宇宙世紀ガンダムシリーズで登場した赤いモビルスーツをまとめてみました。
ガンダムファンであれば、赤いモビルスーツといえば「シャア専用機」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?赤い彗星のイメージが強い「赤いモビルスーツ」ですが、ガンダムではシャア専用機以外にも色んな赤い機体が登場します。
今回はテレビアニメ、OVA、映画登場した歴代の赤いモビルスーツを全て紹介したいと思います。
歴代の赤いモビルスーツと活躍まとめ
宇宙世紀ガンダムシリーズに登場した「赤いモビルスーツ」を紹介したいと思います。
ちなみに紹介するモビルスーツはテレビアニメ、OVA、劇場版に登場した機種になります。
シャア専用ザク
登場作品:機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤い前夜、機動戦士ガンダム MS IGLOO
赤いモビルスーツの原点というべき機体。
赤い機体といえば多くのガンダムファンはこの機体を想像するのではないだろうか?
ザクIIS型のシャア・アズナブル専用機。「S」とは指揮官を意味する。エースパイロット用の機体のためジオン軍の一般兵士が搭乗する機体に比べてスラスター推力が30%向上している。
劇中では第2話で初登場。サイド7から出向したホワイトベースやガンダムに強襲を仕掛けた。地球に降下するホワイトベースを襲い、進路を自軍の勢力下にある北米へねじ曲げた事もある。
その活躍ぶりから連邦軍からは「3倍速い」と恐れられている。
型式番号 | MS-06S |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 56.2t |
ジェネレーター出力 | 976kw |
スラスター総推力 | 51600kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装 | ビームスナイパーライフル、120mmマシンガン、280mmバズーカ、シュツルム・ファウスト、ヒートホーク |
パイロット | シャア・アズナブル |
シャア専用ザクI
登場作品:機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤い前夜
「スミスの戦い」で戦果を挙げたシャアが新たに搭乗したザク。ザクIIのランドセルを搭載した事でベルト給弾式のマガジンが取り付けられる様になっている。フォン・ブラウン宙域戦に投入されて以降、シャア専用ザクIIに乗り換えた。
型式番号 | MS-05 |
頭頂高 | 17.4m |
本体重量 | 不明 |
ジェネレーター出力 | 不明 |
スラスター総推力 | 不明 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装 | ベルト給弾式MS用マシンガン、ヒート・ホーク |
パイロット | シャア・アズナブル |
シャア専用ズゴック
登場作品:機動戦士ガンダム
ズゴックのシャア・アズナブル専用機。
この機体もガンダムファンの中では超有名だと思う。
指揮官機としてジオン一般兵が搭乗するズゴックよりもジェネレータが強化されている。劇中ではジャブロー攻防戦で活躍、ザク、ドム、ゴッグらと共に連邦軍の拠点を襲撃、アイアンネイルでジムの胴体を貫いている。
型式番号 | MSM-07S |
頭頂高 | 18.4m |
本体重量 | 不明 |
ジェネレーター出力 | 不明 |
スラスター総推力 | 不明 |
装甲材質 | チタンセラミック複合材 |
武装 | メガ粒子砲、アイアンネイル、ミサイル |
パイロット | シャア・アズナブル |
シャア専用ゲルググ
登場作品:機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダム THE ORIGIN、機動戦士ガンダムUC (OVA版)、機動戦士ガンダム Twilight AXIS
ジオン公国軍が開発したシャア・アズナブル大佐専用のゲルググ。
25機生産された先行量産型の1機をシャアのパーソナルカラーである赤で塗装し、頭部にブレードアンテナを取り付けたモビルスーツである。
劇中では第37話で初登場。テキサスコロニーでアムロのガンダムと交戦するも手傷を追って退散。
その後ソロモン周辺で2度ガンダムと戦闘になるもアムロのさらなるニュータイプ能力の向上とマグネットコーティングによるガンダムの運動性強化により、いずれも腕部を破壊されている。
