アニメ映画「君の名は。」に登場したヒロインを紹介したいと思います。
有名な俳優が起用された作品として話題になった本作。見知らぬ少年・少女が突然入れ替わり葛藤を抱きながらもお互いが歩み寄り不思議な現象を乗り越えていく物語として人気を博しました。
今回は「君の名は。」で登場した女性キャラの人物像や画像をまとめてみました。
映画「君の名は。」について
2016年8月26日に公開された「新海誠」の原作・脚本のアニメ映画。
新海としては6作目の劇場アニメであり、前作の「言の葉の庭」からは3年ぶりとなった作品です。
主要キャラの声は「神木隆之介」「上白石萌音」「市原悦子」「長澤まさみ」などの俳優・タレントが起用され多くの話題を呼びました。
日本国内の興行収入においても歴代で「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」「千と千尋の神隠し」「タイタニック」「アナと雪の女王」に次ぐ第5位を記録。
世界興行収入では「千と千尋の神隠し」に次ぎ2位にランクインするなど国内外で大人気を博した作品でもあります。
「あらすじ」
少年少女に起こった不思議な現象と千数百年ぶりに接近するティアマト彗星をめぐる物語。
東京の四ツ谷に暮らす「立花瀧」はある朝、目を覚ますと岐阜県の山深い田舎町で暮らす少女「宮水三葉」に入れ替わっていた。同じくして三葉は瀧と入れ替わっていた。
出会った事も無い二人は夢を通じて互いに心と身体が入れ替わる事に気付く。性別も環境も全く違う二人は不定期の入れ替わりを楽しみつつ、時に喧嘩をしたりしながら次第に打ち解けていった。
そんな矢先に入れ替わりは突如途絶えてしまい心配になった瀧は記憶を頼りに飛騨へ向かうも、そこでは予想だにしない衝撃の事実が彼を襲う。
「君の名は。」に登場する女性キャラまとめ
アニメ映画「君の名は。」に登場する女性キャラの人物像や画像をまとめてみました。
宮水三葉 (みやみず みつは)
声優:上白石萌音
岐阜県の山奥に住む岐阜県立糸守高校の2年3組の17歳。
幼少期に母である「宮水二葉」を亡くしており現在は祖母「宮水一葉」と妹「宮水四葉 」と共に暮らす。
実家は「宮水神社」を営んでおり、妹と共に巫女を努めていたが、独自の風習や家を顧みず政治活動に勤しむ父「俊樹」に嫌気が差し、都会の華やかな生活に憧れを抱いていた。
本人曰く、来世は東京のイケメン男子になりたいと語っている。
田舎を出たいと思っていた矢先に東京に住んでいる男子高校生「立花瀧」と夢の中で人格が入れ替わる現象に遭遇、以後は親睦を深めつつお互いに惹かれあって行くようになる。
入れ替わり中は東京の景色に圧倒される事も多く、カフェ巡りをした時には見た事も無い豪華なスイーツを注文してスマホで写真を撮るなど都会暮らしを満喫。
お小遣い稼ぎのために瀧はバイトのシフトを増やすものの、その弊害は入れ替わり中の三葉が受ける事になった。
料理が得意で手の込んだお弁当を作ったりするなど女子力が高い。
瀧と入れ替わり中は「身体を触ったり、入浴する事を禁止」しており、瀧からは「金や人の関係を勝手に変えるな」と言われている。
映画「天気の子」で登場する三葉。
宮水四葉 (みやみず よつは)
声優:谷花音
三葉の実妹で小学4年生の9歳。自身が生まれた直後に母は亡くなっている。幼いながらも性格はしっかり者で祖母や姉と共に神社の家業を手伝い、口噛み酒などの糸守に伝わる風習を学ぶ。
姉とは違い地元に愛着がある様で、口噛み酒を特産品にしようと考えるシーンも見られた。
寝坊が多い三葉を毎朝起こすのが日課だったが、ある日を境に三葉が瀧と入れ替わった後は急に東京に行くと言い出す姉の奇妙な行動に困惑する様になる。
ラストでは高校生になっており、その様子が少しだけ登場している。
ラストシーンでは高校生として登場。
映画「天気の子」で登場する四葉。
宮水一葉 (みやみず ひとは)
声優:市原悦子
