歴代作品で登場する量産型のガンダムを紹介したいと思います。
量産機といえば一般兵士用のモビルスーツをイメージしますが、少数精鋭の試作機が多いガンダムシリーズの中でも量産型の機体は存在しています。
今回はテレビアニメ、OVA、映画などの映像作品に加え、漫画・MSVなどありとあらゆる作品から量産されたガンダムをまとめてみました。
歴代の量産型ガンダムまとめ
歴代作品で登場した量産されたガンダムタイプのモビルスーツを紹介したいと思います。
ちなみに量産数に関しては特に制限はなく量産型を前提に開発された機体も含んでいます。
陸戦型ガンダム
登場作品「機動戦士ガンダム第08MS小隊」
「MS量産型計画」の一環として開発された陸戦仕様のガンダム。
RX78ガンダムの品質レベルを満たされていない余剰パーツを使用、コアブロックシステムを廃止した事で生産期間の短縮化、コストダウンが図られている。
そのため機体ごとにバラツキが多いものの一定の基準を定めている事もあり品質は均等化された。
装甲素材やジェネレータはオリジナルに近く、劇中ではコジマ大隊に所属する各小隊に配属され戦果を挙げている。
「機動戦士ガンダム第08MS小隊」では08小隊のメンバーが搭乗。機体や装備が破損しながらも適時補修を行い最終話まで漕ぎ着けている。最終的に隊長の「シロー・アマダ」機はガンダムEz-8、「カレン・ジョシュワ」機はジムヘッドに換装された。
型式番号 | RX-79[G] |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 52.8t |
全備重量 | 73.0t |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
ジェネレータ出力 | 1350kw |
スラスター総推力 | 52000kg |
センサー有効半径 | 5900m |
武装 | ビームライフル、180mmキャノン、100mmマシンガン、バズーカ、ミサイルランチャー、マルチランチャー、胸部バルカン砲、ビームサーベル、ショートシールド、ガンダムハンマー |
ジーライン
出典元:gundam.fandom.com
登場作品「M-MSV」
一年戦争末期にガンダムの量産化を目指して開発されていたが計画が途中で断念。
終戦後にFSWS計画を継承しオプション装備により状況に応じ対応できるモビルスーツをとして開発が再開したが、試作機が2機作られた時点で中断された。
オプションには標準装備の「スタンダード」、高機動タイプの「ライト」、白兵戦仕様の「アサルト」、総合力の「フルカスタム」が存在する。
型式番号 | RX-81 |
全高 | 19.2m |
ジェネレータ出力 | 1580kw |
スラスター総推力 | 71800kg |
武装 | 60mmバルカン砲、ビームサーベル |
リック・ディアス
登場作品「機動戦士Zガンダム」
アナハイム・エレクトロニクス社に在籍するジオン系の技術者によって開発されたエゥーゴのモビルスーツ。
ガンダムとドム系列の技術を融合した第二世代の機体であり、装甲素材には「ガンダリウムΓ」が使用された。
頭部ガザ系のモノアイが装備され、コクピットは全天周囲モニターとなっている。
当初はブレックス・フォーラ准将により「ガンマガンダム」というコードネームが与えられたが、後にガンダムをよく知る「クワトロ・バジーナ」によりリック・ディアスが提案された。
これをエゥーゴが受け入れた事から本機の名前として刷新された。
劇中では第1話から赤色のクワトロ機以外に、アポリー、ロベルト機が登場。ティターンズのMS相手に戦果を挙げている、アポリーとロベルトが戦死した事で徐々に数が減少。
グリプス戦役終了時にアーガマに配属されていた機体は1機のみとなっている。
型式番号 | RMS-099 |
全高 | 21.6m |
頭頂高 | 18.7m |
本体重量 | 32.2t |
全備重量 | 54.7t |
装甲材質 | ガンダリウムγ |
ジェネレータ出力 | 1833kw |
スラスター総推力 | 74800kg |
センサー有効半径 | 11500m |
武装 | ビームピストル、ビームライフル、ビームサーベル、クレイバズーカ、バルカンファランクス |
量産型Zガンダム
出典元:http://gundamlog.com
登場作品「Ζ-MSV」
エゥーゴの「Z計画」で開発されたZガンダムの量産機。
