ガンダムシリーズで登場するキャノン系のモビルスーツを紹介したいと思います。
一年戦争で活躍したガンキャノンを始めバリエーションに富む長・中距離支援型モビルスーツとそれぞれの機体の特徴などをまとめてみました。
- キャノン系のモビルスーツまとめ
- ガンキャノン (RX-77-2)
- 研究用素体モビルスーツ (RXM-1)
- ガンキャノン機動試験型 (RCX-76-01A)
- ガンキャノン火力試験型 (RCX-76-01B)
- ガンキャノン最初期型 (RX-77-01)
- ガンキャノン初期型 (RX-77-1)
- ガンキャノンA (RX-77-1A)
- ガンキャノン重装型 (RX-77-3)
- ベアキャリア (RX-77-3B)
- ガンキャノン重装型タイプD (RX-77-3D)
- 量産型ガンキャノン (RX-77D)
- 陸戦型ガンキャノン (RX-77[G])
- ガンキャノン港湾防衛タイプ (RX-77-2)
- ガンキャノン・アクア (RX-77AQ)
- ガンキャノン・ディテクター (MSA-005K)
- ガンキャノンII (RX-77-4)
- ブルG (RX-77-4BG)
- G・キャノンF1 (RXY)
- ジム・キャノン (RGC-80)
- ザクキャノン (MS-06K)
- グフ戦術強攻型 (MS-07G-2)
- ドムキャノン (MS-09K-2)
- ゲルググキャノン (MS-14C)
- パーフェクトズゴックキャノン (MSM-07FC-B)
- ザメル (YMS-16M)
- ハイザック・キャノン (RMS-106C)
- フルアーマーガンダム (FA-78-1)
- ジーライン・スタンダードアーマー (RX-81ST)
- GDキャノン (RGD-X2)
- キャノンガンダム (F70)
- ガンタンクR-44 (RXR-44)
- Vダッシュガンダム (LM312V04+SD-VB03A)
- V2バスターガンダム (LM314V23)
- ガンキャノン (RX-77-2)
- キャノン系モビルスーツの感想
キャノン系のモビルスーツまとめ
宇宙世紀ガンダムシリーズで登場したキャノン系のモビルスーツを種類別にまとめてみました。
ガンキャノン (RX-77-2)
登場作品:「機動戦士ガンダム」、その他
地球連邦軍がV作戦で開発した試作モビルスーツ。
中距離支援機としての目的で開発された以外に、MSとして不完全である「ガンタンク」の問題点を解決するという経緯もあり四肢を持つ機体となった。
バイザーで覆われた頭部のメインカメラにはモノ・センサー方式を採用。この機構は構造がシンプルなため「ジム」にも受け継がれている。
砲撃戦を想定している事から、機動性よりも耐弾性を重視し、積層装甲によってコアブロックシステムがある胴体部分の脆弱性を補っている。
またガンダムと同じルナ・チタニウム合金を使用する事により、ドムのジャイアントバズの直撃にも耐えられる剛性となっている。
「機動戦士ガンダム」の劇中では主に「カイ・シデン」が搭乗し、ガンタンクと共にガンダムを支援。
最終決戦となったア・バオア・クー戦では戦闘不能になるものの、一年戦争を最後まで戦い抜いている。
型式番号 | RX-77-2 |
全高 | 18.1m |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 51.0t |
全備重量 | 70.0t |
装甲材質 | 超硬合金ルナ・チタニウム |
ジェネレーター出力 | 1380kw |
総推力 | 51800kg |
センサー有効半径 | 6000m |
最高速度 | 78km/h |
武装 | 240mmキャノン砲、スプレーミサイルランチャー、ビームライフル、ハンドグレネード、60mmバルカン砲 |
搭乗者 | カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ、リュウ・ホセイ、アムロ・レイ、ジョブ・ジョン |
研究用素体モビルスーツ (RXM-1)
登場作品:「MSV」
文字設定のみの登場。ガンタンクに続いて開発された連邦軍の初めての2足歩行機。
ガンキャノン機動試験型 (RCX-76-01A)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSD」
最初機型の評価試験用として、機動性能や追加装備の採用を目的に製造された試作機。
ガンキャノン火力試験型 (RCX-76-01B)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSD」
長距離支援・対地対空戦用の装備試験機。
ガンキャノン最初期型 (RX-77-01)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」
アナハイム・エレクトロニクス社が初めて開発したMS。初期型と後期型が存在する。
ガンキャノン初期型 (RX-77-1)
登場作品:「MSV」
文字設定のみ登場。RXM-1の発展型とされているが詳細は不明。
ガンキャノンA (RX-77-1A)
