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ティターンズカラーのモビルスーツまとめ (宇宙世紀ガンダムシリーズ)

ティターンズカラーのモビルスーツまとめ (宇宙世紀ガンダムシリーズ)

宇宙世紀ガンダムシリーズに登場したティターンズカラーのモビルスーツを紹介したいと思います。

地球連邦軍のエリート部隊として、反地球連邦組織であるエゥーゴと激戦を繰り広げたティターンズ。

今回は「ガンダムMk-II」を筆頭に濃紺色のティターンズカラー仕様の機体とそれぞれの特徴などをまとめてみました。

ティターンズカラーの機体まとめ

宇宙世紀ガンダムシリーズに登場するティターンズカラーのモビルスーツをまとめてみました。

 ガンダムMk-II (ティターンズ仕様)

ガンダムMk-II (ティターンズ仕様) / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」

地球連邦軍によって開発された「RX-78 ガンダム」の後継機。

「フランクリン・ビダン」のもと、宇宙世紀0085年にティターンズの主導により開発が行われており、ティターンズの示威の象徴ともなった。

装甲やフレームに「チタン合金セラミック複合材」が使用されるなど、モビルスーツ用の新素材の開発が遅れていた事もあり技術的な部分で旧式な所も多いが、全天周囲モニター・リニアシートや当時としては革新的な技術であるムーバブルフレームを全身の骨格に採用する事で整備性と運動性の向上を図っている。

「機動戦士Zガンダム」の第1話では濃紺色の「ティターンズ・カラー」が3機登場し、「エマ・シーン」「ジェリド・メサ」「カクリコン・カクーラー」によって運用された。

宇宙世紀0087年3月2日にサイド7・グリーンノア1で実用テストを行っていた際に、ジェリド機が軍事施設内で事故を起こし、この騒動に乗じたフランクリンの息子「カミーユ・ビダン」が1機を奪取、最終的にはエゥーゴに3機とも捕縛される事態となる。

捕縛したうちの2機は予備パーツ用の解体と機体解析のためにアナハイム・エレクトロニクス社への移送。

最後の1機は白を基調としたエゥーゴ仕様のカラーに変更され物語序盤におけるカミーユの搭乗機となり、カミーユが「Zガンダム」に乗り換えた後は「エマ・シーン」の乗機となりグリプス戦役を戦い抜いた。

ガンダムMk-II_1 / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
ガンダムMk-II_2 / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
ガンダムMk-II_3 / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
ガンダムMk-II_4 / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
ガンダムMk-II_5 / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ

 ジムII (ティターンズ仕様)

ジムII (ティターンズ仕様) / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:gumpla.jp/hg/1178686

登場作品:「機動戦士Ζガンダム」「機動戦士ガンダムUC」、その他

宇宙世紀0080年代後半に地球連邦軍が汎用量産機として採用した主力機。一年戦争の終盤戦で量産化された「ジム」の後継機種になる。

戦後しばらくは「ジム改」の生産が継続されていたが、その後のジオン系の技術の導入やアナハイム社の参入もあり「ガルバルディβ」「ハイザック」など連邦軍の兵器調達が刷新されていた中で、技術面の新たなノウハウを確立によりジムの後継機の開発が行われる事になった。

また、配備された既存機の耐用年数の問題もあり「ジムII」は次第に配備数を増やしていく事になった。

ジムの設計をベースに機体各部のマイナーチェンジや部品が追加されており、コクピットは全天周囲モニターやリニアシートになるなど近代化仕様となり、火力・機動性などトータルで性能が向上している。

「機動戦士Ζガンダム」の第1話では「ガンダムMk-II」と同じく紺色のティターンズ・カラー機が足先のみ登場。第2話からは白と赤の標準カラーが登場しグリーン・ノア1に潜入したシャア・アズナブルの「リック・ディアス」と戦った。

その他、第6話ではエゥーゴ・カラー、第12話と第32話では「ネモ」と同様のカラーをした機体が登場している。

 ジム・クゥエル

ジム・クゥエル / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」「劇場版 機動戦士Ζガンダム」

ティターンズ結成後の最初期の主力モビルスーツ。機体色は濃紺と黒色に変更されている。

開発にはティターンズの政治思想からジオン系の技術者も多く存在するアナハイム社ではなく、ルナツーで行われた。

地球連邦軍が開発した「ジム・カスタム」をベースに再設計し、センサー類の強化と腕部にムーバブルフレームの前身的な機構を採用している。

また、コクピットはジム・カスタムと同じく旧式であったものの、宇宙世紀0085年にはリニアシート化された機体が配備されていた。

ティターンズに新鋭機が配備された後に、白と赤のカラーリングを施した機体が連邦軍にも配備される事になったが、既に旧式化の状態であった。

 ジム・キャノンII (ティターンズ仕様)

ジム・キャノンII / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:gumpla.jp/hg/47365

