歴代ガンダム作品で登場した百式のバリエーション全機種をまとめてみました。
百式といえば黄金に輝くモビルスーツとして「機動戦士Zガンダム」ではクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルの乗機として有名です。また劇中だけでなくゲームや漫画作品にも多く登場している人気機種でもあります。
今回はガンダム関連の諸作品で登場した百式の派生機と特徴や活躍などを紹介したいと思います。
百式の特徴と活躍
「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」に登場したモビルスーツ「百式」について紹介したいと思います。
開発経緯
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社の共同で進めた開発計画「Z計画」の一環で開発された試作型モビルスーツ。
元々「デルタガンダム」として可変MSの計画であったのだが、変形時におけるバインダーとムーバブルフレームの強度に問題があったため可変機としての開発は一度断念した。
その後、ティターンズから奪取したガンダムMk-llのムーバブルフレームのデータを基に非変形型のモビルスーツ「百式」が完成。
ネーミングについてはリックディアス(RMS-099 / MSA-099)の次が「100」であった事、「百年保つMS」という願いが込められて「百式」と命名された。
「(ガンマ)Γガンダム」と呼ばれるリックディアスに続いて「開発コードδ(デルタ)」が与えられた事から「δガンダム」の名称で呼ばれる事もある。
「機体の特徴」
可変機としての名残りとして脚部の独立二層式のデュアルフロートアーマー、バックパックにフレキシブル・バインダーが装備。これによりAMBACや整流作用で運動性が向上した。
グリプス戦役において「クワトロ・バジーナ」が搭乗した際にはピーキーな設定が施されたが、第一次ネオジオン抗争の際には新たに改修が行われている。
・頭部センサー
イデシステムと呼ばれる精密照準時に役立つ「画像管理型符号化装置」を備えている他、デュアルセンサー内蔵されている。
・耐ビームコーティング
全身を覆う装甲に金色の耐ビームコーティングが施されているため通常のモビルスーツよりかはビーム耐性に優れるが完璧なものではないとされる。
・機動性
グリプス戦争時にはビーム兵器の標準化により装甲による防御ではなく機動性による回避を重視する時代に入っていた。
百式のバックパックにはフレキシブルバインダーが搭載されているためAMBACによって高い機動性・運動性を実現している。また大気圏内を滞空する推力はあるものの短時間なためサブフライトシステム(SFS)を用いるケースが多い。
型式番号 | MSN-100 |
全高 | 21.6m |
頭頂高 | 18.5m |
本体重量 | 31.5t |
全備重量 | 54.5t |
ジェネレータ出力 | 1850kw |
スラスター総推力 | 74800kg |
センサー有効半径 | 11200m |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
武装 | メガバズーカランチャー、ビームライフル、クレイバズーカ、60mmバルカン砲、ビームサーベル |
劇中での活躍
初登場となった「グリプス戦役」ではそれまで搭乗していた「リックディアス」を失った「クワトロ・バジーナ」の新しい戦力として投入され「アーガマ」の主力として活躍した。
性能的には次々に投入されるティターンズの新型MSに遅れを取ったものの、「カミーユ・ビダン」のZガンダムと連携する事でグリプス戦争乗り越えた。
終盤にはコロニーレーザー「グリプス2」発射に伴う防衛でパプティマス・シロッコの「ジ・O」とハマーン・カーンの「キュベレイ」と激戦を演じたが、Zガンダムやメタスの協力もありこれを退ける事に成功。
最終的にはキュベレイとの一騎打ちで大破、搭乗者のクワトロこと「シャア・アズナブル」は行方不明、アーガマに帰る事は2度と無かった。
大気圏突入をする百式とZガンダム。ヤザンの攻撃によりコントロールを失った百式は意図せずに大気圏内に落下。カミーユの助けにより無事キリマンジャロ付近に到達した。
メガバズーカランチャーで敵戦艦の狙撃を試みたシーン。エネルギーの消費量が膨大なため味方のMSからエネルギーを供給していた。
グリプス2を巡ってジ・Oとキュベレイ相手に戦う百式。右腕と左足を失いかなりの苦戦を強いられたが無事退ける事に成功した。