出典元:twitter.com/GundamMS
登場作品:「M-MSV」
ガンキャノンの試作段階の機体の一つ。機動性を極力落とさずに装甲強化の研究とオプション武装のテストを目的に製造された。
ガンキャノン重装型 (RX-77-3)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士Ζガンダム」「MSV」
キャノン砲の反動の軽減と装甲・火力を向上させた機体。
ベアキャリア (RX-77-3B)
出典元:twitter.com/ostwind1973
登場作品:「GUNDAM WARS PROJECT Z」
大型化されたキャノン砲と給弾システムを装着し、大型火器を携行した機体。
ガンキャノン重装型タイプD (RX-77-3D)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV-R」
「ガンキャノン重装型」を改修し白兵戦能力と機動性を強化した機体。
量産型ガンキャノン (RX-77D)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」「機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…」
「ガンキャノン重装型」をベースにコストダウンと生産性の向上のため、コアブロックの廃止や装甲材質を変更した機体。
陸戦型ガンキャノン (RX-77[G])
出典元:strida.web.fc2.com
登場作品:「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 U.C.0079+α」「機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で ―RISE FROM THE ASHES―」
「ジム・キャノン」「量産型ガンキャノン」が配備されるまでに運用された陸戦に特化した機体。
ガンキャノン港湾防衛タイプ (RX-77-2)
出典元:twitter.com/wildexam
登場作品:「機動戦士ガンダム 第08MS小隊外伝 TRIVIAL OPERATION」
湾岸の防衛を担うガンキャノンの派生機で、右肩のキャノン砲が対潜魚雷に換装されている。
ガンキャノン・アクア (RX-77AQ)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム サンダーボルト」
ガンキャノンをベースに魚雷発射管とニードルガンを装備する水陸両用機。
ガンキャノン・ディテクター (MSA-005K)
出典元:gundam-unicorn.net
登場作品:「Ζ-MSV」「機動戦士ガンダムUC」
グリプス戦役中に開発されたカラバの砲撃専用機。メタスの系列機。
ガンキャノンII (RX-77-4)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV」「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊」「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」
射撃時の反動を解決するための試験機で、武装を実弾式のキャノン砲からビームキャノンへと変更されている。
ブルG (RX-77-4BG)
出典元:twitter.com/Wolf_00sss
登場作品:「機動戦士ガンダム サンダーボルト」
アナハイム社が開発した高火力・重装甲・高機動を実現した機体で、コクピットは全天周囲モニターが採用されている。
G・キャノンF1 (RXY)
出典元:twitter.com/Sir_popins/status
登場作品:「PILLOW TALK GUNDAM “NIGHT=HAWKS!”」
地球連邦軍により開発された兵装切替式水陸両用モビルスーツの試作1号機。両肩に実弾兵器を搭載した仕様や、中距離誘導弾を装備した水中仕様などが存在。
ジム・キャノン (RGC-80)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV」「機動戦士Ζガンダム」「機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…」
ジムを砲撃戦用に設計したモビルスーツ。ジムの系譜にありながらも、開発系譜上は「ガンキャノン」の量産型にあたる機体である。
「ガンタンク」の量産型が進められていたものの早期の前線配備を考慮した事からジムの生産ラインを使用し、部品の60パーセントを流用する事により開発されている。
一年戦争ではジャブローで48機が生産されており、全機が実戦に参加。地上部隊や宇宙艦隊に配備された。
残存した機体はコクピットをリニア・シート方式するなど近代化改修を施されグリプス戦役で活躍している。
型式番号 | RGC-80 |
全高 | 18.4m |
頭頂高 | 17.8m |
本体重量 | 49.9t |
全備重量 | 65.3t |
