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歴代ガンダムのビーム兵器の種類・特徴と装備機種まとめ (宇宙世紀ガンダムシリーズ)

歴代ガンダムに登場したビーム兵器の種類・特徴

宇宙世紀ガンダムシリーズに登場するビーム兵器のバリエーションや特徴、装備している機種を一覧にしてみました。モビルスーツ戦で最も目にする機会が多いビーム兵器ですがその種類は多岐に渡って存在します。

記事ではビームライフルやビームサーベルだけでなく、劇中で活躍したあらゆるビーム兵器などもまとめています。

※ページ内の情報は随時更新していきます。

ビーム兵器の解説

ビーム兵器の原理

Iフィールドで圧縮したミノフスキー粒子を一定量蓄えてから放出するエネルギーコンデンサー内でIフィールドにより縮退直前まで圧縮されたミノフスキー粒子をメガ粒子発生装置で一定値になるまで貯蓄される。その後ビーム発生器に送られ解放、砲身を通過して目標に向けて発射する。

ー ミノフスキー粒子とは ー
アニメ「ガンダムシリーズ」で登場する荷電性の質量を持たない素粒子。発生と同時に高速に拡散する性質がある。電磁波作用により電波を妨害する作用を持つ、これを「ミノフスキー効果」と呼ぶ。またミノフスキー粒子を使った応用兵器・装置が多数開発されている。

ー Iフィールドとは
ミノフスキー粒子に電荷をかけ各粒子を特殊な配置に整列する際に形成する見えないフィールド。この技術はビーム兵器やIフィールド・バリアの開発に使われている。

ビームの威力

モビルスーツを一撃で破壊

MSを一撃で破壊
ビームライフの直撃を受けたザクII

劇中では初期のビームライフルでもMSザクを一撃、戦艦も数発で破壊するほどの威力を見せた。高出力のビームライフルの中にはシールドを貫通するものやMSを数機まとめて撃墜できるものも存在する。

機動戦士ガンダムF91の劇中ではビームシールドで防御している敵機をシールドごと貫いたシーンがあった。

 

コロニーの外壁を破壊

コロニーの外壁を破壊
コロニーの外壁にハイザックのビームライフルが直撃

スペースコロニーの外壁を破壊する程の威力がある。ビーム兵器は実弾兵器よりも威力の高くモビルスーツの動力源である熱核融合炉を爆発させてしまう。そのためコロニー内での戦闘ではビーム兵器の使用をためらうシーンも多く見られた。

核融合炉の爆発によりコロニーの壁に容易に穴を開けてしまうため戦闘を躊躇するシーンも見られる。機動戦士Zガンダムの劇中ではサイド2・13バンチで敵機に遭遇したクワトロ・バジーナがハイザックやガザCのビーム攻撃の影響でコロニーの外壁が破壊されるのを懸念する描写がある。

その後、百式のトリモチでコロニーの壁に応急処置を施す場面も存在する。

海中戦では威力が低下

海中戦のガンダム
水中でビームライフルを撃つウッソ・エヴィン(V2)

ビームは水に触れる事でエネルギーが拡散してしまう性質がある。特に海中ではビームのエネルギーが著しく減退する。そのため海中での運用を想定された水陸両用モビルスーツには水中に特化したビーム兵器が実装されていることが多い。

アクアジムのビームピックの様にビーム刃を敵機に直接触れて攻撃する兵器、ズゴックのメガ粒子砲の様にビームの収束率を上げた兵器などが存在する。

対ビーム用武装で防御可能

Iフィールド ノイエジール
Iフィールド・バリアとノイエジール

Iフィールドやビームコーティングといった対ビーム用武装で防御する事で直撃に耐えられる場合がある。これらは機体にIフィールド・ジェネレーターを実装したモビルスーツ・モビルアーマ、シールドには対ビーム・コーティングを施されているケースが多い。

対ビーム・コーティングは数秒間しかビームの直撃に耐えられない事が多い。

機動戦士ガンダムZZの劇中では対ビーム・コーティングを施したフルアーマZZガンダムがドーベンウルフのビームハンドやクィンマンサのメガ粒子砲を弾いたシーンが存在する。

メガ粒子の飛散による影響

メガ粒子の飛散による影響
メガ粒子の影響でダメージを受けたモビルスーツ

ビームのメガ粒子は収束を終えると飛散する。またビームとビームがぶつかり合った場合においてもメガ粒子が拡散するケースも見られる。

飛散したメガ粒子に触れた機体がダメージを負うケースもあり、機動戦士Vガンダムの劇中ではV2ガンダムの「光の翼」の間をすり抜けたザンスカールMSが飛散したメガ粒子に触れて制御不能に陥る描写が見られた。

ビームの射程距離

砲身が長いほど射程距離が伸びる

ビーム射程距離
ロングレンジキャノン

モビルスーツや戦艦に搭載されるメガ粒子砲(ビームライフル)は荷電粒子砲とは異なり拡散率は低い。またメガ粒子は砲身内の加速器を通過する事でビームの収束率と加速性が高まる。以上により基本的に射程距離はビームの砲身の長さに影響を受けるのだ。

