トップをねらえ!シリーズの歴代作品で登場するガンバスター全機種を紹介したいと思います。
ガンバスターといえば初代「トップをねらえ!」において対宇宙怪獣決戦用の切り札として投入されド派手な活躍をした巨大ロボットとして有名です。シミュレーションゲームなどでも登場する機会が多いので、その強さに魅了された人も多いのではないでしょうか?
初代で華々しく活躍したガンバスターですが、他の作品でも後継機種がいくつか存在しています。
今回は歴代作品で登場したガンバスター全機種と特徴まとめてみました。
歴代ガンバスターまとめ
トップをねらえ!シリーズで登場する「ガンバスター」をまとめてみました。
ガンバスター
登場作品:トップをねらえ!
コーチこと「オオタ・コウイチロウ」によって開発された対宇宙用の巨大決戦兵器。
主人公「タカヤ・ノリコ」が搭乗する「バスターマシン1号」とアマノ・カズミが搭乗する「バスターマシン2号」が合体した形態である。
合体後はノリコ(1号機)が動きを制御し、カズミ(2号機)が航行・偵察・火器管制を制御する。
近接格闘用武器やビーム兵器、ミサイルなど広範囲に実用可能な兵器を多数搭載。
必殺技は「スーパーイナズマキック」で急上昇させた後に急降下、ガンバスター脚部から展開されたチェーンソー使って敵をフルパワーでキックする。
また第4話で登場したバリア機能「イナーシャルキャンセラー」は宇宙怪獣の突進よる慣性を消去する。
第4話では2032年7月23日の火星沖会戦で初登場したものの、この時はまだ未完成であったため10分程度の稼働で限界だった。その後、修理を経て同年の8月15日にガンバスターが完成。
続く第5話の「太陽系絶対防衛戦」でバスターマシンの状態で実戦投入され合体、数ある搭載兵器を駆使して迫り来る宇宙怪獣を薙ぎ倒した。
2048年7月7日のカルネアデス計画の最終段階(神壱号作戦)では本機に搭載している縮退炉で「バスターマシン3号機」を起爆させ離脱、パイロットは一万二千年の時が経過した地球へ帰還する。
生産形態 | 試作機 |
全高 | 240m |
頭頂高 | 200m |
重量 | 9800t |
装甲材質 | バスター合金、スペースチタニウム |
動力源 | 大型縮退炉×2 |
推進機関 | ブースター、バニシングモーター(ワープ時) |
燃料 | アイス・セカンド |
最高速度 | 光速の99.9%、光速以上(ワープ時) |
武装 | ホーミングレーザー バスターミサイル ダブルバスターコレダー バスターシールド バスタービーム その他 |
必殺技 | スーパーイナズマキック |
乗員人数 | 2人 |
シズラー
登場作品:トップをねらえ!
ガンバスターの合体・変形機構がオミットされた「量産型ガンバスター」とも言える機体。
ヱルトリウム艦隊の主力兵器として配備されており、劇中では「ユング・フロイト」の搭乗機として活躍した。
従来のマシーン兵器からは大幅にスペックアップしたものの、ガンバスターと比べるとサイズが小さく、装甲強度も高く無い。
また縮退炉の搭載数も半分の1機となっており、ユング自身もその事は不満に思っていたが、整備班いわく縮退炉1機でもユーラシア大陸を消滅させるほどの出力を持つので、ガンバスターがそもそもオーバースペックだと言う。
黒(ブラック)・白(ホワイト)・銀(シルバー)と3タイプが存在し多数生産されたものの、宇宙怪獣との戦いでは1万機が撃破されている。
形式番号 | NCC-1701DACBE |
生産形態 | 量産型 |
全高 | 130m |
重量 | 2900t |
動力源 | 大型縮退炉 |
推進機関 | ブースター、バニシングモーター(ワープ時) |
燃料 | アイス・セカンド |
出力 | 1026J/s |
武装 | シズラービーム砲 シズラートマホーク シズラーランサー チェーンナックル バルカンブラスター |
必殺技 | ジャコビニ流星アタック |
乗員人数 | 1名 |
シズラー黒改
登場作品:トップをねらえ! NeXT GENERATION(漫画)
ユング・フロイトのシズラー・ブラックをカスタマイズした機体で、外観はガンバスターに似ている。
本来は初代地球連邦大統領に就任したユングが搭乗するはずだった。
だが作中では「タカヤ・ノリコ」と「アマノ・カズミ」のクローン体の搭乗機となっており、ユングに代わって彼女らがシリウス連邦との戦闘に赴くことになった。
作中後半でもシズラーが登場しているが、本機かどうかは不明である。
ダイバスター
登場作品:トップをねらえ2!
