IT/Web系の仕事の大半は都市部に集中しています。
地方在住の僕が地方で暮らしていて仕事がなかった事、どの様にフリーランスとして仕事を探したかを体験談を交えて解説していきたいと思います。
住んでいる地域には好きな仕事がなかった
地元ではIT/Web系の仕事がなかった
プログラミングが出来る仕事をしたいと思い、いざエンジニアの仕事を探してみると僕の住んでいる地域にはIT系/Web系の仕事はほとんどありませんでした。
ハローワークやネット上の転職系サイトを見てみるとたまに地元のWeb制作会社があったりするのですが、都会の案件数に比べると雲泥の差で落胆していました。
そもそも他業種の仕事ばかりで僕のいる地元ではWeb系のベンチャー企業なんかはまずありえないレベルでした。
ちなみにIT企業でさえまともにありませんでした。
そういった先進的なイメージの仕事は3大都市に集まってるのです。
そんなこともあり地元で働くのは諦めて大都会に出てIT系の仕事をしていた時もあります。
僕の地元は人口も少ないので、エンジニアができる会社を探すのは超絶ハードでした。
地方でフリーランスになるためのスキルアップ
地方では都会ほどスクールや専門学校は充実していません。
場所によってはそれらの学習施設が無い地域もあるでしょう。
ですがエンジニアになるための勉強は必ずしも学校に通わなければならないという事はありません。
自宅でもスキルを身につけるための方法を紹介します。
参考書を読む
技術系の参考書はネットでも購入する事が可能です。
参考書のメリットは全体を体系的に学べる事です。
プログラミング言語の入門書であれば仕事で必要な基本的なことを一つずつ学べる構成になっています。
インターネットを使う
実際にプログラムのコードを書いていると、エラーなどの不具合に遭遇する事があります。
そのような場合はネットでエラーの内容などを検索して対処していかなければなりません。
特に周りに詳しい人がいない場合など自分1人だけで解決しようとすると時間的に効率が悪いです。
そのような場合はネット上の詳しい人の情報を参考にした方が良いと思います。
また以下のような質問サービスを使う事で悩みに対する回答を得られるのでオススメです。
・teratail
・Qiita
・stackoverflow
・Yahoo!知恵袋
・教えて!goo
オンライン学習サービスを使う
映像で学ぶ方がテキストよりも実践的に学べるのでオススメです。
コードの書き方や実行結果を映像として見て学べるので、文字だけの時よりも効率的な学習がしやすくなります。
・ドットインストール
・udemy
・Progate
ポートフォリオを作成
一通り学習を終えたら勉強した成果を作品として目に見える形にしていきましょう。
ポートフォリオを作るメリットとしては以下になります。
・身につけた複数のスキルを1つの作品に使える
・世の中に存在する機能を実装する事で、より実践的なスキルが身に付く
・就職活動の際にスキルのアピールに使える
実務でスキルアップをする
いきなりフリーランスとして仕事をする事もは可能ではありません。
フリーランスになる前に実務を経験する事で自信が付きますし、独立した時の単価アップも狙えます。
ただし、今住んでいる場所の近くにIT/Web系の会社が無い場合は移住することも検討しなければならないでしょう。
就活の際はポートフォリオを有効活用しましょう!
地方都市なら常駐案件を取れる
結論を言うと地方でも仕事は取れました。
厳密には地元ではなく少し離れた場所にある地方都市なのですがフリーランスとして仕事を見つける事ができました。
さすがに田舎は例外ですが、地方都市レベルであればエージェントを使う事で常駐型の案件を獲得できます。
エージェントを利用する際には「地方の案件数が多いエージェント」を選ぶ事に意識しました。
独自のコネクションを持っているエージェントが多いので、Web上の求人サイトでは乗っていないような企業の案件を探せたりします。
あと、大手のエージェントは全体の案件数がより豊富なので地方の案件を探す際に役たちます。
エージェントを使うメリット
フリーランスと聞くと敷居が高そうに思えますが、エージェントを使うことで自分から企業に営業をかけなくても済むので気軽に案件を探す事ができます。
またクライアント企業と直接契約を結ぶ訳でもないので、万が一トラブルが発生した時はエージェントのサポートを受けられるのもメリットです。
在宅型に比べて高単価なので手っ取り早く稼ぐのであればエージェントを使って常駐型の案件の仕事をした方がした方が良いです。
エージェントを使うデメリット
デメリットとしては在宅での案件はあまりないという事です。
僕が大手のエージェントに聞いた話では、案件の大多数が常駐型で在宅ワークが可能な案件はかなり少ないという事でした。
地方の案件が多いフリーランスエージェント
以下のフリーランスエージェントは地方の案件数やサポートも充実していてオススメです。
レバテックフリーランス
ギークスジョブ
Midworks
ポテパンフリーランス
PE-BANK
在宅リモートであれば案件獲得のハードルは低くなる
企業の数が都会よりも絶対的に少ないので地方で常駐型の仕事にこだわりすぎると案件探しの難易度が上がります。
在宅型であれば発注元が大都会であっても地方で仕事をする事が可能です。
田舎で仕事をする場合は在宅リモートになる
都市部に出てこれない、都市部から遠い田舎住みの人がフリーランスになる場合は移住か在宅ワークのどちらかになると思います。
ど田舎だと住んでいる場所の周りには会社なんて存在しないので営業に行くのも出来ません。
遠距離の都市部に出向き営業をかけるのは時間や費用面で効率が悪いので現実的ではないです。
クラウドソーシングを使えばわざわざ営業に行く必要はありません、田舎に住みながらも都会の案件を受注できます。
クラウドソーシングでおすすめのスキル
実際に案件を探していて実感したのはWeb系の案件が大多数だったという事です。
在宅でリモートの仕事をしたいのであれば是非IT系のスキルよりもWeb系のスキルをおすすめします。 Webアプリ、スマホアプリ開発系の技術がおすすめです。
以下は案件別に必要なスキルです。
Webサイト制作 | HTML / CSS |
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Webサイトのフロント開発 | JavaScript |
Webシステム開発 | PHP、Java |
WordPress系 | PHP |
スマホアプリ開発 | C#、JavaScript、Java、Kotlin、Swift |
仕事の探し方
人脈から仕事を獲得
以前常駐型の案件で関わった仲の良いクライアントから仕事をもらったり、また同業種のセミナーや異業種交流会などで知り合ったの知人、友人から仕事をもらう方法もあります。
自分から営業をかける
そもそも住んでいる地域の近くにIT/Web系の企業があればの話なのですが、 自分で企業に乗り込んで顧客開拓する方法もあります。
クラウドソーシングの利用
人脈が無く仕事の獲得が難しい場合はクラウドソーシングのサービスを使うことで簡単に個人事業主と仕事発注者とマッチングさせることができます。
以下のWebサービスは登録も簡単で案件数も多いので未経験者でも手軽に利用できます。
クラウドワークス
ランサーズ
まとめ
◯ 学校に行かなくても学習するためツールがあるのでスキルを磨く事はできる
◯ 地方都市であれば常駐も可能
◯ エージェントやクラウドソーシングを使う事で効率的に仕事を探せる
◯ 田舎でも在宅リモートでフリーランスエンジニアとして活動できる