RX-78-2ガンダムに近い性能を持ちながら量産が遅れた事によってその真価を発揮できなかった悲運のモビルスーツ。
型式番号 | MS-14S |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 42.1t |
ジェネレーター出力 | 1440kw |
スラスター総推力 | 61500kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装 | ビームライフル、ビームナギナタ、(その他 ビームマシンガン、110mm速射砲) |
パイロット | シャア・アズナブル |
ゲルググJ
登場作品:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
「統合整備計画」でゲルググを再設計して開発された機体。
同計画で再設計されたザクII改、リックドムIIと共に部品が共通規格となり整備性が向上、さらに装甲材質の見直し、プロペラントタンク搭載、24基のアポジモーター、スラスター推力の大幅強化など機動性と運動性が向上。また大型のビームマシンガンを装備し、姿勢制御アポジモーターもあって精密射撃を得意としている。
劇中では第2話に登場、ルビコン作戦に伴いケンプファーをリボーコロニーへ搬入するための陽動作戦に参加し、ジムコマンド宇宙戦仕様を撃墜している。
通常のゲルググよりもスタイルが良くてカッコ良い。
型式番号 | MS-14JG |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 40.5t |
ジェネレーター出力 | 1490kw |
スラスター総推力 | 178500kg |
装甲材質 | チタン・セラミック複合材 |
武装 | ビームマシンガン、ビームスポットガン、バルカン砲 |
パイロット | シン・マツナガ、ファビアン・フリシュクネヒト |
サイコ・ザク
登場作品:機動戦士ガンダムサンダーボルト
正式名称は「リユース・サイコ・デバイス装備高機動型ザク」だが、名前の長さのから「サイコザク」と呼ばれている。
高機動型ザクIIをベースにパイロットの思考で機体を制御できる「リユース・サイコ・デバイス」を搭載。
劇中ではムーア同胞団艦隊を単機で壊滅させるほどの強さを見せた。
またイオ・フレミングが搭乗する「フルアーマーガンダム」と激戦を演じ最終的には双方ともに機体が撃墜している。
一年戦争に登場したMSとは思えないくらい強いザクである。
型式番号 | MS-06R |
頭頂高 | 不明 |
本体重量 | 不明 |
ジェネレーター出力 | 不明 |
スラスター総推力 | 不明 |
装甲材質 | 不明 |
武装 | ビームバズーカ、ジャイアントバズ、ザクマシンガン、ザクバズーカ、シュツルムファウスト、ヒートホーク |
パイロット | ダリル・ローレンツ |
ガーベラ・テトラ
登場作品:機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー
アナハイム・エレクトロニクスが開発したシーマ専用機。
ガンダム開発計画から除外された「ガンダム試作4号機」のフレームをベースに開発された。ガンダム試作4号機と同じく強襲用のモビルスーツとして格闘戦を得意としている。
また肩部に搭載されたスラスターポッドによって高機動を実現。
劇中では第13話で登場。シーマ艦隊がデラーズ艦隊に反旗を翻したもののガンダム試作3号機が命令を無視したため反撃。
試作3号機デンドロビウムのメガビーム砲が胴体に突き刺さった後にビームをゼロ距離発射され爆散した。
バニング大尉が生きていれば、コウに撃墜されなくて済んだかもしれないと思う機体であった。
型式番号 | AGX-04 |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 46.7t |
ジェネレーター出力 | 1710kw |
スラスター総推力 | 216000kg |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
武装 | ビームマシンガン、110mm機関砲、ビームサーベル |
パイロット | シーマ・ガラハウ |
リックディアス
登場作品:機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムZZ
アナハイム・エレクトロニクス社が開発したエゥーゴの士官用量産型モビルスーツ。
ドムの系統に連なる機体であり、連邦とジオンの技術を融合して開発された初の第二世代MS。頭部にコクピットが設置されている。