ロングバレルを実装した狙撃用ジムのビームライフルも存在し、機動戦士ガンダム第08MS小隊の劇中ではザンジバル級の戦艦を地上から撃ち落としたシーンがある。

ー 海中では射程距離が大きく低下 ー
地球やコロニー内など大気がある空間では水蒸気や埃などでエネルギー効率が低下。

雲の中など大気中に水蒸気が多い状態ではエネルギー効率が大きく低下してビームが拡散してしまう。特に海中戦ではビームのエネルギー減退率が著しいため射程距離が極端に短くなる。

ビームライフルと他のビーム兵器の違い

ビームライフル サザビー
サザビーのビームショットライフル

ガンダムで登場するビーム兵器は全て「メガ粒子砲」になります。ビームライフルとそれ以外のビーム兵器の違いをみていきます。

ー ビームライフルとは ー
エネルギーCAPの開発などにより小型化が実現、モビルスーツでも携帯可能になったビーム兵器を一般的に「ビームライフル」という。MSのマニュピレーターで保持できる兵器が多いため携帯が容易であるのが特徴。

従来のメガ粒子砲は機体のジェネレーターから直接エネルギー供給を受けビームを発射するため、機体の稼働への影響、武装の固定・半固定による取り回しの悪さがデメリット。しかし武装へのエネルギー供給を別途確保する事で戦術や運用の幅が広くなった。

 

ー その他のビーム兵器 (射撃系) ー
基本的には携帯できないビーム兵器全般の事を指す。この様な兵器は「メガ粒子砲」「ビーム砲」と呼称されるものが多い。ジェネレーター直結型のビーム兵器が多く機体本体からエネルギー供給を受けられるため高出力化する傾向がある。

そのため戦艦クラスや大型のモビルアーマー、高出力なジェネレーターを持つモビルスーツに搭載されている。またビットやファンネルのように機体から離れて攻撃すも武器も「メガ粒子砲」を搭載した兵器である。

 

ー その他のビーム兵器 (射撃系以外) ー
射撃系以外では「近接戦用」「防御用」などのビーム兵器が存在する。

一瞬でビームを放出する射撃兵器と違いビーム発生デバイスからエネルギーが続く限りビームを展開し続ける事が可能で、敵機を斬撃したり攻撃からを防御する事ができる。

また上記の用途以外にも作戦補助的な役割を持つビーム兵器も存在する。(後述)

ビーム兵器のエネルギー供給方式一覧

エネルギーCAP内蔵型

1年戦争からデラーズ戦争あたりで採用されたエネルギ供給方式。1年戦争で活躍した「RX-78-2ガンダム」のビームライフルもE-CAP内蔵型を採用している。

初期のガンダムではビームライフル本体にE-CAPが内蔵されており撃ち尽くすと機体のジェネレーターでは再充填が出来ない。そのため戦艦に帰ってエネルギーを補充する必要があった。

一方でνガンダムのビームライフルは本体から供給可能、キュベレイのファンネルはコンテナに回収する事でエネルギーの再充填が可能である。

[採用兵器]
ビームサーベル (各種MS・MA)
ビームライフル (ガンダム)
ファンネル (キュべレイ)
ファンネル (クィン・マンサ)
ビームライフル (νガンダム)
など

エネルギーCAP外付け型 (Eパック)

デラーズ戦争時にガンダム試作型のビームライフルに採用されグリプス戦役以降は主流となったエネルギー供給方式。

充填したエネルギーCAPを取り外し可能にしたもの。1回につき十数発発射可能。
シールド裏にEパックを装着しリロード時に取り出してビームライフルの装填が可能になる。

欠点としては外付けのE-CAPは大きさが制限されるため発射回数や出力は従来のジェネレータ内蔵/直結式より抑えられる事である。

[採用兵器]
ビームライフル (ガンダム試作1号機)
ビームライフル (ガンダム試作3号機)
ビームライフル (グリプス戦役以降の主力MS)
など

ジェネレーター直結型

機体本体のジェネレータから直接エネルギー供給を受けるタイプ。MS本体のエネルギーを直接武装へのエネルギー供給するためEパック式よりも高出力化が容易である。

機動戦士Zガンダム劇中ではメガバズーカランチャーのエネルギーチャージを2機(百式とゲルググ)で行った。

一方で武装へ過剰に供給し過ぎるとMS本体の稼働(スラスター等)や他の武装への影響も生じる事があるのがデメリットである。一般的に「ビームライフル」以外のビーム兵器はこのタイプが多い。

ー メガコンデンサ搭載型 ー
ZZガンダムのはいメガキャノン、ゲーマルクの胸部メガ粒子砲、F91のヴェスバーはメガコンデンサ内にエネルギーを充填保存が可能。またF91のヴェスバーに関しては機体から切り離しても数発程度なら発射可能になっている。

[採用兵器]
メガバズーカランチャー (百式)
メガ粒子砲 (ドーベンウルフ)
メガ粒子砲 (ゲーマルク)
ヴェスバー (ガンダムF91)
戦艦クラスの主砲・副砲
など