Zガンダムの名前を冠するものの、本機では非変形となっている。だが開発コストの高騰と量産型百式改との競合に敗れたことで数機の生産のみにとどまった。
そのうちの1機はマリアナ基地で保管され、後に遊撃部隊フレスベルグの所属機として運用されている。
型式番号 | MSZ-007 |
頭頂高 | 20.4m |
本体重量 | 30.9t |
全備重量 | 48.3t |
ジェネレータ出力 | 1830kw |
スラスター総推力 | 73700kg |
センサー有効半径 | 11900m |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | メガビームライフル、ビームライフル、ビームサーベル |
ZETA
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「機動戦士ガンダム ジオンの再興」
型式番号「A/FMSZ-007II」。
大気圏、宇宙共に長距離航行が可能なモビルスーツとして開発されたZガンダムの量産機。
装甲を簡略化した事でコストダウンを図っている。
フライングアーマーは宇宙用と大気圏用が存在し、大気圏用は後翼が可変である。メインウェポンはハイパーメガランチャー(ジオンの再興)を装備するが、作品によっては実弾を撃つスマートガンを装備。
作中では大気圏突入後にスカンジナビア半島のジオン軍基地を攻撃、その後は地上で長距離攻撃の任務に就いている。
ZガンダムMK-II
出典元:https://bbs.a9vg.com/
登場作品「機動戦士Oガンダム 光のニュータイプ」
型式番号は「MSU-010」。
可変機構がオミットされたZガンダム量産機。新生エゥーゴが運用している。作中では主人公「タロ・アサティ」の最初の乗機となっている。
全高 | 21.63m |
本体重量 | 38.5t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | ビームライフル、その他 |
Zプラス
登場作品「ガンダム・センチネル」「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」「モデルグラフィックス」
Zガンダムの再設計を行い変形機構を簡略化、運用範囲を縮小する事でコストダウンを図った量産機。
本機には多彩なバリエーションが存在、その内いくつか派生機が量産されている。
Zプラス A1型
出典元:gundam.fandom.com
大気圏用としてカラバ主導によりアナハイム社で開発された。
地上用戦闘用としては優れた性能を有するもののウェイブライダー形態時には、通常の戦闘機には性能が遠く及ばなかった。
型式番号 | MSZ-006A1 |
全高 | 22.11m |
頭頂高 | 19.86m |
本体重量 | 32.7t |
全備重量 | 68.4t |
ジェネレータ出力 | 2070kw |
スラスター総推力 | 101000kg |
センサー有効半径 | 16200m |
武装 | 大腿部ビームカノン、ビームライフル、バルカン、ビームサーベル |
ZプラスA2型
出典元:gunpla-beginning.com
型式番号「MSZ-006A2」。
カラバが運用するA1型を改修した機体。6機完成した後にパーツ用として3機解体された。
データ収集用としての役割を果たし、頭部に装備している「メガキャノン」は後に開発される「ZZガンダム」の固定兵装に活かされている。
出典元:gunpla-beginning.com
ZプラスA2型のMA形態。
ΖプラスA1B型
登場作品:gunpla-beginning.com
型式番号「MSZ-006A1B」。
A1型を攻撃に特化した機体として改修したモビルスーツ。
D型と同時期に提案されたプランであり予算の都合から数機の生産のみにとどまりカラバで運用された。なおMSの機体のデザインは飛行形態のみ。
ZプラスB型
登場作品:gunpla-beginning.com
型式番号「MSZ-006B」。
A1型を改造した複座練習機。操縦性の難易度が高いTMSを乗りこなすためにカラバのパイロット育成目的で生産された。
なおMSの機体のデザインは飛行形態のみ。
ZプラスBN型
出典元:gundam.wikia.com
型式番号「MSZ-006BN」。
対地・対艦攻撃を想定して生産されたA1型の改造機。大型化された主翼・安定翼、熱核エンジンが搭載されたサブユニットが特徴である。
ZプラスC1型
