カミーユ・ビダンとジュドー・アーシタの二人の関係と強さについて紹介したいと思います。
「機動戦士Zガンダム」の主人公として激戦を戦い抜いたカミーユ。最終話で心が壊れてしまった彼ですが、続編の「機動戦士ガンダムZZ」でも再登場。ジュドーに自らの意志を繋ぎ、ガンダムのパイロットへと導いていきます。
今回はカミーユとジュドーの関連エピソードやパイロット能力の比較などをまとめてみました。
二人のプロフィールまとめ
カミーユ・ビダン
声優 飛田展男
年齢 | 17歳 |
生年月日 | 宇宙世紀0070年11月11日 |
身長 | 168.2cm |
体重 | 59.5kg |
血液型 | AB型 |
得意なもの | 機械いじり、物理・工学系 |
「機動戦士Zガンダム」の主人公。サイド7のグリーン・ノアに住む少年。地球連邦軍の技術士官である両親との間に生まれ、性格は繊細で感情の起伏が激しい所がある。
「カミーユ」という名前にコンプレックスを持っている事から、ハイスクールでは空手部に所属したり、機械いじりしたりするなど男性的な趣向に傾倒している。
小型飛行機のホモアビスやジュニア・モビルスーツに熱中し、ジュニアMSに関しては優勝経験の持ち主。
同じハイスクールに通う少女「ファ・ユイリィ」とは幼馴染の仲で本作のヒロインとして彼の世話を焼いている。
ある日、「ブライト・ノア」が乗る「テンプテーション」が入港した事を知り彼に会いに行くために宇宙港へ向かう。
そこで出会ったティターンズの指揮官「ジェリド・メサ」に自身の名前をバカにされた事で激昂、彼を殴りつけ逮捕された事により彼の運命は一転してしまう。
ジュドー・アーシタ
声優 矢尾一樹
年齢 | 14歳 |
生年月日 | 宇宙世紀0073年10月10日 |
身長 | 165.0cm |
体重 | 56.0kg |
血液型 | B型 |
好物 | ハンバーグカレー、妹リィナの料理 |
趣味 | バイク |
得意なもの | プチMSの操縦 |
「機動戦士ガンダムZZ」の主人公。
サイド1のシャングリラ出身の少年で父は行方不明、母も出稼ぎに行ったまま戻らずなため、妹と共に二人暮らし。妹を大切にしており、仲間想いな所もある。
生計を立てるためと、妹を山の手の学校に通わせるために古い付き合いの少年少女と共にジャンク屋を稼業として行なっている。
グリプス戦役で消耗したアーガマが補給と修理のために寄港した事を知り、Zガンダムを盗んで大儲けするため仲間達とアーガマへ侵入。
そこでZガンダムのパイロットだった「カミーユ・ビダン」と出会い、彼に導かれる様にしてアーガマのクルーとなった。
カミーユとジュドーに関わるエピソードまとめ
「機動戦士ガンダムZZ」の劇中で語られるカミーユとジュドーに関連するエピソードをまとめてみました。
二人の出会い
グリプス戦役で大きな損害を被ったアーガマがサイド1のシャングリラコロニーへ寄港。
「ヤザン・ゲーブル」によってそそのかされたジュドー達はZガンダムを盗むため「ファ・ユイリィ」を人質に。
そこで車の後部にいた「カミーユ・ビダン」と「ジュドー・アーシタ」は初めての出会いを果たす。
前大戦の影響で自失状態のカミーユだったが、彼はジュドーの手を握り思念で語りかけた。カミーユに導かれたジュドーはZガンダムのパイロットとなり、ネオジオンと戦っていく。
第2話「シャングリラの少年」
カミーユとジュドーが出会った最初のシーン。シロッコとの戦いで精神崩壊、意識はある様だが前作のカミーユとは別人の様に変わっていた。
まさか近くにカミーユがいるとはヤザンも思わなかっただろう。
カミーユが差し出した手を握るジュドー。
カミーユに宇宙のビジョンを見せられるジュドー。劇中でははっきり分からないが思念でジュドーに何かを語りかけていると思われる。
第4話「熱血のマシュマー」
シャングリラに寄港中の一番面。ファの協力のもとカミーユは一時的に入院する。
カミーユとの再会
地球連邦高官に会うためにダブリンへ向かったアーガマ。
ネオジオンにサイド3を譲渡、和平交渉を結びアーガマを武装解除するとという連邦高官に対しブライトは反発。
その後、ジュドーも乱入し暴力事件を起こした事により二人は牢屋入りするも、カミーユの看護で偶然滞在していたファに助けられた。そして「空が堕ちて来る」と予言するカミーユ。
カミーユとジュドーの再会、カツの事を気に掛けるハヤトなど、この辺りストーリーはZガンダム関連のキャラの出演が多く非常にシリアスな展開となっている。
第33話「ダブリンの午後」
