機動戦士ガンダムのヒロイン「セイラ・マス」の活躍を振り返りたいと思います。
大人っぽく気品漂う雰囲気が魅力のセイラですが、劇中ではホワイトベースに搭乗しながらもジオン軍の赤い彗星「シャア・アズナブル」の妹として苦悩するシーンも数多く描かれています。
今回は兄であるシャアとの関わりを描いたエピソードを含め、彼女の活躍や人物像を窺わせるシーンなどを抜粋して紹介したいと思います。
セイラ・マスについて
本名(旧名) | アルテイシア・ソム・ダイクン |
声優 | 井上瑤、潘めぐみ(THE ORIGIN) |
生年月日 | 宇宙世紀0062年9月12日 |
年齢 | 1st(17歳)、Z(25歳)、ZZ(26歳) |
身長 | 165cm |
搭乗機 | ガンダム(第16話、第20話) Gファイター Gアーマー コアブースター(劇場版) コアファイター (THE ORIGIN) ジム増加装甲タイプ (THE ORIGIN) |
「セイラ・マス」とは機動戦士ガンダムに登場する女性キャラクター。
主人公の「アムロ・レイ」をはじめとする仲間達と共に地球連邦軍の宇宙戦艦「ホワイトベース」に乗り込み「一年戦争」を戦い抜いた一人でもある。
劇中ではセイラの名で呼ばれる事が多いが、その正体はジオニズムを提唱しサイド3をジオン共和国として独立宣言した「ジオン・ズム・ダイクン」の娘「アルテイシア・ソム・ダイクン」である。
また、同じく劇中に登場するジオン公国軍の士官「シャア・アズナブル」は実兄であり、物語の中でも二人の関係性が所々に描かれている。
幼い頃に父が死去。その後、ダイクン派だった「ジンバ・ラル」の元へ兄と共に引き取られたが、ジオン共和国独裁化を企むザビ家から逃れる様にマス家の養女となり、「セイラ・マス」に名前を改め地球で何不自由なく暮らしていた。
そして、兄がジオン公国となったサイド3へ旅立つと、自身もサイド7へ移住し医療ボランティアとして活動を始める。
だが、直後の戦争に巻き込まれた事でザビ家の復讐を企む兄を巡り過酷な運命に振り回される事になってしまう。
機動戦士ガンダム THE ORIGINより
セイラ・マスの活躍 (一年戦争編)
アニメ「機動戦士ガンダム」におけるセイラの印象的な活躍シーンをまとめてみました。
カイ・シデンを平手打ち
第2話「ガンダム破壊命令 」
第2話「ガンダム破壊命令 」ではホワイトベースの避難民の一人として初登場。
同じく避難民の「カイ・シデン」が怪我人を置いて一人でエレベータに乗ろうとした所を平手打ちをしている。
有名なシーンだが、初対面では共に激しく印象が悪かった様子。
カイ「イテッ!!、お、お前・・・」
セイラ「それでも男ですか?軟弱者!!」
カイ「なんだったんだよ」
セイラ「あなたみたいな人、サイド7に一人で残っているといいんです!」
カイ「あんたセイ・・・セイラとかいったよな?」
セイラ「そんな・・・不良みたいな口の利き方おやめなさい!」
兄の面影に動揺するセイラ
第2話「ガンダム破壊命令 」
第4話「ルナツー脱出作戦」
第2話「ガンダム破壊命令 」では、ホワイトベース出航直前にサイド7に生き残りがいないか見周りをしていたセイラ。その後、サイド7に潜入していたジオン兵を見つけ銃を突き付けた。
だが、マスクを外した彼の素顔は兄である「キャスバル・レム・ダイクン」の面影があり動揺。
その後、ジオン兵士(シャア・アズナブル)の蹴りで拳銃を蹴り飛ばされてしまうが、ガンダムが救援に現れた事で彼は逃亡する。第2話にして兄妹の伏線が張られるが、その後も二人は戦場で度々出会う事になる。
セイラに銃を突きつけられた際にマスクを取って素顔を見せるシャア。
ガンダムが救援に現れた事で逃亡するシャア。
ちなみにシャアも妹「アルテイシア・ソム・ダイクン」ではないか?と察していた様子。第4話「ルナツー脱出作戦」では妹の事を想うシーンがある。
シャア「もし、あの時の少女が10年前に別れた妹の・・・いや、アルテイシアにしては強すぎる・・・そう・・・アルテイシアはもっと優しい・・・」
ホワイトベースの通信オペレーターへ
第3話「敵の補給艦を叩け!」
第7話「コアファイター脱出せよ」
人手不足だったホワイトベースだが、医学にも詳しかったため当初は医療スタッフの補助をしていた。
「アムロ・レイ」「ブライト・ノア」の険悪な関係を察し臨時で通信オペレーターになり、第3話「敵の補給艦を叩け!」では初実戦でアムロをサポートした。
人を乗せるのが上手く、パイロットのプライドをくすぐったりしてモチベーションを上げるシーンが多い。
