ガンダムシリーズで登場したエースパイロット「アムロ・レイ」と関係を持った女性を紹介したいと思います。
ガンダムシリーズでは出会いも多かったアムロ・レイですが、作品が変わる度に付き合った女性が変わっている印象もあります。
今回はアムロの憧れた女性キャラ、恋人だった女性キャラ、親しい関係になった女性キャラを全てまとめてみました。
アムロの恋人・憧れた女性まとめ
歴代ガンダムシリーズで登場・活躍したアムロ・レイと男女の関係になった女性キャラ、ガールフレンドなどをまとめてみました。
フラウ・ボゥ
登場作品:機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダム THE ORIGIN、機動戦士Zガンダム
声優:鵜飼るみ子
主人公「アムロ・レイ」のガールフレンド。
劇中では父親が留守で不在のため趣味に没頭するあまり身の回りの事をしないアムロに食事を差し入れたりして世話を焼いている。
ジオン軍によるサイド7強襲の際にアムロと共に戦艦ホワイトベースへ避難。家族を失った悲しみの余り茫然自失になりかけていたが、アムロの励ましにより立ち直っている。
ホワイトベースに搭乗後も変わらずアムロに対して気に掛ける事が多く、彼が脱走した際にはバギーで捜索した事も。
また、アムロが「マチルダ・アジャン」中尉に憧れた際には嫉妬する場面もあった。
その後、アムロが戦いの中で成長・ニュータイプへと覚醒して行くにつれて次第に寂しさを覚え距離感を感じる様になっていく。第35話のソロモン戦で「ハヤト・コバヤシ」が被弾したため看護に当たった際には「あの人は私たちとは違う」と語っている。
第43話ではアムロのニュータイプの共感で「僕の好きなフラウ」という呼びかけを聞いており、ホワイトベースのクルー達と共に無事生還している。
アムロとは最後まで恋人同士に発展する事は無かったが、終戦後は幼馴染のハヤトと結婚。
「機動戦士Zガンダム」ではカツ・レツ・キッカを養子として引き取り、ハヤトとの実後を身籠るシーンが描写されている。
セイラ・マス
登場作品:機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダム THE ORIGIN、機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
声優:井上瑤
本名は「アルテイシア・ソム・ダイクン」。ジオン軍の赤い彗星「シャア・アズナブル」を兄に持つ。
「機動戦士ガンダム」のテレビアニメ版では通信オペレータでアムロをサポート。その後、Gファイターのパイロットとしてアムロと連携して戦っている。
最終話の「ア・バオア・クー」内では生身の白兵戦を繰り広げるアムロとシャアを制止。その後、アムロのテレパシーを受けて無事脱出している。
小説版ではアムロと恋仲の関係になっており、密かに肉体関係を結ぶ描写が存在する。
その際にセイラは兄であるシャアの殺害を持ちかけ、アムロにはそのために関係を持ったのか?と怪しまれているが、彼女はそれを否定している。
コミック版の「機動戦士Ζガンダム Define」ではアムロの行方を探す「クワトロ・バジーナ」が訪ねてきた際に、アムロとセイラは恋人の仲であった事が語られている。
また、この際に彼女は「かつてのアムロではない」とも語っていた。
マチルダ・アジャン
登場作品:機動戦士ガンダム
声優:戸田恵子
地球連邦軍補給部隊ミデア隊の隊長で階級は中尉。
当時16歳の「アムロ・レイ」が初めて「女性」を意識した初恋の相手となった。
第9話で初登場。レビル将軍の特命により孤立無援で戦い続けていたホワイトベースに対し大量の物資を送り届けた。
この際にミデア輸送機を救ったアムロの働きを労っている。またアムロに対し「あなたはエスパーかも知れない」と言っており、アムロ自身も喜びを隠しきれない場面があった。
また第23話、第24話でもホワイトベースに物資とガンダムのパワーアップパーツを届けるために再登場。
ホワイトベースの艦内で他の男性クルー達と共に写真を撮影、出来上がった写真を見たアムロが小躍りする場面がある。
仕事に対して強い信念を抱いており、補給部隊へ志願した事を問うアムロには「戦争という破壊の中で唯一物を作って行くことができるため」と語っている。
技術士官の「ウッディ・マルデン」とは婚約者で結婚を控えていたが、オデッサ作戦前の黒い三連星の襲撃でホワイトベースを守るためミデアで出撃。
ジェットストリームアタックを仕掛ける黒い三連星に対し機銃掃射した後にミデアで体当たりを仕掛けるが、ドムによってコクピットを叩き潰され戦死する。
戦闘終了後、アムロは悲しみに暮れマチルダの名前を連呼している。
ララァ・スン
登場作品:機動戦士ガンダム
声優:潘恵子
フラガナン機関で育てられたニュータイプの少女。
一年戦争中に「シャア・アズナブル」によって見出されサイコミュ搭載のモビルアーマー「エルメス」で連邦軍の戦艦やモビルスーツを次々に撃墜した事から「ソロモンの亡霊」と呼ばれた。
「機動戦士ガンダム」の第34話で初登場、サイド6に滞在中に雨宿りをしていたアムロと出会い心を通わせ、彼がニュータイプに覚醒する切っ掛けを与えた。
その後、ガンダムのパイロットとして戦場に現れたアムロとニュータイプ同士で共感。
劣勢に追い込まれたシャアを庇った際にビームサーベルがエルメスのコクピットを直撃した事で戦死してしまう。
この時、生と死の狭間でアムロと意識を共振させ精神を一つにした。これはアムロにとって希望だったと同時に悲しみでもあった。
シャア自身も自らの行いで彼女を失っており、以後はアムロとシャア、二人の間で存在し続ける無二の女性となっている。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」ではシャアとの決戦を控えたアムロの夢の中で登場。