装甲材質 | スチール・チタニウム |
ジェネレーター出力 | 976kw |
総推力 | 63500kg |
最高速度 | 83km/h |
武装 | 肩部240mmロケット砲、ハイパーバズーカ、ビームスプレーガン、バルザック式380mmロケットバズーカ、60mmバルカン砲、XBR-L系列ビームライフル |
搭乗者 | リド・ウォルフ、マスター・P・レイヤー、その他 |
プロトタイプ ジム・キャノン (RGC-80)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV-R」
「ジムキャノン」の開発過程の試作機で「ジム」に「ガンキャノン」のパーツを転用して開発された機体。
ジム・キャノン 空間突撃仕様 (RGC-80S)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV-R」
「ジム・キャノン」を宇宙戦用に改修した機体で、軽量化と推力強化により機動性が向上している。
ジム・コマンドキャノン (RGC-79G)
出典元:twitter.com/Nowanchan
登場作品:「ザ・ブルー・ディスティニー」
「ジム・コマンド」をベースに中距離支援用に改修したジムキャノン。
ジム・キャノンII (RGC-83)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」
ジム・キャノンの改良型で中距離支援用MSの集大成となった機体。高出力ジェネレーターを搭載し、ビーム・キャノンを2門装備する。
ジム・キャノンII <ルシアン・ベント専用機>
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者」
反ティターンズ組織に所属するルシアン・ベントの搭乗機。白兵戦にも対応出来る様にダブルヒートホークを装備している。
ジム・キャノンII <ホワイトコーラル版>
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者」
ルシアン・ベント専用機をカラバから提供されたパーツで強化改修を行った機体。ビームキャノンを1門に変更され、センサー類が強化された。
ジム・キャノンII <サンダーボルト版>
出典元:twitter.com/Nok_G99
登場作品:「機動戦士ガンダム サンダーボルト」
カラーと肩部や胸部などデザインが変更されている他、両肩のキャノン砲もオリジナルとは違った形状となっている。
ジムIII・パワードFA (RGM-86RF・FA)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士MOONガンダム」
「ジムⅢ・パワード」にFSWS計画の流れをくむ重装甲・重火力を施した機体。
ジェダキャノン (RGC-90XC)
出典元:uc0079gandom.seesaa.net
登場作品:「機動戦士ムーンガンダム」
「ジェガン」のプロトタイプに相当する機体である「ジェダ」をベースに中距離支援機として再設計した機体。
6連装ショルダーミサイルポッド、ビームキャノン、ダブルビームライフル、ハイパービームサーベルを装備する。
ジェガン重装型 (RGM-90)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「CCA-MSV」
地球連邦軍の量産機「ジェガン」を再設計、増加装甲と高出力ジェネレーター、火力支援用のビームランチャーを装備した機体。
ジェスタ・キャノン (RGM-96X)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダムUC」「機動戦士ガンダムNT」
アナハイム社が「ジェガン」の基礎技術を元に開発した「ジェスタ」に中距離支援用としてビームキャノン、マルチランチャー、3連装グレネードランチャーを装備し、OSの火器管制能力を強化した機体。
キャノンガン (RIX-003)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン」
アナハイム社が「ジェガンA2型」をベースにバック・ウェポン・システム(BWS)の拡張発展を目的に開発した機体。
中距離支援機として頭部バイザーユニットの追加やスラスターを増設。スプレービームランチャーを備えるメガビームキャノンを装備する。
キャノンガンDX (RIX-003[GA])
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン」
キャノンガンの背部に「バックウェポンモード」の「GFタンク」がドッキングした形態。Fタンク側のジェネレーターとエクスキャノンなどが使用可能になっている。
ジャベリン・キャノン (RGM-122C)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「V-MSV」
「機動戦士Vガンダム」で登場する「ジャベリン」の量産後期に生産された砲撃タイプのモビルスーツ。