第23話「マチルダ救出作戦」ではカイから「おだてのセイラさん」などと揶揄されている。
アムロに対しては彼の操縦技術を信頼してるためか、ガンダムで空中戦を要求するなど無茶な指示も目立つ。
セイラ「ガンダムで空中戦をやる自信あって?」
アムロ「空中戦? ガンダムって陸戦兵器なんですよ!」
セイラ「あなたならできるわ。」
アムロ「勝手過ぎます。僕にはそんな器用な事できません!」
無断でガンダムに搭乗
第16話「セイラ出撃」
第16話「セイラ出撃」では兄らしき人物であるシャアの動向を探るべく無断でガンダムに搭乗しジオン兵と接触を試みようとする。
だが、ノーマルスーツ未着用で戦闘経験にも乏しかったため、カタパルトの加速Gに耐えきれず嘔吐。さらにザク(コズン機)やグフとの戦いでもメインカメラと脚部を破壊されるなどガンダムが捕獲される危機に陥ってしまう。
セイラにしては軽率な行動だったが、その後も兄であるシャアを密かに置い続けていく。
セイラ「シ、シミュレーションで完全に覚えているはずなのに・・・Gがこんなになんて・・・」
セイラ「狙っているのに、当たらない!!こんなに射撃が難しいものなんて・・・」
その後、アムロがガンキャノンで救援に来たため一大事にならずに済んだものの、戦闘後はブライトから3日間の独房入りを命じられている。セイラはガンダムに乗った本来の目的を明かさずに”女性でも戦える事を証明したかった”と弁解した。
独房へ向かう時、ミライに変わり捕虜であるコズンに食事を持っていった際にはシャアの現状を聞き出す場面も。また、このやりとりの内容をリュウから問われると「いくらで私を買収出来るかって」と誤魔化した。
独房に入った後も兄シャアの事を想い涙するセイラ
ランバラルとの再会
第20話「死闘! ホワイト・ベース」
今度は独房に入っているアムロに変わり、再びガンダムに搭乗。ちなみにこの時はカタパルト射出時のGに耐えられた模様。
ジオン軍のMSとは戦闘になるも苦戦、独房から出て機銃砲座を担当したアムロの支援を受けながら「ザクII」を1機撃墜する事に成功する。
その後、ジオン軍兵士がホワイトベースに侵入し白兵戦を展開。直後にアムロとパイロットを交代。セイラは第二ブリッジに向かうも、そこで「ランバ・ラル」と鉢合わせする事になる。
ラル「ひ、姫・・・姫様・・・間違いない・・・アルテイシア様に違いない。」
ラル「私をお忘れか?あなたの父ジオン・ダイクン様にお仕えしたジンバ・ラルの息子、ランバ・ラルです。」
セイラ「・・・アルテイシアと知って何故銃を向けるか?」
ラン・バラルはその後、リュウと銃撃戦で負傷。セイラは退却する様に叫ぶも彼女の目前で自爆してしまう。
オペレータからパイロットに
第24話「迫撃! トリプル・ドム」
第24話からはモビルスーツ経験者という事から、Gファイター(Gアーマー)に搭乗し仲間達と共に戦場へ出撃。
メカニックから出撃前に「一度でもガンダムに乗っていれば簡単な物ですよと」と言われたが、ガンダムとのドッキング操作が分からず、アムロに任せて発進。
戦闘中はアムロが武器の照準を担当し自らが舵を取るも、ドムが放った砲弾に被弾、またGアーマーの加速Gに苦労する様子がシーンもある。
ガンダムから分離する際にはアムロから「セイラさんならできますよ」と励まされる。
その後、Gファイターになったものの目立った活躍はなく、マチルダが搭乗したミデアが目の前で撃墜されてしまった事で自身の不甲斐なさに悔やむシーンがみられた。
ジャブローでシャアと二度目の再会
第30話「小さな防衛線」
第30話ではジャブローで「カツ」「レツ」「キッカ」を探している最中にシャアと遭遇。
シャアから”アルテイシア”と声をかけられ思わず振り向いてしまう。彼女自身もシャアの事を”兄さん”と呼ぶ。
兄から”軍から身を引いてくれないか”と言われるも、近くにいたミライが発砲したためシャアは逃亡。セイラはジオン軍の士官に気付かなかったと嘘をいうが、ミライからは不審がられてしまう。
兄がジオン軍に所属している事が信じられないセイラ。
ミライがシャアに発砲。これを受けてシャアは逃亡する。
テキサスコロニーでシャアと三度目の再会
第38話「再会、シャアとセイラ」
第38話「再会、シャアとセイラ」ではテキサスコロニー近辺でホワイトベースからGファイターで発進。ジオン艦隊に対しホワイトベース、マゼランと共に攻撃を仕掛け数隻沈める事に成功している。
その後、アムロを探すためセイラもテキサスコロニーに潜入するが、そこで兄シャアと遭遇する。