ジェネレーター内蔵型

MS本体とは別にジェネレーターを内蔵したビーム兵器。モビルスーツ本体からのエネルギー供給が必要なく、さらに高出力を得られるという利点がある。

一方で誘爆時の核爆発による危険性や高出力による耐用性の低さに問題がある。
エルメスのビットは遠隔兵器でありながらも強力な火力を実現している。

[採用兵器]
ビット (エルメス)
ダブルビームライフル (ZZガンダム)
フィンファンネル (νガンダム)
など

ジェネレーター内蔵・直結

内部に小型の熱核融合炉を内蔵しており高威力を実現する他、MS本体からのエネルギー供給も可能にしたタイプ。

一方でジェネレータ内蔵型のデメリットである誘爆の危険性、高出力によってバレル(砲身)の寿命が短いなどジェネレーター内蔵型に見られるデメリットも存在。

ZZガンダムのダブルビームライフルがこの方式を採用しており高出力と発射回数で他の武装より優れていた。

[採用兵器]
ダブルビームライフル (ZZガンダム)
Gバード / G-B.R.D (ネオガンダム)
など

ビームライフルの種類と特徴一覧

ビームライフルとはエネルギー供給を別途確保し従来のメガ粒子砲を小型化する事でモビルスーツでも携帯可能にしたビーム兵器の事を指します。
また携帯可能な点から従来のメガ粒子砲の欠点であった砲身の固定化を解決し射撃性能が向上している。

この項目では特徴的なビームライフルを取り上げています。

ビームライフル

ビームライフル
ビームライフルを撃つリガズィ

それまで戦艦クラスにしか搭載されていなかったメガ粒子砲をモビルスーツでも運用を出来る様にした小型のビーム兵器。一撃でモビルスーツを撃破する威力を持つ。

初期のビームライフルはエネルギーが尽きると帰艦して再充填する必要があった。その後、外付けEパックの普及により戦闘中でもリロードが容易になった事で運用性が改善されている。

・ビームライフル (RX-178 ガンダムMk-II)
出力の切り替えが可能。標準出力で7発、最大出力で3発の発射が可能。ライフルの稼働電源はEパックに実装されている。

・ビームライフル (MSN-100 百式)
第一次ネオジオン抗争で運用されたものでは銃口からロングビームサーベルを展開する事が可能になった。

・ビームライフル (MSZ-006 Zガンダム)
銃口からビーム刃を展開する事が可能でロングビームサーベルとして使う事ができる。

・大型ビームライフル (PMX-003 ジ・O)
出力の変更が可能でMAXではメガランチャークラスに匹敵する。

・ナックルバスター (AMX-003 ガザC)
ジェネレータ直結型の大型メガ粒子砲。右胸部に接続されておりセンサーと連動する事で高精度な射撃が可能。

・ビームライフル (RX-93 νガンダム)
E-CAPを内蔵型しており機体本体のジェネレータからエネルギー供給が受けられる。そのためジェネレータを活かした高出力での単射や圧縮したビームを連射するなど幅広い使い方が出来る。

・ビームショットライフル (MSN-04 サザビー)
通常弾、散弾、3点バーストの切り替えが可能。

・ビームライフル (RGZ-95 リゼル)
標準出力と高出力のどちらかのモードを選択可能。ロングビームサーベルとしても使える。

・ビームライフル (LM312V04 Vガンダム)
ビームピストルをコアモジュールとして、ビーム加速用のバレルを組み合わせた武器。内蔵エネルギーCAPとEパックを併用型を搭載しておりMSのマニュピレータを介さなくても機体に接続したまま射撃が可能。

ビームスプレーガン

ビームスプレーガン
ビームスプレーガンを撃つジム

ビームライフルの威力を落とし、代わりにビームを拡散させて命中率を向上させたジム用のビーム兵器。ビーム収束率と射程が低い。

一年戦争時に採用されていたがジオン軍MSの対ビーム対策によりその威力が発揮し辛くなり次第に生産されなくなった。主にジムに装備されている。

・RGM-79 ジム

ビームピストル

ビームピストル
ビームピストルを撃つVダッシュガンダム

ビームライフルよりさらに小型化されたビーム砲。携帯性に優れているためリックディアスの様に背部のラックに2挺マウントされていたり、ガンブラスターの様にビームライフルの基幹デバイスとして使用されているものがある。出力は低めに設定されているものが多い。

・ビームピストル (RMS-099 リックディアス)
2挺を前後に繋いで前腕部に装着して使用する事が可能。

・ビームピストル (LM312V04 Vガンダム)
ビームライフルのコアモジュール。低出力のビームを発射できる。

ビームガン (サーベル兼用型)

ビームガン (キュベレイ)
ビームガンを撃つキュベレイ

ビームサーベルの柄から発射するビーム。サブウェポンとして補助的な役割をする。
ZガンダムやZZガンダムの変形時に発射可能だが劇中では使用頻度は低い。

・ビームガン (MSZ-006 Zガンダム)
ウェイブライダー形態時に発射可能。低出力のため牽制用としての位置付けである。

・ダブルキャノン (NSZ-010 ZZガンダム)
バックパックに格納したハイパー・ビーム・サーベルの柄からビームを発射。機体本体からのエネルギー供給を受けて撃つ事ができる。若干の射角を調整できる。

・ビームガン (AMX-004 キュベレイ)
前腕部に格納したサーベルの柄からビームが発射。腕部の方向が射角となる。主武装ではないため使用頻度は低かった。

ビームマシンガン

メガガトリングガン
クラップ級巡洋艦のブリッジにメガガトリングガンを撃つヤクトドーガ

短い間隔のビームを断続的に発射する兵器。基本的には精密射撃に使用されないが中に単発での発射が可能なモデルも存在する。

・メガガトリングガン ( MSN-03 ヤクトドーガ)
別名「ビームガトリングガン 」。4砲身で銃身を回転させて高圧縮のビーム弾を連射できる。エネルギーの消費が多いのがデメリット。機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの劇中ではクェス機が連邦軍のクラップ級巡洋艦のブリッジを本武装で破壊したシーンがある。