出典元:gunpla-beginning.com
型式番号MSZ-006C1。
A1型を再設計した機体。空間戦闘用の冷却・生命維持装置を追加、熱核ロケットエンジンの採用に加え、スラスターとプロペラントタンクを追加。
機動性の向上と共に、月面の離着陸や大気圏突入も可能な機体となっている。
出典元:gunpla-beginning.com
ZプラスC1型のMA形態。
型式番号 | MSΖ-006C1 |
全高 | 21.11m |
頭頂高 | 19.86m |
全長(WR時) | 36.0m |
本体重量 | 36.18t |
全備重量 | 86.77t |
ジェネレータ出力 | 2070kw |
スラスター総推力 | 124000kg |
センサー有効半径 | 21000m |
装甲材質 | ガンダリウムγコンポジット |
武装 | ビームスマートガン、ビームカノン、バルカン、ビームサーベル |
ZプラスC1/2型
出典元:gunpla-beginning.com
型式番号「MSZ-006C1/2」
C1型の頭部にA2型のメガキャノンを搭載した頭部に換装した機体。地球連邦軍によって運用された。
出典元:gunpla-beginning.com
ZプラスC1/2型のMA形態。
ZプラスC4型
出典元:gunpla-beginning.com
型式番号「MSZ-006C4」。
Zプラスの中でもZガンダムに最も近い機体。大気圏の低層から上層にかけての守備目的で運用された。
「フライング・アーマー」を装備した事で大気圏移動時の飛行性能が格段に向上。大気圏に再突入した敵に奇襲攻撃を掛けるなど戦果を挙げている。
出典元:gunpla-beginning.com
ZプラスC4型のMA形態。
ZプラスD型
出典元:twitter.com/msq1700700tr6
登場作品「MSZ-006D」。
型式番号「MSZ-006D」。
カラバと地球連邦軍によって運用された量産機。
C型をベースに開発、C型の火力とA型の操作性を超える事を目標に設計された。熱核ジェットエンジンを2基を搭載したバックパックを装備しているため、ウェイブライダーでの空戦能力に優れている。
MA形態での戦闘が主体という事もあってかMS形態設定資料はない。
Ζ>(ゼータプロンプト)
型式番号「MSΖ-006P」。
Zプラスの可変機構が転用された宇宙・大気圏の両方で運用が可能な機種。耐熱装甲によってビーム攻撃に対する防御力が高いのが特徴。
連邦宇宙軍の空母「ベクトラ」に配備されており、宇宙世紀0099年にヌーベルエゥーゴとネオジオンによって起こされた動乱に数機投入。
主人公の「タクナ・S・アンダースン」機も戦乱の中でネオジオンの「メイファ・ギルボード」に強奪された。
ガンダムTR-6
登場作品「ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに」「A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-」
「TR計画」によって開発されたティターンズの次期主力量産モビルスーツ。
「ウーンドウォート」をコアユニットに数あるオプションを装着する事で作戦・運用に合わせた形態を取る事が可能。
ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
出典元:gunpla-beginning.com
型式番号は「RX-124」。
コアユニット。素体の状態という事から軽量であり機動力に優れる。各オプションにより装備は変化する。
万能化換装システムのコアユニットとしてオプションを取り付ける事で多彩な形態へ派生。
強化人間人格OS(BUNNyS)が搭載される事により敵から奪った装備をそのまま使用するという事も出来る。
またモビルアーマー形態へ変形する事で大気圏内を飛行可能になっている。
出典元:gunpla-beginning.com
ガンダムTR-6[ウーンドウォート]のMA形態。
武装 | バルカンポッド、コンポジットシールドブースター |
「強化パーツ装着機」
・ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]
両肩部と両腰部にフルドドIIを装着した形態。機動性と火力を両立している。
・ガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコ・ガンダムII ギガンティック・アーム・ユニット形態
