ダンボール戦機の各作品ごとに登場する主人公とヒロイン、LBXなどを紹介したいと思います。
数多くのホビー用の小型ロボットや個性的なキャラが登場するダンボール戦機ですが、ゲーム・アニメ・プラモデルなど多くの分野に進出し今もなお人気が衰えない作品です。
今回はダンボール戦機の各シリーズで登場した主人公・ヒロインと各キャラが使用したLBXをまとめてみました。
ダンボール戦機の主人公とヒロイン、LBXまとめ
ゲームやアニメなどで登場した主人公と女性キャラクター、それぞれが使用したLBXの特徴などを紹介したいと思います。
山野バン (やまの ばん)
声優:久保田恵
登場作品:ダンボール戦機、ダンボール戦機W、ダンボール戦機WARS(ウォーズ)、LBX烈伝 History of Justice
「ダンボール戦機」「ダンボール戦機W」の主人公。
ミソラ第二中学校に通っている13歳の中学1年生で、ホビー用小型ロボット「LBX」を開発した父親を持つ。
正義感が強く仲間思いの優しい少年。ロボットオタクな所がありメカやプラモデルなどを趣味にしている。
近所の模型店ではLBXを借りて「川村アミ」ら仲間達と遊んでいた事から操縦技術が高く、LBXの世界大会では初出場で優勝している。
Wでは14歳の中学2年生になっており、イノベーターとの戦いや数々のLBXバトル大会を経た事により人としてもプレイヤーとしても成長を遂げている。
WARS(ウォーズ)では18歳になり眼鏡を掛けるようになっている。なお、オールスターフォトバトルのスペシャルアニメではLBXの開発・研究者として道を歩んでいる事が明かされている。
山野バンが使用したLBX
AX-00
出典元:LEVEL5 Inc.
バンが最初に手に入れたLBX。「AX-00」とはLBX素体の型番の事である。仮装甲なため防御力が低いものの高い機動力を持っている。敵の攻撃を予測するなど他のLBXには見られない機能を持つ。
アキレス
出典元:LEVEL5 Inc.
「AX-00」にアーマーフレームの一つ「ナイトフレーム」が採用された機体。最新式の照準回路を備え、熱排気に優れているのが特徴。
また一定のダメージを受けると「Vモード」が起動し機体の性能が飛躍的に向上する。後に改良された「アドバンスVモード」は操縦者の意思で起動・操作が出来るようになっている。
オーディーン
出典元:twitter.com/hideakifujii
バンの父親である山野博士が開発。
飛行形態へ変形出来る可変機構を初めて搭載したLBX。アキレスより高い機動力を持つ。通常は半径100メートルまでしか制御出来ないが「コントロールポッド」で操作する事で半径50km圏内の飛行が可能になる。
また「X(エクストリーム)モード」を搭載しアキレスと同様に一時的に性能が上昇する機能が備えられている。
イプシロン
出典元:shinnynohobby.blog.fc2.com
バンの父親である山野博士が開発したバン専用機で、カラーリングからして他の機体とは一線を画すデザインをしている。ちなみにアニメ版では登場しない。「BOOST」「爆ブースト」の本編クリア後のクエストで入手可能となっている。
エルシオン
出典元:www.tv-tokyo.co.jp
「ダンボール戦機W」で登場したナイトフレームのLBX。山野博士によって開発されている。オーディーンよりも性能的に優れており、全体的にバランスが取れた機体となっている。「K(ナイト)モード」が発動するとバリアが展開され防御性能が飛躍的に向上する。
イカロス・ゼロ
出典元:LEVEL5 Inc.