登場作品:「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」、その他

一年戦争後に地球連邦軍が「ジム・キャノン」「量産型ガンキャノン」のデータを元に開発した火力支援型モビルスーツ。

ジェネレーターやフレームなどはジムカスタムと共通パーツであるなど生産力が向上している他、高出力化により両肩のキャノンも実弾からビーム兵器へと変更されている。

装甲は「ガンダムNT-1」のノウハウから開発された積層化された装甲フレームを機体フレームに直接装着する事により、機体全体の剛性が高くなっている。

漫画「GUNDAM LEGACY」「機動戦士ガンダム0083 REBELLION」ではティターンズに所属するエイガー大尉が搭乗。

詳細なカラーリングは不明だが、作中に登場するティターンズ・カラーである「ジム・クゥエル」と同様の表現で描かれていた。

 ジム・スナイパーII (ティターンズ仕様)

ジム・スナイパーII / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」、その他

「ジム・コマンド」系列機をベースに「ジムスナイパー」の設計コンセプトを反映させた機体。

精密射撃用のバイザーと高倍率のカメラを搭載した開閉式バイザーを使用した超長距離射撃を可能にしている。

狙撃型のMSでありながら新型バックパックと脚部の追加スラスターにより、白兵戦仕様のジム・コマンドよりも推力が高くなっている。

ウェブ小説配信サイト「アナハイム・ラボラトリー・ログ」ではアレキサンドリア級「アル・ギザ」に配備されており、新型の光学式カメラなど近代化改修が施され、L-9ビームライフルを装備したティターンズ・カラーの機体が登場する。

 ガンダムTR-1[ヘイズル改]実戦配備仕様

ガンダムTR-1[ヘイズル改]実戦配備仕様 / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに」「機動戦士Ζガンダム A New Translation」

ジオン残党軍との交戦で多大な損傷を被った「ガンダムTR-1[ヘイズル]」を予備部品と「ジム・クゥエル」のパーツで修復・強化した機体。

機体は改修前よりも軽量化され、約10パーセントの推力強化を図った事により従来よりも機動性・運動性が向上。

またコクピットも全天周囲モニター・リニアシートを導入し、オペレーションシステムがバージョンアップした事で操縦性・反応速度も向上している。

機体カラーに関しては当初はライトグレーの状態で運用されていたが、グリプス戦役の勃発により実戦配備が決定するに伴いティターンズ・カラーへ変更されている。

 ガンダム[グリンブルスティ]

ガンダム[グリンブルスティ]/ ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:hobby.dengeki.com

登場作品:「ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者」

オークランド研究所の強化人間「ロスヴァイセ」の専用として開発された高機動型モビルスーツ。

だが、完成直前にエゥーゴを支持する開発者達の計らいによって実験中に捕縛と偽りエゥーゴに譲渡されている。

1号機と2号機が存在し、1号機はラビアンローズ級ドック艦「ロサ・ギガンティア」での可動試験の事故を契機に損傷箇所をアナハイム社製のパーツに換装し「ガンダム[ケストレル]」として生まれ変わった。

これに伴い機体カラーもティターンズ・カラーからエゥーゴ・カラーに変更されている。

元々はガンダムタイプとして開発された機体ではないものの、1号機がガンダムタイプとして改修された事と、V字アンテナとツインアイが存在するという理由からガンダムと呼ばれる様になった。

 ガ・ゾウム マリンタイプ (ティターンズ残党仕様)

ガ・ゾウム(マリンタイプ)-ティターンズ残党仕様 / ティターンズカラーのモビルスーツまとめ
出典元:gunpla-beginning.com

登場作品:「A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-」

一年戦争後に火星に逃げ延びたジオン残党組織であるジオンマーズが「ガ・ゾウム」を水中型に改修した機体。レギオンが再建を進める「ガンダムTR-6[インレ]」を強奪するため「輝ける星作戦」に投入された。

改修には協力関係にあるアクシズが地球降下作戦に備え開発していた各種パーツを使用し、胴体ブロックは「ガザM」と規格を統一する事で水中運用時の気密性を強化している。

その他、両腕部に関してはハイゴックなどで採用されていた伸縮式のフレキシブルアームとヒートアイアンネイルに換装されており、ビーム砲を内蔵している。

この機体はインレ強奪において合同作戦を実施するティターンズ残党兵にも渡っており、識別用として頭部にはバーザムのブレードアンテナと、肩部にはジオンとティターンズのエンブレムが記されている。

ティターンズカラーのモビルスーツの感想

宇宙世紀ガンダムシリーズに登場したティターンズカラーのモビルスーツを紹介しました。

今回紹介した機種はエゥーゴでも活躍した「ガンダムMk-II」の様にティターンズ以外の組織でも運用、ティターンズ・カラー以外の機体色が存在するモビルスーツをメインに扱っています。

なので「ジム・クゥエル」の様にベース機が地球連邦軍の「ジムカスタム」であり、後にティターンズで運用された事でティターンズ・カラーの機体として生まれ変わった機体も紹介しています。

ティターンズカラーは濃い紺色で締まったイメージになりますし、特にガンダムMk-IIはエゥーゴカラー機と比べても闇堕ちした感じに見えます。

特に機動戦士Zガンダム第1話でグリーンノア1に潜入したシャアを追いかけるガンダムMk-IIは異質な雰囲気を醸し出していますし、濃紺色の頭部と緑色に光るツインアイが絶妙に合っていてカッコ良いと思いました。

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