大型兵器への対策として開発された大型形態。
・ガンダムTR-6[アクア・ウーンドウォート]
アクア・ハンブラビIIを装着した水陸両用形態。
・ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]
高速戦闘用形態。
・ガンダムTR-6[クインリィ]
多数の火器を同時制御する拠点防衛形態。
・ガンダムTR-6[インレ]
決戦仕様。クィンリィの上位形態。
・ガンダムTR-6[キハールII]
インレの護衛を目的とした形態。
・ガンダムTR-6[フライルーII]
高速迎撃形態。
・ガンダムTR-6[ヘイズルII]
ヘイズル改の四肢を装着。ビームライフルとシールドを装備する。
・ガンダムTR-6[アクア・ウーンドウォート]
アクア・ハンブラビIIを装着した水陸両用形態。
・ガンダムTR-6[ハイザックII]
フルドドIIを装着し、ハイザックの腕部とマラサイの脚部を接続した形態。
・ガンダムTR-6[ギャプランII]
パーツ評価試験用の形態。
・ガンダムTR-6[バーザムII]
ガンダムTR-1 [ヘイズル・アウスラ]の四肢を装着した形態バーザムやジムの後継機として運用された。
・ガンダムTR-6[ジムII]
ジムコマンド系の腕部とジム改の脚部を接続した形態。ジムカスタムの「ジムライフル」、ジム改の「シールド」を装備。
量産型百式改
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「Ζ-MSV」「機動戦士ガンダムU.C.0094 アクロス・ザ・スカイ」
コストダウンを図るために背部のバインダーが廃止、武装が簡略化された百式の量産モデル。
両差型として設計されたものの試作機のみとなり、生産はされていない。
「アクロス・ザ・スカイ」の作中ではマリアナ基地に技術検証用として配備されており、「マーティン・マータフ大尉」が搭乗。
ティターンズのデビルズ・ネスト基地で「サイコガンダムMk-II」と交戦するも中破している。
型式番号 | MSR-100S |
全高 | 19.2m |
重量 | 42.5t |
武装 | ビームガトリングガン、ビームライフル、ビームサーベル |
量産型サイコガンダム
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「M-MSV」
ティターンのエースパイロット用としてサイコガンダムMk-IIを目的に開発された機体。
「ハイメガバスター」は高威力を発揮するものの発射後は他の武装が使用不能になる欠点を抱えている。
劇中ではアナハイム社の開発局においてエゥーゴを名乗る者に奪取されたが1機はハイメガバスターの暴発、もう一機はフルアーマー百式改と交戦して損傷した。
型式番号 | MRX-011 |
頭頂高 | 27.2m |
本体重量 | 83.0t |
全備重量 | 136.4t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
出力 | 15280kw |
推力 | 91100kg |
センサー有効半径 | 10300m |
武装 | 収納式ハイメガバスター、拡散メガ粒子砲、有線ビーム砲、ビームキャノン、インコムユニット、グレネードランチャー、ハイパービームサーベル |
量産型ZZガンダム
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「M-MSV」
量産機しての生産性を高めるためにコアブロックシステムを変形・合体機構をオミットした機体。
だがオリジナル機と同じくハイパワーを意識して設計されたためコストが高騰したため、生産は4機の試作機のみとなっている。
比較検証機としてマリアナ基地に保管されていたが、後に遊撃部隊フレスベルグの所属機となった。
型式番号 | MSZ-013 |
頭頂高 | 18.5m |
本体重量 | 29.2t |
全備重量 | 53.5t |
出力 | 2210kw |
推力 | 97500kg |
センサー有効半径 | 11300m |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | 50mmバルカン砲、ビームサーベル、簡易ハイメガキャノン、拡散メガ粒子砲、ビームライフル [オプション武装] |
リ・ガズィ
登場作品「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
