コラム

ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた【ドラゴンクエスト】

ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた【ドラゴンクエスト】

大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を元に制作されたアニメ、ドラマ、映画作品を紹介したいと思います。

ドラクエが世に出てから数十年の時が経ちますが、その間にテレビ・映画化された作品がいくつか存在します。ドラクエ好きな人はもしかしたら一つくらいは視た事があるという人もいるのかも知れません。

今回はドラクエに関連するゲーム以外の映像作品を紹介したいと思います。

テレビ・映画化されたドラクエ関連の作品まとめ

ドラクエに関連するゲーム以外の映像作品とそれぞれの特徴を紹介したいと思います。

 ドラゴンクエスト

ドラゴンクエスト-勇者アベル伝説 / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:アニメ
放送期間(第1部):1989年12月2日 〜 1990年9月22日
放送期間(第2部):1991年1月11日 〜 1991年4月5日
話数: 全43話 「第1部(全32話)、第2部(全11話)」

人気ゲーム「ドラゴンクエストシリーズ」をもとにしたオリジナルストーリーのアニメ。

当時社会現象を起こした大ヒットゲームは様々なメディアに進出。このアニメも例に漏れず制作されました。

一度放送を打ち切られたものの、第2部として放送開始しました。

テレビ放映当初のタイトルは「ドラゴンクエスト」でした。その後、2006年にはDVDリリースされ「ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説」というタイトルになりました。

ドラゴンクエスト1〜4まで登場したモンスター、アイテム、呪文が登場します。

当時は「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」の発売前後という事もあり、「マーニャ」「ミネア」が登場。また「アリーナ」「クリフト」「トルネコ」を模したキャラも登場します。

ちなみにバラモスの側近であるムーアがギガデインを使ったりなど、当時は勇者専用だった電撃呪文を敵が使う事もありました。

劇中では「すぎやまこういち」氏の作曲した音楽が使われています。

「あらすじ」
汚染された水「死せる水」に沈んだ古の都エスターク。ある日、かつて世界征服を企んでいたエスタークの民の怨念により、邪悪なる存在・大魔王バラモスが生み出された。

赤き月、竜の日。アリアハンの村に住む幼なじみの少年アベルと少女ティアラは、同時に15歳の誕生日を迎えた。2人はひょんなことから、アリアハンの近くにある「竜神湖」の湖底で竜伝説にまつわる石版を発見する。ところがその直後、伝説の竜を甦らせようと企む大魔王バラモスによりティアラがさらわれた。

アリアハンのパブロ神父によってティアラと自分の秘密を知らされたアベルは、モコモコとともにアリアハン国王に謁見し、ティアラを助けバラモスを倒すために旅立つ。

 

 ドラゴンクエスト ダイの大冒険

ドラゴンクエスト-ダイの大冒険 / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:アニメ

放送期間:1991年10月17日 〜 1992年9月24日
話数:全46話

ドラゴンクエストシリーズの世界観をもとにした漫画作品をアニメ化した作品。

世界観は魔法力・闘気・闘気といった能力、竜の騎士などの種族、神の涙などのアイテムというように実際のドラクエとは違ったオリジナルの概念も登場します。

漫画版ではストーリーが全て完結しましたが、アニメ版ではバランとの戦いが終わった後に放送が打ち切られました。打ち切りに伴い、原作ではポップがバランにメガンテを使い死亡してしまいますが、アニメ版では一度も死ぬ事なくエンディングを迎えています。

なおアニメ「ドラゴンクエスト」と同じく劇中では「すぎやまこういち」氏の作曲した音楽が使われています。

「あらすじ」
魔王ハドラー率いる魔王軍と勇者一行の戦いは、勇者達の勝利で終わり、魔王の配下であったモンスターも魔王の支配から解き放たれ、世界に平和が訪れた。

それから十数年後。多数のモンスターが住む怪物の島・デルムリン島に赤子の時に漂着し鬼面道士のブラスに育てられた少年ダイは、島唯一の人間として、ゴールデンメタルスライムのゴメちゃんを始めとする友達のモンスターたちと共に平和に暮らしつつも、勇者になることを夢見ていた。そんな中でも何度かの冒険や騒動もあり、その過程でダイはパプニカ王国王女のレオナと知り合う。

 

 ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (リメイク)

ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-(リメイク) / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:アニメ