アムロとシャアの間で存在し続けたいと語り、アムロからは「シャアは否定しろ」と嫉妬とも取れる言葉を投げかけられ、「シャアは純粋な人」とアムロに語った。
ベルトーチカ・イルマ
登場作品:機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムUC、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(小説)
声優:川村万梨阿
エゥーゴを支援する組織「カラバ」のメンバー。
ジャーナリストを本業にしているが、義父がカラバを援助している関係でカラバの活動に参加している。
「機動戦士Zガンダム」の劇中では第15話で初登場。自身の愛機「コメット」でアウドムラに合流後、一年戦争でガンダムのパイロットだったアムロと初対面。
この時、アムロの使っていた石鹸を言い当てたり、アムロが好戦的では無い事に安心するなど、少なからず彼に興味を抱いている。
第16話では、モビルスーツに乗る事に躊躇するアムロに対し「アムロ・レイの7年間は眠りの時間だったのよ」「目を覚ませばいいのよ。そうすれば昔と同じになるわ」と語り彼を後押ししている。
また「自信がないな」と弱気な発言をするアムロに突然キスをすると「女の愛撫で男を奮い立たせることができるのなら、女はそれをする時もあるのよ」と言い放つも、モビルスーツ戦でブランクを感じさせない活躍をして帰還した彼に心配の余り泣いて抱きつくなど葛藤も見られる。
第17話ではアムロの事を想う余り「カミーユ・ビダン」に対して「ガンダムMk-II」を譲る様に強要するが、「そんな憐れみはいつかアムロさんを殺すんじゃないですか」と言われてしまう。
第19話では「ミライ・ノア (ミライ・ヤシマ)」からアムロの過去の事を聞き出そうとして「あなたは不用意に他人の心の中に入り込み過ぎます」と言われ、その後「ベルトーチカ、急いではダメよ。人と人の関係なんておんなじよ。時間を掛けてゆっくりとわかっていくものよ」と諭されている。
劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」では二人は既に別れていたものの、小説版においては引き続き恋人として登場し彼の子供を身籠っており、ファン・ブラウンの工場から「νガンダム」をロンド・ベルへ届ける役割を担っていた。
チェーン・アギ
登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場版、小説)
声優:弥生 みつき
元々は「ベルトーチカ・イルマ」が再登場する予定だったが、スポンサーの意見によって路線変更、新しい恋人役として誕生した人物である。
地球連邦軍の技術士官で階級は准尉。νガンダムの開発プロジェクトではアナハイム社のフォンブラウン工場へ出向するなど主導的な立場で携わっている。
アムロとは公私に渡って次第に仲を深めており、劇中では手を繋いだり仕事の話中に突然キスをしたりするなどの二人の関係を窺わせるシーンが多い。
悪夢でうなされているアムロを部屋から呼び出した際には彼から不機嫌な対応を取られてしまい、少し落ち込んだ様子を見せた事もある。その後「いつもはこうして優しいのに、時々怖い声だしますね」とアムロに問いかける事もあった。
同じくアムロに憧れていた「クェス・パラヤ」にはアムロとの仲を邪魔する人として認識されており、彼女からアムロとの関係を問われた際には「私の尊敬する上官よ」と答えている。
だが、クェス自身はその言葉を信じていなかったのか、「なんであなたは邪魔するの?」「あんたこの船から降りなさいな」と彼女から言われている。
最後はアムロにサイコフレームの試料を届けるため半壊の「リ・ガズィ」で強行出撃。クェスを説得するハサウェイと遭遇しクェスの「αアジール」を撃墜するが、逆上したハサウェイが撃ったビームライフルがコクピットに直撃して死亡。
小説版においても彼女の渾身的な性格にアムロは惹かれている。またサイコミュのデータを解析する際にアムロの記憶の中にいる「アリョーナ・ペィジ」の存在に気付き嫉妬から恋人か?と問いかけるシーンがある。
アリョーナ・ペィジ
登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(小説)
エグムのゲリラ活動に関わっている少女。アムロによって尾行され活動拠点が暴かれた際にはリンチを受けてしまう。
これが切っ掛けでエグムに嫌気が差しラー・ザイムに潜入して逃亡、アムロを保証人にロンデニオンに移住する。彼とは一夜を明かした事もあったが、添い寝だけで終わっている。
この際の緊急呼び出しでラー・カイラムに向かうアムロに「帰ってきたら愛してください」と約束するも、その後シャアとの決戦に挑んだアムロが帰ってくる事は無かった。
アムロ・レイの恋人・憧れた女性の感想
ガンダムシリーズの劇中においてアムロと近い関係を持った女性を紹介しました。
テレビアニメや劇場版では途中で別れたり、死別したりするキャラも多かったですが、小説版では唯一「ベルトーチカ・チルドレン」のベルトーチカとの間に子供が出来ているので彼女が生涯最後の女性になるはずでした。
しかし結婚したアムロは見たく無いとか色々と意見があったらしく、劇場版ではこの案は採用されなかったようです。
個人的にベストはベルトーチカだと思っていて、ベルトーチカの前向きで押し付けがましい性格は、内向的で考え込む事の多いアムロを上手く引っ張って行けそうな感じがするんですよね。
「機動戦士Zガンダム」ではそんな感じで上手く行っていたので十分アリだと思います。そういう意味ではフラウ・ボゥも性格的に合いそうですが、ハヤトの存在や戦争の中で一人別世界へ飛び込んだアムロとのタイミングもあって結ばれる事はありませんでした。
カミーユとファ、ジュドーとルーの関係を見てもガンダムの主人公と相性がいいのは献身的、もしくは芯が強くて精神的に強い女性が多い様に思います。