グリプス戦役の最終戦でハマーンと戦ったシーン。機体は大破してシャア・アズナブルは行方不明に。その後彼は二度とエゥーゴに戻る事はなかった。
最後のシーン。キュベレイとの戦いで大破した百式だが、コクピットハッチが開いているもののパイロットは戻らなかった。
その後、大破した百式をエゥーゴが回収、「第一次ネオジオン抗争」では修理・改修された機体がアーガマに再配備され主に「ビーチャ・オーレグ」が搭乗。
地球降下後に「ジュドー・アーシタ」が一度搭乗した際には「エルピー・プル」が搭乗するドダイ改との連携により「オウギュスト・ギダン」率いるドライセン部隊を撃退、ネオジオンの最新鋭機に善戦した。
ドライセンを真っ二つにする百式。機体が持つ機動性とジュドーのMS操縦技術によりネオジオンの最新MSを撃破した。
パイロット
クワトロ・バジーナ
「機動戦士Zガンダム」において百式に搭乗しエゥーゴの巡洋艦アーガマの主戦力として活躍。
クワトロは本作において偽名であり、その正体はかつてのジオンの赤い彗星「シャア・アズナブル」である。
物語の序盤でカミーユの父であり、連邦軍の技術者であった「フランクリン・ビダン」がクワトロ機を盗み逃亡中に乱戦に巻き込まれ事でリックディアスを失う。
その後、アーガマに配備された新型MS「百式」を搭乗機としてグリプス戦役の最終決戦まで戦い抜いた。
ニュータイプとはいえ劇中ではヤザン・ゲーブルが搭乗する新型MSハンブラビやギャプラン相手に苦戦するシーンも見られるが、同じくエースパイロットの「カミーユ・ビダン」と連携してティターンズやアクシズ相手に戦い抜く。
だが最終決戦のハマーン・カーンとの一騎打ちではキュベレイのファンネルによって機体の動きを止められ最後は大破して行方不明になった。
ジュドー・アーシタ
「機動戦士ガンダムZZ」の主人公。ビーチャ、モンド、エル、イーノらと共にサイド1のコロニー「シャングリラ」でジャンク屋をして生計を立てていた。
だがその後、ティターンズとの戦いで傷ついたアーガマがコロニーに寄港。
当初はZガンダムを奪ってお金に変えようと画策するものの、紆余曲折を経てエゥーゴに協力する事になった。
第32話「塩の湖を超えて」ではビーチャがZZガンダムで出撃してしまったため、プルとドダイ改に乗ったジュドーはブライトに百式を出すよう要請。
その後、空中から百式に飛び乗りジュドーはオウギュスト・ギダン率いるドライセン部隊と戦いこれを退けた。この際にオウギュストは戦死している。
ビーチャ・オーレグ
「機動戦士ガンダムZZ」における百式のメインパイロット。
ガンダムチームの中ではリーダー格だが、モンドと共にアーガマを売り飛ばそうと計画したりトラブルメーカーになる事もしばしば。
MS操縦においてジュドーに嫉妬しており、ZZガンダムで無断で出撃。
第29話「ルーの逃亡」では「グレミー・トト」との戦闘の際に、グレミーが「ルー・ルカ」に好意を抱いている弱点を付くかの様にルーが搭乗しているコアファイターを盾にして「バウ」を撃墜した事もあった。
終盤に宇宙に戻ってからは「ネェル・アーガマ」の艦長代理を務めたため百式が戦場に姿を表す事は無くなった。
百式のバリエーション機
歴代作品で登場した百式の全バリエーションを紹介したいと思います。
デルタガンダム
出典元:twitter.com/snri8741
登場作品「ガンダムセンチネル」「ガンダムMSグラフィカ」
アナハイム・エレクトロニクス社で開発が行われていた試作型の可変モビルスーツ。
当初はリックディアス開発後に試作されたフレームにアナハイム独自のムーバブルフレームを組み込んで開発が進められていた。だが可変機構にフレームの強度が耐えられない事からプランは一度白紙となったため実機の登場は無かった。
その後ティターンズから奪取したガンダムMk-IIのムーバブルフレームのデータを得られた事により非可変機の「百式」が完成する。
デルタガンダム弐号機
出典元:gunpla-beginning.com
型式番号MSN-001-2。
ガンダムフロント東京内上映ブース「DOME-G」初登場した機体。U.C.0087年11月にアナハイム社がカラバに提案したモビルスーツで実機は存在しない。
シャア・アズナブルが搭乗する事を想定されていたためカラーは赤が基調となっている。
武装はクレイバズーカが追加された。
デルタプラス
出典元:nagoyatv.com
登場作品「機動戦士ガンダムUC」
アナハイム社が開発した地球連邦軍の試作型MS。