ショットランサーに代わって単装 or 4連装のビームキャノン2門を装備しているものの、ベースであるジャベリンが汎用機のためジェネレーター出力が足りず攻撃回数が制限されている。
その一方で少数ながら高出力のジェネレーターに換装した機体も存在している。
ザクキャノン (MS-06K)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV」「MSV-R」「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」「機動戦士Ζガンダム」「機動戦士ガンダムUC」その他
ジオン公国軍が地球降下作戦に際し、「ザクIIJ型」をベースに背部のバックパックに180ミリキャノン砲を装備したモビルスーツ。
当初は「ザクII」のオプションとして対空砲を換装する目的で開発が進められていたが、重量バランスの問題を解決できなかったため、計画変更を経て地上戦用の機体として生まれ変わった。
モノアイは全周式になっており右肩には180ミリキャノン砲が1門装着されている。
キャノン砲はバックパックと一体化されているため、換装する事によりベース機であるJ型と同様に運用する事が可能になっている。
また、脚部には補助推進装置が搭載されており、重量増加分の機動力をカバーしている。最終的に9機生産され北米での地上部隊に支援型という形で配備されている。
型式番号 | MS-06J-12(試作機)、MS-06K |
頭頂高 | 17.7m |
全高 | 18.4m |
本体重量 | 59.1t |
全備重量 | 83.2t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 976kw |
スラスター総推力 | 41000kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 4400m |
開発組織 | ジオニック社 |
開発拠点 | キャリフォルニアベース |
搭乗者 | イアン・グレーデン、アルフレディーノ・ラム、その他 |
ザクキャノン テストタイプ (YMS-06K)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSD」
ジオン公国軍が開発した「ザクキャノン」の前身になる機体だが、重量バランスが解決しなかったため本機からは開発が進展する事はなかった。
ザクハーフキャノン (MS-06JK)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV-R」「MSD」
「陸戦型ザクⅡ」に「ザクキャノン」のランドセルを搭載した機体で180mmキャノン砲など砲撃用武装を装備した簡易仕様。
グフ戦術強攻型 (MS-07G-2)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV-R」
ジオン軍が開発した「グフ」の火力強化型。背部にはガトリング砲、左腕部には4連装ガンパックを装備する。
陸戦用モビルスーツとして評価が高かったグフだったが、ロールアウトして間も無く発展型プランが提案されており、そのうちの一つが本機である。
重量増加を抑えるために再設計されており、脚部にはスラスターを搭載する事で重量増加分を相殺している。
38機が生産され、全機が実戦で配備されている。
型式番号 | MS-07G-2 |
頭頂高 | 18.0m |
重量 | 64.6t |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
武装 | 4連装ガンパック、120mmガトリング砲、ヒートロッド、ヒートサーベル |
ドムキャノン (MS-09K-2)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「ハーモニー・オブ・ガンダム」
一年戦争の終盤に「ザクキャノン」のデータを基に開発された「ドム・トロピカルテストタイプ」の中距離支援型。
ジャイアントバズに代って固定武装化により自走砲としての側面を強化する事で、中距離支援とホバー走行を活かした機動性を両立させている。
「ディザート・ザク」と同タイプの連装式ミサイル・ポッドを腕部に搭載しており、携行兵器としてザクマシンガンを装備する。
ドムキャノン 単砲仕様 (MS-09K-1)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「ハーモニー・オブ・ガンダム」
肩部のキャノン砲は単砲になっており砲身が長くなっている他、カラーも「MS-09 ドム」と共通している。
ゲルググキャノン (MS-14C)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「MSV」
「ゲルググ」にビームキャノンを装備した中距離支援機。
ビームキャノンは水陸両用機のメガ粒子砲の技術を転用し、推進器は「高機動型ゲルググ」とほぼ同様のものを使用しているものの、ジェネレーターの出力をビームにより多く回すため機動性は通常のゲルググよりも少し落ちている。
