・デルムリン島で暮らしていたダイの前に勇者の家庭教師を名乗るアバンが現れた。
・ダイは早速アバンの弟子となり苦しい修行を受けた。
・そんな時ダイ達の前に現れたのは復活したハドラーであった。ダイ達はアバンがかつての勇者だった事を知る。
・アバンはダイと弟子のポップらを守るため、メガンテで散った。しかしハドラーは逃れた。
・ダイは怒りに我を忘れてハドラーに向かっていった。
「新作 ドラゴンクエストダイの大冒険(2020)について」
1991年に放送された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を2020年10月にリメイク版として再構築し放送されたアニメ。
このブログでは旧作や原作との比較や個人的に感じた事、言いたい事をレビューしていきます。
― 第6話 「獣王クロコダイン」 新旧比較と感想 ―
デルムリン島を去り、新たな旅立ちへ
旧作の第9話「さらばデルムリン島!大冒険への旅立ち!!」の続きです。
アバンは弟子達を守るためメガンテで散った。
アバン先生の遺志を受け継ぎバーンを倒すためデルムリン島を離れて旅立とうとするダイ。
島のモンスターも寂しそうに見守る。
ちなみにゴメちゃんはどこかに隠れている模様。
一方その頃ポップは泣き疲れて寝ている最中だった。
いなくなった事が余程ショックだったのか、夢には去りゆくアバンが出てポップがそれを追う描写がある。
1991年版
ちなみに旧作ではゴメちゃんが駄々をこねる場面やポップがアバンの弟子になった経緯を説明した回想シーンがある。
ポップは実家が武器屋。
ある日、男達が強盗に押し入った。
お金も払わないで店の武器を持ち帰ろうとする強盗達をポップ少年は止めようとする。
逆上した強盗はポップに襲いかかるが、偶然店に立ち寄ったアバンがそれらを退治。
助けてもらったポップはアバンの強さに感激し弟子入りすることになった。とブラスじいちゃんはポップから聞いたという。
まずはロモスに王様と会いに行ってそれからパプニカに行くというダイ。
ダイ「じゃあみんな元気でーーー!!!」
別れを惜しむ島のモンスター達
とその時だった。
「ダイーーーーーー!!!」
ポップ「ふざけんじゃないぞ俺を置いていこうだなんて!!」
あくまで島でのんびり暮らすのが嫌だと主張するポップ。
こうして打倒魔王軍、打倒バーンの旅が始まった。
魔の森でマァムと出会う
ここから旧作の第10話「さまよえる魔の森!獣王クロコダイン登場」に相当する。
デルムリン島を抜けて、魔の森へ立ち寄ったダイとポップ。
少女ミーナがモンスターに襲われていた。
それを見たダイとポップは助けようとする。
ミーナはどうやら森の中で毒消し草を探して迷っていたようだ。
ダイ達も道に迷っていると聞いて泣き出すミーナ。
その直後、ダイとポップの後ろにモンスターが忍び寄る。
ポップのメラをくらったモンスターだったがまだ生きていたようだ。
直後にどこからか火の玉がモンスターを直撃。
倒し損ねたモンスターにとどめを刺す人物。
ポップ「なんだあれ!? 凄い武器だ!」
木から飛び降りてきてきた謎の人物。
「詰めが甘いね、魔法使い君。」
これに怒ったポップ。
ポップ「なんだと!?てめえ!俺の呪文にイチャモン付けようってのか?ええ!?おい! 」
その人物の胸にめがけて人差指を指すポップ。
ポップ「プニュ?」
謎の人物「なにすんのよ!!このスケベ!!!」
ポップ「おんな!!?」
マァムという名前でどうやら魔弾銃という武器を持っているらしい。
道に迷ったというダイにマァムはウチに泊まって行ったら?と提案するがポップが反対する。
それを聞いてたマァム。
マァム「ご推察の通りチンケな村よ!さっさと行って王宮の夕食にありついたら!?」
魔の森は夜になると強力なモンスターがうろうろし始めるという。
今のポップの(呪文)の腕では食い殺されてしまうと反撃するマァム。
この言葉にポップはブチギレ。
ポップ「ああ!!言われんでもこのぐらいの森スパッーと抜けたるわい!!」
会って早々ポップとマァムは喧嘩。ダイとポップはその場を去る。
ミーナ「いいの?お姉ちゃん?」
マァム「いいのよ!あんな連中!」
ダイ達が忘れて行った袋からゴメちゃんが。
どうやら一緒についていきたくて隠れていたみたい。
