〜 前回までのあらすじ 〜
・デルムリン島に暮らすダイはかつての勇者アバンの弟子となり厳しい修行を受けた。
・しかし復活したハドラーによりアバンは倒されてしまう。
・ダイは真の勇者を目指すため、大魔王バーンを倒すためポップとともに大冒険に旅立った。
・ロモスの国を目指したダイとポップは魔の森の中で少女マァムと出会う。
・だがそこに魔軍司令ハドラーの命を受けた百獣魔団の軍団長クロコダインが立ちはだかった。
「新作 ドラゴンクエストダイの大冒険(2020)について」
1991年に放送された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を2020年10月にリメイク版として再構築し放送されたアニメ。
このブログでは旧作や原作との比較や個人的に感じた事、言いたい事をレビューしていきます。
― 第7話 「マァムの想い」 新旧比較と感想 ―
キアリクでダイが回復、クロコダインを退ける
クロコダインのヒートブレスで全身麻痺の状態だったダイだったが、マァムが撃った魔弾銃には麻痺回復呪文キアリクが入っていた。
動けるようになったダイ。
クロコダインは真空の斧でダイ達を攻撃。
マァムはヒャダルコの入った魔弾銃で真空の斧を狙い命中、クロコダインは攻撃を封じられる。
その隙を突いたダイはクロコダインの左目に攻撃。
ダメージを負ったクロコダインはいずれダイを倒すと言い残し地中に去る。
マァムはベホイミでダイの傷を癒した。
マァム「これは魔弾銃といってアバン先生からもらった物」
マァムがアバンの使徒だったことを知るダイ。
ポップ「あの〜俺にも何か回復呪文を・・・」
マァム「はい!薬草!!」
ポップ「てめえ!なんなんだよ、この待遇の差は!!」
マァム「勇者と臆病者の差じゃない?」
デルムリン島に妖魔司教ザボエラが現る
一方デルムリン島で空を見上げダイを心配するブラス。
空の黒雲に嫌な予感がよぎる。
その時、ブラスの前に妖魔士団の軍団長ザボエラが現れた。
ザボエラの声が旧作アニメと比べて少し若返ったというか、どうもザボエラの声にしては若い。
正直なところザボエラの声としてみてみるとコレじゃ無い感がある。
やはり旧作アニメの声の方が良かったな・・・。
マァムの母はかつてアバンと共に戦った仲間だった
クロコダインとの戦闘後、マァムの村を訪れたダイとポップ。
そこでゴメちゃんと再会。
マァムはダイ達に母レイラを紹介した。
ダイ「おばさんも先生を知ってるの?」
マァム「知ってるも何も、母さんと死んだ父さんはアバン先生と一緒に魔王と戦ったんだから」
これを聞いて驚いたダイとポップ。
魔王が倒れた後、4、5年前に一度だけアバンが村にやってきてマァムに武術や呪文を教えたという。
レイラ「ところでアバン様はお元気ですか?」
ここでダイとポップはアバンが死んだという事は言わずなんとか誤魔化す事になり気まずい空気に。
新作ではダイがあっさり「元気です」なんて言っているが、旧作では最初両者共に顔を見合わして気まずそうな表情を見せるシーンがある。
先生の話を聞きたいというマァムはダイとポップに村に泊まっていくよう勧めた。
アバン先生との思い出を語るマァム
マァム「父が戦士で母が僧侶だから私は僧侶戦士ってとこかな?」
回復系と補助系の呪文、格闘技を習ったけど、攻撃呪文が使えなかったので魔弾銃をもらったという。
1991年
2020年
マァムの回想シーン。
卒業の日にアバンのしるしに加え、何か宝箱をもらったマァム。
しかし中には何やら武器らしきものが入っていた。
これにマァムは「こんなおっかないものはいらない」と泣き出す。
アバン「正義なき力が無力であると同時に、力無き正義もまた無力なのですよ」
マァムの弱点を補うため魔弾銃を授けるアバン。
また魔弾銃は攻撃呪文だけではなく、回復、補助呪文を打ち出せるスグレ物。
要は使い方次第だという。
アバン「大丈夫。あなたが使っている限りこれが力無き正義になることは絶対にありません。私が保証しますよマァム。」
アバンの事を思い出して涙するマァム。
ポップ「最初会った時は男みたいな女だと思ったけど、こうして見るとマァムって結構・・・。」