本機はC型とも呼称されており、初めからC型として製造された機体とA型から換装した機体が存在する。
また、ビームキャノンの搭載により、頭部ユニットのセンサーを強化した機体も多く存在、これによりトリガーを引くだけで標的を攻撃する事が可能になるためパイロットは機体制御のみに集中する事が可能になっている。
型式番号 | MS-14C |
頭頂高 | 19.3m |
本体重量 | 55.8t |
全備重量 | 79.8t |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
ジェネレーター出力 | 1440kw |
総推力 | 73900kg |
センサー有効半径 | 6300m |
武装 | ビームキャノン、3連装ミサイルランチャー、ビームナギナタ |
搭乗者 | トーマス・クルツ、ジェラルド・サカイ |
パーフェクトズゴックキャノン (MSM-07FC-B)
出典元:twitter.com/MSVbot/status
登場作品:「コミックボンボン」「ホビージャパン」「SDガンダム カードダス」
「ズゴック」をベースに宇宙での運用にも対応出来る様になった高性能MS。
頭部にはブレードアンテナに加えハイメガキャノンを装備、さらに背部にはキャノン砲を2門装備している。
コミックボンボン誌上で行われた「SDオリジナルデザインコンテストグランプリ」が初出。その後、ホビージャパンでリアル頭身の作例が制作されている。
型式番号 | MSM-07FC-B |
武装 | 280mmキャノン砲、腕部ビームランチャー、ハイメガキャノン |
ザメル (YMS-16M)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」
ジオン公国軍が一年戦争の終盤に開発した砲撃戦用の試作MS。3機生産され、そのうちの1機はデラーズ紛争に投入されている。
中・長距離砲撃を想定しており、主武装は機体背部に装備した680mmカノン砲。
このカノン砲は通常折り畳まれた状態で運用されるが、使用時にはバレルを展開し砲撃体制となる。威力は絶大であり、劇中ではトリントン基地を一撃で破壊している。
発射時の反動は凄まじく機体が上下に暴れるため、命中精度は皆無となっている。
脚部にはドムに採用された熱核ジェットエンジンを搭載する事で重砲撃機ながら最高速度は220km/hを誇る。
型式番号 | YMS-16M |
全高 | 27.0m |
本体重量 | 75.0t |
全備重量 | 121.5t |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
ジェネレーター出力 | 1080kw |
総推力 | 61800kg |
最高速度 | 99km/h (地上) |
武装 | 680mmカノン砲、8連装ミサイルランチャー、20mmバルカン砲 |
搭乗者 | ボブ |
ハイザック・キャノン (RMS-106C)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに」
ハイザックの火力増強目的として開発された機体。「ジムⅢ高機動型」でテストされたバックパックの一つであるキャノンパックに換装。
マガジン式の240mmキャノン砲を装備しており、作戦に応じて弾頭を使い分ける事が可能である。
その後ビーム兵器が併用可能な機体が登場したが量産化には至らず、試作機のみが後方支援用として戦場に投入された。
型式番号 | RMS-106C |
武装 | 240mmキャノン砲、ガトリング・スマッシャー(オプション) |
フルアーマーガンダム (FA-78-1)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「パーフェクトガンダムII」「パーフェクトガンダムMk-II (プラモ狂四郎)」「機動戦士ガンダム サンダーボルト」
一年戦争の終盤に地球連邦軍によって立ち上げられたガンダムの強化プラン「FSWS計画」のフルアーマー・オペレーションに基づき開発された「RX-78 ガンダム」の強化試作機。
「MS単体に戦艦クラスの攻撃力を持たせる」目的で考案され、「ガンダムNT-1」と同様にアムロ・レイの様なニュータイプが搭乗する事を想定している事からベースとなるガンダムにはマグネットコーティングが施されている事を前提としている。
またジオン公国軍がモビルスーツにビーム兵器の実装を進めているという事もあり、被弾確率の高い箇所を中心に追加装甲が施される事となった。
これにより本体重量が増加しているが、背部と脚部のスラスターの増設により機動性を補っている。
型式番号 | FA-78-1 |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 62.5t |
全備重量 | 93.1t |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
ジェネレーター出力 | 1380kw |
総推力 | 60500kg |