新作ではここでゴメちゃんが登場するが、旧作ではマァム達が村に戻った後、ダイ達が落とした袋からゴメちゃんが出てきて村人のみんなが驚くシーンがある。
ちなみに新作ではマァムとミーナが村に戻るシーンはカットされている。
1991年版
旧作のダイとポップと別れ、マァムがミーナを連れて村に戻った時の場面。
特にマァムとミーナが村に戻り、村のみんなとおしゃべりするシーンはカットして欲しくなかったな。。。という感じです。
マァムがどういう経緯で魔弾銃を装備して魔の森に出てきているのが説明されていないのと、ミーナの親がどういう人かも分からないのでカットしてほしくなかった。
ハドラーと百獣魔団
偵察モンスターからダイ達の行方を聞いたハドラーはすぐにロモス攻略中のクロコダインに打倒ダイの命令をする。
ダイを見たクロコダインは相手にならないとバカにしている様子だったが、ハドラーが手傷を負った事を聞いて戦意が上がった模様。
クロコダイン「面白い!ハドラー殿を傷付けるほどの小僧、是非とも戦いたくなったわ!」
獣王クロコダイン現る
ここからは旧作の第11話「うなる真空の斧!むかえ撃てアバン流刀殺法」に相当する。
クロコダイン登場シーン。
ハドラーの手下という事から余裕を出すポップはメラで攻撃するも息だけで呪文をかき消されてしまう。
反撃したクロコダインは岩壁を真っ二つに割ってしまった。
これを見たポップはダイを置いて逃走するも寝ているライオンヘッドを起こし追われてしまう。
1991年版
旧作ではクロコダイン登場前に寝ているライオンヘッドに遭遇。
その後目を覚ましたライオンヘッドがベギラマを乱射してダイ達が逃げ回るシーンがある。
また魔の森が参事になっている所をマァムが気にかけるシーンもある。
その後、クロコダインの雄叫びでライオンヘッドが怯えるシーンも描かれている。
圧倒的なパワーにダイは苦戦
ダイは大地斬を繰り出すも、鋼鉄の防御力を誇るクロコダインには傷一つつけられない。
クロコダインが自身の武器である、「真空の斧」でダイにダメージを与える。
クロコダインは呪文こそ使えないもののこの武器を使う事でバギ系の呪文を使うことができる。
マァムはアバンの使徒だった
ライオンヘッドに追われるポップだったが、心配になって森に戻ってきたマァムが接近戦でモンスターを追い払う。
これにはポップも驚いた様子だった。
ダイを置いて逃げた事に激怒するマァム。
マァム「まさかあんた!!見捨てて逃げてきたんじゃないでしょうね!!!」
ポップは必死に言い訳をしようとするも胸ぐらを掴まれて振り回される。
そんなやりとりをしている間にライオンヘッドが起き上がって二人を襲う。
マァムはポップを庇い、魔弾銃で攻撃。
火だるまになったライオンヘッドは逃走。
ポップ「まるでメラだ!こんなすげぇ武器を持っているなんてコイツタダ者じゃ・・・ん?」
ポップ「これは卒業の証!!アバンのしるしじゃねぇか!!じゃあお前も!!!」
この時ポップは無意識にマァムの胸を掴んでいたのだが、これに激怒したマァム。
「バン!!!!」
ポップを殴打する音が魔の森に響き渡った。
今は何かとうるさい世の中なのでこのシーンがカットされなかったのは意外だった。
ヒートブレスでピンチに
ポップとマァムのやりとりがある一方でダイは依然クロコダインに苦戦中であった。
ダイ「アバン流刀殺法海波斬!!!」
クロコダインの胸部に命中。ダメージを与える事に成功する。
さらに上空から攻撃を仕掛けるダイにクロコダインはやけつく息で攻撃。
ダイは全身を麻痺してしまう。
クロコダイン
「ヒートブレス。俺の奥の手だ。」
「俺に傷を負わせるとは大した小僧だ。」
ダイ「なんで・・・動けない・・・」
クロコダイン
「もうよせ、お前はよく戦った。俺が倒してきた歴戦の戦士達よりずっと強かったぞ。」
「少々惜しいが今楽にしてやる!!」
その時、ポップとマァムがダイの元へ駆け寄る。
しかしクロコダインは真空の斧でポップとマァムを攻撃。
ポップ「ダイ!逃げろ!!なんで逃げない!?」
マァム「体が痺れているんだわ!!」
マァムはダイが体が痺れて動けない事を察知。
魔弾銃をダイの方向に向ける
ポップ
「敵はクロコダインだ!どこを狙っているんだよ!!」
「やめろーーー!!!」
ダイに魔弾銃を発射するマァム。
魔弾銃がダイに命中!! 全身が青白く光る!!
ポップ「ダーーーーーーーーーイ!!!!!!」
第6話のCMアイキャッチ