・大型ビームマシンガン (MS-14JG ゲルググJ)
ビームを断続的に発射可能な兵器。精密な単発射撃が可能でありその際の威力はビームライフル以上である。機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争の劇中ではリボーコロニーを守衛するジムコマンドを撃墜したシーンがある。

ダブルビームライフル

ダブルビームライフル
ダブルビームライフルとZZガンダム

2連装メガビームライフルともいう。ジェネレータを内蔵しているので高出力のビームを打ち出せるが、発射バレルの耐久性の短さが弱点。また機体のジェネレータか直接エネルギーを供給する事もできるので運用性も高い。

・MSZ-010 ZZガンダム

ロングレンジビームライフル

ロングレンジビームライフル
ザンジバル級巡洋艦を狙撃するジムスナイパー

モビルスーツや戦艦クラスの装甲を溶かす大型のビームライフル。高出力のビームを継続的に発射可能だがロングバレルを冷やすための冷却材が欠かせない。また外部のパワーソースを必要とするため運用面に課題が残る。

・RGM-79[G] ジムスナイパー

メガビームライフル

メガビームライフル
V2ガンダムのメガビームライフル

開放バレル式の粒子加速器が搭載された高出力のビームライフル。ヴィクトリータイプのMSに採用された。バレル内で発射ビームをチャージして一気に放出する。折りたたみが可能でコンパクトなため携行がしやすいのも利点。

・ビームスマートガン (LM312V04+SD-VB03A Vダッシュガンダム)
別名として「物干し竿」「メガビームライフル」と呼ばれている。開放バレル式 & 高密度のエネルギーCAP採用で通常のビームライフルより強力なビームを発射できる。

・メガビームライフル (LM314V24 V2アサルトガンダム)
Vダッシュガンダムのビームスマートガンの開放型バレル式粒子加速器を発展させた高出力のビームライフル。

V2ガンダムのオプション装備(アサルト形態)である。前腕部に実装されており使用時にバレルが展開される。非常に強力なビームが発射可能で遠距離からの攻撃もできる。機動戦士Vガンダムの最終決戦では複数の戦艦やモビルスーツを一瞬で撃滅させた。

ヴェスバー (V. S. B. R.)

ヴェスバー (F91)
ヴェスバーを撃つF91(シーブック・アノー)

UC120年以降に登場したビームの弾速と収束率を調整可能なビームライフル。
左右の腰部に1挺ずつ装備されている。圧縮した強力なビームを速射が可能。

・ヴェスバー (F91 ガンダムF91)
機体から直接エネルギー供給を受けられる高出力速射ビームライフル。銃身も短く取り回しも容易。一定量のエネルギーを蓄える事が可能で機体から接続を解除しても数発であれば発射可能。ビームライフルでは撃墜できない状況でも簡単にシールドで防御している敵MSを撃墜した。F91の強力な主力兵器になっている。

・ヴェスバー (LM314V24 V2アサルトガンダム)
開放型バレルを採用した速射性に優れた高出力のビームライフル。
耐久性の高いアインラッドを一撃で撃破できる。

ビームマグナム

ビームマグナム (ユニコーンガンダム)
ネオジオングにビームマグナム撃つユニコーンガンダム (バナージ・リンクス)

RX-0シリーズ標準のビーム兵器。エネルギースパークを帯びたビーム弾をチャージ後に発射。その威力はビームライフル4発分に相当しピンポイントであれば非常に強力な威力を発揮する。機動戦士ガンダムUCの劇中では重装甲のMS・MAを一撃で撃墜した。

・RX-0 シリーズ全般

大型ビームキャノン系

メガバズーカランチャー
メガバズーカランチャーを撃つ百式

標準タイプのビームライフルより高出力で大型なビームライフル一覧です。ビームライフルより少し強力なものから戦艦を一撃で破壊できるものまで様々です。

・フェダーインライフル (RX-110 ガブスレイ)
ガブスレイの主武装となる長距離射程兵器。ライフル後部からビーム刃を展開する事が可能。モビルアーマー形態時には機体中央下部にマウントして飛行できる。

・ロングライフル (RX-178+FXA-05D スーパーガンダム)
遠距離の射撃が可能なロングバレル型のビームライフル。Gディフェンサーのジェネレータからエネルギーの供給を受ける。劇中ではアレキサンドリアのブリッジの破壊、終盤戦ではバーザム複数機やハンブラビを一撃で撃墜した。

・メガバズーカランチャー (MSN-100 百式)
スラスターが実装された高出力メガ粒子砲。射撃時にはバレルの展開しステップアームにMSの脚部を乗せる。MS本体からのエネルギー供給が必要で高出力を発揮するためにはチャージに時間がかかる。

劇中でドゴスギアを狙撃する際はモビルスーツ2機でチャージした事もある。機動戦士Zガンダム終盤ではアクシズのガザ部隊を殲滅させた。

・ハイパーメガランチャー (MSZ-006 Zガンダム)
オプション装備の対艦戦用の大型ビーム兵器。ジェネレータを内蔵しており外部からのエネルギー供給がなくても発射可能。またモビルスーツのジェネレーターからもエネルギー供給ができる。