赤いカラーリングはクワトロ専用機であり、またアムロとシャアが共通して搭乗した初めての機体である。
当初は装甲素材に「ガンダリウムΓ」が使われている事からブレックス・フォーラ准将の提案によって「Γガンダム」が正式名称になる予定だったが、ガンダムを知るクワトロ・バジーナの反対によって「リック・ディアス」が正式名とされた。
当初はクワトロ機のみ赤いカラーであったが、やがて全機赤色に塗装されている。
劇中では終盤まで登場。
「機動戦士ガンダムZZ」でもアーガマに搭載されていたが出撃する事はなかった。
こういうジオン系の意匠を持つ機体が主人公側に存在するのもZガンダムの魅力の一つ。
型式番号 | RMS-099 |
頭頂高 | 18.7m |
本体重量 | 32.2t |
ジェネレーター出力 | 1833kw |
スラスター総推力 | 74800kg |
装甲材質 | ガンダリウムγ |
武装 | ビームピストル、クレイバズーカ、バルカンファランクス、ビームサーベル |
パイロット | クワトロ・バジーナ、アポリー・ベイ、ロベルト、アムロ・レイ |
マラサイ
登場作品:機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムZZ、機動戦士ガンダムUC
「ハイザック」をベースに開発した「ロゼット」の量産モデル。そのためジオン系の意匠を受け継いでいる。
第二世代モビルスーツの特徴であるムーバブルフレーム構造を取り入れている。また装甲素材にガンダムΓを使用し、ジェネレータ出力も向上している。
ガンダリウムΓを使用した事でコストが高くなり、劇中ではティターンズの汎用量産機とはならず一部のエースパイロットが搭乗した。
連邦郡の特殊部隊であるティターンズだけど、こういうジオンっぽいデザインをしたMSが多いのが特徴。
型式番号 | RMS-108 |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 33.1t |
ジェネレーター出力 | 1790kw |
スラスター総推力 | 74600kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ビームライフル、バルカン砲、ビームサーベル、(その他 フェダーインライフル、ハンドグレネード、海ヘビなど) |
パイロット | ジェリド・メサ、カクリコン・カクーラー |
ガルバルディβ
登場作品:機動戦士Zガンダム
一年戦争終了後、旧ジオン軍のガルバルディの高い性能に目を付けた連邦軍が独自の改良を施した量産型モビルスーツ。
ガルバルディB型をマイナーチェンジにあたり外装の軽量化、全天周囲モニターを導入する事で第二世代MSに近い性格を持った。装甲の軽量化により防御力はハイザックに劣るが機動性が向上。
製造後は月面都市グラナダやルナツーに配備、ライラ・ミラ・ライラ率いるガルバルディ隊によってアーガマを強襲しガンダムMk-IIと交戦している。
型式番号 | RMS-117 |
頭頂高 | 19.0m |
本体重量 | 36.3t |
ジェネレーター出力 | 1507kw |
スラスター総推力 | 63200kg |
装甲材質 | チタン合金セラミック複合材 |
武装 | ビームライフル、ミサイル、ビームサーベル |
パイロット | ライラ・ミラ・ライラ、ジェリド・メサ |
R・ジャジャ
登場作品:機動戦士ガンダムZZ、機動戦士ガンダム Twilight AXIS
旧ジオン公国軍の「ギャン」の設計思想を受け継ぎ開発された指揮官用モビルスーツ。
白兵戦を得意としており、ビームサーベルの他に銃剣付きのビームライフルを装備する。両肩には3連想ミサイルポッドと可動式のバリアブルシールドを装備。
劇中では「キャラ・スーン」が搭乗、ZZガンダムと数度交戦、スペースコロニー「ムーンムーン」での戦闘で撃墜されている。
中世の騎士みたいなデザインのモビルスーツだった。
型式番号 | AMX-104 |
頭頂高 | 20.0m |
本体重量 | 36.4t |
ジェネレーター出力 | 2320kw |
スラスター総推力 | 75040kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | 銃剣付きビーム・ライフル、ミサイルポッド、シュツルムファウスト、ビームサーベル |
パイロット | キャラ・スーン、ダントン・ハイレッグ |
ゲルググ (マサイ機)