第一次ネオジオン抗争後にZ計画で培ったノウハウを流用する事でデルタガンダムの可変機としての開発が再開し完成したのが本機である。
デルタガンダムの量産試作機でありウェイブライダーへの変形が可能。大気圏突入や宇宙空間など運用場所は問わないのが特徴。
百式と同じく「イデシステム」「フレキシブル・バインダー」が装備され精密射撃や機動性・運動性にも優れている。
また簡易サイコミュである「バイオセンサー」を搭載し、ニュータイプパイロットの操縦による機体反応にも優れたモビルスーツとなっている。
機動戦士ガンダムUCの劇中ではリディ・マーセナスが搭乗し、ネェル・アーガマやラー・カイラムに配属した。
トリントン基地戦ではバナージと共にと戦いビームマグナムで「シャンブロ」を撃破した。
型式番号 | MSN-001A1 |
頭頂高 | 19.6m |
本体重量 | 27.2t |
全備重量 | 60.8t |
ジェネレーター出力 | 2360kw |
スラスター総推力 | 92400kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 16200m |
搭乗者 | リディ・マーセナス、ピコ・アルティドール、その他 |
武装 | ロングメガバスター、ビームライフル、シールドビームガン、2連装グレネードランチャー、60mmバルカン砲、ビームサーベル、シールド |
ガンダムデルタカイ
出典元:twitter.com/snri8741
登場作品「機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ」「機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン」「UC-MSV」
地球連邦軍の試作型MS。
デルタプラスの運用データをフィードバックして開発された機体である。
デルタプラスと同様に可変機構を搭載、ウェイブライダー形態へ変形する事で空中での移動や大気圏突入が可能。
攻撃能力に特化した機体になっており、ロングメガバスターやハイメガキャノンなど高出力のビーム兵器を搭載する。
最大の特徴はサイコミュシステム「n_i_t_r_o」を搭載している事であり、これによって火器管制操作や機体の追従性が強化、NT能力を持たない者であってもサイコミュ兵装の操作が可能になった。
ネーミングの「カイ」は「Γ(ガンマ)」「δ(デルタ)」と同じくギリシャ文字の「χ」の事である。
型式番号 | MSN-001X |
頭頂高 | 19.6m |
本体重量 | 28.0t / 27.6t (陸戦仕様) |
全備重量 | 68.6t / 52.2t (陸戦仕様) |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
ジェネレータ出力 | 3520kw |
スラスター総推力 | 101500kg |
センサー有効半径 | 16200m |
武装 | ロングメガバスター、プロトフィンファンネル、ビームマグナム、ビームサーベル、60mmバルカン砲、シールド (陸戦仕様) [オプション] |
搭乗者 | イング・リュード、ブレイア・リュード |
百式改
出典元:gundam.fandom.com
登場作品「Ζ-MSV」「機動戦士ガンダム シャアの帰還」「機動戦士ガンダムUC テスタメント」
アナハイム社が開発したエゥーゴの試作MS。その名の通り百式の改良型であり、総合性能が強化されている。
特徴としては、頭部のセンサーを強化、両肩部にハードポイント設置した事にる武装のオプション性向上、前腕部に多目的ランチャーを装備する。
両腕部の装甲をオミットした事で機体を軽量化すると共に推力強化、Ζガンダムのロングテール・バーニア・スタビライザーを発展させた新型バックパックである「高機能デバイス」が設置された事で機動性が向上。
型式番号 | MSR-100S |
全高 | 19.2m |
頭頂高 | 19.2m / 18.5m |
本体重量 | 39.2t |
全備重量 | 63.6t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
ジェネレータ出力 | 2015kw |
スラスター総推力 | 93500kg |
センサー有効半径 | 11500m |
バーニア数 | 12 |
武装 | パルスレーザー砲、ビームガトリングガン、グレネードランチャー、ビームライフル、ビームサーベル |
搭乗者 | シャア・アズナブル |
