マクロスシリーズの劇中で戦死したキャラを紹介したいと思います。
マクロスといえば劇中の戦闘シーンやドッグファイトが欠かせないアニメですが戦争メインの物語である以上、途中でいなくなってしまうキャラも少なくありません。
今回はテレビアニメ、OVA、劇場版の中から物語の途中で死んでしまうキャラクターをまとめてみました。
マクロスシリーズの死亡キャラまとめ
マクロスの歴代作品の登場キャラで劇中で戦死した人物をまとめてみました。
ちなみに紹介した死亡キャラは全て主人公側の人物になります。
ロイ・フォッカー
登場作品:超時空要塞マクロス、マクロス ゼロ
バルキリースカル小隊の隊長を務めるエースパイロット。搭乗機は「VF-1S バルキリー ロイ・フォッカー・スペシャル」。29歳。身長216cm、体重118kg。
「超時空要塞マクロス」の「一条輝」に先輩と慕われている。
元々は一条輝の父親が率いるエアサーカスの花形パイロットだったが、統合軍に入隊後は統合戦争で「F-203 ドラゴンII」で180機を撃墜するトップエースになる。
統合戦争終了後は開発中であった試作機「VF-X1」のテストパイロットになり南アタリア島へ赴任、そこでかつてのガールフレンドであった「クローディア・ラサール」と再会し後に良きパートーナーとなった。
2009年2月に行われたマクロス進宙式典に「一条輝」を招待し、「ゼントラーディ軍」との「第一次星間大戦」の開戦にあたってスカル小隊への入隊を勧めた。
2009年11月、ゼントラーディ軍と交戦中に部下である「マクシミリアン・ジーナス(マックス)」の援護に向かう際に敵の攻撃を受けてしまい致命傷を負ってしまうものの、マクロスまで自力で帰還。
その後、恋人のクローディアの部屋で出撃前に食べると約束した「パインサラダ」を待っている間に力尽きる。
フォッカー「輝も幸せな奴だ。腕の立つ部下を持って。」
クローディア「なんか言った?」
フォッカー「フフッ、なんでもない・・・」
クローディア「パインサラダもう少しで出来上がるわ、それまでちょっと飲んでて」
フォッカー「もう・・・飲んでるよ・・・」
(・・・)
クローディア「はい、出来たわ。お待たせ・・・あら・・・?」
クローディア「もう酔ったの?」
(フォッカーがソファーから崩れ落ちる)
クローディア「はっ・・・!!ロイ!!ロイ!!!」
「劇場版」
「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」では同じくスカル小隊を率いる隊長である。
訓練機で無断出撃した輝を救う際に共にゼントラーディ軍の捕虜となったが、ブリタイ艦から脱出した直後に強襲してきたカムジンと相打ちになり死亡する。
柿崎速雄
登場作品:超時空要塞マクロス
「一条輝」の部下で統合軍に所属するSDF-1マクロスの護衛部隊の一人。搭乗機は「VF-1A バルキリー」。年齢は17歳、大食漢で大柄な体格をしている。
戦闘中に軽口を叩いては突進する場面が多く仲間に救われる事も多い。基本的に輝やマックスのサポートに回る場面が目立っている。
地球帰還までの激闘を戦い抜いたものの、オンタリオ市の上空戦でマクロスが展開した全方位バリアの暴走から逃げる際に輝達に遅れてしまい機体ごと爆発に巻き込まれ死亡している。
未沙「あなた達だけでも逃げて!!!」
輝「それじゃマクロスは!!」
未沙「逃げて!!!」
(マクロスの周囲が大爆発)
輝「柿崎、遅れるな!!柿崎!!」
柿崎「ダメです!!隊長、間に合いません!!」
柿崎「うわあああああああああああ!!!!」
輝「柿崎!!!!」
「劇場版」
スカル小隊に所属、隊長はマックスになっており輝とは同僚同士の関係になっている。
メルトランディ軍へ追撃に向かう途中で輝に軽口を叩いていた所をミリアに撃墜され死亡。
デニス・ローン
登場作品:超時空要塞マクロスII-LOVERSAGAIN-
かつて名を馳せた戦場のカメラマン。戦場の悲惨さを知らなかった主人公「神崎ヒビキ」に報道の在り方を教えた。
