ドラゴンクエスト ダイの大冒険「最終決戦 天地魔闘の構え・瞳の宝玉編」をまとめてみました。
前回の「ミストバーンの正体・バーンの真実編」ではミストバーンがその正体を見せ、さらにバーンに身体を返上。暗黒闘気の生命体「ミスト」となった後はマァムに乗り移るも、アバンの空の技から逃れるようにヒュンケルの身体に乗り移りました。
今回はついに大魔王バーンとの最終決戦が始まります。ダイとバーンの最強技のぶつかり合い、天魔の塔の頂上へ辿り着いた仲間達の行方、そしてダイの力を最大限に引き出そうとするポップの活躍にも注目です。
最終決戦 天地魔闘の構え・瞳の宝玉編 各話リスト
第92話「天地魔闘の構え」
第93話「瞳の宝玉」
第94話「絆にかけて」
ミストの最期
闇の師弟対決に終止符
大魔王バーンに肉体を返上したミストはマァムに入り込み”ミストマァム”として暴れ回った後、身体をヒュンケルに乗り換えようとした。
ミストは言った、闇の師としてヒュンケルを育てたのは自分の理想の肉体に育て上げるためだったと。
かつてのミストバーンはヒュンケルの身体を自らのスペア、武器としか考えていなかった。
ヒュンケルの魂を見つけたミスト。
マァムとは違い一時的に魂を消されるのではなく、ヒュンケルと同化するつもりでいた。
ヒュンケルの魂を打ち砕こうとしたミストだが、強力な光の闘気がミストを飲み込んだ。
ミスト「しかしこれだけのパワー、一瞬で蓄えられる訳が無い!!! 最初から私がお前に乗り移る事を知っていない限りは・・・!!!なぜそれに気づいた!?」
ヒュンケル「なぜか、そんな気がした。お前は必ず俺を選ぶと・・・!!」
ミスト「うわあああああ!!!ヒュンケルゥーーーーー!!!!」
理想としていたヒュンケルの身体の中で息絶えるミスト。
こんな結末はヒュンケル以外は誰も想定していなかったであろう。
かつての”闇の師”は光の闘気の前に姿を消した。
膝を付くヒュンケルに手を差し出すアバン。
ヒュンケル「先生、あなたにとって俺はなんですか?」
アバン「決まってるでしょ、誇りです」
師として弟子として、アバンとヒュンケルの関係に光が差し込んだ瞬間だった。
捨て石になる覚悟
ミストが離れてから気絶したままのマァムだったが意識を取り戻す。
マァム「先生がやっつけてくれたんですね、私の身体から追い出して・・・」
アバン「え?(困惑)」
ヒュンケルの方を見るアバン。
アバン「まあ、そんなところですねぇ・・・!!もっとも皆んなの協力あればこそでしたが・・・!!はははははっ・・・!!」
ミストとの黒い絆を知らせずにそのままにしておきたかったヒュンケル。
ヒュンケルにとってマァムは大切な存在なのだと知るアバン。
マァム「でも・・・ポップが・・・老師が・・・ミストの犠牲に・・・」
アバン「あ・・・(口笛)」
マァムが横をふと見ると・・・
ポップ「よっ、目が覚めたかマァム」
無言でポップの元に近づくマァム。身体からはメラメラと怒りの炎が見えるかのよう。
マァム「ここで何してんのよ、あんた」
ポップ「何って・・・見りゃあ分かんだろ?回復だよ、回復タイム」
アバン「はははは、実はあの時、キルバーンに化ける前にメドローアから2人を助けていたんですよ・・・」
弾き返されたメドローアでポップと老師は死んだと思われていたが、2人は寸前でアバンに助けられていたのだった。
だが、依然としてだんまりのままのマァム・・・。
ポップ「なぁにツンツンしてんだよおめぇ。あ、もしかするとやっぱポップの回復は私がしてあげなくちゃなんて思ってくれてるワケ〜?」
マァム「!!!」
(ドガッ!!)