ナイトフレームが採用されているLBX。「高次元関節機構」を導入する事により従来のLBXに比べて関節の動く範囲が大幅に向上している。また変形なしでも飛行可能で宙空間の活動も出来る。
オーレギオン
出典元:www.famitsu.com
山野博士によって開発された傑作機。ウイルスプログラム「ミゼル」に立ち向かうべく「AX-000」をベースに開発されたLBX。ナイトフレームが採用されている。
永久機関「エターナルサイクラー」を搭載し、熱対策としてコアボックスに高耐熱性の「スタンフィールインゴット」を使用。
無尽蔵のエネルギーを活かす事により武装の威力も大幅に向上した。さらに飛行形態に変形する事により高速移動が可能になっている。
オーディーンMk-2
出典元:www.4gamer.net
ナイトフレームを採用した「オーディーン」の後継機。「オーレギオン」と同じくエネルギーを無尽蔵に生成する「エターナルサイクラー」を搭載したことにより異次元のパワーと機動力を確保。
飛行形態ではマッハに迫る機動性を発揮するが、人形であっても単独飛行が可能になっている。本機に搭載されている「WX(ダブルエクストリーム)モード」を発動する事で「オーディン」の「Xモード」同様に近接攻撃を無効化する事が出来る。
アキレスⅡ
出典元:blog.livedoor.jp/glintbooster
「WARS(ウォーズ)」「LBX烈伝」で登場したナイトフレームのLBX。アニメ版では登場しない。
正式に「アキレス」の系統受け継ぐ機体だが、「LBX烈伝」では「アキレス計画」によってかつて使用していた「アキレス」をベースに開発され排熱効率とセンサー類の機能向上。
さらに武装が強化されたという設定になっている。ちなみに「LBX烈伝」の終盤では大破した本機にオーディンMkIIのパーツで改修した「アキレスⅡカスタム」が登場している。
川村アミ (かわむら あみ)
声優:井上麻里奈
登場作品:ダンボール戦機、ダンボール戦機W、ダンボール戦機WARS(ウォーズ)、装甲娘 ミゼレムクライシス
「ダンボール戦機」のヒロイン。主人公である「山崎バン」のクラスメイトの中学1年生の少女。家では眼鏡を掛けている。
性格は物腰が柔らかく気丈な所があり先生やクラスメイトからも好かれている。その一方で洞察力にも長けている事から相手の心を読む能力が高く、相手を挑発したり仲間に発破をかけてやる気にさせたりする事も多い。
LBXの知識に関してもバン達よりも詳しく自身の機体をカスタマイズしたり、仲間達に教えたりしている。Wでは14歳になっているが、物語序盤で拉致され洗脳されてしまう。
WARS(ウォーズ)では18歳になっており眼鏡を常用。その後、悪用され続けたLBXを批判の声から守るため弁護士を目指している事が明かされている。
川村アミが使用したLBX
クノイチ
出典元:www.animatetimes.com
名前の如く女忍者の形をしたLBX。アーマーフレームには機動性に優れた「ストライダーフレーム」が採用されている。機動性が高く機体の特徴を活かしたヒットアンドウェイが有効な攻撃手段となっている。
パンドラ
出典元:gamerch.com
同じく「ストライダーフレーム」が採用されたLBX。腰部に搭載されているスタビライザーにより従来の機体に比べ圧倒的な機動性をと運動性を持つ。
またイノベータとの戦いを想定した「指向性電磁パルス」を搭載、電子攻撃においても優れた機体となっている。
ダークパンドラ
出典元:twitter.com/SG_inadan
ダンボール戦機Wで登場。LBXを悪用し人々を支配しようとする組織「ディテクター」によって改造されたパンドラ。ディテクターによって洗脳されたアミによって制御されている。
作中では同じくディテクターによって改造された「鬼クノイチ」とタッグを組んで攻撃を仕掛けていた。
大空ヒロ (おおぞら ひろ)
声優:下野紘
登場作品:ダンボール戦機W、ダンボール戦機WARS(ウォーズ)、LBX烈伝 History of Justice
「ダンボール戦機W」の主人公の一人として登場する13歳の少年。人工知能の分野で世界的に権威がある母親を持つ。
母親は研究で不在な事が多く1年以上の一人暮らしを経験しているが、親子の仲は良い。ゲームや特撮が好きなオタクで幼少期に放送された「宇宙英雄センシマン」をこよなく愛する。
性格はお調子者で素直だが、自分の信念は強く持っており納得のいかない事に関しては毅然とした態度を取る事もある。
礼儀正しく言葉遣いが丁寧な所もあり例え自分より年下であっても”さん”付けで呼んでいる。
LBXの実戦経験は無かったものの、バンの指導によって急成長していった。また、頭の中でイメージした事が現実に起きたり、極限まで集中すると凄まじい操縦能力を発揮したりなど特殊能力の様なものを見せる事もある。
大空ヒロが使用したLBX
ペルセウス
出典元:www.tv-tokyo.co.jp
テロ組織「ディテクター」やLBX管理機構「オメガダイン」の世界征服を阻止するべく山野博士により極秘に開発された新型LBX。軽量なアーマーフレームが採用されており機動性に優れている。
同様に山野博士によって開発された他の新型LBXである「エルシオン」と「ミネルバ」と合体する事により大型LBX「Σ(シグマ)オービス」へと変形する。特殊モードの「ST(ストライク)モード」発動により攻撃力と機動力が飛躍的に向上する。
イカロス・フォース
出典元:LEVEL5 Inc.