「エル・ピープル」を検査するために病院に向かったガンダムチーム。院内で走り回るプルを見たファはふとアーガマを思い出し懐かしむ。
アーガマの武装解除に反発するブライトだったが、地球連邦高官は話に応じず。その後、見かねたジュドー乱入し地球連邦高官を殴り飛ばした事で二人は牢獄入りとなってしまう。
アリアス隊の襲撃でピンチに陥ったジュドー達だったが、偶然通りかかったファに助けられる。
ファの話によるとカミーユはダブリンの病院に入院しているという。その後、カミーユは病院から抜け出し失踪。ジュドー達はカミーユ達の捜索に出ることになった。
第34話「カミーユの声」
グレミーを感知したプルはガンダムMk-IIで出撃しサンドラを攻撃するも、アリアス率いるバウ部隊が逆襲。
ピンチに陥ったプルだが、彼女の心の中にカミーユが語りかける。
「敵のベースジャバーを奪え、それしか方法は・・・。」
「今度はあの艦を盾にするんだ。」
カミーユのアドバイス通りに戦うプルだったが、サンドラのMSデッキに搭載されていたサイコガンダムMk-IIに引き込まれてしまう。
「ダメだ、そのマシーンの波動に巻き込まれる!離れるんだ!」
急いでサイコガンダムから離れるプル。
だが、複数のモビルスーツ相手にガンダムMk-IIもプルも戦闘不能状態に陥ってしまう。
病院から抜け出し失踪したカミーユを捜索するジュドー達。
カミーユの声がジュドーの元にも届いた。
「ジュドー、サンドラへ向かえ。女の子が危ない。行くんだ!」
そしてルーやエル、ビーチャ達にもカミーユの声が届く。
「戻れ、戻るんだ。Mk-2の女の子が危ない!」
カミーユの捜索を中断し、プルの援護に向かうガンダムチーム。
画像は捜索中にジュドーがカミーユとファのツーショット写真を所持しているシーンである。
サンドラと交戦中にプルが気になるジュドー。そこに再びカミーユの声が。
「女の子は死んではいない。目の前の敵に集中しろ。」
これで吹っ切れたジュドーはバウ隊を退ける事に成功する。
戦いの後、駆けつけたジュドー達にプルは言う。
プル「やさしいね、カミーユ。だって戦ってる間ずっと声をかけてくれたんだもん。」
プルに導かれてジュドー達はカミーユの元へ。
機動戦士Zガンダムのラストで流れた「水の星へ愛をこめて」がさらに切なくシリアス感を演出している。
ファの掛け声に応じるカミーユ。そしてカミーユに寄り添うファ。
第35話「落ちてきた空」
ネオジオンによるコロニー落としから住民避難を行うためにアウドムラと合流したアーガマ。そして、ブライトはハヤトをかつてカツが使っていた部屋まで案内する。
グリプス戦役でティターンズとの戦いの末に散っていったカツ。部屋に置いてあったカツの写真を見たハヤトは悲しみに暮れ、その手は微かに震えていた。途中で流れるBGMがすごく切ない。
ブライト「私がもう少ししっかりしていれば・・・」
ハヤト「その目で最期を・・・」
ブライト「ああ・・・」
カミーユに会いたいというハヤト。ブライトはカミーユとファがいると思われる病室へ連絡するが誰も出ない。
コロニー落としを懸念するファはカミーユをグラスゴーで降ろそうとする。これにジュドーも手を貸そうとするが、そこへブライトとハヤトが現れた。
カミーユからカツ姿を見たハヤト。そしてハヤトに何かを訴えかける様な表情をするカミーユ。カツが呼んでいるのか、それともカミーユがハヤトの危機を予感していたのか。
そしてカミーユをグラスゴーへ降ろすために自分の飛行機を貸し出すハヤト。最初は反対していたが、何か心変わりがあったのかも知れない。
ファ「カミーユ・・・」
イーノ「乗ってください、カミーユさん」
ジュドー「あとの事は任せてよ!」
カミーユ「ああ・・・」
ジュドー「えっ?」
そっと振り向くカミーユ。ジュドーの目を見たあと、皆んなの方を見つめるカミーユ。
ジュドー「カミーユさん、あんた・・・」
カミーユ「ジュ・・・」
ジュドー「え?」
ジュドーに何かを訴えかけようとするカミーユ。
悲しい表情をしたプルの姿がジュドーには見えた。ジュドーだけでなくそこにいた子供達全員が彼が何かを訴えようとしている事は分かった。
ファと共にアーガマから離れるカミーユ。
何を思ってかカミーユはずっと外の方を見つめたまま。
ファ「カミーユ、あの子達にあなたの想いは伝わったはずよ・・・。大丈夫、心配しないで」
カミーユの訴えかけで心配になったジュドーはプルのもとへ駆けつけた。
“カミーユの心は悲しい事で一杯だったんでしょ”とプル。これが後に訪れるプルの悲劇のフラグだったのだろうか?