この後、マァムにボコボコにされるポップ。
バーンと戦っているダイの元へ向かおうとするラーハルト。彼は捨て石になるつもりだった。
だがその気持ちはポップ達も同じ、最初からバーンとまともに勝負しようって思っている者はいない。
ポップ「勝てようが勝てまいがそれでも行くってな。そこにあいつがいるから」
ポップ「弾除けは多い方がいいぜ」
ラーハルト「一理ある(ニコッ)」
ポップ「行こうぜ!!ダイの元へ!!!」
天地魔闘の構え
最強剣敗れる
究極の肉体を取り戻しながらも全く襲ってくる気配がないバーン。
しばらくすと回復エネルギーがダイの身体を癒しはじめた。
バーンの暗黒闘気で受けたダメージのおかげで、ダイの身体は回復エネルギーを受け付けていなかったのだが、レオナのベホマが今になってやっと効力を発揮した。
同じ戦うのならダイが全回復してから・・・とダイとの戦いを心底楽しみたいと思っているバーン。
凍れる時間の秘宝は解け次の皆既日食までは数百年後。
数百年分の不老を奪われた代償を払って貰わなければ気が済まないと語るバーン。
戦いは好きでは無いがバーンの気持ちはなんとな理解できると話すダイ。
戦いが始まった。
ダイはライデインの電撃を剣に纏わせ、鞘に収めた。
現時点で最大最強の必殺技を繰り出そうとするダイ。
バーン「ハハハ、正しい。余はお前のそういう所が好きだ」
大胆かつ、合理的。無茶に見えても理にかなった攻撃を繰り出す・・・とダイを評価するバーン。
すると、バーンは謎の構えを取りだした。
そして、この構えの恐ろしさに嫌な予感が過ぎるダイ。
謎の構えに一瞬たじろいだダイだが、完成した魔法剣でバーンに斬りかかる。
バーン「今更引くのか?言っておくがお前の判断は正しい。ギガストラッシュが一番適切な技である事は間違い無いのだ、勝敗は別としてな」
ダイ「そうだ、ギガストラッシュは今の俺に出来る最強の技。」
ダイ「これで・・・勝負するしか・・・ない!!!」
そう言ってバーンに立ち向かうダイ。
レオナ「避けない!?まともに喰らうつもりなの!?」
ダイ「ギガストラッシュ!!!!」
バーン「フェニックスウィング!!!!」
バーン「カラミティエンド!!!!」
バーン「カイザーフェニックス!!!!」
レオナの決死の一撃
一瞬のうちにダイが倒された・・・。
そして、目の前の光景に目を疑うレオナ。
ダイは動かない・・・。
攻撃・防御・呪文の三動作を一瞬で繰り出すバーンの最強技・・・それが天地魔闘。
天とは「攻撃」。
地とは「防御」。
魔は「魔法」。
フェニックスウィングでギガストラッシュを防御、カラミティエンドでダイの身体を切り裂き、カイザーフェニックスでトドメを刺したのだ。
天地魔闘の解説をしながらレオナに近づくバーン。これにはレオナも後退りしてしまう。
バーン「さしもの気丈な姫も恐怖に言葉を失ったか。」
レオナ「・・・!!」
バーン「良い顔だ」
気が強いお姫様とうイメージがあるが、レオナが恐怖に怯えているシーンは珍しい。
ダイ「やめろ・・・!!」
そう言って必死に立ち上がろうとするダイ・・・だがカラミティエンドの傷が深かった模様。
レオナに指一本触れさせたくなかったダイだが、傷ついた身体ではどうにも出来なかった。
バーン「一つ面白い余興を思いついたぞ。レオナ姫、そなたは余の側に仕えるのだ」
レオナ「!!!」
地上の希望である竜騎士が目の前で切り裂かれるのを目の当たりにし、そして終生大魔王の強さ、恐ろしさを語り続ける魔界の歌姫となれ・・・とレオナに命令するバーン。
レオナ「誰が・・・!!誰がそんな事を!!」
ダイと最後まで一緒に戦うと言い切るレオナ。
一瞬恐怖で言葉が出なかったが、レオナはやはりレオナだった。
バーン「その若さでそこまで強い精神力を持った者には今まで出会った事がないな・・・ますます気に入ったぞ」
そう言ってレオナの頭を鷲掴みにするバーン。