山野博士が開発したナイトフレームのLBX。山野バンの「イカロス・ゼロ」と同じく「高次元多関節機構」が使用されており従来のLBXに比べ関節が広範囲に可動、さらに変形を介さない単独飛行による宇宙空間の移動も実現している。
アキレスD9
出典元:www.4gamer.net
ミゼルによる破壊行動に対抗するべく山野博士が世界中のLBXのデータを基に開発した機体。エネルギー源には永久機関の「エターナルサイクラー」が搭載されており、出力と機動性の大幅な向上に貢献。「大空ヒロ」から譲り受け「ミゼルオーレギオン」に戦いを挑んだ。
宇宙英雄ペルセウスS
出典元:twitter.com/atushi_g_bd
ゲーム版のみに登場するLBX。ヒロが憧れた特撮番組「宇宙英雄センシマン」を意識したカラーリングが特徴。
花咲ラン (はなさき らん)
声優:花澤香菜
登場作品:ダンボール戦機W、ダンボール戦機WARS(ウォーズ)、装甲娘 ミゼレムクライシス
「ダンボール戦機W」のヒロインで13歳の少女。主人公の「大空ヒロ」とは同級生の仲である。
実家は空手道場を営んでおり、道場の師範である祖父からは次期師範と期待されている。
性格は明朗快活で強気な所がありボーイッシュな面が目立つものの、友達とショッピングに出かけるなど少女らしい一面もある。
前作でインベーターと激戦を繰り広げLBX世界大会の優勝者である「山崎バン」に憧れており、身体能力と格闘能力を見出された事で「山野淳一郎」より「ミネルバ」を託された。
序盤は性格が仇となり敗戦が多かったが仲間の助力もあり成長していく。空手を得意としており自身の持つ技能を機体に反映させるスキルを持ち合わせている。
花咲ランが使用したLBX
ミネルバ出典元:www.tv-tokyo.co.jp
ディテクターに対抗するべく山野博士により極秘に開発された近接格闘型の機体。「エルシオン」「ペルセウス」と合体する事で大型LBX「Σ(シグマ)オービス」へ変形する。
機動性に優れたストライダーフレームを採用しており、さらに格闘時のパワーと防御力に優れている。
搭載されている特殊モード「バーニングモード」は一時的に攻撃力を強化する事が可能。
その後、宇宙空間での戦闘を可能にした「ミネルバ改」へと生まれ変わっている。
瀬名アラタ (せな あらた)
登場作品:ダンボール戦機WARS(ウォーズ)、LBX烈伝 History of Justice
テレビアニメ版の主人公。LBXのプロプレイヤーになる事に反対している父に認めて貰うため、入学条件ギリギリで神威大門に入学する。
LBXの技能や知識はそこそこで性格は明るくマイペース、根気や規律に難があるものの咄嗟の閃き・発想力で周囲を驚かす事が多い。
また、協調生に欠ける事が多く正反対の性格である「星原ヒカル」「出雲ハルキ」とは喧嘩をする事もあるが、気持ちの切り替えは人一倍早い。
アニメ版の第21話では「オーバーロード」という特殊な能力が覚醒。
目に見える全ての動きがスローモーションに見え、自身のLBXの操縦は超高速になるものの疲労が激しい事から予防策として糖分を多めに補う事が多い。
瀬名アラタが使用したLBX
ドットフェイサー
出典元:LEVEL5 Inc.
