歴代ガンダムに登場した主人公の最強のライバルに相応しい仮面キャラを独断と偏見で選びました。
ガンダムといえば仮面キャラがライバルとして登場する作品が数多く存在します。今回はその中でも最も主人公のライバルとして活躍した精鋭達を劇中の振る舞いと活躍から主観で評価しました。
主人公のライバルに相応しい最強の仮面キャラ5選
主人公のライバルとして相応しい活躍や能力を有する仮面キャラを5つ選んでみました。劇中での活躍はもちろん、立ち振る舞いや言動、人気ぶりなどを考慮して独断と偏見も交えて評価してみました。
パイロット能力:劇中での活躍で評価
カリスマ性: 劇中での立ち振る舞いで評価
知名度:そのキャラや作品の人気などで評価
シャア・アズナブル
パイロット能力 | ★★★★★★★★★☆ |
---|---|
カリスマ性 | ★★★★★★★★★☆ |
知名度 | ★★★★★★★★★★ |
ジオン公国軍に所属するニュータイプのエースパイロット。「赤い彗星」の異名を持つ。本名はキャスバル・レム・ダイクン。ホワイトベースに所属するセイラ・マスは実妹である。
親を殺された事からザビ家に復讐を企んでおり、劇中ではガルマとキシリアを謀殺。パイロットしても優秀で赤い色をした専用機を乗りこなし地球連邦軍に恐怖を与える。
主人公アムロ・レイのライバルとしても知られ幾多の戦いを繰り広げている。ララァ・スンの死については後年でも引きずっており、Zガンダムや逆襲のシャアの劇中の会話かからもうかがえる。
「機動戦士Zガンダム」
機動戦士Zガンダムでは主人公のカミーユ・ビダンと共にグリプス戦争を戦い抜いた。
連邦軍へ潜入するために「クワトロ・バジーナ」の偽名を使っていた。
理由はアムロ・レイとの接触と、ザビ家の残党を統合し地球連邦政府と戦うためだった。
だがブレックス准将らに正体を薄々と気づかれていた様子。劇中では後半に自身がシャア・アズナブルであると名乗り、殺されたブレックスに代わってエゥーゴの代表となる。
グリプス戦争の最終話でハマーン・カーンとの戦闘の末に行方不明となった。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
機動戦士ガンダム 逆種のシャアではネオジオン総帥として秘密裏で地球連邦軍にサイコフレームの技術を提供。
アムロ達と行動を共にしていたクェス・パラヤを迎えニュータイプ専用機で戦場へ送り出すなどしていた。地球へのアクシズ落としを実施、地球連邦軍と争った。終盤はアムロレイの「νガンダム」と激しい戦いを繰り広げたが、最終的には敗れている。
ガンダムの仮面キャラといえばシャアは外せません。
アムロ・レイはじめ、パプティマス・シロッコ、ハマーン・カーンなどの錚々たる面々と対決を繰り広げており、パイロットとしての技量は超優秀。
3作品出演は仮面キャラとしては最多。劇中での活躍は視聴者に強烈なインパクトを与えました。
機動戦士Zガンダムで「あのシャア」がガンダムタイプのモビルスーツで戦っているのが凄く新鮮味があったと思います。カリスマ性も高くガンダムシリーズで一番の人気キャラではないでしょうか。
池田秀一
機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星
機動戦士Zガンダム (サングラス姿)
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア (素顔)
MS-06S シャア専用ザクll
シャア専用ズゴック
シャア専用ゲルググ
ジオング
リックディアス (機動戦士Zガンダム)
ガンダムMk-l (機動戦士Zガンダム)
百式 (機動戦士Zガンダム)
サザビー (機動戦士ガンダム逆種のシャア)
フル・フロンタル
パイロット能力 | ★★★★★★★★★☆ |
---|---|
カリスマ性 | ★★★★★★★★☆☆ |
知名度 | ★★★★★★★★★☆ |
袖付きの首魁とされるエースパイロット。人工ニュータイプ。
スペースノイドの自治・独立を認める事を訴えていた。またネオジオンの総帥としてビスト財団の「ラプラスの箱」をめぐり、主人公のバナージ・リンクスと幾多も戦闘を繰り広げている。
冷静な口調でバナージの事を「バナージ君」と呼ぶなど距離を感じさせる。終盤はネオ・ジオングでバナージとリディ相手に戦った。
だがネオジオングとユニコーンガンダムのサイコフレームが共鳴、フル・フロンタルは人とわかり合う事の虚しさを説いたが、バナージはそれを拒否。それを理解したフル・フロンタルはコアユニットのシナンジュ共に自壊した。
劇中では赤い彗星を連想させるシナンジュで地球連邦軍のモビルスーツを圧倒、また真意がわかりづらい言動でバナージを翻弄。最終決戦ではネオジオングのサイコジャマーでバナージ機やリディ機の武装を不能にしたりするなど、サイコミュを使いこなしラスボスとしての強さを発揮している。
池田秀一
機動戦士ガンダムUC
フル・フロンタル専用ギラドーガ
シナンジュ
ネオ・ジオング
ゼクス・マーキス
パイロット能力 | ★★★★★★★★☆☆ |
---|---|
カリスマ性 | ★★★★★★★★★☆ |
知名度 | ★★★★★★★★☆☆ |
地球統一連合特殊部隊・OZのエースパイロット。リリーナ・ドーリアンは実妹である。その正体はサンクキングダム王国の王子「ミリアルド・ピースクラフト」。
王国を地球圏統一連合に滅ぼされたため、復讐のために仮面をかぶり「ゼクス」を名乗って連合に入り込んだ。ライトニング・カウントの異名を持つ。