放送期間:2020年10月3日 〜
話数:放送中

前述の「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のリメイク版。

旧ダイの大冒険がバラン編で途中打ち切りだったため、令和になって改めてアニメ化されました。

放送テレビ系列はTBSからテレビ東京になった。

旧作と違い「すぎやまこういち」氏の音楽は使われていません。またキャラデザインは現代に合わせたものとなっています。

セリフも原作や旧アニメとは違い時代情勢を反映したものに変更されました。アニメ開始当初は原作や旧アニメの内容がかなり削減されています。

ですが、旧作ではバラン編で終わったのが今作ではその先のストーリーまで見れるのでダイの大冒険ファンとしてはかなりありがたい作品です。

この作品は当ブログでもレビューをしています。特にアニメ開始当初は旧作品との比較を重点的に行なっています。

 ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

ドラゴンクエスト-ユア・ストーリー / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:アニメ映画

公開時期:2019年8月2日
上映時間:103分

ゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をベースにしたドラクエ初となる3DCGアニメ。

主人公の名前は小説版に登場した「リュカ」が使用されています。(リュカ・エル・ケル・グランバニア)

またビアンカのフルネームも初めて設定されました。(ビアンカ・サント・アルカパ)

ドラクエ5をもとにした作品ですが、ゲームとは様々な相違点がありかなり設定が異なる仕様になっています。

・サンタローズが雪国

・かつて天空人がミルドラースを封印

・天空の剣を魔界の門に投げ込むと門を封印

・ルドマンの所有している物が天空の剣

・チゾットの山奥にある洞窟から妖精の住む国に行ける

・レヌール城で入手出来るアイテムがドラゴンオーブ

・天空城は出現しない

・イブールが登場しない

特に「スラりんの正体はバーチャル世界を監視しているアンチウイルスプログラム」という設定が中世の物語っぽいドラクエ5のイメージを壊れてしまう感じがあります。

Amazonとかネット上の意見を見ていると色々と賛否があるようです。感動したという意見も多いので好みが分かれる作品だと思います。

 ゆうべはお楽しみでしたね

ゆうべはお楽しみでしたね / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:テレビドラマ

放送時期:毎日放送(2019年1月7日 〜 2月11日)、TBS(2019年1月9日 〜 2月13日)
話数:全6話+外伝2話

「ドラゴンクエストX」ベースにを2014年に「ヤングガンガン」で連載開始した漫画作品。

ゲームの世界ではなく日本の「DQ10」のプレイヤーを題材にラブコメディ風に描かれた作品です。

ゲーム内で「パウダー」という女子キャラクターとして扮していた主人公のオタク男子が、仲良くなった男子キャラクター「ゴロー」とルームシェアをする事に。だが、ゴローの正体はギャル系女子だった。という設定。

ちなみにタイトルの「ゆうべはお楽しみでしたね」はドラクエ1の主人公(勇者)がローラ姫と一夜を明かした際に、宿屋の主人が発した意味深なセリフです。

「あらすじ」
ドラクエシリーズ初のMMORPGである『ドラゴンクエストX』をプレイする「パウダー」は、ゲーム内でオーガの「ゴロー」に助けられたことをきっかけにフレンドとなり、成り行きから2人はチーム「ヘブンスライム」に加入する。ドラゴンクエストXを始めて1年ほどが過ぎたある日、ゴローはアパートの賃貸契約が切れ住居を探していた。一軒家で一人暮らしをしていたパウダーは、同性で信頼できるゴローに対して親切心からルームシェアを提案する。

しかし、パウダーはゲーム内では女キャラクターだったが現実には男で、ゴローはゲーム内では男キャラクターだったが現実では女だった。お互いに同性だと思っていたためルームシェアを承知したはずが、勘違いで異性とのルームシェアになる。パウダーは戸惑いながらもルームシェアを開始するものの、2人は少しずつ打ち解け、徐々に親密な仲となっていく。

 