ついにネオジオンはダブリンへのコロニーを敢行。
カミーユはコロニー落としの気配をいち早く感じており、そして多くの犠牲者が出る事を危惧していた。
戦うジュドーとカミーユの思念
地球でのコロニー落とし以降はしばらくカミーユとジュドーのエピソードは無かったが、グレミーとの最終決戦には思念として登場。
また、最終話でもハマーンと決闘するジュドーを援護。最後はファと仲良く走るシーンも登場する。
第46話「バイブレーション」
グレミーの反乱により内部分裂したネオジオン。
少数精鋭の部隊でガンダムチームとハマーン軍に脅威を与えたグレミー軍だったが、次第に追い詰められてしまい舞台はアクシズへ。
グレミーは反乱軍の最後の切り札であるサイコミュ搭載MS「クィン・マンサ」を投入しガンダムチームを迎え撃とうとする。
プルツーと組み圧倒的な攻撃力でガンダムチームを追い詰めるグレミーだったが、ジュドーの登場によりプルツーは迷いを見せる様になる。
自らの大義を掲げ、ジュドーに対し戦う意味を問うグレミー。
漠然した何かがある事は確かだが、それを言葉に出来ずに悶々とするジュドー。そこにカミーユがジュドーに語りかけた。
「その君の勘から発した、君の怒りと苛立ちは理由になる・・・!!」
カミーユに続き、ファやリィナ、プルたちもジュドーの心の中に現れる。
ファ 「カミーユはね、誰に命令されたわけでもないのに戦ったのよ・・・世界を救えると信じてね」
リィナ「素直な勘なのよ、お兄ちゃん」
プル「あたし、エルピー・プル!」
そして、自らの戦う意味を明確に理解するジュドー。
ジュドー「分かったよ。俺は間違いなく身勝手な人の独善に対して、みんなの意志を背負って戦ってる!」
人類全体が一つにならなければならない時に、ザビ家の継承者を巡って争いを続ける人間達へ異を唱えるジュドー。
ジュドーの渾身の言葉に心を打たれたプルツーはグレミーから離れる事を決意。
そして、プルツーを失ったグレミーは、かつて自らが愛した「ルー・ルカ」にトドメを刺され散っていった。
第47話「戦士、再び……」
ジュドーとの最終決戦に挑もうとするハマーン。
ジュドーもハマーンの意思を感じており1対1で決着を付けるつもりでいた。
ジュドーと初めて会った「コア3」を戦いの舞台に選んだハマーンだったが、アクシズの居住ブロック「モウサ」がコロニーに激突。
コア3は壊滅し戦いの場は宇宙へ移る。
ハマーンに後ろを取られるも、ZZガンダムを分離してファンネルによる攻撃を回避するジュドー。
ハマーンとの白兵戦を経て、ジュドーはコアファイターに戻るが作動せず。迫り来るキュベレイ。
するとコアファイターからサイコフィールドが展開されキュベレイを押し戻す。
ララァ、フォウ、カツ、サラ。戦いの中で散っていった人達の幻影が現れる。
そして、そこにカミーユの幻影も現れた。
みんな意思が力となり、分離したパーツが合体・ZZガンダムとなった。
Zガンダムではジ・Oが動作しなかったが、今回はハマーンの手が動かず。果的に相打ちとなったが、最終的にハマーンはキュベレイと共に自害している。
ラストシーン。木星に向かったジュドーとルーだが、地球では元気になったカミーユがファが一緒に浜辺を走っていた。
ファの懸命の介護や平和になった事もあってカミーユはすっかり元気な姿を見せていた。
ちなみに「機動戦士Zガンダム」の第1話の最初の方でも二人が一緒に走っているシーンが登場する。
カミーユとジュドーの強さ比較
カミーユとジュドーのパイロット能力についてまとめてみました。また、二人の能力を語る上で象徴的なシーンも紹介したいと思います。
カミーユ・ビダンのパイロット能力