フルアーマー百式改
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「M-MSV」「シークレットフォーミュラー」「機動戦士ガンダムZZ 悪夢の戦場」「機動戦士ガンダムUC テスタメント」「機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン」
アナハイム社が開発したエゥーゴの試作型MS。
「百式改」の武装と防御能力を強化した増加装甲形態である。ビーム兵器を中心に強化した事で火力を向上、コクピットブロックは両肩部のリフレクターパネルによって展開される「Iフィールド」によって保護。
だが重量増加に伴い機動力は若干低下している。
型式番号 | FA-100S |
頭頂高 | 18.5m |
本体重量 | 39.2t |
全備重量 | 79.8t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
ジェネレータ出力 | 2015kw |
スラスター総推力 | 113000kg |
センサー有効半径 | 12500m |
武装 | ロングメガバスター、メガ粒子砲、ビームライフル、ビームキャノン、ビームパルサーガン、2連装ミサイルポッド、炸裂ボルト、ビームサーベル |
搭乗者 | エンライト、クリフ・フレミング、パトリシア・クランストン、マーティン・マータフ |
量産型百式改
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「Ζ-MSV」「機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ」「機動戦士ガンダムUC テスタメント」
アナハイム社が開発したエゥーゴの試作型MS。
エマルジョン塗装を省略したローコストの百式をベースにしているため、オプション装備が可能な両肩部のハードポイントは百式改と同じだが、その他の部分は百式と同じ形状である。そのため耐ビームコーティングは施されていない。
また百式と同じバックパックを搭載しているものの「フレキシブルバインダー」はオミットされているため機動性・運動性もオリジナルに比べて低下した。
型式番号 | MSR-100S |
全高 | 19.2m |
重量 | 42.5t |
武装 | ビームガトリングガン、ビームライフル、ビームサーベル |
搭乗者 | マーティン・マータフ |
陸戦用百式改
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「M-MSV」「機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽」
カラバがエゥーゴから提供された百式改のデータを基に再設計した陸戦タイプの百式改。
宇宙用装備はオミットされている他、ハードポイントもオミット。
防塵・防湿対策が施されているため、あらゆる地形に適した機体となっており、さらに短時間であれば水中での運用も可能である。
バックパックは「高機能デバイス」から新設計になり自由落下時にホバリングする仕様となった。
型式番号 | MSK-100S |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 39.2t |
全備重量 | 63.6t |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
ジェネレータ出力 | 2015kw |
スラスター推力 | 70800kg |
センサー有効半径 | 10840m |
武装 | レールガン付きビームライフル、中距離ビームキャノン、ハンドグレネード、グレネードランチャー、3連装ミサイルポッド、60mmバルカン砲、ビームサーベル |
搭乗者 | スパルナ・キャリバン |
U-NASA特注 百式
出典元:mantan-web.jp
登場作品「ヤングジャンプ×ガンダム40周年スペシャルムービー」
漫画「テラフォーマーズ」とコラボした際に登場したU-NASA仕様の百式。
頭部のツインアイが昆虫を模した形状になっている。また網状のビームを撃つオリジナル武器を装備している。
作中ではテラフォーマーゴッグの隊列を一掃するもテラフォーマーアプサラスIIのメガ粒子砲の直撃を受けた事で中破した。
百一式
登場作品「雑誌企画 ”機動戦士Oガンダム 光のニュータイプ”」
新生エゥーゴとスーパー・ジオンに続く第3勢力を率いる「シャア・アズナブル」の専用機。
