アニメ「パーマン」のテレビゲームを2作品紹介したいと思います。
「パーマン」といえば「藤子・F・不二雄」原作で、アニメでは1967年〜1968年の第1期、1983年〜1985年の第2期と2度に渡って放送され当時の子供達も中でも人気作品でした。
放送終了後にはファミコン用ゲームとして発売され、当時としては珍しい要素を詰め込んだアクションゲームとして一部のゲームファンからは知られています。
パーマン えんばんをとりかえせ!!
ゲーム概要
タイトル | パーマン えんばんをとりかえせ!! |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
発売日 | 1990年12月14日 |
制作会社 | アイレム |
メディア | 2メガビットロムカセット |
[あらすじ]
地球の様子を見に来たバードマンが乗ってきた円盤をマッド博士に盗まれてしまう。パーマンはマッド博士から円盤を取り戻すために立ち上がった。
ゲームシステム
操作性など
・攻撃方法
他の横スクロールアクションのゲームと同じく、横に移動したりジャンプをしたりして障害物を乗り越え、敵を倒しながらゴールまで進んでいきます。
ステージ上にいる敵はパンチで攻撃する事で吹き飛ばす事が出来ます。
また、ステージ上にあるアイテム「パワーアップ」を拾う事で波動砲を打てる様になり、「細胞変換銃」を拾うと敵を動物に変化させる事が出来ます。
このゲームには「HP」という概念があります。
敵に接触するとダメージを受けHPが減少、ゼロになるとパーマンの残数が1つ減ります。
通常はパンチのみ
「パワーアップ」を拾って波動砲が撃てる様になったパーマン
「細胞変換銃」を拾う事で敵を動物や虫に変化させる事が出来る(無害)
・回復方法
ステージ上にある「アイスクリーム」「ホットケーキ」を拾う事でそれぞれの回復量に応じたHPが回復します。
「ソフトクリーム」でHPが1回復、ホットケーキだと全回復する。
アイテム
・アイテムの取得方法
ステージ上に転がっているアイテムを拾うことで通常ステージやボスステージ(すごろく戦)で戦いが楽になることがあります。
・アイテムの種類
通常ステージで役に立つアイテム | |
パワーアップ | 攻撃が波動砲に変化 |
細胞変換銃 | 敵が動物に変わる(無害) |
アイスクリーム | HPが1回復する |
ホットケーキ | HPが全回復する |
ヘルメット | 一定時間無敵状態になる |
バナナ | ブービー使用時のみ周囲に一定時間バナナのバリアが発生 |
げんこつ | 細胞変換銃を通常攻撃に変更する |
ボスステージ(すごろく戦)で役に立つアイテム | |
コピーロボット | すごろく戦前に最大HPが増加 |
いかさまサイコロ | すごろく戦で使用すると出目がで5 or 6のみになる |
バッジ | すごろく戦で仲間を呼べる。同じ仲間でもステージ毎で対応が変わる |
その他のアイテム | |
1UP | プレイヤーキャラの残数を増やすことができる。(マリオの1UPキノコみたいな物) |
ステージについて
ステージは合計6面あり、これらを全てクリアするとマッド博士と戦う事が可能になります。
各ステージは大きく分けて「通常ステージ」「ボスステージ」が存在し、通常ステージは横スクロールアクションで敵を倒しながらゴールに向かって進むというよくあるアクションゲーム。
敵のシンボルに接触するとHPが減っていき、ゼロになるとプレイヤーキャラの残数が1つ減少します。またステージ3とステージ5のみプレイヤーキャラを「パーマン」から「ブービー」に変更する事が可能です。
ボスステージはサイコロを振ってボスとすごろくで戦います。先にゴールするか、相手のHPをゼロにすると勝利となり次のステージに進める事が出来ます。
通常ステージで手に入れたアイテムを駆使して戦いを有利に進める事もできます。
通常ステージ (アクション)
ステージ1 (空き地)
ステージ2 (街)
ステージ3 (森)
ステージ4 (氷山)
ステージ5 (船)
ステージ6 (岩山)
マッド博士の館。全てのステージをクリアするとマッド博士との最終決戦が始まる。
ステージ3とステージ5に行く前にプレイヤーキャラを交代する事が出来る
ステージ上にあるミニゲームをクリアする事でアイテムを貰える。すごろく戦を有利に進める事が出来るコピーロボットなどもミニゲームで手に入る。
ボスステージ (すごろく)
各ステージのボスとお互いにサイコロを振って戦うステージ。先にゴールするか、相手のHPを削った方が勝ちになります。
また通常ステージで「コピーロボット」「いかさまサイコロ」を拾っていれば、ここで使って戦いを楽にする事も出来ます。
白いマス目に行くと通常攻撃でボスのHPを削る事が出来ます。
「アイスクリーム」「ホットケーキ」のマス目に行くとHPが回復し、「パワー(POW)」のマス目に行くと強力な攻撃でボスに通常よりも大きなダメージを与え、「バッジ(P)」のマス目に行くと所有バッジを消費、「パー子」「ブービー」「パーやん」の中から仲間が現れ、ボスを攻撃したりプレイヤーキャラのHPを回復したりします。
ちなみにボスステージ(すごろく戦)で敗退すると、通常ステージからやり直しとなります。
ステージ1のボスとすごろく戦
ステージ2のボスとすごろく戦
ステージ3のボスとすごろく戦
ステージ4のボスとすごろく戦
ステージ5のボスとすごろく戦
ステージ6のボスとすごろく戦
総評
全体的に難易度は優しめで、同じくファミコンで登場している「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ3」とかと比べると難易度は低く、アクションゲーム初心者でも何回かトライすればクリアできると思います。
操作性に関してはズムーズでマリオなど他のアクションゲームをプレイした事のある人でもストレスは感じないと思います。
すごろく戦に関しては運要素が強いですが、アクションだけで終わるのではなく、ミニゲーム含めて遊び心が詰まった画期的なゲームだと思います。
ステージ1に関してはパーマンお馴染みの曲も使われているのでアニメのファンであれば胸熱ですね。
パーマンPART2 秘密結社マドー団をたおせ!