バーン「さあ、目を開けてよく見よ。勇者がのたうち、くたばる所をな!!」
呪文の嵐にダイはただ転がって避けるのが精一杯だった。
目の前で繰り広げられている光景に思わず目を閉じてしまうレオナ。
レオナ「(だめよ、目を逸らしちゃ、ダイ君の苦痛から目を逸らしちゃいけない)」
レオナ「(私も戦っているんだから、何とかするのよ、どんな事でもいい・・・!!!大魔王に対して何かを!!!それだけでも僅かにダイ君の痛みが軽くなる!!!)」
呪文のランクを上げてトドメを刺そうとするバーン。
バーン「今度はこれだ・・・カイザーフェニックス!!!!」
レオナ「!!!!」
火の鳥がダイを焼き尽くしたかに思われたが、呪文は僅か上の方に逸れた。
バーンの腕から滴る血液・・・。
レオナ「どう?女の子に傷を付けられた心境は?大魔王さん」
呪文を放った瞬間、レオナは”パプニカのナイフ”でバーンの腕を切り裂いていたのだ。
いかにバーンといえど、全神経を集中していなければダメージを与える事も不可能ではない事をレオナは命をかけて教えてくれた。
バーンから異様な殺気を感じたダイ。
このままじゃレオナが殺されてしまう・・・と感じたダイは必死に立ち上がろうとする。
ダイ「レオナーーー!!!」
するとバーンの額にある瞳から光が放たれレオナの身体を貫いた。
バーン「後悔しろ、もう抵抗も喋る事もできん」
瞳の宝玉
第三の眼
バーンの第三の眼から放たれた魔力で宝玉にされたレオナ。
ダイも一瞬何が起こったのか分からない様子。
こうして宝玉にされた者は自分の声も届かず、身動きが一切取れなくなる。
例え仲間が目の前で惨たらしく傷つけられていても何も出来ないのだ。
バーンとまともに戦えない者はこうして宝玉にされてしまうが、ダイに至っては激しく傷ついているものの宝玉にはならずに済んだ。
バーン「カラミティエンド!!!!」
天地魔闘のダメージでもはや身体がまともに動かないダイ。
どんな伝説の武器にも勝ると自称するバーンの渾身の一撃がダイを襲う。
万事休すかに思われたが、寸前の所でポップに救われたダイ。
そして、駆けつけた仲間達。
ポップ「俺たち全員を倒さなきゃ、ゲームオーバーにはならないぜ」
ダイ「ポップ!!みんな!!」
バーン「雑魚どもめが、うざったい!!!」
ダイ、ポップ、アバン、ヒム、ラーハルトを除くメンバーはバーンと戦うまでもなく宝玉にされてしまう。
ヒュンケルは元々重傷。
マァムとビーストくんはミストとの戦いのダメージが残っている。
クロコダインとチウはレベル外。
と分析するポップだが、傷ついた仲間を庇う余裕が無い現状を考えるとむしろ好都合だと言い切った。
ポップのこの姿にアバンはかつて一緒にハドラーと戦った時と同じく、マトリフの傍にいるかの様な存在感を感じていた。
アバン「(知らぬ間に大きくなるものだ、どの子も)」
ポップ「(クールだ・・・クールになれ。今こそ師匠の様に戦う時だ・・・!!)」
最強技の弱点と地上一のキレ者
バーン「天よ叫べ!!!」
バーン「地よ唸れ!!!」
バーン「今ここに、魔の時代来る!!!」
バーン「さあ、刮目せよ!!!!」
大魔王との真の戦いが始まろうとしていた。
バーンに攻撃を仕掛けようとするアバン、ヒム、ラーハルト。
ダイは三人を止めようとするが、ポップはそれを制止。
ダイ「何するんだポップ、止めないと!!!」
ポップ「じっとしてろ!!」
そして、バーンに飛びかかる三人。
アバン「アバンストラッシュ!!!!」
ラーハルト「ハーケンディストール!!!!」
ヒム「オーラナックル!!!!」
バーン「天地魔闘!!!!」
一瞬のうちに玉砕されてしまう三人。
バーン「ハハハハッ、三人がかりでこんなものか、ダイのギガストラッシュはまだ余を傷つける事が出来たぞ」
だが、この状況を誰よりも冷静に見ていたのはポップだった。
彼は、攻撃・防御・呪文を一度に行うバーンの天地魔闘を見抜いた。
