エンジニアで実務を経験したことのある僕がIT系の職場で出会った過酷な労働環境を紹介します。
IT業界で働いていた中で個人的に体験した内容を中心に語りたいと思います。
やりたい仕事ができない時
人間は自分がコントロールできない事にストレスを感じます。
自分が描いていた理想と全く逆の現実が起こった時の失望感は相当なものでした。
好きな仕事をさせてもらえない
僕にとっては好きな仕事 = 得意な仕事です。
面談の時に聞いていた仕事内容と実際の仕事内容が全く違ったという事がありました。
僕の得意な分野の仕事を任せられる訳ではではなく、逆に苦手な仕事を任された時はかなりストレスです。
得意な仕事、好きな仕事した方がパフォーマンスを出せるのでチームにとってプラスになると思っています。
上司の私情によるものなのか? それともそれ以外の理由があるのか?
不得意な分野でパフォーマンスを求められてもモチベーションなんて上がりません。
余談ですが僕は興味の無い仕事、将来に繋がらない仕事で経歴を積むのは人生の無駄使いだと思っています。
なのでその案件は契約期間の途中で速攻で辞めました(笑)
人間関係でストレスを感じる時
お昼のランチに誘われた時
僕は常々お昼休憩の時間は誰にも干渉されずにゆっくりしたいと思っています。
しかしほぼ毎回起きる事なのですが、プロジェクトに参画した初日に現場のリーダーから「お昼行かない?」と誘われてしまいます。
誘ってきた相手からすれば何かしらの意図があって誘ったのだと思いますが、僕的には一緒に仕事する人と親睦を深めようなんて思ってもいません。
ですが、せっかく誘ってもらっているということもあるので断りたくても凄く断りづらいです。
よくランチの時間に同僚や上司と一緒にランチに行く人を見ますが、個人主義の僕には信じられない行為です。
指導者からパワハラを受けた
僕はよくプロジェクトリーダーと呼ばれる肩書きの人に目を付けられます。
僕にとってプロジェクトリーダーは参画した案件の上司(指導者)にあたる人です。
その「上司」と言われる人からの風当たりが非常に強い時があります。
他の人に何か指摘をする時はごく普通に波風立てる事もなく対応しているのですが、僕にだけは毎回「周りにハッキリ聞こえる声」で指摘されるなんて事もありました。
その他にも「誰もがやりたくなさそうな仕事」を僕にふってきたりという様な事はよくありました。
僕は愛想がなく、個人主義者でコミュニケーションも積極的ではないし人付き合いも超絶悪いので、パワハラを受けやすい理由はなんとなくですが分かります。
ですが人間の性格なんて多種多様なんですから、気に入らないからって攻撃的になるのは違うと思います。
自分にとって都合の良いイエスマンしか配下に置きたくないとかいう人はそもそも上司の器としてどうなの?と疑問に思う今日この頃です。
解決策は「無い」です。
上司の好かれれば良いのでしょうけど、人にゴマ擦ったり、媚を売るのが嫌いですし、そうじゃなくても人と一定の距離を保ちたい人間なので僕的には解決するのは難しいと感じています。
周りの会話で集中できない時
僕的には広いオフィスで周りに人が多い環境だと「ほど良い雑音」があるので集中しやすいです。
ですが30人未満のオフィスの場合だと雑音も生まれないので、誰かが会話するとその内容がダイレクトに伝わるので集中の妨げになる事が多いです。
なので僕の場合はワイヤレスイヤホンをして音楽を聴きながら作業する事で集中力を保っています。
イヤホンから聞こえる音楽が周りの声をかき消してくれるので精神的に楽になるのでめちゃくちゃオススメです。
社内フレームワークが使わなければいけない時
エンジニアをやっていると案件によっては社内の独自技術を使わなければいけない時があります。
そんな社内の独自技術でストレスになるポイントを挙げていきたいと思います。
自由度が無い
独自フレームワークを使っているとなんでこういう仕様なんだ?と思う様な場面に出くわします。
フロントエンドの案件だったのですが通常であれば一瞬で実装できる様な事を社内フレームワークを使った事で少し回り道をしなければいけないという事が多々ありました。
非機能要件を満たすために機能要件の実装の容易さが犠牲になるというゴミみたいな社内フレームワークがありました。
検索しても出てこない
案件に参画したばかりの頃や社内フレームワークの仕様に慣れていない時など調べ事が必要な時があります。
オープンソースフレームワークは情報量に長けているので何か分からない事があればネットで調べれば出てきます。