ジェノック第1小隊に配備されたLBX。アーマーフレームには高出力な「ブロウラーフレーム」が採用されている。
足底にはホイールが搭載されており高速移動が可能で機動力にも優れており、走攻守ともにバランスが取れた機体となっている。
ジェノックの主力機として敵の主力機と渡り合ったが、「ドットブラスライザー」へ使用にあたり第4小隊の「鹿島ユノ」へ譲渡されている。
ドットブラスライザー
出典元:LEVEL5 Inc.
アニメ版では第22話より登場する機体。アーマーフレームのタイプは「ブロウラーフレーム」。
高出力形態の「ラグナロクフェイズ」、支援機「ドットフェニックス」と合体した「ドットブラスライザー・ジーエクスト」の2種類の形態に変形可能。
アラタの「オーバーロード」に耐えられるLBXの一つで劇中ではジェノック・ハーネスの主力として活躍、終盤にはロストエリア攻防戦でディ・エゼルディと交戦し撃破した。
アラタが神威島を去った後は「細野サクヤ」に譲渡されている。
DBクリムゾン
出典元:twitter.com/LBXLAB
「ドットブラスライザー・ジーエクスト」からドットフェニックスの武装を解除した機体。アニメ版ではディ・エゼルディとの戦いでドットフェニックスの武装を失った事によりこの姿となっている。
DBサイファー
出典元:twitter.com/Vmvpnkn7TNIoxWT
ゲーム版のみ登場する機体。「裏ランキングバトル」でアラタが使用している。基本装備は「ブラストソードⅡ」だが、アラタ機は「ハニカムスピアⅡ」を装備している。
アキレス・ディード (アラタ専用機)
出典元:news.mynavi.jp
アキレスの設計をベースに一般プレイヤー向けに開発されたナイトフレームの機体。アラタ専用機のみカラーリングが異なる。基本性能はアキレスと変わらないが、背部に搭載されたスラスターにより短時間であれば飛行が可能。
また、特殊モード「デモニックモード」の発動により一時的に性能を引き上げる事が出来る。
ちなみに「LBX烈伝」では本機をベースに「ドットブラスライザー」のコアスケルトンと「アキレスD9」のパーツでカスタマイズされた「アキレス・ディードカスタム」が登場している。
ダンボール戦機の主人公とヒロインの感想
ダンボール戦機に登場した主人公とヒロイン、各キャラが使用したLBXを紹介しました。
「プラモクラフトRPG」というジャンルで、ホビー用の小型ロボットを強化しつつストーリーを進めていくという他では見ない類の作品ですが、プラモデルの売り上げはガンプラ以来では久々の大ヒットだったようです。
ゲーム内ではオリジナルにカスタマイズ出来るのもプレイヤーとして楽しい要素だと思います。また、ゲームやプラモデルだけでなく、アニメや漫画も同時展開されておりこの作品に対する企業の力の入れ具合が垣間見えます。
ちなみにダンボール戦機のアニメのジャンルは一応「ロボットアニメ」になるそうです。
個人的に作品としての印象は「ガンダム」と「ポケモン」を組み合わせたかの様なジャンルだなと思いました。
モンスターとメカの違いはありますが、手持ちの小型ロボットに経験を積ませて強くして物語を進めていくというスタイルが面白いと思います。
そういう意味では「スーパーロボット大戦」にも似ている感じもありますね。スパロボみたいにロボットにキャラが搭乗する事はないですが、ロボットを強化しつつストーリーを進めるという要素は似ていると思いました。