それだけではなく、すぐに追い討ちをかけないバーンに疑問を抱いていた。
バーン「安心したぞ、アバン。お前が早々といなくなってくれて」
バーン「戦闘力はさておき、お前の頭脳は油断ならん。何をしでかすか分からない、地上一のキレ者だからな」
アバン「あいにく、キレ者なら私以上がもういる・・・」
ポップがなぜダイを引き止めたのかアバンには分かっていた。
勇者ダイの強さを最大限に引き出すには、この戦いを最初から共に生き抜いてきたポップしかいない・・・とアバンは言う。
バーンとの戦いで傷つき宝玉にされてしまったアバン。
ポップ「先生、見ていて下さいよ。必ず俺たちで大魔王に一発かましてやりますからね!!」
再び天地魔闘の構えを取るバーン。
ラーハルト「何をしている?バーンが攻撃してくるぞ!!」
ヒム「早く構えろよ!!」
ポップ「いや、心配ねえ。バーンがあの構えを取った時は絶対に自分から攻撃して来ねえよ。あれはそういう技なんだ」
バーン「!!」
天地魔闘はカウンター技。並の敵であればわざわざ受け身の攻撃を仕掛けなくても大抵の技で倒せてしまう。
つまり天地魔闘とは真の強敵に出会った場合のみに使用する技。
そして、ポップは考えた、天地魔闘を繰り出した直後こそバーンにダメージを与えられる最大のチャンスだと。
絆にかけて
ポップの秘策
バーン「カラミティウォール!!!!」
じわじわと迫り来る闘気の嵐。
ダイ「ポップ、俺と同じ事を・・・」
ポップ「!!」
ダイ「俺もそれしか無いと思った、3つの超必殺技を全て耐え、その直後の瞬間に攻撃。それしかその完全無欠の技を崩す方法はない」
ポップ「見抜いていたのかお前も。さすが相棒、話が早いぜ」
ポップ「今はお前1人じゃないぜ、代わりに超必殺技を全部喰らってくれる仲間がここにいるんだ!!」
ポップ「3発全部俺が受けてでもお前にトドメのチャンスを作って見せるぜ!!!」
まず目の前のカラミティウォールをなんとかして、さらにバーンに天地魔闘を使わせる必要がある大博打。この絶体絶命の状況でラーハルトとヒムが動いた。
カラミティウォールを引き裂くヒム。
ラーハルト「初めてお前を尊敬した。だがお前如きにダイ様への献身で負けるわけにはいかない」
ヒム「くれてやるぞ!!!」
ラーハルト「俺の命!!!」
バーン「この気迫・・・迂闊な技では迎撃できん!!」
バーン「天地魔闘!!!!」
ラーハルトとヒムが散った直後の事だった。
バーン「!!?なに!!!?メドローア!!!」
突如バーンににメドローアが迫ってくる。
バーン「フェニクスウィング!!!!」
間一発の所でメドローアを弾き返すバーン。
バーン「ハハハハハッ、驚いたぞ小僧。」
この時間差攻撃に、さすがのバーンも驚きを隠せない様子。
だが、未だに構えが解けない。バーンの中で何か脅威を感じていた。
ポップ「(ヒム、ラーハルトありがてぇぜ。ついこの間まで敵だったお前らがここまでやってくれた)」
ポップ「(おかげで万に一つの勝機が見えた!!)」
ダイ「(絶対に無駄にはしない!!)」
天地魔闘の直後に僅かに隙が生じる事を見切るために放ったメドローア。
ミストバーンは正確に弾き返せたが、カウンター技で一瞬体が硬直したバーンは凌ぎ切るだけで精一杯。
自分の技の弱点に初めて気付いたバーン。
そしてポップは挑発する。なんとしてでももう一度あの技を使わせるために。
ポップ「ま、どんなにすげぇ奥義か知らねえが二度も三度も見せるべきではなかったな。確実に勝ちたいなら普通に攻めてくる事をオススメするぜ、大魔王さん(ニヤッ)」
バーン「乗ってやるぞ汝等の挑発に、余自身にも興味がある。その様な隙があるとは全く想像だにしなかったのでな」
バーン「だが!!」
ダメージを受けた影響で宝玉にされてしまうラーハルトとヒム。
バーンの想定外
バーンは言う。残る2人でどうやって奥義を凌ぎ切り、どうやって決めの一撃を繰り出すのか。