メガバズーカランチャーより威力は劣るものの発射回数や速射性に優れている。ウェイブライダー形態時にもマウントして飛行する事が可能。銃口からビーム刃が展開可能でロングビームサーベルとして近接戦闘も可能。劇中ではサイコガンダムMk-IIの頭部コクピットを貫いたシーンがある。

・ビームランチャー (F91 ガンダムF91)
ヴェスバーとは違い手持ちが可能な威力の高いビーム兵器。背面腰部のラックに携行できる。速射性に優れており劇中ではラフレシア戦で使われた。

・メガビームキャノン (ZMT-S33S ゴトラタン)
出力変更が可能な大型のビーム砲。最大出力時には戦艦を撃沈する程の威力を持つ。

・ザンネックキャノン (ZMT-S29S ザンネック)
サイコミュと連動する大型のビーム砲。両肩の粒子加速器からエネルギー供給を受ける。直線や円形など4種類に分けてビームの形状を変えられる。

・G-バード / G-B.R.D (RX-99 ネオガンダム)
ジェネレーター内蔵による高出力化、ヴェスバーのビーム可変速機能の導入、スラスター搭載による機動力を兼ね備えたビーム兵器。従来のメガバズーカランチャーなどの大型ビーム兵器よりも小型化されている。装備時には右腕に半固定で接続しなければいけないため射撃性や運用性の低さがデメリット。

メガ粒子砲の種類と特徴一覧 (ビームライフル以外)

ビームライフル以外のビーム兵器(メガ粒子砲)の種類と特徴一覧です。高出力のジェネレータを持つモビルスーツやモビルアーマーに実装されている兵器が多い。機体のから直接エネルギー供給受けるので高出力なモデルも多いが、機体本体の稼働や他の武装に支障が出やすい。

メガ粒子砲 (ビーム砲)

偏向メガ粒子砲 (ノイエジール)
偏向メガ粒子砲で連邦軍の戦艦を撃沈するノイエジール (アナベル・ガトー)

MS・MAに内蔵されているメガ粒子砲一覧です。強力なものから低出力で用途が限られているものなど様々なバリエーションが存在する。

・ビーム・スポットガン (MS-14JG ゲルググJ)
両腕に内蔵されたているビーム砲。低出力なため威嚇・牽制・近接防御用としての位置付けである。

・偏向メガ粒子砲 (AMA-002 ノイエジール)
射角を調整できるメガ粒子砲。機体に9門実装された連射が可能なメガ粒子砲。劇中では連邦軍の戦艦を数発で撃沈させた。

・メガビーム砲 (MRX-010 サイコガンダムMk-II)
機体各部に装備された20門のメガ粒子砲。全方位に攻撃可能。

・メガ粒子砲 (AMX-011S ザクIII改)
口吻部に実装されたビーム砲。

・メガ粒子砲 (AMX-014 ドーベンウルフ)
胸部に2門実装されている。拡散・収束のモード変更が可能。

・ビームハンド (AMX-014 ドーベンウルフ)
掌底部に実装されたのビーム砲。準サイコミュで連動しており前腕部を分離した状態で使用する事も可能。有線式と無線式がある。

・メガ粒子砲 (NZ-333 αアジール)
口部に実装された高出力のビーム砲。収束・拡散の選択が可能。

連装メガ粒子砲 (ビーム砲)

連装メガ粒子砲 (サイコガンダム)
指部メガ粒子砲で上空を攻撃するサイコガンダム (フォウ・ムラサメ)

ビーム砲が複数連なったタイプのビーム砲。多くが高出力なジェネレータを持つ機体に搭載されている。

・2連装ビームランチャー (AMX-015 ゲーマルク)
両肩部に実装された計4門のビーム砲。

・3連装メガ粒子砲 (NZ-000 クィンマンサ)
頭部に実装された連装ビーム砲。頭部分離後はこの武装のみになる。

・指部ビーム砲 (MRX-009 サイコガンダム)
5本の指から発射されるビーム砲。

拡散メガ粒子砲 (ビーム砲)

拡散メガ粒子砲 (サイコガンダム)
街中で拡散ビーム砲を撃つサイコガンダム

連装砲と同じく単体のビームではなく複数のビームを同時に発射できる武装。
多くが高出力の機体に実装されている。

・3連装拡散メガ粒子砲 (MRX-009 サイコガンダム)
胸部と腹部搭載された中・近距離用のメガ粒子砲。若干の可動域を持つ。

・拡散メガ粒子砲 (NRX-055 バウンドドッグ)
前腕部と一体化したシールド内に格納されている。使用時にはハッチが開き砲身が伸びる。MS・MAの両形態で可能。

・腹部3連拡散ビーム砲 (ダギイルス)
低出力のビーム砲。撹乱用としての位置付けではあるが劇中ではデナンゾンを撃墜したシーンもある。

大型メガ粒子砲 (ビーム砲)

大型メガ粒子砲 (アプサラス3)
連邦軍地上部隊に目掛けて大型メガ粒子砲を撃つアプサラスIII

戦艦クラス、モビルアーマーが実装する超高出力型のメガ粒子砲。強力ではあるが多くが連射ができなかったり発射回数に制限があるが、命中すればそれらのデメリットを超越する破壊力が魅力でもある兵器。

・大型メガ粒子砲 (試作実験型モビルアーマー アプサラスIII)
機体中央に実装された超大型のメガ粒子砲。発射口周辺の反射パネルで拡散・収束を変更できる。機動戦士ガンダム 第08MS小隊の劇中ではレーザー状にビームでMSを切断したり、最大出力で発射した際には山やビッグトレーを一瞬で吹き飛ばした。