Zガンダムの簡易変形モデルとして量産を視野に開発されたモビルスーツ。
Zガンダムの可変機構は生産コストがかかるため、本機では不可逆の変形システム「バックウェポンシステム(BWS)」を導入。これにより戦闘宙域まではBWSの機動性と火力で前線を突破、その後パージする事でMS戦闘に移行する事ができる。
バイオセンサーを搭載されており機動力以外の性能はZガンダムに匹敵する。
劇中では冒頭でアムロ・レイが搭乗し「ギュネイ・ガス」のヤクト・ドーガを追い詰めている。
その後は「ケーラ・スゥ」が搭乗するもギュネイのヤクトドーガ相手に苦戦を強いられ大破。
「チェーン・アギ」もアムロにサイコフレームの試料を届けるために搭乗するが、道中でαアジールの「クェス・パラヤ」を撃墜した事に逆上したハサウェイのジェガンのビームライフルの直撃を受け爆散した。
リ・ガズィ(BWS / バックウェポンシステム)
型式番号 | RGZ-91 |
全高 | 21.5m |
頭頂高 | 20.5m |
本体重量 | 24.7t |
全備重量 | 55.2t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
出力 | 2550kw |
推力 | 14200kg |
総推力 | 67600kg |
センサー有効半径 | 18900m |
武装 | ビームライフル、グレネードランチャー、ハンドグレネード、ビームサーベル、バルカン砲、シールド、大口径ビームキャノン (BWS) |
リゼル
登場作品「機動戦士ガンダムUC」
ZIIの開発データを転用した量産型の可変モビルスーツ。
飛行形態になる事でサブフライトシステム(SFS)としての役割を果たす事が可能。
一部のパーツはジェガンD型と共有する事によりコストダウンと整備性を実現している。
劇中では「リディ・マーセナス」の序盤の乗機となり、その他複数機がネェル・アーガマに配備されたがネオジオン残党軍(袖付き)との戦闘で全機大破している。
型式番号 | RGZ-95 |
全高 | 20.5m |
本体重量 | 25.8t |
全備重量 | 57.6t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
出力 | 2220kw |
推力 | 81500kg |
センサー有効半径 | 14920m |
武装 | メガビームランチャー、ビームキャノン、ビームライフル、グレネードランチャー、ビームサーベル、頭部バルカン、シールド |
量産型νガンダム
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「M-MSV」「アナハイム・ジャーナル」
アナハイム社が第二次ネオジオン抗争の長期化を視野に開発したνガンダムの量産型。
エースパイロット向けに少数生産された。
ジェネレータ出力、装甲・フレーム素材、メインアンテナをグレードダウンする事でコストダウンを図っている。
サイコフレームは搭載されているものの、ニュータイプ、オールドタイプの搭乗者に合わせてフィンファンネルとインコムの換装が可能になっている。
出典元:gunpla-beginning.com
量産型νガンダム(インコム装備型)
型式番号 | RX-94 |
頭頂高 | 21.2m |
本体重量 | 25.6t |
全備重量 | 58.0t (インコム装備時)、64.5t (フィンファンネル装備時) |
ジェネレーター出力 | 2500kw |
スラスター総推力 | 87000kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 19400m |
武装 | ビームライフル、ビームキャノン、ビームスプレーガン、ニューハイパーバズーカ、60mmバルカン砲、ビームサーベル、シールド [オプション] |
デルタプラス
登場作品「機動戦士ガンダムUC」
デルタガンダムの量産試作機としてアナハイム社が開発した地球連邦軍のモビルスーツ。
可変機構を有しておりウェイブライダーに変形可能。
また百式と同じくレキシブル・バインダーとイデシステムを搭載しているため機動性・運動性、情報処理能力に優れる。さらに「バイオセンサー」も搭載しており簡易サイコミュとしてNTパイロットの操縦による追従性も高い高性能機である。