 勇者ヨシヒコと魔王の城

勇者ヨシヒコと魔王の城 / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:テレビドラマ

放送時期:2011年7月9日 〜 2011年9月24日
話数:12話

本編に入る前のプロローグではコメディ要素を持つ短編の戦闘シーンが用意されています。東京の各所、神社仏閣などで撮影が行われました。

ドラクエ風の作品ではあるため、ストーリー、登場人物、町や村はオリジナルの設定になっています。

転職という概念があり、ドラクエ3のダーマ神殿を模倣した「ダーマ神社」が登場します。
出てくる呪文もかなりコメディ要素が強いものとなっています。

シリアスというよりかはお笑い要素が多いので好みが分かれそうな作品です。真面目路線が好きな人はお勧めできません。

主役がドラクエ5の主人公に似た格好をしていますが、ゲームの内容と全く関係ありません。

「登場呪文(一部)」
・メラチン
炎系の呪文。冷めた食べ物を温める事が出来る。

・ホイミネ
体力を7割回復させる呪文。ただし呪文を唱えた後に精の付く食べ物を摂取する必要がある。

・チョイキルト
味方の攻撃力を1.2倍にする。呪文をかけられた本人はパワーアップした様に感じていたが周囲からは弱くなったと言われる。

「あらすじ」
お人好しで純粋な若者ヨシヒコは、何の因果か「いざないの剣」に選ばれた勇者として疫病に苦しむ村人たちを救う薬草と、その薬草を求めて旅立ったまま行方が分からなくなった父テルヒコを探す旅に出る。道中で知り合ったダンジョー、ムラサキ、メレブを仲間とし、パーティーを組んだものの、その直後、行方不明のはずのテルヒコが薬草を持って現れた。かくして旅は終わりを告げたかに思われたが、そこに出現した「仏」が疫病の真の原因は魔王によるものであるとお告げを与え、ヨシヒコと仲間たちは魔王を倒すために旅立つ。

 

 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵

勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:テレビドラマ

放送時期:2012年10月12日 – 12月21日
話数:11話

前作の魔王を倒したラストから100年後を描いたストーリー。

東京の主要駅の「ヨ」「シ」「ヒ」「コ」で始まる4駅の中から1週ごとに場所を変え宣伝活動が行われました。

前作同様にコメディ要素が強く麻雀をする仏が出てきたり、盗賊が意気揚々と襲って来たけど結局戦わなかったりお笑い要素が多い作品です。

冒険っぽい事を面白おかしく見たい人向けの作品なので、シリアスな展開を期待している人にはあまりオススメできません。

前作よりも呪文のバリエーションが増えており、相変わらずコメディ要素満載ですが、「パルプンテ」「モシャス」などゲーム本編で出てきた呪文も登場しています。

「あらすじ」
勇者ヨシヒコが魔王ガリアスを打倒してから100年後。何者かによって魔物の封印が解かれ、世界は再び魔物が跋扈する時代になっていた。 救いを求める人々の声を聞き届けた仏は、ヨシヒコたちを復活させるも、セーブを忘れていたため、レベル0で復活してしまう。 レベル0となったヨシヒコたちは、魔物を封印する「悪霊の鍵」を探して旅に出るのだった。

 

 勇者ヨシヒコと導かれし七人

勇者ヨシヒコと導かれし七人 / ドラクエをベースに制作されたテレビ・映画作品をまとめてみた
ジャンル:テレビドラマ

放送時期:2016年10月8日 〜 2016年12月24日
話数:12話

勇者ヨシヒコシリーズの第3弾。

前作で暗黒の神・デスタークを倒してから数百年後が舞台の作品です。

相変わらずチープな感じの作風で小堺一機がサイコロを持って出てきたりするなどお笑い要素が強い作風ですが、感動シーンもしっかりと用意されています。

1作目、2作目と同じくコメディ要素のある呪文も多いですが、「メラゾーマ」「ベホマズン」「ザオリク」「リレミト」など2作目よりもゲーム本編で登場した呪文が多くなりました。

「あらすじ」
勇者ヨシヒコ一行は壮絶な冒険の末に魔王バルザスを倒した。これで今回の旅も終わりかと思いきや、直後に現れた仏から、バルザスは「知事のようなもの」で、より上位の「総理大臣のような」世界を闇に葬ろうとしている魔王が存在する事を知らされる。

その魔王には弱点が7つあり、それを攻撃するためには7人の「玉人ぎょくじん」の協力を得なければならない。玉人を探し出す使命を帯びた4人は、再び、しかも経験値をリセットされ冒険を始める事になる。

アニメ・ドラマ・映画化されたドラクエ関連の作品の感想

ドラクエをベースに制作されたアニメ・ドラマ・映画作品を紹介しました。

個人的にこの中で個人的に好きな作品は「ドラゴンクエスト」「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」です。どちらもリアルタイムで見た事のあるアニメで思い入れがあります。ドラクエ初期の当時の雰囲気が作風にも現れているのでかなりお気に入りの作品になります。

ダイの大冒険に関しては旧作で完結して欲しかったという思いはありますが、途中打ち切りになったのは残念ですね。

その後リメイク版として再登場しましたが、個人的に当時の作画、声優などが好きだったので旧作ファンとしては色んな感情があります。

実写版のテレビドラマ「勇者ヨシヒコ」についてはドラクエというよりかはドラクエ風のコメディドラマという感じでしょうか?

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーに関してはかなり賛否両論が巻き起こっていますが、ゲームオリジナルのストーリーが美しかっただけに、なるべく弄って欲しく無いという人も多いのかも知れません。

好き嫌いが分かれる作品だと思います。