ITエンジニアはコミュニケーションが必要なのか?
コミュ障だとどのような問題があるのか?
コミュ障なエンジニアが作業に集中する方法とは?
今までエンジニアとしていろんな案件に携わってみるとコミュ障っぽい人はいても僕ほど本物のコミュ障は少ない様な気がしていました。
そんな重度のコミュ障で対人関係が超絶苦手な僕がエンジニアになったことで経験した人間関係のトラブルなどリアルな日常と対策を書いてみました。
なんでコミュ障なの?
話そうと思えば話せるんだけど職場でそういうキャラを演じたとしても持続しません。
やはり無理しない生き方をしようとすると自然とコミュ障になるという事なんだと思います。
職場で笑顔で愛想振りまいているコミュニケーションが得意な世の中の会社員に対しては「しんどくないの?」って思ってしまいます。
でも中には無理してる人もいるんだろうなと思っています。
なんで無理して「コミュ力が得意な人」「コミュ力に問題ない人」を演じるのでしょう?
仕事とはコミュ力が重要という偏見があるからかな?
コミュ障キャラになると楽だよと僕は言いたいですね。
別の意味でしんどいですけど。
コミュ障の僕がエンジニアになった結果
一言でいうと「雑な扱いを受けやすい」です。
具体的に話すと・・・、
『最初はやさしく愛想よく接してくるが、日が経つにつれて徐々に態度が冷たくなり、次第に攻撃的になる』という感じです。
コミュ障の僕が数ある職場を経験した中で得たデータではほぼこのパターンに当てはまっています。
「初日」と「案件を離れる前」では職場の人間の態度が雲泥の差なのです。
僕も媚びないところがあるので「愛想がない」のはお互い様かなと思うのですが、相手によってはそれ以上に攻撃的になる人もいます。
特に指導者と言われる立場の人からはマウントを取られたり人としてナメられたり、雑な扱いを受けやすくなります。
憶測でしか分からないけど、ズバっと自己主張をしたら速攻で会社にいられなくなった時もあったので難しいです。
いちいち人のご機嫌なんて伺ってられないし、めんどくさいです。
ミーティング時のコミュニケーション
エンジニアの仕事をしているとチーム内のみんなで集まって話し合う機会があります。
チームで集まって話し合う場のことを「定例会」とか「ミーティング」など呼び名は会社によって様々です。
コミュ障の僕にとって苦手なイベントの一つです。
積極的に喋らない、黙りっぱなし
ミーティングが始まっても僕は基本的に黙りっきりで、とにかく自分から何か質問したりするのが怖くて何も話すことができません。
ミーティングを主導している人から話を振られるまで必要最低限のことしか話しませんでした。
出来る事といえばみんなが喋る内容に対して適当に相槌を打つくらいでしょうか?
世間話をする人も中にはいるのですが、基本的にそんな時でも僕は真顔で黙りっぱなしという事は多々ありました。
ミーティングに限らずなのですが、とにかくみんなが集まってワイワイする場が嫌いなので早く終わってくれないかな?という気持ちで時間が過ぎるのを待っていました。
また時には話しかけんなオーラをだしていた時もありました。
積極的に喋らなかった結果
ほとんどの案件では問題なかったです。
チーム内のミーティングでは基本的にプロジェクト全体の進捗などの確認と今後の予定などを話す事が多かったのですが、聞かれた事に対してその通りに返事するだけなので特に問題がありませんでした。
ただ僕に対して普段から攻撃的な態度を取る人からはよく嫌がらせを受ける事もありました。
ちなみに僕はデスクで作業する時はイヤホンをしてます。
ミーティング時はみんなの話を聞かなければいけないのでイヤホンを外すのですが、これを「チャンス」と言わんばかりに(僕以外の)他人と世間話の最中に遠回しに嫌味を(僕に)言ってきたりするなど、個人攻撃を受けた事もありました。
大抵そういう人は普段作業中でも喋ってばかりで嫌味も多い人なのですがね。
人間関係以外の部分以外は仕事を進める上では特に問題ない感じですね。
デスク作業時のコミュニケーション
コミュ障の僕がデスクで作業している時の状況です。
基本的には喋りません。
コミュ障の人間嫌いでもワイヤレスイヤホンとチャットがあれば問題なしです。
仕事中にイヤホンはダメだ!みたいな古い体質の会社とかチャット嫌いの上司がいる会社なんかは辛いですね。
ワイヤレスイヤホンで遮音する (集中力アップ)
僕はオフィス内で人の話し声が聞こえる環境ではあまり作業に集中できません。
なのでイヤホンをして作業に没頭できる環境を意図的に作ります。
と言ってもまだまだ日本はイヤホンをする事に偏見を持つ人がいるので、あからさまにイヤホンのコードを見せるのはあまりしたくないので、ワイヤレスイヤホンを装着しています。
僕の髪は耳が隠れるぐらいの長さなので、見た目上では周りにイヤホンをしているという事はわかりません。
といっても普段からワイヤレスイヤホンを付けたり外したりするの周りの人は見ているので特に隠す意味はないし隠すつもりもありません。
ちなみに人に話しかけられても気づけるくらいの音量で音楽を聴きながら作業しています。
イヤホンで作業した結果
イヤホンを装着する事に関して自社で開発する様な会社では特に問題になる事はありません。
ですが、お客さんの会社で作業する様な案件の場合は、うるさく注意されますね。