登場作品:機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダムZZ
高機動型ザクIIをベースに開発され、ジオン軍のモビルスーツとして初めて「ビームライフル」が装備された。
スペックは装甲強度を除けばガンダムを上回る性能を有する。
ビーム兵器の開発に難航していた事から本格的な生産は一年戦争終盤になっているため「遅すぎた名機」の異名を持っている。
機動戦士ガンダムZZの劇中では赤いゲルググを使っていたタグの恋人「マサイ・ンガバ」が搭乗。死ぬまでタグを認めなかったオアシスの住人に対して彼の存在を証明するため形見の赤いゲルググに搭乗しガンダムチームと戦った。
改造されているのか分からないけど、型落ちの機体でよくガンダムチームと戦ったなという印象。
型式番号 | MS-14A |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 42.1t |
ジェネレーター出力 | 1440kw |
スラスター総推力 | 61500kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装 | ビームライフル、ジャイアントバズ、120mmマシンガン、110mm速射砲、ビーム・ナギナタ |
パイロット | マサイ・ンガバ |
シュツルム・ディアス
登場作品:機動戦士ガンダムZZ
リックディアスの機動性と火力を強化したモビルスーツ。アナハイム・エレクトロニクスが開発している。
背部のバインダーをリックディアスのものより大型化、武装を内蔵したグライ・バインダーに換装。また隊長機のみ頭部の形状がリックディアスと異なっている。
元々はクワトロ・バジーナ用に開発されたが、百式に乗り換えたために搭乗する事はなかった。その後、第一次ネオジオン抗争時にネオジオン軍に横流しされている。
劇中では終盤に登場しネェルアーガマを襲撃、ガンダムチームと交戦した。
シュツルム・ディアスに搭乗してたサトウ隊長がリゲルグに乗ったイリアに狙撃によって暗殺されたイメージが強い。
型式番号 | RMS-099B |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 32.5t |
ジェネレーター出力 | 1920kw |
スラスター総推力 | 105000kg |
装甲材質 | ガンダリウムγ |
武装 | ビームピストル、ビームカノン、クレイバズーカ、バルカンファランクス、ビーム・サーベル |
パイロット | サトウ、その他 |
ゲーマルク
登場作品:機動戦士ガンダムZZ
ネオジオン軍が開発したニュータイプ試作モビルスーツ。
サイコミュを搭載しており直前に開発された「ドーベンウルフ」と共に第4世代モビルスーツとして位置付けられる。
ジェネレータ出力は同世代のZZガンダムを上回り機体にはメガ粒子砲が内蔵し高火力を実現、さらに「ファンネル」によるオールレンジ攻撃を可能としている。
劇中では強化人間としての施術を受けた「キャラ・スーン」が搭乗、グレミー軍率いるドーベンウルフ隊やニュータイプ部隊と熾烈な争いを演じた。
最終回で複数の量産型キュベレイ相手に激戦を演じたシーンが凄まじい。
型式番号 | AMX-015 |
頭頂高 | 22.0m |
本体重量 | 46.3t |
ジェネレーター出力 | 8320kw |
スラスター総推力 | 92400kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ファンネル、ハイパーメガ粒子砲、メガ粒子砲、グレネードランチャー、ビームライフル、ビームサーベル |
パイロット | キャラ・スーン |
リゲルグ
登場作品:機動戦士ガンダムZZ、機動戦士ガンダムUC
ジオン軍最後のモビルスーツ「ゲルググ」をベースに近代化に合わせて魔改造されたハイスペック機。機体名称は「リファインド・ゲルググ」「リファイン・ゲルググ」の略称である。
改修に伴いジェネレータ出力アップ、両肩アーマーはキュベレイのバインダーを参考にしたウィングバインダーに換装。スラスター推力が倍以上になり機動性が大幅に向上している。
劇中では終盤にニュータイプ能力を持つ「イリア・バゾム」が搭乗。ジュドー・アーシタの「ZZガンダム」と交戦し互換の戦いを演じている。
型落ちのゲルググにカスタムを施して、さらにニュータイプのイリアが乗ってZZガンダムと戦うのがロマンがある。
型式番号 | MS-14J |
頭頂高 | 21.0m |
本体重量 | 43.7t |
ジェネレーター出力 | 1890kw |