「戦争を何だと思ってやがる。バラエティなんかじゃねえんだぞ。戦争ってのは悲惨なもんなんだ。俺達は視聴率稼ぎの番組作ってんじゃねえんだ・・・!!」
だがその後、イシュタル救出の際に爆発巻き込まれて命を落としてしまう。
デニス「俺たちの撮った記録・・・」
ヒビキ「俺たちじゃ無いあなたの撮った記録だよ!!」
デニス「違う・・・お前の操縦が無ければ撮れはしなかった・・・」
ヒビキ「デニス!!!!」
ガルド・ゴア・ボーマン
登場作品:マクロスプラス
25歳。ゼネラル・ギャラクシー社の開発主任兼パイロットとして新型の「YF-21」を担当していた。
冷静で頭脳明晰だが主人公の「イサム・ダイソン」とは次期主力機の採用を賭けて意地を張る場面が多い。
かつてイサム、ミュンとは幼馴染の仲であったがゼントラーディーの血による闘争本能が抑えきれない事があり、関係に亀裂が生じてしまう。イサムの事はかなり憎んでいたが、かつての親友としての心情もあった様である。
イサムが「ゴーストX-9」を破壊するために地球に赴いた際に、追撃命令が下された事で二人は激しいドッグファイトを繰り広げる事になった。
だが、直後にゴーストX-9が乱入、イサムの「YF-19」には「ヤン」が同乗しており、既に弾薬が尽きていた。
ガルドはイサムをマクロスシティに向かわせて、ゴーストと一騎打ちに出た。
手に負えない相手と悟ったガルドはリミッターを解除して特攻、自身の命と引き換えにX-9を倒す。
「劇場版」
特攻シーンまでは同じだが、その後は大気圏を突破し衛星軌道を漂っているシーンになっている。
ガルド「ようイサム、調子は・・・どうだ?」
イサム「こっちは上出来だ、ミュンの奴を見つけたぜ!!」
ガルド「そうか・・・お前に、言ってなかったな。すまなかった。」
ガルド「こっちはもうすぐカタがつく。一杯やるのが楽しみだ。」
イサム「おう、いいねぇ。」
ガルド「七年ぶりの再会を祝して、乾杯さ。じゃ、先に行ってるぜ!!」
フィジカ・S・ファルクラム
登場作品:マクロス7
戦線離脱したドッカーに変わって「ダイアモンドフォース」に所属した統合軍の兵士。ドッカーに引けを取らないほど優秀ではあるが気の弱いところがある。
妻と2歳の子供がいるものの中々会えないでおり、子供には顔を覚えてもらえなかった。バロータ軍の工作によってシティ7がマクロス7船団から離れてしまった際には取り乱すほどの不安に駆られている。
先輩の「ガムリン木崎」に諭されて冷静さを取り戻し夫婦仲を取り戻すため子供の誕生祝いに手製のオルゴールを用意していたが、ギギル艦隊との戦いで戦死する。
「マクロスキャノン射程空域から離脱する!!」
フィジカ「了解!!」
フィジカ「もう少しだけ待っててくれよ(オルゴールを見て)」
(直後に敵の攻撃がフィジカ機を貫通)
フィジカ「あああああああああああ」
ガムリン「フィジカ!!!!」
金龍
登場作品:マクロス7
34歳。トップエースが集結する「ダイアモンドフォース」の隊長。任務に忠実であり気さくで面倒見がよく部下の信頼も厚い。好物はパインサラダ。
戦場に介入していたバサラについては当初は疎ましく思うものの、徐々に彼の熱意に惹かれていき後にファンの一人になっている。
2045年9月にバロータ軍の主力艦隊と交戦中に「VF-11C フルアーマード・サンダーボルト」で出撃。
「突撃ラブハート」を歌いながらバトル7への砲撃を阻止するためにフリゲート艦に突入し爆破、自身も最期を迎えた。
アリエス・ターナー
登場作品:マクロス ゼロ
26歳の文化人類学者。かつてフォッカーが想いを抱いていた人物で大学の先輩にあたる。
フォッカーの元を去った後はオックスフォードのDr.ハスフォードが唱える「人類プロトカルチャー干渉仮説」を検証するために地球統合軍の「空母アスカ」に乗艦。
マヤン島では健康調査の名目で採血を行い「鳥の人」の行方を追っていた。
だがその後、彼女の元に訪れたフォッカーと旧交を深めるものの、反統合同盟の手に落ち「鳥の人」の目覚めにより引き起こされた破壊によって致命傷を負ってしまいフォッカーの腕の中で息を引き取った。