劇中では「リディ・マーセナス」が搭乗しネェル・アーガマに配備された。パラオ攻略戦以後は、地球へと降下しラー・カイラムに配属。ダカールではユニコーンガンダムと共闘するも、その後敵対しユニコーンと2号機バンシィとの交戦の際に右腕を破損している。
型式番号 | MSN-001A1 |
頭頂高 | 19.6m |
本体重量 | 27.2t |
全備重量 | 60.8t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
ジェネレータ出力 | 2360kw |
スラスター総推力 | 92400kg |
センサー有効半径 | 16200m |
武装 | ロングメガバスター ビームライフル ビームキャノン グレネードランチャー 60mmバルカン砲 ビームサーベル シールド |
量産型ガンダムF91
登場作品「機動戦士クロスボーン・ガンダム」
F91から「バイオコンピューター」がオミットされた量産機。そのためニュータイプではないエースパイロットによる運用を視野入れている。
フェイスガードの開閉機構や装甲の金属剥離機能はオリジナル機と同じだが、試作機の欠点であった熱処理を解決するためヒートシンクを強化されている。
作中では連邦軍の宇宙艦隊に所属している「ハリソン・マディン」の部隊に5機配備。
だがシーブック・アノーこと「キンケドゥ・ナウ」との戦闘で3機が戦闘不能になっている。
武装 | ヴェスバー、ビームランチャー、ビームライフル、メガマシンキャノン、バルカン砲、ビームサーベル、ビームシールド |
Vガンダムヘキサ
登場作品「機動戦士Vガンダム」
Vガンダムのマイナーアップデート機。エースパイロット用として「オリファー・イノエ」「マーベット・フィンガーハット」「シュラク隊」に配備されている。
指揮官用の機体として通信・索敵機能を強化されているが、オリジナル機であるVガンダムと違ってV字アンテナはマーベット機にしか装着されていない。
劇中では第16話にカイラスギリー戦を前にオリファー機投入、第24話ではマーベット機、モトラッド艦隊の地球浄化作戦の前にはシュラク隊に配備されており戦果を上げた。
物語後半でフラニー機がメガビームシールドを使用した際には機体がオーバーロードを起こしている。
しかしエンジェル・ハイロゥ攻防戦でユカ機、フラニー機、ミリエラ機が「ゴトラタン」を駆るカテジナの前に撃墜され、最後に行き残ったコニー機もウッソの「V2ガンダム」を援護しようとした際に撃墜されてしまう。
これにより本機は宇宙世紀史上で最も撃墜されたガンダムとなってしまった。
型式番号 | LM312V06 |
頭頂高 | 15.2m |
本体重量 | 7.6t |
全備重量 | 17.8t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
ジェネレータ出力 | 4780kw |
スラスター総推力 | 79700kg |
武装 | ビームライフル、ビームカノン、ビームピストル、バルカン砲、ビームサーベル、ビームシールド、メガビームシールド |
量産されたガンダム全機種の感想
歴代のガンダム作品で登場した量産型のガンダムを紹介しました。
量産と言っても一部は試作機のみしか生産されていない機種も存在していますが、多くの機種は少数でありながらも生産されていると思います。
多くの量産機はオリジナル機からの仕様をオミットしたり、パーツ素材をダウングレードさせている事でコストダウンを図っている事が分かります。
劇中で登場した量産型のガンダムで知名度が高いのは恐らく「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場した「陸戦型ガンダム」ではないでしょうか?それ以外だと「リ・ガジィ」もZガンダムの量産試作機として人気だと思います。
今回紹介した中ではグリプス戦役で登場したZガンダムの量産機が最も多く、「Zプラス」の派生機や「ガンダムTR-6」のバリエーションも数多く存在しました。ちなみに紹介した「Zプラス」は複数機生産された機種のみとなっています。
リゼルをガンダムタイプとして扱うのか正直迷いましたが、「ZII」の思想を受け継いでいる事から量産型ガンダムとして扱ってみましたが正直微妙な分類だと思います。
ジム系でも無いですし、ガンダム系の設計思想を受け次いだ全く別のモビルスーツとう捉え方もあるかと思います。
個人的には「デルタプラス」が最もお気に入りで、スペックが高くデザインも優れている機種ですし歴代の可変機としてはかなり優秀な部類だと思いました。