スラスター総推力 | 150800kg |
装甲材質 | チタニウムコンポジット、チタンセラミック複合材 |
武装 | ビームライフル、専用ビームライフル、ミサイルポッド、グレネードランチャー、ビームランサー (その他 ビームマシンガン、ビームナギナタ) |
パイロット | イリア・パゾム |
サザビー
登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
第二次ネオジオン抗争におけるシャア・アズナブルの専用機。
アナハイム・エレクトロニクス社が開発したネオジオン軍のニュータイプ専用試作型モビルスーツ。
装甲の厚さは無いものの、ガンダリウム合金の強度が高いため耐久性に優れている。
また各部に実装されたスラスターとプロペラントタンクにより運動性と稼働時間にも優れている。コクピットは頭部に設置され全天周囲リニアシートを搭載、脱出用ポッドとしても機能する。
武装はファンネルによるオールレンジ攻撃とメガ粒子砲による高火力を誇る。
劇中では5th・ルナ落下作戦の際に「ギュネイ・ガス」を援護、回収するために出撃しアムロ・レイの「リ・ガズィ」と交戦した。
アクシズ落下作戦の際にはロンドベル隊が放ったミサイルを全てファンネルで撃ち落としている。
終盤にはνガンダムと1機討ちで戦い、両機共に武装を全て失った後に格闘戦になるも敗れた。
シャアとサザビーの組み合わせは最強だけど、流石にアムロとνガンダムの組み合わせがチート過ぎた。
型式番号 | MSN-04 |
頭頂高 | 23.0m |
本体重量 | 30.5t |
ジェネレーター出力 | 3960kw |
スラスター総推力 | 133000kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ファンネル、拡散メガ粒子砲、ビームショットライフル、ミサイル、ビームサーベル、ビームトマホーク |
パイロット | シャア・アズナブル |
シナンジュ
登場作品:機動戦士ガンダムUC
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した「シナンジュ・スタイン」を袖付きが「フル・フロンタル」専用機としてカスタムした機体である。
かつて同社が開発したサザビー、νガンダムと同じく駆動式内骨格ムーバブルフレーム構造を取り入れ、フレームの一部に「サイコフレーム」を採用している。
背部にはサザビーよりも大きなプロペラントタンクが配置されており、各部のスラスターやアポジモーターによって高い機動力と運動性を有する。
ニュータイプ専用機ではあるが本機にはファンネルが実装されていない。
この機体で得られたデータは「ユニコーンガンダム」にフィードバックされている。
劇中では「バナージ・リンクス」のユニコーンガンダムと交戦、ネェル・アーガマ隊に強襲を仕掛けた。またネェル・アーガマ改と接近した際には対空防御を回避、逆に対空砲座を次々に破壊している。
終盤には「IIネオジオング」のコアユニットとなった。
型式番号 | MSN-06S |
頭頂高 | 22.6m (全高) |
本体重量 | 25.2t |
ジェネレーター出力 | 3240kw |
スラスター総推力 | 128600kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ビームライフル、バズーカ、ビームサーベル、ビームアックス |
パイロット | フル・フロンタル |
メッサー
登場兵器:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ。
アナハイム・エレクトロニクスがギラドーガを再設計して開発した、反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」の主力量産型モビルスーツ。
同組織が後に受領した「Ξガンダム」と違いミノフスキークラフトを搭載していないため地上飛行はサブフライトシステム(SFS)を利用した。
高高度からの自由落下の際には背部のスタビライザーを展開してブレーキと姿勢制御を行う。
格闘戦を得意とし、ゲリラ戦に対応するため各種デバイスは地球連邦系のものを流用している。
劇中ではマフティの主力機として複数登場、拠点攻撃で戦果を挙げるもののペーネロペーとの交戦で撃墜されている。
型式番号 | Me02R-F01 |
頭頂高 | 23.0m |
本体重量 | 29.1t |
ジェネレーター出力 | 3340kw |