武装 | 2連装ビーム・ライフル、ミサイルベイ、360mmロケット砲、60mmバルカン砲、ビームサーベル |
搭乗者 | ハインツ・ベア、タカシ・キタモト |
フルアーマー・ガンダム <サンダーボルト版>
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム サンダーボルト」
イオ・フレミング少尉が搭乗。FSWS計画が発展途上であったため、様々なシステムや装備が実験的に搭載されている。
ジーライン・スタンダードアーマー (RX-81ST)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「M-MSV」
ガンダムの完全量産化のため、一年戦争の終盤に地球連邦軍により開発されたモビルスーツ「ジーライン」に汎用装備を施した標準タイプ。
追加装甲により重量は増加したものの、推進装置の増設により機動性は保たれている。
背部に装備された4連装機関砲であるガトリング・スマッシャーやミサイルランチャーなどの豊富実弾兵器に加え、ビームライフルを携行するなど武装が豊富である。
型式番号 | RX-81ST |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 37.0t |
全備重量 | 72.0t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1580kw |
総推力 | 71800kg |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
センサー有効半径 | 8000m |
搭乗者 | シェリー・アリスン、アムロ・レイ、その他 |
GDキャノン (RGD-X2)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム」
宇宙世紀0090年頃に地球連邦軍によって開発された「GDシリーズ」の内、コロニー守備用に開発された試作機。
「GD」とは「ガン・ディフェンダー」の略称で「ジード」と読む。他のGDシリーズと共に試作止まりになった機体である。
両肩に長砲身のキャノン砲を備えており、コロニーの外壁から砲身を露出させて後方支援を行う。
開発情報収集艦「アラハス」に1機が配備されテロ組織「カラード」との戦闘に参加するも、アラハスに収監されたカラード構成員によって強奪されている。
型式番号 | RGD-X2 |
武装 | 100mmマシンガン、肩部ライフル砲 |
キャノンガンダム (F70)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「F91-MSV」「機動戦士ガンダムF90FF」
サナリィのフォーミュラ計画の一環として開発した試作モビルスーツ。
「ガンダムF90 サポートタイプ」 をベースに量産を前提に開発された機体で、「Gキャノン」のプロトタイプという側面も持つ。
後方支援機として両肩に3連マシンキャノンを装備する他、腕部・腰部・脚部にはF90と同様のハードポイントを搭載。
背面・脚部のスラスターやコクピットは「ガンダムF91」から転用され設計されている。
ちなみに3連マシンキャノンは150mm高射砲やビーム・キャノンに換装する事も可能となっている。
型式番号 | F70 |
全高 | 14.8m |
頭頂高 | 14.8m |
本体重量 | 8.2t |
全備重量 | 22.5t (マシンキャノン搭載時) |
ジェネレーター出力 | 3850kw |
総推力 | 27440kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ダブルビームガン、ビームキャノン、ビームライフル、3連マシンキャノン、150mm高速砲、バルカン砲、ビームサーベル |
Gキャノン (F71)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダムF91」
「キャノンガンダム」を元にアナハイム社が中距離支援用として再設計したモビルスーツ。ハードポイントを除き機能を限定した事により軽量化と生産性を向上させている。
Gキャノン・パワードウェポンタイプ (F71)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「F91-MSV」
「F90L」を参考に設計された「Gキャノン」の長距離支援仕様。ハードポイントを活用した重武装機。
Gキャノン ヴェスバー装着型 (F71)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「F91-MSV」
Gキャノンに追加ジェネレーターとプロトヴェスバーが一体化したユニットを装備した試験機。
Gキャノン・マグナ (F71B)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91」
アナハイム社がMS開発計画「SFP」に伴い開発した「Gキャノン」の改修機。ヴェスバーの技術を活かし開発された高性能のビームキャノンを装備する。
