〜 前回までの流れ 〜
・氷漬けになったレオナ姫を救出すべくバルジ島へ向かったダイ達。
・そこで待ち受けていたのは魔軍司令ハドラーが自ら指揮を取る魔王軍であった。
・危機に陥ったダイ達。だが彼らの前に獣王クロコダインと鎧の戦士ヒュンケルが現れた。
新作 ドラゴンクエストダイの大冒険(2021)について
1991年に放送された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を2020年10月にリメイク版として再構築し放送されたアニメ。
このブログでは旧作や原作との比較や個人的に感じた事、言いたい事をレビューしていきます。
― 第18話 「ヒュンケル対ハドラー」 新旧比較と感想 ―
クロコダインに命を救われたヒュンケル
前回突如氷魔塔から現れてマァムの窮地を救ったヒュンケル。
ポップだけでなくハドラーも驚きを隠せない。
ダイとの戦いに敗れた人間の心を取り戻したヒュンケル。
しかし人間でありながら魔王軍の軍団長として大魔王バーンに一目置かれているのが気に入らないフレイザードはこれを機にヒュンケルを抹殺しようと地底魔城の溶岩を呼び起こした。
ヒュンケルはダイ達を地底魔城の外に投げ出し救おうとしたが自らは命を断つつもりでいた。
しかしヒュンケルと同じくダイとの戦いの中で改心したクロコダインの手によって間一髪の所で溶岩の海から救われてたのだ。
師であるアバンとその弟子であるダイ達を恨み殺そうとしたヒュンケルは死ぬ事で自らの罪を清算しようとしていた。
しかしクロコダインによると万人蔑まされようと己の信ずる道を歩めばそれでいい、ダイ達に報いる為にも魔王軍と戦うという。
それを聞いたヒュンケルも共感、ダイ達と共に魔王軍相手に戦う事を使命に再び戦士として立ち上がった。
ヒュンケル意思に反応して蘇った鎧の魔剣。
地底魔城の底に溶岩と共に沈んだはずだったが、見事に修復してヒュンケルの元に帰ってきた。
ヒュンケル vs ハドラー
“裏切りには死あるのみ、それが魔王軍の掟というものだ”
ハドラーはヒュンケルを処刑するべく部下モンスターも攻撃を仕掛ける。
しかし、雑魚相手ではヒュンケルの処刑役は務まらない。
“相手の実力を読めないほどバカなのか？俺を倒したければお前が命を掛けて挑んでこい”
ヒュンケルの挑発に乗ったハドラー。
イオナズンで攻撃するも鎧の魔剣を纏ったヒュンケルには通じない。
そうとなれば格闘戦とヘルズクローで攻撃、なんと鎧に傷をつける事に成功。
ヒュンケルとハドラーの近接戦闘が激しく繰り広げられたがハドラーはやや押され気味。
ハドラーは決死の捨て身の攻撃でヒュンケルの懐に入ろうとしたがブラッディースクライドで心臓を貫かれた。
あっけなく決着がついたと思った瞬間、ヘルズクローがヒュンケルの鎧と体を貫いた。
“バカな！！急所を貫かれてなぜ動ける！！”
ハドラーの心臓は２つ存在。
ハドラーはヒュンケルへの攻撃機会を伺っていたのだ。
ハドラー「メラゾーマ！！！！」
魔法が効かないはずの鎧の魔剣も意味なし、穴の空いた鎧に地獄の炎が流れ込みヒュンケルの体を焼き尽くす。
そしてハドラーは自身の最強の攻撃呪文をヒュンケルに放つ。
ハドラー「ベギラゴン！！！！」
この一撃でヒュンケルは崩れ去るように地面に倒れた。
最終闘気グランドクルス！！
ダイ達の後を追おうとするハドラーとその部下達。
なんとかハドラーをここで倒しておきたいヒュンケル。
“闘気ですよ”
意識が朦朧とする中、アバンの声が聞こえた。
かつてアバンの元で修行をしていた時に教わった闘気の使い方。
もし剣を封じ込められても生命エネルギーで敵を討つ技。
アバンの復讐に燃えて殺気立っていた当時のヒュンケルには習得が難しかった。
だが今のヒュンケルは違う。”今ならできる！！”
そう確信したヒュンケルは闘気を一点に集中させ大技を放った。
ヒュンケル「グランドクルス！！！！」
命の光を放った十字架がハドラーとその部下達を飲み込んだ。
アバンとバルトスの仇討ち
旧作 (ハドラーにメガンテを使うアバン)
グランドクルスの光を遠くから見たダイとポップ。
自分たちを守るためメガンテで散ったアバンの最期を思い出していた。
それを聞き不安になるマァム。
ダイもヒュンケルに加勢しに行こうとするがポップが制止する。
“彼もアバンの使徒。仲間を守るためなら命を捨てる覚悟で戦う”とマァムも説得。
ダイも落ち着きを取り戻し、レオナを姫を救う事が自分達がやるべき事だと冷静になりバルジ塔を目指す。
一方ハドラーはグランドクルスを受けたものの部下達を盾にして直撃を逃れていた。
抜け殻のように膝を着くヒュンケル。
これをチャンスだと思ったのかハドラーはヒュンケルの背後に周り言い放った。
「あの世で歯ぎしりするいい！！アバンとバルトス、後からやってくる貴様の仲間達と一緒にな！！」
ヒュンケル「アバン・・・バルトス・・・先生、父さん」
師であるアバンの命を奪ったハドラー。
父であるバルトスの命を奪ったハドラー。
ヘルズクローがヒュンケルの体に襲い掛かった瞬間。
ヒュンケルの意思に反応した鎧の魔剣がハドラーの体を貫いた。
残り１つの心臓を失ったハドラー。
“貴様こそ真の戦士だ・・・”
死に際にそう言い残し生き絶えた。
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