ミハエル・ブラン
登場作品:マクロスF
17歳。S.M.Sスカル小隊のメンバー。搭乗機は「VF-25G」で長距離狙撃を担当。女好きな所があり口説かずにはいられない性格。
愛称はミシェル。美星学園航宙科二年生であり主人公「早乙女アルト」の親友。宿舎も同じ部屋だった。
「クラン・クラン」とは幼なじみでありお互い意識した仲ではあるが、二人とも素直では無いため喧嘩や口論が絶えない。
アイランド1内において派生した幼生バジュラとの交戦中にクランを守るために致命傷を負いながらも戦い抜いた。
だが最期はクランへの想いを伝えると外壁の破損箇所から宇宙空間に投げ出されて絶命してしまう。
ミシェル「今まで・・・言えなくて・・・俺も・・・俺も・・・お前の事を・・・」
ミシェル「愛して・・・」
(宇宙空間に投げ出される)
クラン「うわあああああああ」
ヘンリー・ギリアム
登場作品:マクロスF
S.M.Sのスカル小隊のパイロッ「早乙女アルト」「ランカ・リー」を庇いの彼らの目の前で握りつぶされて死亡。
この時にギリアムが使用していた機体をアルトが受け継ぐ事になった。
アルト「VF-25!?実戦配備に!?」
ギリアム「とっとと逃げろ坊主!!仕事の邪魔だ!!」
(機体がバジュラに捕まる)
ギリアム「やられてたまるかよ!!」
(バトロイドに変形)
ギリアム「このバケモンがあああああ!!!!」
(ギリアムがバジュラの手に捕まる)
アルト「やめろーーーー!!!!」
(ぐちゃっ・・・!!)
ララミア・レレニア
登場作品:マクロスF
赤色のショートヘアのボーイッシュな女性。ピクシー小隊の一人である。
バジュラの準女王が率いた大群との戦いにおいて大型のバジュラが放ったビーム砲の直撃を受けて死亡する。
メッサー・イーレフェルト
登場作品:マクロスΔ
21歳。身長191cm。ケイオスΔ小隊のエースパイロット。搭乗機は「VF-31」。
「ウィンダミア王国」のバルキリー部隊「空中騎士団」のエースパイロット「キース・エアロ・ウィンダミア」と互角に渡り合う腕の持ち主。
性格は口数は少なく冷静沈着で生真面目な所があり、状況によっては味方を撃つ事も厭わない冷徹さも兼ね備えている。
二年前のヴァールシンドロームによってヴァールに感染。途中ヴァール化が進んだ事から訓練教官として最前線を離れたものの、Δ小隊とワルキューレの危機の際に出撃する。
キースとの死闘を演じたが一瞬の隙を突かれコクピットを撃ち抜かれて死亡。
「劇場版」
劇場のワルキューレではキースとの戦いで勝利するもののヴァール化の身体への負担によりカナメの腕の中で死亡する。
ラウリ・マラン
登場作品:マクロスΔ
新統合軍の参謀局に所属する少佐。
ラグナのプロトカルチャー遺跡をウィンだミア王国に利用されない様に爆破、データを収集して撤収。
物語の終盤では第47特派艦隊でウィンダミアに侵攻しようとしたが、美雲の「星の歌」によって艦隊が操られてしまい次元兵器を起爆、艦隊とともに消滅した。
マクロスシリーズの死亡キャラクターの感想
マクロスの歴代の死亡キャラを紹介しました。
柿崎に関してはテレビ版ではマクロスの暴走による爆発に巻き込まれ、劇場版では輝達と喋っているうちに一瞬で撃墜されるという描写がかなり不憫な扱いだなと思いましたね。コレ系の主人公の身近な仲間が散っていくのはロボットアニメあるあるですね。
個人的に印象的な死亡キャラといえば「ロイ・フォッカー」でしょうか。
スカル小隊の隊長として輝、マックス、柿崎などをフォッカーですが、物語を見ているとなんとなくですがこのままエンディングまで行かないだろうと思っていました。
今までのロボットアニメの流れ的に主人公の上の立場にいる人間は何らかの理由で途中退場を余儀なくされるのが多かったという事もあり、途中で戦死しそうな雰囲気はありました。
実際にフォッカーの戦士場面を見ると「やっぱりな・・・」という感じでしたが、敵に撃墜されて一瞬で散っていった訳でなく戦場を戦い抜いた後だったというのが彼らしいなと思います。