重戦機エルガイムに登場したキャラを紹介したいと思います。
重戦機エルガイムはガンダムでお馴染みの「富野由悠季」が原作のアニメ。スーパーロボット大戦などのゲーム作品でも参戦しており、本作のメカニック・キャラデザインを担当した「永野護」の洗練されたデザインは有名です。
今回は「重戦機エルガイム」に登場するキャラと人物像などをまとめてみました。
エルガイムに登場するキャラまとめ
エルガイムに登場した主要キャラの人物像や活躍などをまとめてみました。
ダバ・マイロード
声優:平松広和
年齢 | 18歳 |
身長 | 180.0cm |
体重 | 62.0kg |
搭乗機 | エルガイム、エルガイムMk-II |
本作の主人公で、本名は「カモン・マイロード」。
その正体は「オルドナ・ポセイダル」に滅ぼされたヤーマン族のカモン王朝の王子である。
ヤーマン族が滅ぼされた時に義父「ダバ・ハッサー」に連れられて脱出、以降はダバ姓を名乗る事になった。
勇気と度量、リーダーシップを持ち合わせた好青年だが、女性に対しては優柔不断なところがあり、「ファンネリア・アム」と「ガウ・ハ・レッシイ」のダバ争奪戦の前では八方美人を通す事が多い。
親友の「ミラウー・キャオ」と共にコアムを離れ反乱軍に身を投じることになり、故郷を滅ぼしたポセイダル打倒を目指す。
物語開始の3年前に行方不明になっていた義妹の「クワサン・オリビー」とは許嫁の仲。
最終的にはオリビーを救出しポセイダル打倒に成功するが、彼女は戦いの中で人格が崩壊してしまう。最後は仲間達との別れを告げ、コアムに戻り二人で暮らしていく事になった。
リリス・ファウ
声優:川村万梨阿
身長 | 30.0cm |
体重 | 0.1kg |
本作のメインヒロインの一人で、有翼人「ミラリー」の数少ない生き残り。
見世物小屋に観賞用として捕われていた所をダバによって助けられ、以降は行動を共にする事になる。
序盤は大人しい所が多かったが、後にダバを駆り立てる場面が多くなっていった。
裁縫を得意としており自身が着用する服は全て彼女のお手製。
ちなみに永野護が前作「聖戦士ダンバイン」に登場する「チャム・ファウ」を気に入った事で、同じ妖精キャラのマスコットをデザインしたとも言われてるが真相は不明。
ファンネリア・アム
声優:本多知恵子
年齢 | 17歳 |
身長 | 170.0cm |
体重 | 45.0kg |
血液型 | O型 |
搭乗機 | エルガイム、ゴロンゴ、その他 |
本作のメインヒロインの一人。明るい性格で快活な少女である。
元々は舞台女優を志望していたが、才能を買われた事により盗賊団ミヤマ・リーリン一家の下で働く様になる。
その後、ダバを襲撃した際に彼に惚れてしまい、盗賊を離反。以降はダバと共に行動を共にする様になる。
好意を寄せるダバに対しては優しく接するが、レッシィやキャオが相手だと態度が変わる所がある。
同じく戦いの中でダバに惚れた「ガウ・ハ・レッシィ」とは恋のライバルとして劇中では激しいダバ争奪戦が描かれている。
ガウ・ハ・レッシイ
声優:川村万梨阿
身長 | 170.0cm |
体重 | 45.0kg |
搭乗機 | スピリッツ、ゴロンゴ、ディザード、ヌーベルディザード、その他 |
本作のメインヒロイン一人。ポセイダル軍の13人衆に抜擢されたエリートで、同じく13人衆の「サイ・クォ・アダー」の孫娘。
反乱軍のダバに捕らえられるも、荒っぽい扱いを受ける正規軍に嫌気が差している事や、丁重に扱うダバに惹かれたという事もあって自ら髪を切って反乱軍に参加する事を決意する。
その後、馴れ合いのチームではポセイダルを打倒する事は難しいと考えた末、「アマンダラ・カマンダラ」の元に身を置きダバ達をバックアップする事になった。
再登場後は髪型もショートからセミロングに変わり、性格も落ち着いた感じになっており、主にダバの後方支援を担当している。
劇中ではダバを巡りアムと争いを繰り広げる事が多い。
ミラウー・キャオ
声優:大塚芳忠
年齢 | 18歳 |
身長 | 182.0cm |
体重 | 62.0kg |
搭乗機 | ディザード |
ダバの幼馴染の親友でメカニックとして反乱軍を支えており、場合によってはヘビーメタルを操縦する事もある。
性格は明るくお調子者でチームのムードメーカー的な存在で本作ではギャグを担当する事も多い。また、浮いた言動も多い事からアムやレッシィには全く相手にされていない。
メカニックの腕は超一流でヘビーメタルのメンテナンスや破壊されたエルガイムを何度も修理した挙句、「アモンデュール・スタック」を同僚の「メッシュ・メーカー」と共に改修して「エルガイムMk-II」を完成させている。
レッシィがダバの元を一時的に離れた際に彼女が乗っていたディザードを譲り受けており、劇中では13人衆の一人「バーン・ガニア・キラーズ」のアシュラテンプルにダメージを与えダバを援護している。
戦乱終結後はリリスと共に「ミラリー探し」の旅に出ることになった。
クワサン・オリビー
声優:木下由美
年齢 | 15歳 |
身長 | 160.0cm |