アンドロイド少女「ノノ」自身の姿。
バスターマシン7号(ノノ)を中核としたバスター軍団で建造された太陽系絶対防衛システムの集合構造体である。
シリーズ第1作の「トップをねらえ!」の時代より開発を続けられてきたバスターマシンシリーズの集大成であり、かつてのガンバスターを遥かに凌ぐ戦力を持っている。
とはいうものの、宇宙怪獣によって動力源である「ブラックホール・エグゼリオ」を宇宙怪獣に奪われてしまい機体その物も未完成であったため、劇中では本来の戦闘能力を引き出す事はなかった。
ガンバスター改
出典元:blog.livedoor.jp/robosoku
登場作品:トップをねらえ! ネクストジェネレーション(小説)
「銀河殴り込み艦隊」で独自に建造されたガンバスターの簡易試作機。小説では全長400メートルとされているがこの設定の真偽は不明。
名前から「ガンバスターの改良機」の様な印象を受けるが戦闘能力はガンバスターに及ばない。だが、攻撃力に至ってはシズラー級を遥かに凌ぐほどである。
武装はバスタービームとバスターコレダーのみとなっており、搭乗員数は2人だが合体・分離機構はシズラー同様にオミットされている。
作中では擬態宇宙怪獣との戦闘後に兵士の回収などでシリウス側に借りを作った特殊機動部隊はシリウスの要求を受け入れガンバスター改を破壊してしまっている。
ガンバスターセカンド プロトタイプ
出典元:kongari.tumblr.com
登場作品:トップをねらえ! NeXT GENERATION(漫画)
作中では設定のみ登場するグレートガンバスターの開発前に建造された機体で、ガンバスターの後継機として開発された。
宇宙戦艦「ヱルトリウム」と同様にイメージ・アルゴリズムを採用した推進機関が搭載されている。
第1シリーズ「トップをねらえ!」における「火星沖会戦(第4話)」の後に開発を開始されたが、「太陽系絶対防衛戦(第5話)」の被害復旧とカルネアデス計画が優先された事で一時中断された。
カルネアデス計画から3年後に完成したものの、その後は消息を絶っている。
グレートガンバスター
出典元:thessouroom.blogspot.com
登場作品:トップをねらえ! NeXT GENERATION(漫画)
ガンバスターの後継機であり、バスターマシン4号と5号が合体した形態である。
本機の起動には20メートルサイズの「マイクロガンバスター」の合体が必要になる。
武装はガンバスターと共通している部分が多いものの、脚部から取り出す「バスターブレード」が新たな武器として搭載されている。
この武器は剣として使用する他に、必殺技「バスターサンダーアタック」としてバスターコレダーの電撃を敵に流し込む事も可能。
また出力も初代ガンバスターより遥かにパワーアップしており作中ではバスタービームで2億にも及ぶ宇宙怪獣を一瞬で殲滅させている。
出力 | 3×10(23乗)Gev/power |
総推力 | 4×10(51乗)hp×6 |
武装 | バスタービーム バスターミサイル バスターブレード バスターコレダー バスターサンダーアタック バスターキック |
必殺技 | ジャコビニ流星ウルトラ反転イナズマキック |
マイクロガンバスター
出典元:thessouroom.blogspot.com
登場作品:トップをねらえ! NeXT GENERATION(漫画)
グレートガンバスターの起動機であり操縦コアとなる機体。戦闘機形態「バスターフライヤー」に変形可能。
バスターマシンを改良・縮小させ発展させたもので「マイクロ・バニシングモーター」を搭載する。
バスターマシン6号という説もあるが、作中では明らかになっていない。
主な兵装としてトマホーク、バスタービームが装備されている。
歴代作品で登場したガンバスターの感想
トップをねらえ!シリーズで登場した歴代ガンバスターを紹介しました。
ガンバスターというと有名なのは「タカヤ・ノリコ」と「アマノカズミ」がタッグを組んで宇宙怪獣と戦った初代が有名だと思います。
「トップをねらえ2!」に登場した「ダイバスター」はアンドロイド少女「ノノ」自身である事からガンバスターに含めるか迷いましたが、バスター軍団で構成された集合体である事、規格外の強さを持っている事という設定からしてガンバスターを名乗るのに相応しいという結論になりました。
今回で登場したガンバスターは8機種になりますが、作品数でみると4作品となっており特に漫画版の「NeXT GENERATION」で過半数を占める結果となりました。
ちなみに個人的にガンバスターといえば初代が一番印象的でゲームでもよく使っていました。
ガンバスターの存在を初めて知ったのがゲームだったので、オリジナル作品でスーパーイナズマキックを見た時は演出がカッコよくて胸熱になったのを思い出します。