アムロやシャアが出ていた頃のガンダムは面白かった、最近のガンダムは”つまらない”そんな事を思ったガンダムファンも多いのではないかと思います。
最近のアニメには違和感しか感じない・・・音楽?作画?ストーリー?色々な要因がありますが、この記事では最近のガンダムがつまらなく感じる理由を独断と偏見で一つずつ見ていきたいと思います。
最近のガンダム作品一覧
この記事における”最近のガンダム”は2002年に放送された「機動戦士ガンダムSEED」以降のアニメとします。
1979年の「機動戦士ガンダム」から1999年の「∀ガンダム」までは昔のガンダムとして扱います。
〜 最近のガンダムシリーズのテレビアニメ一覧 (主なもの9作品) 〜
機動戦士ガンダムSEED (2002 ~ 2003)
機動戦士ガンダムSEED DESTINY (2004 ~ 2005)
機動戦士ガンダム00 (2007 ~ 2008)
ガンダムビルドファイターズ (2013 ~ 2014)
ガンダム Gのレコンギスタ (2014 ~ 2015)
ガンダムビルドファイターズトライ (2014 ~ 2015)
機動戦士ガンダムUC RE:0096 (2016)
ガンダムビルドダイバーズ (2018)
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 (2019)
個人的に「機動戦士ガンダムUC RE:0096」と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」は昔のガンダムシリーズと比べると「あれっ?」って思うところはあるものの好きなアニメだという事と最近のガンダムシリーズの中ではまだマシなアニメだと思っています。
最近のガンダムは何故つまらないのか?
作画やキャラ設定が視聴者に媚びている
昔のガンダムと見比べてみると最近のガンダムの作画は視聴者に媚びている印象があります。
男性キャラであればイケメンでチャラい、女性キャラでいえば低身長 + 萌え声と男女の理想?をふんだんに取り入れている作画になっている傾向があり違和感すら感じる時がある。
つまり女子受け、ロリ受けを狙っているという事です。
この辺がリアル志向が多いガンダムファンからすると違和感を感じる要因なのでしょう。
昔のガンダムの方が男キャラ、女キャラ共に顔、スタイル、髪型、性格など個性豊かでバラツキが大きかったのですが、現代のアニメでは全く違います。
特にキャラデザインに関してはデカ目、とんがったアゴなど同じ様な顔のキャラが多いので、より個性の無さが強調されるのだと思います。
最近のアニメでは男性キャラには甲斐性を、女性キャラにはひ弱さや可憐さを強調する傾向があり、視聴者側に立った男女の中立性というのは昔以上に失われている傾向があるように感じました。
男性 = 強さ、甲斐性、女性 = ひ弱さや可憐さ みたいに決めつけられているようで凄く不快感があります。
昔のアニメであれば男性キャラだって心身の弱さを表に出す描写も多いし、機動戦士Zガンダムでは殴る、殴られる女性キャラもいました。
男女の性差をあまり感じさせない昔のアニメの方が個人的には好きですね。
恋愛主義になっている
昔からガンダムという戦争物語の中ではいくつもの恋愛の描写がありましたが、それはメインではなく物語上のオマケみたいなものでした。
最近のガンダム特に機動戦士ガンダムSEEDでは脚本家の趣味趣向なのか恋愛シーンを全面に出す作品もあります。
ガンダムの視聴者層の多くは男性だと思うので女性の憧れる少女漫画的なストーリーはガンダムファンにとっては不快感を感じやすいのだと思います。
OP/ED曲、BGMがイマイチ
作画や音楽はそのアニメの全体的なイメージに関わるので凄く大事な要素です。
機動戦士Zガンダム ~ ∀ガンダムまではJ-POP全盛期だった80年代~90年代に放送されたアニメだという事もあり、OP/ED曲や劇中のBGMなんかもクオリティが高いものが多いのですが、その頃の曲やBGMと比べてみると最近のアニメは物足りないところがあると感じています。
昔のアニメのBGMは緊張感がありアップダウンの激しい曲が多かったのに対して、最近のアニメの曲は平凡というか単調なBGMが多い気がします。
OP/ED曲も昔は一言一言の歌詞を丁寧に歌う曲が多かったのですが、最近の曲は歌い手が何か気取った様な歌い方をしてサラッと歌ってしまうので心に響かない感じがします。
現代のガンダム作品しか知らない層にとっては違和感は感じないかもしれませんが、昔の作品を知っている視聴者からすると違和感があるのかもしれませんね。
機体のデザイン派手
SEED以降のモビルスーツ、モビルアーマーの機体デザインが奇抜というか派手だと個人的には思います。
昔のガンダムに比べ、ミリタリーっぽくないというかリアルな戦争兵器に見えないというか、そういう所が一部のファンには受け入れられない要因かなと思います。
戦闘シーンに重みがない、動きが速過ぎる
SEEDやSEED DESTINYみたいに主人公が無双するシーンが多く、リアルな戦争っぽい描写を期待しているファンからすれば違和感があるのだと思います。
ビームをぶっ放して敵を爽快に倒すシーンが最近のガンダム作品には多いですが、なにか軽いっというか戦争の重みが感じられないのですよね。
ビームや弾丸の一発の重みが感じられないというか。
あと0083や08小隊みたいな重厚感溢れるリアルなメカらしい動きが最近のガンダムでは描かれていないので、そういう所は取り入れていって欲しいと思っています。
CGが多用されている
CGを使ったアニメーションは不自然でヌルヌルした動きが多い印象です。
昔のガンダムアニメはCGは使われてなかったので以前からのファンには違和感を感じる人も多いのではないでしょうか?
映像自体は綺麗になっているなと思うのですが、何か温かみがないというかシステマチックに被写体が動くので味気ない印象を受けるのです。
昔みたいなセル画の動きの方が自然に見えます。
CGをむやみに使うのでは無く適度に使って欲しいですね。
昔に比べ放送コードの制約が多い
反社会的な表現、過激な表現の制約が以前より増えたのと、クレームがうるさいので作中での言葉使いや表現に制作側がより神経を使わざるをえなくなったのでしょう。
思い切った事がでないのも昔よりつまらなくなった要因だと思います。
もっとも分かり易い例だと性に関する表現ですね。
明らかに昔と比べてアニメキャラの衣服の状態やファッション、言動が厳しくなっています。
めんどくさい社会になったものですね。