ヤーマン族の生き残りの一人で、本作における真のヒロイン。ダバの義妹の婚約者でもある。
物語の三年前に盗賊に襲われ行方不明になっていたが、その後、正規軍に捕われてしまう。
ポセイダルによってバイオリレーションシステムで洗脳されており、近衛師団の司令官としてヤーマン族の排除や反乱分子の残党狩りなどを行った。
終盤にはダバによって救出されたものの、ポセイダルを探し出すために使われた事や、アムによってダバを助けるための取引材料として利用されてしまう。
その後、真のポセイダルである「アマンダラ・カマンダラ」の死を間近で見てしまった事により精神が崩壊、最後はダバと共にコアムへ帰っている。
ギャブレット・ギャブレー
声優:速水奨
年齢 | 20歳 |
身長 | 210.0cm |
搭乗機 | アローン、バルブド、バッシュ、アトール、アシュラテンプル、アモンデュール・スタック |
コアムに住む青年。元ポセイダル軍の大隊長だった祖父を持つ。
クールキャラ、熱血キャラ、ギャグキャラになったりなど掴みにくいキャラで性格は素直で情に厚く惚れっぽい所がある。
劇中では間の抜けたキャラとしてコミカルに描かれている事が多く副官である「ハッシャ・モッシャ」に突っ込まれる事も多い。こうした背景もあってか周囲からは「ギャブレーくん」と呼ばれている。
ダバとは盗み食いをした事から因縁があり、盗賊頭として活動していたが、その後ダバ達のいる反乱軍へ身を寄せる。
やがてアマンダラの推薦によってポセイダルに入り出世して行くも、ポセイダル軍、ギワザ軍、反乱軍の三つ巴の戦いではクワサンを助けたいという想いから反乱軍に味方、アマンダラやギワザ打倒に貢献している。
ギワザ・ロワウ
声優:西村知道
ポセイダル13人衆のトップ。野心家で野望のためなら相手が誰であろうと利用する性格。
劇中では愛人の「ネイ・モー・ハン」を利用価値が無いと判断するとポセイダルへの反逆容疑を理由に死刑を宣告するが、ネイによって片腕を切り落とされてしまう。
当初はポセイダルに忠誠を誓っていたものの、13人衆解体の情報を手に入れた事でポセイダルの姿勢に不信感を抱き反乱。
最終決戦においてポセイダルが敗北した事で自身が統治者になろうと目論んだが、ダバによって撃破されている。
オルドナ・ポセイダル
声優:島津冴子
年齢 | 63歳 |
搭乗機 | オージェ |
本名は「ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー」でその正体は”真のポセイダル”の影武者。
ペンタゴナ・ワールドの支配者で「アマンダラ・カマンダラ」のかつての恋人として彼に変わってポセイダルを統治する。
バイオリレーションシステムの恩恵で無限の若さを手に入れているため見た目は若い。
劇中ではポセイダルを長年演じていたためか、自身が本物のポセイダルだと思い込む様になっていた。
最終決戦では全てを思い出し自我を取り戻した事により、自らバイオリレーションシステムを停止。老化を通り越し、砂状に崩れ去る最期を迎えた。
アマンダラ・カマンダラ
声優:豊田真司(第4話〜33話)、堀部隆一(第43話〜54話)、仁内建之(OVA版)
年齢 | 31歳 (公称) |
身長 | 190.0cm |
体重 | 85.0kg |
搭乗機 | オージェ |
「アマン商会」のトップであり、ポセイダル正規軍や反乱軍に自身が設計・開発に携わったヘビーメタルや資金を送っている”死の商人”。
劇中ではダバやギャブレーに目をかけたり、一時的にダバの元を離れたレッシィに「ホエール」と「ヌーベルディザード」を与えている。
だが、それは表舞台の姿であり、その正体は真の「オルドナ・ポセイダル」として影武者であるミアンにポセイダルの責務を押し付け、自身は経済界の大物として私服を肥やす。
ちなみに、若い頃にヤーマン族に家族を虐殺された事でヤーマン族に憎しみを抱いている。
かなりの高齢でミアンと同じくバイオリレーション・システムにより無限の若さを手に入れている。
またこのシステムにより無限のエネルギーを得る事であらゆる攻撃を受けなかったが、ミアンの暴走によりシステムを停止させられ自身が衰弱した所をダバやギャブレーに撃破されてしまう。
エルガイムの登場キャラの感想
エルガイムに登場した主要キャラを紹介しました。
本作に登場する「リリス・ファウ」は前作に登場した「聖戦士ダンバイン」の「チャム・ファウ」に見た目も名前もそっくりだなと思っていたのですが、公式では詳細は語られていない様ですね。
この作品は「機動戦士Zガンダム」の一つ前に作品になりますが、リアルロボットアニメ全盛の時代の中でメカデザインや登場キャラが凄く個性的だなという印象があります。
個人的にエルガイムを初めて知ったのはスーパーロボット大戦が初めてですが、その後レンタルでビデオを借りて全話見たのを思い出します。
イデオン、ダンバイン、Zガンダムでは最終話付近でかなりのキャラが戦死しているのですが、エルガイムでは生き残るキャラが多いので、そういう意味では”皆殺しの富野”があまり発揮されなかった作品なんじゃないかなと思います