ですが社内独自技術は当然ネット上にはありません。
共有フォルダのどこかにマニュアルが置いてあるだけです。
マニュアルが整備されていない
僕が以前参画した案件のことですが、一部のマニュアルが外国語だった事がありました。
聞くと海外から来た人が作ったフレームワークらしくマニュアルも外国語その人が作ったという事でした。
読むたびにイチイチ翻訳するのが面倒です。
作った人がいない
昔に作った社内フレームワークで作った人がもうチームにいないなんて事もありました。
何か疑問があって質問したくても誰もいないわけです。
まず実際に社内独自技術を使ったソースコードを読んで理解を深めていくのですが、オープンソースだと「これを実現する時はこの関数を使って引数はこれを指定する」という様な情報を知識として持っている事が多いのでコードも読みやすいですが、
社内フレームワークだと標準関数と独自で作った部品がごちゃまぜになっていて分かりづらい時があります。
その様な理由から負担がオープンソースより大きいです。
スキルにならない
社内の独自技術なのでスキルの汎用性がありません。
社内フレームワークに詳しくなっても所詮その現場でしか通用しないスキルです。
なので社内フレームワークとかいう技術負債を使うプロジェクトにはIT系だろうとWeb系だろうとなるべく携わりたくない案件ですね。
システムの仕様がコロコロ変わる時
これも以前携わったフロントエンドの案件なのですが、サーバーから返ってきたデータをどのオープンソースのテンプレートを使って出力するのか?
それともJavaScriptでAjaxを使うのか?仕様が頻繁に変更された時がありました。 また画面仕様もクライアントの都合でコロコロ変わるのでその度にタグの構造やスタイルの変更を余儀なくされたりなんて事もありました。
まあその案件は中々面白かったのでなんとか乗り越える事ができました。
劣悪な環境で作業しなければいけない時
IT系(特にSIer)にありがちな劣悪な作業環境を紹介します。
チャットが使えない
チャットはコミュ障でも意思疎通が可能になる神ツールだと思います。
またワザワザ相手のデスクまで行くことなくコミュニケーションがとれます。
そんな神ツールを使えない(使おうとしない)職場が存在します。(使えるのはメールのみ)
僕はオフィス内で人と会話するのが苦手です。
理由は僕が喋る内容を他人に聞かれたくないからです。
特に「雑音がなくシーンと静かなオフィス」で喋るのが苦手です。
静かすぎるオフィスは会話内容が周りに伝わるので嫌なのです。
ですがエンジニアをしていると他人とのコミュニケーションは避けて通れません。
ですがチャットを使えばそんな悩みは解消します。
チャットが使える環境であれば特に問題はないのですが、参画先の全ての職場でチャットが使えるとは限りません。
チャット導入していない現場では僕の方からチャットを使いたいと提案するのですが、テキストを入力するより会話の方が好きという人もいるので提案が通らない事もあります。
そういう時はかなりストレスですね。
ノートパソコンしか使えない
いわゆる目の前で作業している人が見えるオープンススタイルの作業環境です。
デスクトップPCが無いので周りの人間の様子がマジマジと分かります。
目の前も斜め前も常に人が見える状態なので息が詰まるし非常にストレスを感じやすい環境です。
SIerあるあるなのですが、プロパー社員はデスクトップPC + 大画面ディスプレイ2つなのに、常駐社員はノートパソコンなんてことがあります。
ITなんて業務中に色んなツールを使うのにも関わらずノートPCの狭い画面を見ながら作業しなければいけないなんて苦痛しかありません。
インターネットが使えない (制限される)
これもIT系(SIer)あるあるだと思います。
参画先のSIerによってはセキュリティの都合でインターネットが使えないなんて事がよくあります。
ちなみにSIerのプロパー社員であればがネットが使えるのに、外部から来た常駐社員は使えないなんていうルールがある現場もありました。
ITエンジニアなんてネットで調べ物をする機会が最も多い職種だと思います。
それなのにも関わらずセキュリティとかいう理由で自由に調べ物ができないなんて本末転倒だと思いますね。
お客さんの前で体裁を整えることばかり気にして仕事の効率や快適さなど一切無視したSIerらしい害悪ルールです。
まとめ
◯ デスクワークなので人間関係に左右されやすい人もいる
◯ 現場には無理に関わらないで次を探すのもあり