機動新世紀ガンダムXに登場する主要な女性キャラを紹介したいと思います。
ガンダムXといえば様々な境遇を経た女性達が主人公と行動を共にしますが、前作同様に一人一人が自立しているキャラクターが多い印象です。物語に関しては視聴率の関係から1クールカットされたものの消化不良感はなく、ゲーム作品にも登場している事から個人的には平成ガンダムシリーズの一角を担った良作だというイメージがあります。
今回は劇中に登場した各ヒロインの性格や活躍などをまとめてみました。
ガンダムXに登場する主要女性キャラまとめ
機動新世紀ガンダムXに登場する主要な女性キャラクターの特徴、プロフィールをまとめてみました。
ティファ・アディール
声優:かないみか
年齢 | 15歳 |
身長 | 157cm |
体重 | 40kg |
本作のメインヒロイン。
地球生まれで先天的にニュータイプ能力を持つ少女。物静かで人見知りなところがある。幼い頃よりその能力に目を付けられアルタネイティブ社などに研究材料にされてきた過去を持っている。
予知能力に長けておりフリーデンを目的地まで導いてガロード達の戦いをサポート。予知夢を伝えるためにキャンパスに書き出した風景を道標とする事も。
力を使い過ぎると気を失ったり、昏睡状態に陥ったりする描写もみられた。
物語の序盤で「ジャミル・ニート」に助け出された後、ティファ奪還の依頼を受けてフリーデンに潜入したガロードと出会う。
そして彼を旧連邦軍の軍事施設に安置されていたガンダムエックスの元へ導きジャミルのニュータイプ探しの旅に付き添う事になった。
当初は無口で誰にも心を開かない彼女であったが、ガロードと出会ってからは徐々に周囲との交流も増えていき、彼の熱い想いや自身の予知を超えた行動に感化された事で主体的な言動も目立つ様になっていった。
いつも思い続けてくれるガロードに対しては次第に好意を寄せていき彼に対しては豊かな表情や感情を見せる様になっていく。
決戦前夜にはガロードと結ばれ、最後の戦いが終わった後はガロードと共に世界を巡る旅に出た。
サラ・タイレル
声優:かかずゆみ
年齢 | 19歳 |
身長 | 163cm |
体重 | 43kg |
陸上戦艦「フリーデン」のチーフオペレーター兼副長。
状況次第では「ジャミル・ニート」に代わって艦長代行を務めフリーデンを取り仕切った。特にジャミルがガンダムXディバイダーのパイロットになって以降は代行としての役割が多くなっていった。
性格は生真面目な面が目立ち、ジャミルに対しては恋心を抱いている。物語序盤はティファに拘っているジャミルを見て嫉妬心を抱く場面も。
ティファを守るためにジャミルが負傷した際には彼女を睨みつけたり、忠告を受け入れない場面も見られたが、わだかまりが解けた後は温和な面を見せ姉の様に接した。
最終決戦前には「ロアビィ・ロイ」に想いを告げられ気持ちが揺れるが、フリーデン解散後は新連邦に復帰したジャミルに「パートナー」として付いていき共に新連邦和平協議会のメンバーとなっている。
トニヤ・マーム
声優:三石琴乃
年齢 | 17歳 |
身長 | 164cm |
体重 | 45kg |
フリーデンのブリッジクルーとして通信オペレータを担当する女性。
派手好き、奔放な性格で露出度の高いファッションを好む。
その一方で感性の強いところもあり他人に対しての思いやり、優しさを持ちあわせている。
ティファに対しても妹の様に可愛がっていた。
フリーデンの物資補給の際に立ち寄ったセインズアイランドでは「エニル・エル」と偶然出会い意気投合する。彼女とはお互いの生き方に共感しており友人の仲である。
彼女をフリーデンに誘うもエニル自身が「ガロード・ラン」との因縁に整理が付いていなかった事もあって叶わなかったが、後に合流している。
最終決戦を前にして「ウィッツ・スー」に婚約指輪を贈られた事で戸惑う場面もみられたが、決戦後はその想いに応え彼の故郷に向かっていった。
エニル・エル
声優:本多知恵子
身長 | 168cm |
体重 | 46kg |