終盤、ヒイロ・ユイのウィングガンダム・ゼロと戦闘し敗れる。その後、リーブラび動力部の爆発でエピニオンと共に消えた。(生死不明)
序盤に機体の圧倒的な性能差があるリーオーでウィングガンダムを海に落とすなどMS操縦技術の高さが光る。
またトールギスでヒイロが搭乗するガンダムヘビーアームズとも戦いヒイロを追い詰めていましたが、その後調査隊が接近。およそ100機はいるであろう敵に妹のリリーナを守るためヒイロやトロワを差し置いて一人で迎撃をしようとする勇ましさは全仮面キャラの中でもトップクラスだった。
主人公のライバルとして立ちはだかるが、どこか人情味もあり今回紹介した5人の中でも割と好印象なキャラである。
子安武人
新機動戦記ガンダムW
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
OZ-00MS トールギス
OZ-00MS トールギスF
型式番号不明 トールギスヘブン
OZ-00MS2B トールギスIII
OZ-13MS ガンダムエピオン
OZ-06MS リーオー
XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ
ハリー・オード
パイロット能力 | ★★★★★★★★★★ |
---|---|
カリスマ性 | ★★★★★★★☆☆☆ |
知名度 | ★★★★★★★☆☆☆ |
赤い暗視グラスを着用している。ムーンレィスの「女王ディアナ・ソレル」の親衛隊隊長。階級は中尉。(その後大尉に昇進)
ディアナに絶対的な忠誠を誓っているが、それ以外の人物には無関心なところもあった。
パイロット技術だけでなく、格闘技にも優れている実力者である。最終決戦ではターンXと戦っている。
戦後、キエル・ハイムを女王にし、彼女の親衛隊の隊長として絶対の忠誠を誓った。
劇中では∀ガンダムを圧倒、ビーム攻撃を自身のビームで受け止める、終盤ではマヒロー隊との交戦の際には無傷で敵機を行動不能にさせるなどかなり腕の立つパイロットで知られる。∀ガンダムで登場するパイロットとしては一番の強キャラと言えます。
稲田徹
∀ガンダム
MRC-F20 スモーゴールドタイプ
ラウ・ル・クルーゼ
パイロット能力 | ★★★★★★★★★☆ |
---|---|
カリスマ性 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
知名度 | ★★★★★★★★☆☆ |
ザフト軍のクルーゼ指揮官でありエリート士官。アスランらの上官にあたる。冷静沈着かつ高い指揮能力を持ち、さらにパイロットとしても優秀である。
だが名前は偽名であり本名は「ラウ・ラ・フラガ」、アル・ダ・フラガとユーレン・ヒビキ博士によって生み出されたクローンなのである。
クローン元が高齢である事、クローニングの老化の問題が解決出来ていない事から年齢の割に顔の老化が進んでいる事を隠すために顔の過半数を覆うマスクをつけている。
ザフトに潜入したのは地球連合軍と戦うだけでなく世界に争いを万蔓延させ人々を抹殺する事が目的だったため。劇中ではフレイにNジャマーキャンセラーのデータを地球軍に渡させる事で核攻撃を誘導するなど暗躍。
終盤戦では自身を生み出したユーレン・ヒビキ博士の息子というべきキラ・ヤマトとの戦いで倒される。
ガンダムシリーズではクローンで誕生した強化パイロットが多くいますが、クルーゼはその中でも得体のしれない強キャラ感が滲み出ている。5人の中で最も非情な性格の持ち主で目的のためなら手段を選ばない事や卓越したパイロット技術を持っている事から主人公にとってかなり驚異的な存在である事は間違いないと思われる。
関俊彦
機動戦士ガンダムSEED
ZGMF-1017 ジン
ZGMF-1017M ジンハイマニューバ (専用機)
ZGMF-515 シグー
AMF-101 ディン(専用機)
ZGMF-600 ゲイツ(先行量産機)
ZGMF-X13A プロヴィデンスガンダム
ライバルに相応しい最強の仮面キャラの感想
個人的にはやはりシャア・アズナブルが一番の思い入れがあります。
初代ガンダムからの常連であり、ガンダムにおける仮面キャラの代名詞とも言える存在ではないでしょうか。
能力の評価に関して一つづ見ていきます。
「パイロット能力」に関していうと∀ガンダムのハリー・オードを最高値として10の評価しました。
シャア・アズナブルやフル・フロンタルも勿論優秀ですが、かなり良い勝負をしたものの、主人公機を圧倒したというシーンは少ないと思います。主人公機を圧倒、劇中最後まで生存したと意味でもハリー・オードが一番のパイロットとして優秀だと思いました。
「カリスマ性」はシャアとゼクスがトップでした。完全に主観要素が強い評価項目ではあるのですが、双方ともに境遇が似ており、復讐のために組織に素顔を隠して潜入するというミステリアスな佇まいの裏にある強い信念とそれに似合う能力の高さがあります。
そういった目に見えないものが、そのキャラの言動と振る舞いをカッコいいと思えるものにしていると思います。フル・フロンタルもカリスマ性はあるのですが、シャアとゼクスはその生死が謎に包まれておりミステリアスで何か特別感があるので不思議な魅力が感じられます。
「知名度」に関してはやはりシャアに勝るものはないでしょう。ハリー・オードが登場する∀ガンダムに関しては好き嫌いが分かれそうな作品なので知名度に関しては他の作品よりも低いと思いました。フル・フロンタルはやはり世代問わず人気の宇宙世紀シリーズのキャラだという事と、ゼクスに関しても大人気のガンダムWですから知名度は高いと思われます。