三葉と四葉の祖母で宮水神社の宮司を務める。年齢は82歳。
三葉と瀧以外で二人の入れ替わりに気付いた唯一の人物で、自身も少女時代に同じ様な夢を見た経験があるというが、本人は誰と入れ替わったか覚えていないらしい。
娘の二葉が亡くなった後は家を出て行った婿養子の俊樹に代わり、女手一つで孫の三葉と四葉を育てた。
糸守に受け継がれてきた歴史と伝統を孫達に伝えている。
本来であれば宮司を継ぎは二葉のはずだったが既に亡くなっているため、後継者となる三葉を導いている。
宮水二葉 (みやみず ふたば)
声優:大原さやか
宮水神社の後継者である巫女だったが、四葉を出産した後に故人となっている。登場シーンは少なく瀧が見た三葉の回想シーンのみの登場である。
劇中では二葉自身も夢で他人との入れ替わりを経験しているという事実を母の一葉が語っている。
後に夫となる「溝口俊樹(みぞぐちとしき)」との出会いから結婚までが描かれている外伝小説「AnotherSide:Earthbound」でも入れ替わりの相手が俊樹である事を仄めかす内容が描写されている。
名取早耶香 (なとり さやか)
声優:悠木碧
岐阜県立糸守高校の2年3組の生徒で三葉とはクラスメイト。年齢は17歳で放送部に所属、三葉と同じく地元の不便さを嘆き華やかな都会に憧れを抱いている。
性格は穏やかであり、親しい仲の友達からは「サヤちゃん」というあだ名で呼ばれている。
三葉と「勅使河原克彦(てしがわらかつひこ)」とは仲が良く三人で一緒に行動する事が多い。克彦には好意を寄せているが彼は三葉の事を気にかけているため、劇中では三角関係が構築されている。
この事は三葉も気付いているらしく瀧との入れ替わりの際には二人の仲に無闇に介入しない事を伝えている。
ちなみに母親は元町役場で放送を担当した事から近所の住民からは「放送のお嬢ちゃん」の愛称で呼ばれている。
後のエピソードでは克彦と結婚するという話を本人自ら語っている。
ユキちゃん先生
声優:花澤香菜
岐阜県立糸守高校で古典の教師を担当する女性。その正体は「言の葉の庭」のヒロイン「雪野百香里」である。
前作「言の葉の庭」では東京在住で生徒達からの嫌がらせで退職に追い込まれてしまい、地元である四国に帰った後は再び教職に就いていたが、本作では岐阜の糸守に赴任している。
彼女が行う授業の内容も前作と同じく「万葉集」がテーマとなっている。
奥寺ミキ (おくでら みき)
声優:長澤まさみ
立花瀧と同じくイタリアンレストランでアルバイトをしている女子大生。
美人で影がありミステリアスな大人の女性の魅力を醸し出しているため、瀧など男性スタッフからは憧れの的になっている。
三葉と入れ替わり中の瀧に助けられている事もあってか、彼に対して好意を抱く様になる。
瀧と二人でデートに出かけた際には彼が別の誰かに想いを抱いている事に気付いてしまい、それ以降は距離を置く様になる。
その後は三葉を探しに行く瀧のために「藤井司(ふじい つかさ)」と共に岐阜の飛騨まで赴いている。
ちなみに裏設定によると司とは後に婚約関係にあるとされている。
「君の名は。」の女性キャラの感想
『君の名は。』に登場する女性キャラを紹介しました。
男女が入れ替わったり、何かのキッカケで性別が変わったりするアニメって結構ありますよね。個人的には水をかけると女、湯をかけると男になる「らんま1/2」を思い出しますが、「君の名は。」の様に男女が入れ替わるアニメといえばココロコネクトでしょうか。
ちなみに本作の興行収入が100億円を突破したそうですが、アニメーション映画でこれだけの人気が出たのはスタジオジブリの作品以外では初だそうです。
作画が作り込まれていて世界観もジブリっぽい感じがしますし、パッと見の雰囲気も似ていますね。
ジブリ映画もそうですがこの手の日常物の作品の作風(世界観・物語・作画)はジャンル性があやふやで特定のジャンルに属していないので、見る人を選ばないですし老若男女に受け入れられる作品だと思います。