ポップ「どっちが決めの一撃かって言ったら決まってんだろ。大魔王を倒すのは勇者だと昔から相場が決まってらぁ!!!」
ポップ「奥義の喰らい役はこの俺の方だ!!!」
ヒュンケル「!!!」
マァム「ポップ!!!」
爆裂呪文と魔法力を込めたブラックロッドで勝負しょうとするポップ。
だが、これで二手。残る一手のカイザーフェニックスをどう凌ぐのかバーンには疑問だった。
ポップ「行くぜ、バーン!!!」
バーン「それでも・・・来るか」
ダイ「バーン、ポップはちょっと頼りない所も初めはあったけど、この戦いを最初から生き抜いてきた仲間なんだ。」
ダイ「何度も危機を救ってくれた信頼できる仲間だ。ポップが隙を作ると言ったんだから絶対に隙は出来る。それを信じて俺は全力を高めておくだけだ!!!」
ポップ「ひとつだけ覚えておくといいぜ。俺たちは二人っきりじゃない。二人で始まった冒険の旅だったけどここへ辿り着く前は色々な人に会った。戦った。そして救われた。」
ポップ「誰一人欠けていたって、こうしてあんたと向き合う事すら出来なかったんだ!!例え遠く離れていたって、動く事が出来なくたって俺たちは魂の絆で繋がっている!!!」
ポップ「この絆の強さ、目には見えないが絶対にてめぇの度肝を抜くはずだぜ!!!」
魂などでは自分を討つ事は出来ないと言い切るバーン。
ポップの秘策とはいかなる物なのか? そしてバーンが絶対的な自信を持つ天地魔闘を打ち破る事が出来るのか?
ポップ「やるぞーーー!!!ダイ!!!後は任せた!!!」
ダイ「うん!!!」
ポップ「てやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
バーン「天地魔闘!!!!灰になれ!!!!」
レオナ「ポップ君!!!」
クロコダイン「ダメだ!!バーンの言っていた通りに!!!」
バーンが想定した通り、爆裂呪文をカイザーフェニックスで防御、ブラックロッドをカラミティエンドで粉砕。
そしてカイザーフェニクスが追い討ちをかけた。
バーン「予想の通り!!!ハハハハハハハハハハッ!!」
ポップ「(ニヤッ)」
バーン「!!!?? シャハルの鏡!!!!」
ポップ「跳ね返せ!!!!」
爆裂呪文とカイザーフェニックスのダブル呪文がバーンを襲う。
バーン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
かつてシグマが持っていたシャハルの鏡でお返しとばかりに大魔王最強の呪文を弾き返すポップ。
秘策は功を奏すのか? ダイの必殺の一撃でバーンの最強奥義を打ち破る事が出来るのか?
最終決戦・天地魔闘の構え編の感想
ついに大魔王バーンとの最終決戦が始まりました。
ダイが最強技を繰り出したかと思ったら、前回の老バーン戦と同じくいきなりバーンに倒される展開になってしまいましたが、今回はポップの洞察力と頭脳が冴え渡りました。
相手の弱点を見抜いて戦術を考えるのはいつもだったらアバンの役目であったのですが、ポップが土壇場の最終決戦でその役割を演じていました。
アバンもその辺りは見抜いていた様子で、ダイの最大限の力を引き出そうとするポップをサポートするために敢えて捨て石になる覚悟で天地魔闘に立ち向かいました。
ラーハルトやヒムも当初はポップの意図に気付いていない感じでしたが、後に協力してくれましたし、かつて敵だった者が仲間になりこうして大魔王相手に戦う展開が熱いですね。
絶望的な状況から絶対に諦めない熱い心と、突破口を見極めるための冷静な頭脳を持つポップはまさにメドローア(?)の様に魅力的で最強に相応しいキャラクターの一人と言えるのではないでしょうか。
ミストバーンにメドローアを弾かれて以降は姿を見せなかったポップですが、ダイをサポートしながらも主人公級に目立つのが彼の魅力です。
次回は隙を突いたダイが決め技を炸裂、果たしてバーンの天地魔闘を破る事が出来るのか?今後の行方にも注目です。