フリーランスのエンジニアは働く場所を選びません。
ITスキルを身につけることは1つの国に縛られる事なく海外でのノマド生活も夢ではありません。
今回は海外に住むメリットや注意点、おすすめの国などを紹介していきます。
なぜエンジニアがオススメなのか？
ITの技術は世界共通
ITのスキルは特定の国のみで通用するものではありません。
また海外は日本に比べてプログラマーの地位が高いです。
例えばアメリカだとコンピュータ・サイエンスの学位を取得した人間でないとプログラマーになるのは難しいです。
日本のプログラマーは非正規雇用者が多く学歴も関係なくなれるという事情もあり、日本と海外のエンジニアに対する認識が違うのです。
ただ特殊な分野でもない限り海外のエンジニアのような学歴がなくても、高いスキルを身に付けることができれば海外でも通用するプログラマーになれるということです。
パソコンとネットの環境さえあれば作業場所に依存しないのでリモートワークに適した職種であると言えます。
IT技術は英語圏との親和性が高い
プログラミング言語は英数字記号で構成されています。
例えばコードを書いたときに発生したエラーの内容なども英語で記述されていたり、各プログラミング言語のドキュメントも英語で書かれたものが多いです。
また最新のIT技術は英語圏から発信されるケースも多いので英語が得意な人、海外に在住していて普段から英語に馴染みがある人は最新技術をキャッチアップしやすいということです。
つまり英語を標準語としている国で生活しているエンジニアにとって馴染みやすいのです。
英語と親和性の高い職種であるとも言えます。
海外で働くメリット
自由なスタイル
日本では服装に厳しい企業も多く、スーツにワイシャツ・ネクタイを着用して働くというのが多いですが、海外の内勤では服装が自由であり自分のスタイルで仕事ができます。
拘束時間も日本人は残業を進んでやる傾向がありますが、海外では逆に残業を良しとしていない文化の国が多いです。
また実力重視なので日本ほど学歴が重要視されない国もあるというのもポイントです。
物価が安い
日本では家賃が 高いですが東南アジアであれば1/3ほどで暮らすことができます。
また日本より全体的に物価が安い国も多いので収入が多少低くてもお金には困らないのです。
同じ収入でも日本にいる時に比べて裕福な暮らしが可能になります。
また所得税や相続税、贈与税も無い国もあります。
語学スキルを学べる、活かせる
海外で働いていく中でコミュニーケーションは必須要素です。
海外で仕事をすると現地語の能力が求められるので自然と学習する機会が増えるため実生活の中で語学力が磨かれるのです。
異文化に出会える
日本にいては中々出会えることがない文化を体験することができます。
また異文化を受け入れて理解することで、外側から日本という国を俯瞰して見ることができます。
人間関係で苦労しない
海外ではかしこまった言葉使いをする必要がありません。
海外は日本のような上司と部下という上下関係のを意識しなくても良いので名前も呼び捨てです。
なのでフランクにコミュニケーションができるというのもあり、日本人のようなコミュニケーションにおける無駄がないのがメリットです。
適応力が上がる
異文化へ触れてその状況ごとの問題を解決する中で新しいことに対する適応力が上がっていきます。海外で自立したという経験をすることにより、どこでも生きていけるんだという自信が持てるようになります。
そして自分にあった国に移住するという選択もできるようになります。
海外で働く上での懸念点
ビザの発行
海外に長期滞在するにはビザが必要になります。外国で就労する場合、ビザがなければ違法就労として強制送還や罰金の対象になる事があります。
ビザ申請代行サービスを利用する事で、ビザ取得の手続きが楽になります。また国によってビザ取得の条件が異なるため注意が必要です。
東南アジア諸国は比較的就労ビザが取得しやすいといわれています。
納税の問題
海外での滞在期間が1年未満の場合、日本の「居住者」扱いになるため日本の納税義務に従う必要があります。また現在居住している海外の国で納税の条件に一致している場合はその国の納税義務として支払います。
１年以上海外の居所で生活をしていても日本に生活の活動拠点(住所)をおいている場合は日本の「居住者」として確定申告が必要と判断される場合があります。
ちなみに「非居住者」であっても日本国内で生じた所得であれば自国の所得税を支払う義務が発生します。
海外でフリーランスの仕事を獲得する方法
日本の企業から案件をもらう
日本で開拓したクライアントからリモートの仕事をもらう方法と、主に日本の企業の案件を扱っているクラウドソーシングで仕事を得るという方法もあります。
最初は在宅に慣れるまでは日本の案件から始めてみてみるのが良いでしょう。
その後で海外の案件にも挑戦することをオススメします。
以下のサービスではプログラミング仕事を獲得することができます。
特にWeb系のスキルが活かせる案件が多いです。
・クラウドワークス
・ランサーズ
在宅ワークに必要なスキルは以下の記事にまとめてみました。
海外の案件を獲得する場合
海外の案件を扱っている以下のクラウドソーシングサイトを使う事で仕事の獲得ができます。
プログラミングだけでなくデザインやライターの仕事も多数募集しています。
・Freelancer
・Peopleperhour
・Upwork
・Guru
・Toptal
海外で働くのにおすすめの国
シンガポール
・英語圏である
・比較的治安が良くインフラが整備されている
・所得税の最高税率が日本の半分以下
・贈与税や相続税がない
治安が良く、隣の国へも日本円で数百円〜数千円で行けてしまいます。
公用語は中国語など他にも存在しますが英語も通じます。
交通網の整備されていて移動にも困らないでしょう。
タイ
・交通網がかなり発達していて便利
・家賃が安い
・物価が日本に比べ1/3以下と安いので生活費がかなり抑えられる
・飲食では日本のチェーン店が多く、日本人に馴染みが深いエリアが多い
物価が安いので、生活は比較的裕福に暮らすことができます。
また年間の平均気温も安定しているので日本の様に衣替えする必要もありません。
ドイツ
・ドイツ語と英語が通じる
・フリーランスビザが取得しやすい
・食品が安い
特に食料費が安く、外食も日本に比べると安いので食事代には困らないでしょう。
英語も通じて、ヨーロッパの近隣の諸国にも気軽に行けるのでオススメです。
まとめ
◯ 海外の国に長期滞在するにはビザが必要になる
◯ ビザの取得は各国によって条件が異なる
◯ 海外の滞在が長くても生活拠点や所得が発生した国が日本の場合は自国で納税義務がある
◯ クラウドソーシングを使えば日本、海外の企業から仕事を探す事ができる