ダイとポップはますますアバン先生が死んだなんて言えなくなった様子だった。
クロコダインに入れ知恵をするザボエラ
ダイに手傷を負わされて荒れ狂うクロコダイン。
そこに同じ魔王軍の6大隊長であるザボエラがやってきた。
ザボエラの助けを助力を受けたく無いクロコダイン。
ザボエラは次にダイを仕留め損なったら魔王軍に居場所はなくなるとクロコダインに脅しをかける。
ザボエラ
「ダイの実力を知るハドラー様はともかく他の4団長はなんというかな」
「獣王クロコダインは小僧の首一つ満足に取れんうつけ者であったのかと。」
クロコダイン「な、何を!?」
ザボエラ「悪い事は言わんよ。これを使え。お主とて今の地位を失いたくはあるまい?ええ?」
ザボエラの手には何やら筒状の物が。
この筒の中身の正体は一体何が・・・。
アバンの死を知るマァム、ダイは魔法の修行に
マァムが森を歩いて頃、何やらダイの声が。
ダイ「俺に魔法の修行をしてください!」
マァムは森の影からダイと長老の話をしているところを覗く。
マァム「魔法の修行?」
ダイ
「長老、マァムやおばさんには絶対に言わないでください」
「先生は・・・、アバン先生は死んだんです。」
長老「なんじゃと?」
ダイ「魔王軍から俺たちを守って・・・。」
ダイ「俺は少しでも強くなりたい!先生の仇を討つために!」
これを聞いたマァムは頭が呆然と立ち尽くした。
ダイとポップは村に泊まっていく事に。
レイラ「マァムったら部屋にこもってしまってどうしちゃったのかしら・・・。」
マァムはアバンの死を知り立ち直れない様子。
マァム「先生・・・、アバン先生・・・、先生・・・。」
マァムはアバンの死に涙した。
ポップと長老が見守る中、ダイは魔法の修行に精を出していた。
メラの呪文を使うもポトっと地面に落下。
しかしその後メラの炎を標的に投げ飛ばしたダイ。
ダイ「やった!ついに自分の力で呪文を成功させたぞ!!」
この言葉に不思議に思った長老。
ダイの額に紋章が光った時に強力な呪文が使えるようになると説明するポップ。
長老「額に紋章を抱く・・・それはあらゆる武術と呪文を使いこなす最強の騎士一族だと耳にした事があるが・・・まさかな・・・。」
ロモスの国を救うため翌朝に村を出ると聞いて元気のなさそうなマァム。
ポップ「あのさダイ、いっそのことマァムには本当のこと話したら?」
ダイ「え、ダメだよ・・・。」
ポップ「もしかしたら仲間に加わってくれるかもしれないじゃねえか。」
ダイ「ポップお前マァムのことが好きなんだろ・・・」
1991年
マァムのおっ○いが好きというポップに対してダイが「けっこうガキだな!」と言い放ち、「どっちがガキだ!」とキレるシーンなど、旧作アニメではマァムの胸の事とか、「はぷぱふ」の事とかをポップがダイに夜な夜な話しているシーンがある。
こういうシーンはやはり今の時代では放送できないという事なのか、カットされている。
1991年
これも旧作アニメのシーン。
夜寝ているマァムがアバン先生のことを思い出し涙する場面。
ネット上では新作が「軽い」と言われているが、まさにこういった細かい描写が少ないのが原因と思っている。
この場面で流れているBGMはドラクエ4の「馬車のマーチ」である。
マァムが仲間にダイ達の仲間に
1991年
2020年
翌朝、ダイとポップが村を出るシーン。
名残惜しそうなマァム。
その様子を見た母レイラ。
レイラ
「ダイ君たちの手助けをしてあげたいのでしょう?私たちのことはかまわずお行きなさい」
「私もね昔この村を飛び出していったのよ、傷つきながらも戦い続けていたアバン様や父さんを見かねて」
「私の娘だものしょうがないわよね」
村の若い者はロモスの国の護衛に行き、これまではマァムが中心となって村を守ってきた。
ダイやポップに刺激を受けたのか村を守るためまだまだ踏ん張るという村人や長老達。
それに感謝したマァムは村を出る決意をする。
1991年
2020年
ロモスの行き先でまた迷うダイ達。
旧作ではポップとゴメちゃんが行き先を巡って喧嘩する場面も。
マァム「ダイ!ポップ!私も行くわ!!」
ダイ達の後を追いかけて仲間に加わったマァム。
ダイとポップは大喜び。こうして新たなが始まった。
第7話のCMアイキャッチ