とわん吉の前では態度が全く違うにゃん五郎であった。

まんが日本昔ばなし 猫と犬4
権助に泥棒と戦ったアピールをするにゃん五郎。囲炉裏の灰だらけになっているにゃん五郎の姿を見て権助はすっかり信じてしまう。

フクハラ作品の登場キャラと作品名一覧

フクハラ猫、フクハラ犬、フクハラ狸、フクハラ狐以外にもフクハラ氏の作品に登場する様々な動物を紹介します。また動物以外にも山や虫など擬人化された生き物も登場しています。

フクハラ猫(白ネコ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ猫(白ネコ)
アリの宮城

だんだらぼっち
テゴイネどん
のんき者
とっつくひっつく
親を買う話
三人兄妹
ぞろりんがったん
山ぶしとたんじゃく棒
密僧坊
とけてしもうて蕎麦団子
養老の滝
道楽をなおす医者
飯が仕事をしてくれる
狸のしょう油造り
天狗と留さん
梅津の長者
麦わら大蛇
万年寺の御好し狸
おむすびころりん
まどうと山犬さま
モッケキョウホウ
伊右衛門だぬき
くしがき仙人
猿亀合戦
縁持ち狸
嫁さんのみやげ
姥皮
三道山のキツネ
鬼の面
手出し峠

フクハラ猫(その他)

まんが日本昔ばなし_フクハラ猫(その他)御酒観音
地獄の鬼
地蔵さまと鬼
猫と犬
まどうと山犬さま

フクハラ犬(イヌ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ犬(イヌ)
テゴイネどん

のんき者
親を買う話
三人兄妹
ぞろりんがったん
地獄の鬼
山ぶしとたんじゃく棒
密僧坊
とけてしもうて蕎麦団子
地蔵さまと鬼
天狗と留さん
梅津の長者
麦わら大蛇
まどうと山犬さま
伊右衛門だぬき
くしがき仙人
嫁さんのみやげ
姥皮

フクハラ犬(白イヌ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ犬(白イヌ)
猫と犬

手出し峠

フクハラ狸(タヌキ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ狸(タヌキ)
とけてしもうて蕎麦団子

養老の滝
狸のしょう油造り
万年寺の御好し狸
伊右衛門だぬき
縁持ち狸

フクハラ狐(キツネ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ狐(キツネ)
三吉と小女郎

三道山のキツネ

フクハラ蛇(ヘビ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ蛇(ヘビ)
親を買う話
密僧坊

とけてしもうて蕎麦団子
麦わら大蛇
姥皮

フクハラ亀(カメ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ亀(カメ)
猿亀合戦

フクハラ猿(サル)

まんが日本昔ばなし_フクハラ猿(サル)
三人兄妹

とけてしもうて蕎麦団子
猿亀合戦

フクハラ牛(ウシ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ牛(ウシ)
テゴイネどん

親を買う話
密僧坊
梅津の長者
おむすびころりん

フクハラ狼(オオカミ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ狼(オオカミ)
山ぶしとたんじゃく棒

まどうと山犬さま
嫁さんのみやげ

フクハラ蟻(アリ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ蟻(アリ)
アリの宮城

フクハラ鼠(ネズミ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ鼠(ネズミ)
おむすびころりん

フクハラ鴉(カラス)

まんが日本昔ばなし_フクハラ鴉(カラス)
アリの宮城

テゴイネどん
のんき者
とっつくひっつく
親を買う話
ぞろりんがったん
密僧坊
とけてしもうて蕎麦団子
天狗がみこんだ男
養老の滝
飯が仕事をしてくれる
地蔵さまと鬼
天狗と留さん
猫と犬
麦わら大蛇
万年寺の御好し狸
伊右衛門だぬき
くしがき仙人
猿亀合戦
嫁さんのみやげ
姥皮
三吉と小女郎
三道山のキツネ
山の背くらべ
手出し峠

フクハラ雀(スズメ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ雀(スズメ)
のんき者

ぞろりんがったん
養老の滝
梅津の長者
麦わら大蛇
モッケキョウホウ

フクハラ梟(フクロウ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ梟(フクロウ)
のんき者

とけてしもうて蕎麦団子
養老の滝
天狗と留さん
くしがき仙人
縁持ち狸
嫁さんのみやげ
三道山のキツネ

フクハラ鴎(カモメ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ鴎(カモメ)
養老の滝

猿亀合戦

フクハラ雉(キジ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ雉(キジ)
姥皮

フクハラ兎(ウサギ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ兎(ウサギ)
三人兄妹

山ぶしとたんじゃく棒
とけてしもうて蕎麦団子
おむすびころりん
山の背くらべ

フクハラ鮹(タコ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ鮹(タコ)
アリの宮城

まどうと山犬さま

フクハラ蟹(カニ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ蟹(カニ)
猿亀合戦

フクハラ鼴鼠(モグラ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ鼴鼠(モグラ)
御酒観音

フクハラ蛙(カエル)

まんが日本昔ばなし_フクハラ蛙(カエル)
密僧坊

姥皮

フクハラ鶏(ニワトリ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ鶏(ニワトリ)
天狗がみこんだ男

飯が仕事をしてくれる
地蔵さまと鬼
まどうと山犬さま
鬼の面

フクハラ鹿(シカ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ鹿(シカ)
山の背くらべ

フクハラ熊(クマ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ熊(クマ)
養老の滝

フクハラ馬(ウマ)

まんが日本昔ばなし_フクハラ馬(ウマ)
道楽をなおす医者

飯が仕事をしてくれる
まどうと山犬さま
モッケキョウホウ
伊右衛門だぬき
縁持ち狸
嫁さんのみやげ
三道山のキツネ

フクハラ鬼

まんが日本昔ばなし_フクハラ鬼
地蔵さまと鬼

山の背くらべ

フクハラ地蔵

まんが日本昔ばなし_フクハラ地蔵
地蔵さまと鬼

フクハラ山

まんが日本昔ばなし_フクハラ山
山の背くらべ

まんが日本昔ばなしフクハラ氏の作品の感想

フクハラ・ヒロカズ氏の作画は人間も動物も絵のタッチが全体的に丸みがあってゆるくて、ほんわかしている感じがしました。

フクハラ氏の描く動物は人間と会話するシーンが多く、特にフクハラ狸とフクハラ狐に関しては他の動物より会話率が高くて人間と対等な扱いという印象でした。

フクハラ狸は「縁持ち狸」が会話や振る舞いが一番人間に近い狸だと思いました。

フクハラ氏の作品を見てみると全体的に白猫=フクハラ猫の登場回数が多かったと思います。このフクハラ猫はフクハラ氏の作品に登場するマスコット的なゆるキャラ、癒しキャラな存在だと思います。

フクハラ猫は基本的には人間の言葉を話す機会はないのですが、今まで確認した45作品中39作品の中で人間の言葉を話すのが2作品ぐらいで、特に「地蔵さまと鬼」は視聴した中では最もフクハラ猫が目立っていた回でした。

フクハラ猫の次に目立つのがフクハラ犬でした。特に「天狗と留さん」「麦わら大蛇」は主人公と一緒についていき人間と同じ様な行動をするフクハラ氏らしい動物の描かれ方をしていると思います。

動物以外には「山の背くらべ」で山が擬人化されたフクハラ山が出てきました。山が人間と同じ様に喋って背比べをして競っているというフクハラ氏の作品の中でもかなり異質な作品だと思いました。