通信中だったため二人の会話は全て筒抜けだった事から、ブライトはセイラがシャアの妹である事実を初めて知る事になる。
セイラはアムロを探すためテキサスコロニーに潜入するもブライトと通信中にシャアと遭遇。
シャア「軍を抜けろと言ったはずだ、そ、それが軍曹とはな」
セイラ「兄さんこそ、ジオン軍にまで入ってザビ家に復讐しようなんてやる事が筋違いじゃなくて?」
シャア「お前の兄がその程度の男だと思っているのか?アルテイシア?」
セイラ「え?」
シャア「ジンバ・ラルの教えてくれた事は本当の事かも知れん、あの爺やの口癖だったからな」
シャアとセイラの父である「ジオン・ズム・ダイクン」がデギン公王に殺された事がこの時初めて公にされた。
ザビ家が連邦を倒すだけでは人類は真の平和を得られないとシャアは言う。彼がジオンに入国しハイスクールから士官学校に進んだのも全てはザビ家に近づき復讐するため。
そしてニュータイプであるアムロを危険視した。
セイラ「ジンバ・ラルはニュータイプは人類全体が変わるべき理想のタイプだと教えてくれたわ。だったらニュータイプを敵にする必要はないはずよ。」
セイラ「キャスバル兄さん、兄さん何を考えているの?」
シャア「もう手段は選べぬと言う事だ。アルテイシアはあの木馬から降りるのだ」
ホワイトベースから降りて地球に行く様に言い残し立ち去ってしまうシャア。
その後、セイラ宛に送られたトランクをホワイトベースが回収。セイラは中身が金塊である事、送り主であるシャアは実の兄である事をブライトに明かした。
シャアからの手紙を読んだセイラは兄との決別を悲しみ泣き崩れてしまう。
ガンダムに固執するシャアと四度目の再会
第41話「光る宇宙」
第41話では打倒ガンダムに固執するシャアがアムロとララァの間に割って入りガンダムと戦闘を繰り広げた。
セイラは兄を止めようとGファイターでゲルググに近づくが、ガンダムを倒す事で余裕が無かったシャアはセイラだと気付かず、間一発のところで妹の命を自らの手で奪ってしまいそうになる。
二人の戦いに白黒付けさせたくないセイラの複雑な想いが垣間見れたシーン。
セイラとは気付かずシャアはゲルググのビームナビナタでGファイターに斬りかかる。だが、アムロの瞬時の判断によってセイラは救われる。
セイラは再三に渡り兄に接近を試みるが、未だに妹の存在に気付かないシャアは再度Gファイターのコクピットを狙う。
寸前のところでララァが一声掛けた事でGファイターに搭乗しているパイロットがセイラだと言う事に気付くシャア。
この直後に動揺したシャアの隙を突いたアムロがビームサーベルでトドメを刺そうとするも、シャアを庇ったララァが戦死してしまう。
シャアとの最後の別れ
第43話「脱出」
最終話となった第43話ではモビルスーツを失ったアムロとシャアは共にア・バオア・クーに侵入。セイラ自身も兄であるシャアの気配を感じ取りア・バオア・クー内に侵入を試みるも、二人の一騎討ちを目撃する。
ガンダムとゲルググの戦いもそうだったが、セイラの介入がなければどちらかが死んでいてもおかしくない状況だった事もあり、今後の物語の行方を占う意味でもセイラの活躍は重要な意味を持っているといえる。
要塞に潜入後、しばらくして生身の一騎討ちを繰り広げる二人を発見。ララァを殺したアムロに憎悪を剥き出しにするシャア。
セイラは間に入って制止しようとするが爆発に巻き込まれシャアに助けられる。
「キシリア・ザビ」への復讐に向かうシャアを見送ったセイラ。これが二人にとって最後の別れとなった。
シャア「アルテイシアは脱出しろ」
セイラ「兄さんはどうするのです?」
シャア「ザビ家の人間はやはり許せぬと分かった。そのケリは付ける。」
セイラ「兄さん・・・」
シャア「お前ももう大人だろ。戦争も忘れろ。」
シャア「いい女になるんだな・・・アムロ君が呼んでいる」
二人と逸れア・バオア・クーからの脱出諦めていたセイラだったが、アムロの導きにより皆んなの元へ無事生還を果たす。
小説版ガンダムにおけるアムロとの関係
アニメ版と違い小説版ではアムロと恋仲になるシーンがある。
作中ではアムロはセイラと二人きりの時に限り「金髪さん」という愛称で呼んでおり、肉体関係まで結んだ。
その際にセイラが「シャアを・・・殺してくれて?」とこぼすシーンがあり、アムロが「それを頼みたいから僕と寝たんですか!」と叫ぶシーンも。ちなみに彼女は否定している。
またフラウの事については「友達関係って大事よ」というセリフもあり、アムロに対して一歩引いている様子も描かれている。
一年戦争後のセイラと登場シーン
