〜 前回までの流れ 〜
・あわや大渦に巻き込まれそうになるダイの気球船。その危機を救ったのは謎の老人であった。
・マトリフは魔法使いとして魔の森でポップを徹底的に鍛える。
・レオナ姫を救うべくダイもマァムとの特訓が続いた。
・ダイ達はパプニカ王女レオナを救うべく再びバルジ島に渡った。
新作 ドラゴンクエストダイの大冒険(2021)について
1991年に放送された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を2020年10月にリメイク版として再構築し放送されたアニメ。
このブログでは旧作や原作との比較や個人的に感じた事、言いたい事をレビューしていきます。
― 第17話「不死身の救世主」 新旧比較と感想 ―
炎魔塔と氷魔塔の罠
レオナ姫救出のため再度バルジの島にたどり着いたダイ達4人。
ダイとバダックは炎魔塔、ポップとマァムは氷魔塔に向かった。
しかしそこに待ち受けていたのは魔王軍の罠だったのだ。
ダイ達が二つの塔を破壊する時に戦力が分断するのを読んだ魔王軍。
炎魔塔にミストバーン率いる魔影軍団とザボエラ率いる妖魔師団、そして氷魔塔にはダイ達の師であるアバンを葬った魔軍司令ハドラーが待ち構えているのだった。
バダックは爆弾で炎魔塔を破壊しようとするも魔王軍によって阻止される。
目の前に現れた魔影軍団と妖魔師団の達。
そして軍団長のミストバーンとザボエラ。
一方、ポップとマァムも罠に掛かったことに気づいた様子。
ハドラー「ダイは炎魔塔か。まあ良い、どの道アバンの使徒はここで全滅する。この俺はザコでも捻って遊ぶとするか。」
マァム「ポップ!」
ポップ
「こいつは・・・こいつの声だけは死んでもわすれねえ!!!魔軍司令ハドラー!!!」
マァム「こいつが・・・こいつがアバン先生を殺したの!?」
ハドラー
「そこにいるのはアバンを殺した時にいた魔法使いか?」
「こいつは笑わせる、いや泣かせる話じゃないか?ひ弱な弟子が最愛の師の仇を討つため必死に戦いをくぐり抜けてきたのだからな。しかもその結果が惨めな討ち死にだとはな!!」
“やさしさとかいう猿にも劣る低次元な感情”でアバンは死んだとハドラーが言うとマァムの怒りは頂点に達し、ハドラーに殴りかかるも返り討ちにあってしまう。
そしてハドラーは爆裂呪文「イオ」をマァムに向けて放った!!
ダイ達もまた軍団長相手に苦戦していた。
六大団長の中でも謎めいた存在のミストバーン。
本家本元の「闘魔傀儡掌」で身動きできないダイ。
そしてバダックはザボエラの「ザラキ」で死の狭間を彷徨っていた。
ポップ vs ハドラー ベギラマ対決
マァムにとどめを刺そうとしたハドラーだったが間一髪のところでポップがかばった。
アバン打倒の褒美として大魔王バーンによって格闘・呪文、全てにおいて強化されたハドラー。
アバンが殺された時よりも強いというハドラーに絶望を覚えるポップ。
ハドラー「我が魔王軍にたてついた罪は死してもまだ余りある!!俺の高熱地獄で死よりも辛い苦しみを味わうがいい!!」
ハドラー「ベギラマ!!!!」
新作
旧作
ポップ「マァムを守るんだ、ダイを助けに行くんだ。最後の最後まで絶望しちゃいけねえ!!!!」
そう言ってポップはベギラマを放った。
師匠であるマトリフの特訓によって知らず知らずにに魔法力が上がっていたのだ。
そしてルーラを覚えた時と同じく窮地に立たされたポップは無意識のうちにベギラマが使えるようになったのだ。
ポップ「ベギラマができた!!」
ベギラマ vs ベギラマ、ポップの呪文の威力がハドラーを上回った。
そしてハドラー達が動揺している隙にポップは塔を爆破する時に使うはずだった爆弾を敵に投げつけベギラマを放った。
爆発と炎に焼かれるハドラーとその部下であるモンスター達。
ポップ「やった!!マァム見たかよ!!」
マァム「凄かったわね・・・ベギラマなんか使っちゃって・・・。」
ポップ「俺もさ、夢中でできたんだ。師匠のおかげだよ!!」
しかし喜んだの もつかの間、ハドラーは死んでいなかった。
ハドラー
「まさかあの時の小僧がよくぞここまで成長したものだ。」
「しかしお前は思い知ることになる上には上がいることを!!」
ハドラー「ベギラゴン!!!!」
マァムをかばって呪文から逃れようとするポップ。
しかしその後を追うようにベギラゴンの熱閃が襲う。
アバンとハドラーが戦っている時とは魔法力も心も見違える様に変わったポップ。
クロコダインやヒュンケルとの戦いの中でポップも著しい成長を見せていた。
二人の救世主が現る
ダイ達もミストバーンとザボエラの攻撃で苦しんでいたがゴメちゃんの必死の抵抗によりダイとバダックは難を逃れた。
そうはさせまいと魔影軍団と妖魔師団のモンスター達が襲いかかる!!とその時、大きな岩がザボエラ達の頭上に襲いかかった。
ザボエラ「誰じゃ!!こんなとんでもない真似をする奴は!!」
「俺だ!!!」
とザボエラが頭上を見上げた瞬間、そこにはかつての魔王軍百獣魔団長クロコダインが立っていた。
クロコダイン「アバンの使徒の助太刀だ!!あまりに多勢に無勢なのでちと見かねてな!」
ダイ「クロコダイン!!生きていたんだね!!」
氷魔塔にいるポップとマァムが心配のダイ。
クロコダイン「案ずるな氷魔塔にももう一人助っ人が向かっている。そいつは俺よりも強い」
一方、氷魔塔付近ではベギラゴンの直撃をくらったポップとマァムが倒れていた
マァムの首根っこを掴みまだ生きていることを確認したハドラー。
ポップ「ま、待ってくれ・・・俺の命はどうなってもいい・・・でもマァムだけは見逃してやってくれ・・・。」
ハドラー
「そうか貴様この小娘に惚れておったのか。そうと知れば尚更生かして置けん。」
「自分の愛する女が惨たらしく死んで行くさまをじっくりと見るがいい。」
ポップがマァムに惚れていることを知ったハドラー。
マァムの死がポップの何よりの苦しみと分かったハドラーは氷魔塔の塔先に向けてマァムを投げつけた!!
ポップ「マァムーーーーー!!!!!」
その瞬間氷魔塔が光に覆われ崩れ去っていった。
ハドラー「氷魔塔が崩れる・・・!!」
崩れ去った氷魔塔からマァムを抱き抱えた一人の男の姿があった。
あまりにかっこよく登場しすぎのヒュンケル。
そしてマァムが助かった安堵感と、助けたのがヒュンケルだったという嫉妬感情を抱くポップ。
次回はポップの嫉妬の続き、そしてヒュンケルとハドラーの戦いが見どころ。
第17話のCMアイキャッチ