年齢 | 19歳 |
ロックシンガーの様なファッションを好む女性で第6話で初登場。宇宙革命軍の将校「ナーダ・エル少将」の娘である。
父は第7次宇宙大戦終戦後に革命軍の将校だった事から地球住民に惨殺されており、母と生活していたがその母も敢えなくして亡くなってしまう。
物語序盤はフリーデンの敵であるバルチャーのザコット一味に所属しており、モビルスーツの「ドートレス」や「ジェニス」を駆っていた。
「ガンダムX」を狙う作戦の際にはガロードに近づいて接触を試みたが失敗。以降は彼を倒す事に執着する様になる。
島国のセインズアイランドに辿り着いた後は「マイルズ・グッドマン」という政府の人間と交際するが、フリーデンと再会してからはルマークからMA「エスペランサ」を購入して戦いの世界に戻っていった。
その後、「ガンダムダブルエックス」を偶然目撃するも口封じの為に「フロスト兄弟」に撃墜されてしまうが、近くを航行していたフリーデンに救助される。
一時的にフリーデンと同行するも、トニヤの誘いを断って再びセインズアイランドに戻ったがマイルズは新連邦軍によって射殺、島も占領されてしまう。
復讐のために新連邦を追っていた彼女だが、宇宙革命軍のニコラに宇宙への帰還を持ちかけられるもそれを拒否、逆に彼らが画策していた「ティファの強奪計画」を知らせるべくフリーデンに駆けつけた。
ティファは既にニコラに連れ去られていたが、以降はフリーデンに同行しガンダムチームと共に戦う事になった。
最終決戦後はロアビィと共にウィッツの故郷に訪れている。
パーラ・シス
声優:長沢美樹
年齢 | 15歳 |
身長 | 165cm |
体重 | 47kg |
宇宙革命軍にレジスタンス活動をしている組織「サテリコン」のメンバー。第33話で初登場する。
自分よりも年上の人間が多い環境で育った事もあってか髪が短く男勝りな性格である。自称「サテリコンの亡霊」。
両親は第7次宇宙戦争時でのコロニー落としから逃れた宇宙難民であった事から幼い頃から宇宙での過酷な生活を送る。サテリコンに所属した頃には既に両親も他界していた。
物語の終盤で宇宙戦を不慣れとしている「ガンダムダブルエックス」が敵に追い詰められて撃墜寸前まで陥った時に「Gファルコン」のパイロットとして登場。ガロードの救出に成功する。
サテリコンが壊滅した後はガロードと共に行動、Gファルコンで彼をサポートしコロニーレーザーを撃破、仲間の仇を討っている。
その後、ガロード、ティファと共に地上に戻る前に「フロスト兄弟」に捕らえられるなどのトラブルに見舞われるが無事脱出、ジャミル達と合流後はフリーデンに同行して戦いを共にした。
フリーデン解散後は、キッドやシンゴ達と共にジャンク屋「フリーデンIII」を営んでいる。
ガンダムXに登場するヒロインの感想
ガンダムXに登場した主要な女性キャラを紹介しました。
貴族・名家育ちの女性キャラが多かった前作の「新機動戦記ガンダムW」と比較すると本作のキャラは庶民的という印象でしょうか。
キャラのデザインに関しては前作辺りから美男・美女系が多く登場していましたが、本作でもその傾向は受け継がれている感じですね。
この作品は1996年(平成8年)の作品になりますが、当方が本作を見たのが2001年頃になります。
ファッションや髪型なんかも90年代後半辺りからの流行を取り入れている訳では無いと思いますが、90年代前半の作品「F91」「0083」「V」とかと比べるとキャラクターのデザインがかなり派手目になったなという印象は当時からありました。
この辺りから若者のファッションで茶髪・金髪とかが流行り出した頃なのですが、そういった時代の流れにも関わらずティファに関しては現代でも受けそうなキャラデザインだなと個人的に思います。
最近は一時期に流行った派手目の茶髪・金髪の流れから黒髪・主張しない茶髪が主流になってきていますが、アニメのキャラでもその傾向が多くみられます。
目のデザインとかは時代が出ているなと思いますが、ティファは現代でも通用しそうなキャラだなと思います。