NT能力 | ★★★★★★★★★★ |
操縦技術 | ★★★★★★★★☆☆ |
メンタル | ★★★★★★★☆☆☆ |
技術的な面に関しては劇中では優れた所が多いものの、シャア、ヤザンなどの熟練パイロットに比べるとやや劣る場面も見られた。
ヤザン戦では、Zガンダムとギャプランとの戦いではほぼ互角で、ハンブラビ相手に戦った時にはやや押され気味だった事もあるのが懸念点である。
ちなみに、シャアでさえ感知できなかった意思を感じ取るなどニュータイプ能力については最強クラス。
感じとるだけではなく、思念を通じて相手の意識へ入り込むなど歴代のパイロットと比較しても優れたニュータイプ能力を窺わせる描写も多い。
繊細かつ感受性が豊かな所があるが、シロッコとの最終決戦では精神を病み、第一次ネオジオン抗争では抜け殻の様な状態の時期が描写されるなどメンタル面で問題となる場面もあった。
だがそれは高すぎるニュータイプ能力に自らが飲み込まれてしまったのが原因で、彼の持っている本質的なメンタルが弱いという訳では無い。
カミーユvsハマーン
登場作品:機動戦士Zガンダム 第47話
ハマーンとの初実戦。戦闘前にハマーンが強烈なプレッシャーを感じていたのが印象的。
高すぎるNT能力ゆえに意識交感が生じてしまい、ハマーンは知られたくない過去の記憶を掘り起こされて激怒。
その後、援護に来たファとカツがキュベレイによって傷つけられたのを切っ掛けにカミーユも激怒する。
最後はZガンダムがキュベレイのバインダーを切り裂いて戦闘は終了。シロッコやヤザンとの戦いで見せたチート級の強さまではいかないものの、バイオセンサーを通じてビームサーベルの出力が上がっていると思われる描写がみられた。
カミーユvsヤザン
登場作品:機動戦士Zガンダム 第49話
強敵ヤザンとのラストバトル。
いつもならヤザンに押される事も多いカミーユだったが、この時だけは別人。
戦いの中で多くの仲間の死を目の当たりにした怒りと悲しみで感応波がピークに達してついにサイコフィールドが発動。
ビームが弾かれるという謎現象にヤザンは思わず逃亡するが、最後は出力が増大したビームサーベルでハンブラビを一刀両断。
これで死んだと思われたヤザンだが、彼は間一発の所で脱出していた。
カミーユvsシロッコ
登場作品:機動戦士Zガンダム 第50話
カミーユにとって最後のモビルスーツ戦となったシーン。
ジ・Oにパワーで圧倒されていたZガンダムだったが、カミーユを勝たせたいと思う皆んなの意思が力になりZガンダムにサイコフィールドが発動。
この後、ジ・Oは謎の制御不能に陥ってしまいウェイブライダーの特攻を受け撃沈。
この現象については、カミーユによって呼び込まれた戦いの中で散っていった者達の霊力がジ・Oを機能停止させたのか?、それともZガンダムのバイオセンサーがジ・Oのバイオセンサーにサイコミュジャックを仕掛けたのか?など諸説がある。
ジュドー・アーシタのパイロット能力
NT能力 | ★★★★★★★★☆☆ |
操縦技術 | ★★★★★★★★★☆ |
メンタル | ★★★★★★★★☆☆ |
ニュータイプ能力に関しては相手の意識への介入はあまり見られないが、劇中において自らの感応波でサイコフィールドを展開させるなど十分過ぎる強さを発揮している。
ハマーンとの最終決戦で見せた超常現象は、カミーユが皆んなの意思を集めて力に変えたのか?、それともジュドーが皆んな意思を力に変えたのか?は賛否両論が分かれそうな所。
操縦技術に関してはZZガンダムの合体・分離機構を生かした奇抜な戦い方したり、熟練パイロットのラカン相手にも技術面で引けを取らなかったりするなど優秀。