Gキャノン・スーパーデストロイド (F71B type SD)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91」
サナリィの試作火器システムを試験的に導入した「Gキャノン・マグナ」の重武装タイプ。
ガンタンクR-44 (RXR-44)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士ガンダムF91」
地球連邦軍のMS小型化計画であるフォーミュラ計画初期に試作されたF50Dのレプリカを、フロンティアⅣの戦争博物館館長であるロイ・ユング准将が引き取りジェガンやギラドーガの部品を流用して改修された機体。
ちなみに「R44」とはロイが本機を手に入れた年齢が由来とされている。コクピットが4つ存在しており、MS形態から戦車形態に変形する事が可能。
劇中ではクロスボーン・バンガードの襲撃の際にロイの手によって起動されたものの、CV軍の「デナン・ゲー」の攻撃によって機体は損傷しロイは死亡。
その後、「シーブック・アノー」達が乗り込み宇宙港への移動手段として利用されている。
型式番号 | RXR-44 |
頭頂高 | 10.3m |
本体重量 | 8.7t |
全備重量 | 11.8t |
ジェネレーター出力 | 1050kw |
総推力 | 14000kg |
その他 | アポジモーター×28 |
武装 | 200mmキャノン、4連ミサイルポッド、フィンガーランチャー |
搭乗者 | ロイ・ユング、シーブック・アノー |
Vダッシュガンダム (LM312V04+SD-VB03A)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士Vガンダム」
ベスパの新型機に対抗するべく「Vガンダム」の背部に追加装備としてオーバーハングパックを装着した宇宙用の強化形態。
機体後方部のオーバーハングキャノンや高出力のメガビームライフルなど長距離武装が充実しており、機体重量の増加を補うため推力もアップしている。
また、柄が3段階に伸縮する八つ手ビーム・サーベルを装備する他、クルーズ機能も強化されている。
劇中では主人公のウッソ・エヴィンが搭乗し宇宙戦においてザンスカール帝国のMSと互角以上に渡り合った。
型式番号 | LM312V04+SD-VB03A |
頭頂高 | 15.2m |
本体重量 | 9.2t |
全備重量 | 20.8t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
推進機関 | ミノフスキーフライト、スラスター |
ジェネレーター出力 | 4970kw |
総推力 | 93380kg |
その他 | アポジモーター×36 |
武装 | オーバーハングキャノン、ビームスマートガン、八つ手ビーム・サーベル |
搭乗者 | ウッソ・エヴィン、マーベット・フィンガーハット |
V2バスターガンダム (LM314V23)
登場作品:「機動戦士Vガンダム」
「V2ガンダム」に砲撃用オプションであるバスターパーツを装着した中・長距離砲撃形態。
オーバーハングパックに搭載されているメガビームキャノンとスプレービームポッド、6基のマイクロミサイルポッドを装着する。
重量は増加しているものの、ミノフスキードライブの推力に余裕があるため、推進装置は追加されていない。
劇中の終盤ではファラ・グリフォンの「ゲンガオゾ」と戦い、最終決戦ではV2アサルトバスターに換装された状態で出撃する。
型式番号 | LM314V23 |
頭頂高 | 15.5m |
本体重量 | 13.8t |
全備重量 | 19.9t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
ジェネレーター出力 | 7510kw |
推力 | 66790kg (サブスラスター) |
総推力 | 計測不能 |
その他 | アポジモーター×46 |
武装 | メガビームキャノン、スプレービームポッド、ビームライフル、マイクロミサイルポッド、大型マルチプルランチャー、バルカン砲、機雷、ビームサーベル |
搭乗者 | ウッソ・エヴィン |
V2アサルトバスターガンダム (LM314V24)
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品:「機動戦士Vガンダム」
「V2ガンダム」にアサルトパーツとバスターパーツを装着した形態。ビームに対する防御力が向上し白兵戦・砲撃戦の両方に対応出来る。
キャノン系モビルスーツの感想
宇宙世紀ガンダムシリーズに登場するキャノン系のモビルスーツを紹介しました。
今回紹介したキャノン系のモビルスーツは長・中距離の砲撃能力のある武装を両肩に装備している機体で、携行タイプの大型兵器を装備するMSは除外しています。
全体的にガンキャノンやジムキャノンなど地球連邦軍の機体が多くなり、ジオン系のモビルスーツは少なめな印象です。
キャノン系は火力が高い機種が多いのですが、中でもザメルの実弾を発射する大型キャノン砲は破壊力がありますしロマンがあると思いました。