スラスター総推力 | 80000kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ビームライフル、グレネードランチャー、バルカン砲、36mmファランクス、ビームサーベル |
パイロット | ハサウェイ・ノア、ガウマン・ノビル、その他 |
ゾロアット
登場作品:機動戦士Vガンダム
ザンスカール帝国が開発したベスパの宇宙用量産型モビルスーツ。
バランスが取れたスペックを有しており、頭部には「複合式マルチセンサー」など複数の装置が搭載され戦闘空域における正確な情報をキャッチする。
リガミリティアが捕獲し機体を白に塗装した「ホワイトアット」も登場。またゾロやトムリアットなどの地上用MSのベースとなった。
武装には敵機のパイロットを電気ショックにより昏倒させる「ビームストリングス」を搭載。
劇中では序盤から最終決戦の「エンジェルハイロゥ攻防戦」まで使用されている。
型式番号 | ZM-S06S |
頭頂高 | 14.5m |
本体重量 | 8.2t |
ジェネレーター出力 | 5280kw |
スラスター総推力 | 79200kg |
装甲材質 | チタン合金ネオセラミック複合材 |
武装 | ビームライフル、ビームキャノン、ビームストリングス、ビームサーベル、ビームアックス |
パイロット | クロノクル・アシャー、その他 |
リグ・コンティオ
登場作品:機動戦士Vガンダム
クロノクル・アシャー専用機。
ザンスカール帝国が「コンティオ」をベースに開発した宇宙用試作モビルスーツ。モトラッド艦隊のアドラステアに配備された。
コンティオよりも軽量化、さらにスラスターの推力増加に伴い機動性も向上している。
サイコミュを搭載しており、ビーム内蔵式ショットクローによるミドルレンジの攻撃が可能。
劇中では最終決戦でクロノクルアシャーが搭乗。
リガミリティアの防御壁を潜り抜けてリーンホースJrのエンジンブロックを破壊した。最後は「ウッソ・エヴィン」の「V2ガンダム」と戦い激闘を繰り広げたが敗れている。
型式番号 | ZMT-S34S |
頭頂高 | 16.3m |
本体重量 | 10.7t |
ジェネレーター出力 | 6500kw |
スラスター総推力 | 96990kg |
装甲材質 | ハイチタン合金ネオセラミック複合材 |
武装 | 胸部ビーム砲、ビームライフル、ビーム内蔵式ショットクロー、ビームサーベル、ビームアックス |
パイロット | クロノクル・アシャー |
ゴトラタン
登場作品:機動戦士Vガンダム
カテジナ・ルース専用機。
ザンスカール帝国軍が最後に開発した試作モビルスーツ「リグ・コンティオ」と同じくアドラステアに配備された。
専用のジェネレータを内蔵し大型のビームキャノンを装備、その威力は戦艦を一撃で破壊するほどの威力を持つ。また「ビームトンファー」を装備しているため格闘戦も得意である。
劇中ではその強力な火力でシュラク隊の「Vガンダム ヘキサ」を数機撃墜、最終話では「オデロ・ヘンリーク」の「ガンブラスター」を格闘戦の末撃墜するなど、リガミリティアの多くのパイロットを死に至らしめた。
最後は「ウッソ・エヴィン」の前に立ちはだかりメガビームキャノンを放つものの「V2ガンダム」の「光の翼」によって撃墜されている。
型式番号 | ZMT-S33S |
頭頂高 | 15.9m |
本体重量 | 11.1t |
ジェネレーター出力 | 6170kw |
スラスター総推力 | 102350kg |
装甲材質 | ハイチタン合金ネオセラミック複合材 |
武装 | メガビームキャノン、ビームライフル、マイクロミサイル、頭部ビームカッター、ビームトンファー |
パイロット | カテジナ・ルース |
歴代の赤いモビルスーツと活躍の感想
歴代作品で登場した赤いモビルスーツを紹介しました。
赤いモビルスーツと言われれば「シャア専用機」を真っ先に思い浮かべる人は多いと思いますが、各作品を見ていくと実に多くの「赤いモビルスーツ」が登場する事が分かると思います。また赤いモビルスーツの多くがエースパイロット専用であったり、指揮官用であるのも分かりました。
ちなみに今回紹介したモビルスーツの中で印象に残っているのは「リゲルグ」です。
機動戦士ガンダムZZの終盤に登場したリゲルグですが、一年戦争時のゲルググのカスタマイズ機でありながらZZガンダムと互角に戦っていたインパクトが強いです。
ニュータイプ能力を持つイリアが、同じニュータイプ能力を持つジュドーと戦うというシチュエーションも良い感じです。
宇宙世紀に登場したゲルググの中ではシャア専用機に負けず劣らずの活躍をしたモビルスーツだと思います。