ゲーム概要
タイトル | パーマンPART2 秘密結社マドー団をたおせ! |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
発売日 | 1991年12月20日 |
制作会社 | アイレム |
メディア | 2メガビットロムカセット |
[あらすじ]
結晶体の研究をしていた敷島博士が消息を絶った。マドー団の仕業だとにらんだパーマン達は、博士と結晶体をマドー団から奪還するため立ち上がる。
ゲームシステム
操作性に関しては前作とほぼ同じです。
前作と違うところは各ステージでより立体的なアクションが出来る様になっていて奥行きが感じられる様になっています。
攻撃なども前作と同じで拾ったアイテムで攻撃力が変化したりします。また、敵と接触するも事でHPが減ってしまう仕様も前作と同じです。
横縦の動きだけではなく、立体的に見える動きができる。
強化アイテムを拾えば攻撃力が変化する。
ステージ
前作では特定のステージでしかプレイヤーキャラを選択する事が出来ませんでしたが、本作ではその辺の制約が緩くなっています。
また、前作のアクションは横スクロールアクションのみでしたが、本作では横にも縦にも進む事が可能で、敵も上から攻めて来る事がありまます。
立体ステージも用意されていて奥行きのあるアクションを楽しめる事ができる様になっています。
ステージ1 (新宿新都庁)
ステージ2 (北極の氷山要塞)
ステージ3 (チベット高原の秘密研究所)
プレイヤー選択画面。前作よりもキャラの選択肢が多くなっている。
各ステージに用意されているミニステージ。ゲームを有利に進めるためのアイテムを手に入れる事ができるが、敵が潜んでいる場合もある。
パズル要素が強いミニゲーム。アクション以外の面しろ要素は健在。貴重なアイテムを手に入れる事ができる。
各ステージの最後でボスと戦闘。こういった要素はロックマンと共通している。
ステージマップ。
総評
アクションゲームとしては前作よりも動きのバリエーションが増した感じがありますし、ミニステージやミニゲームも前作よりアクション要素が多くなっています。
ただ、全体的に見ると「すごろく戦」という要素があった前作と比べると、ゲームとしてのバラエティというか面白みが減ったかなという印象を受けました。この辺は好みが分かれそうな気もします。
パーマンのゲームの感想
懐かしのパーマンのゲームを紹介しました。
物心付いたの頃には既にパーマンのアニメは放送を終了していましたが、レンタルビデオか再放送で見た事もあるので存在自体は普通に知っていました。
パーマンのテレビゲームは小学生の頃によく遊んでいたので思い出のゲームでもあります。
当時は小学校1年生の頃だったのですが、クリスマスに発売したばかりのスーパーファミコンではなく、ファミコンを買ってもらい、ソフトは「パーマン」と「スーパーマリオブラザーズ3」を一緒に買ってもらった思い出があります。余談ですが、スーパーファミコンという選択肢も良かったのですが、友達や親戚の家ではよくファミコンで遊んでいたので、当時はどうしてもファミコンが欲しかったのです。
当方がスーパーファミコンを買ってもらえたのはこの4年後になるのですが。
パーマンはアクションゲームがあまり得意ではない当方でもクリアできたので難易度はあまり高くないと当時から思っていました。一番楽しい要素はすごろく戦ですね。
スーパーマリオ3も何回もプレイしましたが、クリアしないままドラクエ3にハマったので当方の中でファミコン時代のマリオはクリアが難しいというイメージがあります。ドラクエ3にハマって以降はRPGを中心にプレイする様になりました。