・ハイメガキャノン (MSZ-010 ZZガンダム)
頭部に実装された超高出力のメガ粒子砲。コロニーレーザーの約20%程の威力がありモビルスーツが内蔵できるメガ粒子砲では最強の威力がある。最大出力で発射した際には機体の稼働がほぼ不能になる。劇中ではキュベレイ戦で使用した他、敵MSの両脚を消失させたり、戦艦の横をかすめて出力を低下させたシーンがある。

・ハイパーメガ粒子砲 (強襲用宇宙巡洋艦 アーガマ)
艦体左右のメガ粒子砲を改造した超高出力のメガ粒子砲。シャッター内に格納されたいる。エネルギーのチャージに時間がかかるが命中すれば戦艦やモビアーマーを一撃で沈められる。

・ハイパーメガ粒子砲 (AMX-015 ゲーマルク)
胸部に実装された高出力メガ粒子砲。

・大口径ハイメガ粒子砲 (NZ-999 ネオジオング)
ネオジオングが持つ最大火力のビーム兵器。大出力のため連射回数は限られる。

遠隔操作が可能なビーム兵器の種類と特徴一覧

サイコミュ、準サイコミュと連動したオールレンジ攻撃ができるビーム兵器一覧。ビーム搭載デバイスを機体から分離して遠隔コントロールを行い敵の死角を狙う。ビーム砲を機体からワイヤーでコントロールする有線式と完全分離する遠隔式の2種類が存在する。

有線式ビーム兵器

有線式ビーム砲
ノイエジールの有線クローアーム

機体本体から分離するビーム発射デバイスを有線でコントロールする兵器。準サイコミュ式とサイコミュ式に分かれる。

・有線式ビームハンド (MSN-02 ジオング)
両前腕部に1基づつ装備しているサイコミュ連動兵器。指先がビームの発射口になっておりそれぞれの腕を有線でコントロールできる。

・三連ビーム砲 (AMX-103 ハンマハンマ)
有線コトロール可能な3発同時発射のビーム砲。誘導ワイヤーは最大50mまで伸びる。

・インコム (MSA-0011 Sガンダム)
頭部に実装された有線式の準サイコミュ連動型ビーム兵器。左右3門で計6門の発射口がある。1回につき3発まで発射可能であり回収する事でエネルギーの再充填を行える。

・有線サイコミュ式メガアーム砲 (NZ-333 αアジール)
両肩部に1基づつ装備された5連装ビーム砲。高出力かつ連射性が高い。サイコミュ連動型であり機体から分離しそれぞれが別々のターゲットを攻撃できる。

・テンタクラーロッド (ラフレシア)
バインダーに25本搭載されておりネオサイコミュによって有機生物の様な動作をする。先端にビーム砲を実装する。

サイコミュ兵器 (無線誘導式)

ファンネル (クシャトリヤ)
クシャトリヤのファンネル

ビームを発射できる小型の端末で無線誘導により攻撃する兵器。サイコミュ連動型のためビーム端末を制御するには高いニュータイプ能力が必要とされる。

・ビット (MAN-08 エルメス)
無線誘導可能なサイコミュ兵器。ジェネレータ内蔵型のため高出力のビームを発射できる。劇中ではアムロ・レイのガンダム以外は攻撃を回避する事が出来なかった。

・ファンネル (AMX-004 キュベレイ)
背部のファンネルコンテナ10基格納されている。ビットと違いエネルギーCAP式であるため高出力ではないが小型・高機動であり回収する事でエネルギーの再充填が可能。劇中ではこの武器で多くのMSが苦戦を強いられた。

・フィンファンネル (RX-93 νガンダム)
左背面に6基装備されている開放型メガ粒子加速器を搭載した大型のファンネル。”コ”の字型に変形する事で敵機を追尾、ビームを発射できる。

近接戦用ビーム兵器の種類と特徴一覧

ビームを用いた斬撃・刺突用の近接戦兵器です。ピンポイントで破壊力の高いモデルが多い。ビーム刃が剣身、斧の刃、槍先の形態をしたものなど様々なバリエーションが存在。

ビームサーベル

ビームサーベル (リガズィ)
サーベルでサザビーを切りつけるリガズィ

剣身がビーム刃で形成される近接戦用のビーム兵器。高出力のビームを剣状に展開。
銃口からビーム刃が展開するモデルも存在する。近接戦用ではガンダムシリーズの中でもオーソドックスな兵器である。

・ビームサーベル (RX-78-2 ガンダム)
バックパックの左右両側に2基装備。斬撃だけでなく刺突でも威力を発揮する

・ビームサーベル (RX-78 GP02 ガンダム試作2号機 サイサリス)
左右腰部に1基づつ装備。ビーム刃の出力を無段階で変更できる。
機動戦士ガンダム0083の劇中ではアナベル・ガトーが戦闘中にビームサーベルを最大出力に変更。試作1号機フルバーニアンのシールド上部を切断したシーンがある。

・大型ビームサーベル (RX-78GP03D ガンダム試作3号機 デンドロビウム)
クローの奥からビームサーベルの柄を射出して巨大なビーム刃を展開。機動戦士ガンダム0083の劇中ではムサイ級巡洋艦のブリッジを切り裂いたシーンもある。