またイヤホンをすることでなんとなく「話しかけるなオーラ」が出ている様な気がします。
そのようなオーラが「こいつは人と話したくないんだな」と周りに思わせている部分があると思います。(想像ですが)
その様な事もありほとんどの人は僕に話しかけてきません。
あとどんな職場でも僕のデスク周りには1人以上攻撃的な人がいました。
どの様な攻撃をされるかというと、僕以外の人間との会話中にターゲット(僕)に向けて遠回しに嫌味を言うような感じです。
こういう「コミュ力モンスター」は僕の周りにいると不愉快なのです。
ワイヤレスイヤホンはそんなモンスターが放つ攻撃を無効化してくれます。
僕はこの効果を「魔除け」と呼んでいます。
この「魔除け」は時にコーディングなど集中力が必要になる場面では最大限に効果を発揮してくれるのです。
コミュ障ならチャットを使うべし (会話の負担を減らす)
チャットはテキストのみでやり取りをするのでコミュ障でもコミュニケーションが取れる神ツールです。
僕はオフィスの様に周りに人が大勢いる中で他人と会話するのが超苦手です。
理由は周りの人に僕の話の内容が伝わるのが嫌だからです。
堂々とすればいいと分かっているのですが、恥ずかしさがあるのか行動に移せません。
他人は自分のことを思っている以上に見ていないし気にもしないという様な事を言っている人がいるのですがそれは嘘だと思いますね。
オフィス内の一部の類の人間は他人の言動を一々チェックしてバカにしてくる人が実際に過去にいました。
どこのオフィスにも一人以上はそういう攻撃的な人(というかモンスター)はいます。
なのでそういった人間関係のトラブルから身を守るためにもチャットは重要なアイテムだと思います。
ちなみにプロジェクトリーダーの中になチャットが嫌いという人がいます。
「文字を打つより直接会話した方が速い」というのが理由だそうです。
昔はチャットなんてなかったらしいのでこんな考えの人は古い人間だけかなと思っていたのですが、若い人でもチャット嫌いな「昭和思考」の人が多いです。
ちなみにこれに対する僕の反論はチャットは喋らなくても良いし、相手の席まで行く必要も無いし、会話内容が残るのでトータルで見て効率が良いので使わない理由なんてないです。
チャットを使った結果
今まで苦痛だった会話をする機会が少なくなり精神的にかなり楽になりました。
だれかと会話をしないで好きな仕事が出来るなんてこんなにも素晴らしい事なんだと実感しました。
普段の会話なら言いづらい内容や言えない内容でもチャットなら気楽に言えるし自分の考えも伝えやすいのがメリットかなと思いました。
お昼のランチコミュニケーション
いろんな案件に携わると「今日はランチに行きましょう」と誘ってくる人がいます。
そんな人たちに対する僕の考えを書きます。
プライベートな時間を拘束されるのが嫌
お昼って本来自分が自由に使っても良い時間のはずです。
お昼ぐらいゆっくりさせてほしいし、人のいないところでリラックスしたいです。
そんなお昼の時間に意味不明な理由で誘ってくる人はホント迷惑です。
ちなみに誘われた時はほとんど断っています。
案件に参画した初日にプロジェクトリーダーに誘われる事が多いのですが今までは全部断ってきました。
理由は「直接指導する立場の人と仲良くなったりすと仕事がやり辛くなるのでのが嫌」だからです。
一度だけ管理職ではない人とランチに誘われて行った事があるのですが、お金が減るだけで特にプラスになった事はないですね。
互いの人間性を知るには良い機会かもしれませんが、僕には興味無い事なので正直なところ奢られても行きたくありません。
お昼のランチを断った結果
結論から言うと常駐先のリーダー(誘ってきた人)に嫌われました。
ていうかお昼のランチを誘ってくる前と後では僕に対する態度が全然違うのが明らかにわかるってぐらいの変わり様でした(笑)
僕に誘いを断られたリーダーの多くはモンスター化します(笑)
こうなったら最後、あとはパワハラされるだけ。
現場のリーダーの中にはある事ない事で営業にクレームを入れたりする理不尽な「クレーマー化」したモンスターもいました。
上記の様な嫌な経験もしましたが「他人とお昼のランチに行く必要はあるか?」と聞かれれば僕は「必要ない」とハッキリ言えます。
お昼のランチに誘うのはパワハラと同じ
管理職の人間が部下に「ランチを誘う行為」は行っても行かなくても苦痛が伴うパワハラだと僕は思います。
他人と親睦を深めるために人付き合いは必要とかいう人もいますが、その様な古い考えは嫌いです。
世にはばかる一般企業に多い自称「常識人」や一部のインフルエンサーなどが「詭弁」を振るって人付き合いの大切さを説いたとしても所詮ご都合主義による「正当化」に過ぎないと思ってしまいます。
発生したタスクを各々が処理していれば会社は回るのに、なんで上司と部下が個人的な交流しなければいけないの?と思ってしまいます。(めんどくさい)
指揮する立場の個人的感情で部下の処遇が変わるのはよくある事だけど、こういう理不尽なモンスター指導者は会社には必要ない存在だとつくづく思っています。
「自分にとってイエスマンの部下しか配下に置きたくないというモンスターは指導者になるべきではない」と言いたい。
まとめ
◯ ワイヤレスイヤホンで遮音する
◯ 指導者が部下にランチを誘うのは一種のパワハラ
◯ 無理してランチに行く必要ははない