「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」のセイラの登場シーンをまとめてみました。
セイラの写真を手にするシャア
機動戦士Zガンダム
第8話「月の裏側」
第8話「月の裏側」では月面でティターンズとの戦いを終えたアーガマが月面都市アンマン着港。
自室に戻った「クワトロ・バジーナ」ことシャア・アズナブルが幼少時代に撮ったセイラとのツーショット写真を手にするシーンがある。
心情は一切語られていないものの、妹の写真を自室に置いている辺り、セイラへの想いが垣間見えるシーンである。
悲しげな表情でシャアの演説に見入るセイラ
機動戦士Zガンダム
第37話「ダカールの日」
第37話「ダカールの日」ではダカールで演説を行なっているシャアを切ない表情を見入るシーンがある。セリフこそ無いものの、表情から兄への気持ちが窺える。
このシーンはセイラの声を担当する井上氏が長期旅行中だったため連絡が付かず収録できなかったと言われている。
「劇場版」
劇場版「機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-」ではアニメ版とは異なり、ジャーナリストとして活動している「カイ・シデン」がシャアの情報を入手するためにセイラに接触するシーンがある。
「小説版」
小説版ではシャアがアーガマに潜入したのは”地球での感覚を呼び戻すためで、別の事をやろうとしている”と悟っている。
もしセイラがシャアの近くにいるとなれば、彼女は兄を危険人物として殺していたのかも知れない。
兄の死を望むセイラ
機動戦士ガンダムZZ
第46話「バイブレーション」
第46話「バイブレーション」では「リィナ・アーシタ」と共にブライトの前に登場、一年戦争以来の再会を果たし現在は投資家として活躍している事を明かしている。
シャアの話題にも触れ、ブライトが”この戦いにはシャアの意思は感じられない。だが、次の行動に向けた準備をしている”と言及すると、セイラは”そんな兄は見たくありません。いっそ死んでくれれば・・・”と語りリィナとは対照的な心情が描かれていた。
またセイラは兄について「野心と妄想よ…兄は何か宇宙の意思のようなものに従わねばならないと思ってるんです。」と、前作では明かされなかったシャアへの想いが語られている。
リィナを保護してジュドーと再会させる
機動戦士ガンダムZZ
第28話「リィナの血(後)」
第28話「リィナの血(後)」ではネオジオンとの戦闘に巻き込まれ死んでいたと思われてしたリィナだったが、後にセイラによって救われていた事が判明。
第47話「戦士、再び……」では「ジュドー・アーシタ」がリィナと再会を果たすシーンで登場。
この際に兄と会うのが久しぶり過ぎて躊躇しているリィナを後押ししている。戦火と共に兄妹の関係が切り裂かれたセイラとリィナだが、その結末は対照的に描かれた事になる。
その後、「ルー・ルカ」と共に木星へ旅立ったジュドーをリィナやブライト達と共に見送っている。
「小説版」
小説版ではリィナを助けたのはネオジオン兵であり、セイラは彼の要請によりブライトの元へ送り届けたとされている。
出典元:twitter.com/travis37564/
また、短編小説「Sensitive Eyes of Sisters 優しすぎた妹たち セイラとリィナ、ふたりの妹の旅立ち」ではリィナを保護した期間について描かれている。
カラバの仲間に頼まれ地中海付近にあるカラバの病院でリィナの主治医を務めており、その後リィナと打ち解けた。リィナが退院した後は二人で宇宙に上がったシーンが描かれている。
セイラ・マスの活躍と登場シーンの感想
ガンダムシリーズで登場する女性キャラ「セイラ・マス」について紹介しました。
一年戦争時では年齢が17歳でありながら上品で大人っぽい雰囲気もある事からガンダムファンの中でも好きな人が多いヒロインの一人だと思います。
シャアと違って本格的にニュータイプ能力に覚醒する事もなく、パイロットとしても優れていた訳ではないですが、冷静さや人心掌握に長けているのでオペレータとしては優秀だったのではないでしょうか。
性格的には独善的で執着心が強く理想のためなら多少の犠牲も構わないというシャアとは対比的に描かれていましたが、劇中では兄であるシャアの動向を常に気にしており、グリプス戦役、第一次ネオジオン抗争の頃には兄を危険人物をして意識していました。
シャアが第二次ネオジオン抗争を引き起こしたという事実は彼女にとって分かりきった事だったのでしょう。