・ロングビームサーベル (MSZ-006 Zガンダム)
ビームライフルの銃口からビームサーベルを展開したもの。オプション装備のハイパーメガランチャーも同じく銃口からビームサーベルを展開できる。

・ビームソード (PMX-003 ジ・O)
サイドスカートに4基装備している近接戦用兵器。一定方向にビーム刃を形成している。

・ハイパービームサーベル (MSZ-010 ZZガンダム)
バックパックに2基装備。標準のビームサーベルよりも威力は数倍以上で1.5倍程の長さを持つビームサーベル。機動戦士ガンダムZZの劇中では巨大な岩石を真っ二つにしたり、モービルスーツを十文字斬りにするなど絶大な威力を見せつけた。

・ビームトンファー (RX-0 ユニコーンガンダム)
前腕部のサーベルのホルダーからマニュピレータを介さず直接展開したビームサーベル。デストロイモード時のみ使用できる。

・頭部ビームカッター (ZMT-S33S ゴトラタン)
頭頂部からビーム刃が展開する兵器。前面にもビームサーベルを展開できる。敵の意表を付く際に有効。

ビームホーク

ビームホーク (ギラズール)
ギラズールのビームホーク 

斧の形をした近接戦用兵器。
ビーム刃のため従来のヒートホークより切断力が上がっている。

・ビームソードアックス (AMS-119 ギラドーガ)
ビーム・エミッターを二基内蔵、斬撃用・刺突用(ソード)などビーム刃を変更できる。

・ビームホーク (AMS-129 ギラズール)
近接戦用ビーム兵器。ビーム・エミッターを二基内蔵。斬撃用・刺突用など3種類のビーム刃を選択できる。

ビームジャベリン

ビームジャベリン ビームメイス
ビームジャベリン(上)とビームメイス(下)

槍状の柄の先端にビームを展開して攻撃する近接戦用の武器。類似武器としてビームメイスがある。

・ビームジャベリン (RX-78-2 ガンダム)
延伸したビームサーベルの柄の先端に三叉槍状の形態をしたビーム刃を展開。主に投槍として使用された。

・ビームメイス (ZMT-S28S ゲンガオゾ)
ビームサーベルのグリップを延伸させて球状のビームを展開した武器。

ビームラム

ビームラム ( リーンホースJr)
ビームラムで特攻するリーンホースJr.

リガミリティアの宇宙戦艦リーンホースJrのビームシールドを艦首前方に展開させた状態。刺突兵器として強力な威力を持つ。機動戦士Vガンダムの劇中、エンジェル・ハイロゥ攻防戦ではザンスカールの戦艦アドラステアに向かってビームラムで特攻し両艦とも撃沈した。

・宇宙戦艦 リーンホースJr.

光の翼

光の翼 (V2ガンダム)
V2の光の翼をフル出力で射出したシーン

ミノフスキー・ドライブを搭載した背部のドライブユニットから射出され翼状の形態をした荷電粒子ビームとして振る舞う。最大1キロに及ぶ大きさを持つ。

近接戦闘時ではサーベルの様に敵機を切り裂き、シールドの様に防御する事が可能。劇中では敵艦のブリッジを切り裂いたり、ゴトラタンの強力なビームキャノンを弾いたシーンも見られた。

・ LM314V21 V2ガンダム

防御用ビーム兵器の種類と特徴一覧

ビームで形成された防御用兵器一覧です。ビーム兵器の発展型であり実弾を防御できるものも存在します。また空気抵抗を減らす事で大気圏突入や音速での飛行を可能にしました。

Iフィールド・ジェネレータ

Iフィールド (試作3号機)
Iフィールドでビームを弾く試作3号機

敵のメガ粒子砲を偏向させて無力化する対ビームバリアを発生させる装置。機体本体、シールド、ファンネルなどに搭載された。発生器が大型で膨大なエネルギーを必要とする。

・ Iフィールド (MA-08 ビグザム)
機動戦士ガンダムの劇中では中近距離からのビームを無効化するシーンが存在する。

・Iフィールド (AMA-002 ノイエジール)
従来のものより小型化されたジェネレータを4基実装。劇中では試作3号機のメガビーム砲を弾いている。

・Iフィールド (RX-78GP03 ガンダム試作3号機 デンドロビウム)
オークスの左舷側に搭載されたIフィールドジェネレータで対ビームバリアを発生させる。機動戦士ガンダム0083の劇中ではノイエジール戦でメガ粒子砲を弾いた。Iフィールドの存在に気付いたアナベル・ガトーによりジェネレータを破壊されたシーンがある。

・Iフィールド (RX-93 νガンダム)
5基のフィンファンネルから展開される四角錐型のビームバリア。機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの劇中ではサイコミュの干渉で敵機のファンネルが近付けなかった場面も。一方でαアジールのメガ粒子砲がバリアを貫通したシーンも見られた。

・Iフィールド (RX-0 ユニコーンガンダム)
シールド中央部に搭載されたIフィールドジェネレータにより対ビームバリアを展開する。機動戦士ガンダムUCの劇中では2号機バンシィノルンがネオジオングの強力なメガ粒子砲を防いだシーンがある。

・Iフィールド (XMA-01 ラフレシア)
機動戦士ガンダムF91の劇中ではビギナギナのビームライフルを数発弾いたシーンがある。

・Iフィールド (LM314V24 V2アサルトガンダム)
両肩のリアクティフアーマーにジェネレータが内蔵されている。劇中ではバリアとして機能したシーンは見られなかった。