自機の損傷もあまり無かったのもポイント。トータル面でみるとバランスが取れている。
メンタルに関してはカミーユの様にNT能力に飲み込まれた訳でもなく、妹の失踪を乗り越えて最後まで戦うなど強さを見せている。
ジュドーvsプルツー
ジュドーを庇いキュベレイMk-IIでサイコガンダムMk-IIに特攻したプル。
プルの死で感応波が乱れたジュドーによってバイオセンサーが発動、出力が増大したハイパービームサーベルでサイコガンダムMk-IIを真っ二つにする。
ニュータイプのパイロットが本気を出せば相手が巨大なモビルアーマーだろうが関係ないと思わせるシーンである。
ちなみにジュドーがサイコフィールドを発動させたのは今回が2回目。
1回目はリィナがハマーンに撃たれた際に感情を爆発させバイオセンサー無しで発動し、ハマーンが撃った銃弾を弾いている。
ジュドーvsグレミー
ネオジオン最強のサイコミュ搭載MS「クィンマンサ」との戦闘シーン。
「ジュドーvsグレミー」となっているが、サイコミュに関する操作はグレミーと共に同乗したプルツーが行なっていた。
ガンダムチーム相手に圧倒的なパワーの違いを見せつけたクィンマンサだったが、グレミー自身も「ZZは不死身か?」と言っているのでお互いが脅威に感じていたと思われる。
ちなみにこの戦いではフルアーマZZが、クィンマンサのメガ粒子砲を全て弾きながら相手に向かっていくシーンがある。
これは機体に施された「ビームコーティング」によるものなのか?、それともサイコフィールドによるバリアなのかは判別が難しい。
ジュドーvsハマーン
ハマーンとの最終決戦。今までノーマルスーツを着る事がなかったハマーンだが、この時は着用。
キュベレイに後ろを取られファンネルで挟み撃ちにされるなど苦戦する場面も見られた。
だが、機転を利かした回避やバイオセンサー発動によるハイメガキャンなどで次第にキュベレイを追い詰め、最後は相討ちに。
総合評価
メンタル的な部分を除けばカミーユの方が能力が上で、総合的にはジュドーの方がバランスが取れているという印象。
技術で勝るジュドーに対し、カミーユが強敵相手(シロッコ、ハマーン、ヤザン)に勝った時はほぼチートを使っている印象がある。
特にカミーユの場合はメンタル的な部分が引き金となって自身が持つニュータイプ能力を最大限まで引き出す事もあるので、メンタル値が低いからといって決してマイナスに働く訳では無い。
繊細さや感受性が戦いにおいてプラスに働いたり、マイナスに働いたりするのがカミーユの長所でもあり弱点でもある。
カミーユとジュドーの感想
「カミーユ・ビダン」と「ジュドー・アーシタ」に関わるエピソード、二人のパイロット能力の比較をしてみました。
個人的に「機動戦士ガンダムZZ」でこの二人が絡むシーンは好きです。なぜならカミーユが登場する事によりシリアス感が強調されて話しが締まるからです。
序盤のおちゃらけムードと、ダブリンでのコロニー落とし&カミーユにまつわるエピソードはギャップが凄いと思います。
ニュータイプパイロットが引き起こす現象「サイコフィールド」に関しては両者共に発動シーンが多く見られます。
ですが、カミーユの場合は日常レベルで相手の感応波を感じたり、また思念によって相手の意識への介入が顕著に見られたりするので、これが最強のニュータイプ能力と言われる所以だと思います。
特に機動戦士Zガンダム 第35話「キリマンジャロの嵐」でティターンズの基地に潜入した際には、シャアよりもサイコウェーブを敏感に感知していた場面がありました。
アムロやシャア、ジュドーの操縦技術にカミーユのニュータイプ能力が加われば最強のパイロットになるのは間違いなしですね。