ビームシールド

ビームシールド (大気圏突入時)
ビームシールドで大気圏突入時の空気抵抗を減らすV2

UC110年頃に実用化された。シールド中央の発生器によりシールドビームを面状に展開。モビルスーツや戦艦など幅広く搭載されビームのみならず実弾攻撃でも防ぐ事ができる。機種によってはシールドの角度や大きさを変更できる。

・ビームシールド (F91 ガンダムF91)
連邦軍のMSとして装備した初期のビームシールド。メガコンデンサを搭載しており機体に接続しなくても一定時間であればシールドを発生させられる。

・ビームシールド (LM312V04 Vガンダム)
両肘の実装されている防御用ビーム兵装。防御方向を自在に変える事が可能。シールドのサイズの変更も可能でモビルスーツでありながら戦艦をも防御する事ができる。

・ビームシールド (LM314V24 V2アサルトガンダム)
メガビームシールドに実装された3基のビットを射出してシールドビームを展開。ビットの位置をコントロールする事でビームシールドの範囲を変える事が可能。

・ビームシールド (宇宙戦艦 リーンホースJr.)
艦首に実装されており戦艦を覆う巨大なシールドビームを形成。空気抵抗を減らす事も出来るため劇中ではビームシールドを盾にバリュート無しで大気圏突入をしたシーンがある。

ビームバリアー

Ξガンダム
Ξガンダムのビームバリアー

ビームや実弾攻撃を防ぐ事ができるバリア。大気干渉やビーム攻撃・実弾攻撃も防ぐ事ができる。

・ビームバリアー (RX-105 Ξガンダム)
機体各部にバリア機能が存在する。飛行形態時にはバリアの展開により空気抵抗を減らす事で音速飛行が可能になる。マッハ飛行時には機体全体が発光する。

・ミノフスキーバリアー (ガイアギアα)
ミノフスキー粒子を機体周辺に放出するバリア。ビームや実弾を防御可能。メガ粒子砲やミサイルがバリアに接触する事で干渉波が発生、その衝撃で敵機にダメージを与える事がある。

その他のビーム兵器と特徴一覧

一般的に攻撃や防御以外の用途で使用されるビーム兵器一覧です。

ビームフラッグ

ビームフラッグ
ビームフラッグを展開するベルガギロス

機体背面から展開するメガ粒子で形成されたビーム旗。味方機への命令伝達や敵機への示威目的で使用される。

・XM-05 ベルガギロス

ビームローター

ビームローター (シャッコー)
ビームローターでベスパのMSを攻撃するシャッコー(ウッソ・エヴィン)

ビームシールドを回転させる事でヘリコプターの様に上空を飛行できるもの。ビームシールドを回転させ浮力を得る事でミノフスキークラフトを搭載しないモビルーツでも大気圏内を飛行する事ができる。飛行能力はミノフスキークラフトほどの稼働性はなく飛行する高度も低い。近接戦闘時にはビームローターを敵機に直接接触させる事でダメージを与える武器として使用できる。

・ZMT-S12G シャッコー
・ZM-S08G ゾロ

ビーム兵器の種類・特徴の感想と振り返り

ガンダムアニメの戦闘シーンを見ていると最も目にする機会の多いビーム兵器だが実に色んなバリエーションが存在するのだなと改めて思った。

一年戦争時代の初期は戦艦以外の機動兵器では実弾武装が主流だったのだが、連邦軍のRX計画による「ガンダム」の登場によりその圧倒的な火力をジオン軍に見せつけた。

そして量産型モビルスーツ「ジム」の登場で戦場での主力兵器は次第にビームに変わっていき、大艦巨砲主義の時代からモビルスーツによる白兵戦の時代になっていった。

宇宙戦では積極的採用されたビーム兵器だが地上ではまだまだ浸透していなかった。機動戦士ガンダム08小隊の劇中では連邦軍の陸戦型モビルスーツは未だ実弾が主流で汎用型MSがビーム兵器を使うシーンは貴重だった。

時代が進むにつれてジェネレータの高出力化とコンパクトエネルギーCAP技術の導入によりモビルスーツでも戦艦を一撃で撃沈できるランチャー系兵器の開発された。

一年戦争の時代では珍しかった無線誘導兵器がグリプス戦争から第一次ネオジオン抗争の時代にかけて量産型MSにも搭載されビーム兵器のバリエーションが広がっていった。

そしてビームは攻撃だけではなく技術の転用によりIフィールドジェネレータを開発。あらゆる兵器にビームを防ぐバリアが搭載された。

劇場アニメ 機動戦士ガンダムF91以降では特にビームシールドの登場により防御用兵器の運用や、大気圏突入などがの容易になっていった。またビームローターやビームフラッグなど戦闘以外の用途で開発されたビーム兵器も目立つ。

歴代ガンダムの実弾兵器の種類・特徴と装備機種まとめ
歴代ガンダムの実弾兵器の種類・特徴と装備機種まとめ (宇宙世紀ガンダムシリーズ)宇宙世紀ガンダムシリーズで登場する実弾兵器の種類や特徴、装備機種をまとめてみました。 モビルスーツ戦でビームを派手に撃ちまくるシーンも良いですが、実弾射撃による戦闘シーンもまた違った趣があります。 この記事では実弾射撃兵器以外にも、ビーム兵器以外の武装を紹介しています。...