デザインは存在していない。
零式
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「機動戦士Ζガンダム Define」
アナハイム社が開発した試作型MS。テレビアニメ「機動戦士Zガンダム」の百式に相当する機体。
開発者によって真紅に塗装されており、リックディアスから発展させた肩アーマーと背部バインダーを装備している。
型式番号 | MSZ-000 |
武装 | バルカン砲、ビームライフル、ビームサーベル、ビームキャノン |
零式弐型
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「機動戦士Ζガンダム Define」
シェリー・ペイジのマラサイと交戦した際に損傷した「零式」を改修した機体。背部のバインダーをバーニアユニットへ換装、さらに肩アーマーも変更されている。
型式番号 | MSZ-000 |
武装 | ビームライフル、ビームキャノン、バルカン砲、ビームサーベル |
零式弐型(アムロ・レイ専用機)
出典元:gumpla.jp/hg/617515
登場作品「機動戦士Ζガンダム Define」
型式番号はMSZ-000。
ホンコンシティに戦闘で「アムロ・レイ」が搭乗。バックパックにはフライトユニットが装備され大気圏内を飛行する事が可能になった。
作中でアムロはこの機体を「ガンダムを感じる」と評価している。
零式試作機
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「雑誌企画 ”THE EVOLUTION OF GUNDAM ガンダム進化論 ZZへの道”」
百式やメタス以前に試作されたモビルスーツ。
装甲は最小限に、ジェネレータ出力を強化すると共に運動性を向上させた機体。この機体で得られたデータは後の「Z計画」で活かされる事になる。
九十九式
出典元:twitter.com/@XamelYMS16M
登場作品「機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE」「ガンダムエース」
型式番号はMST-99。
宇宙世紀0120年代にMS開発競争において、アナハイム社がこれまでに培った技術を結集してサナリィの「フォーミュラー計画」のMS性能を凌駕する機体開発を画策。
コンセプトとしては百式を現代水準へアップデートするものであり、外観は百式に近いものの頭部にはV字アンテナが装備されている。
強襲用九十九式
出典元:gundam-uce.ggame.jp/mobile-suit/
登場作品「機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE」
型式番号はMST-99A。
ムーバブルフレームを利用して脚部を変形させてブースターユニットを装着した形態。
70ミリアサルトガトリングを装備、バックパックに設置されたハードポイントには武装を格納する事が出来るウェポンコンテナをマウントしている。
ルナゲイザーガンダム
出典元:hobby.dengeki.com
登場作品「ガンダムビルドファイターズA-R」
型式番号はGSX-40100。
レディ・カワグチが製作したガンプラ。スターゲイザーのヴォワチュール・リュミェールの要素を百式に移植した機体。
ベース機が百式という事もあり機体を軽量化、ヴォワチュール・リュミエールを変形させる事でウィングバインダーとして使用できる。ムーバブルフレームの高性能化により機動を要する戦闘に対応可能になった。
「ガンプラとして登場したバリエーション機」
ガンプラとして登場した百式の各派生機を紹介したいと思います。
百式壊 (クラッシュ)
出典元:p-bandai.jp/
登場作品「ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’S WORLD CHALLENGE」
ガンダムビルドダイバーズ で登場するガンプラで、「マーキー」がGBNで使用する百式のカスタム機。
百式改のパーツも組み込まれている他、キュベレイダムドから移植したフレームやバインダーとスラスターを増設した事で高い機動力を有する。またセンサーも強化され射撃に有利となっている。
型指式号 | MSR-00100CR |
武装 | GHL-スナイパーライフル、バインダーガン、60㎜バルカン砲、ビームサーベル |
百式ライズカイン
出典元:p-bandai.jp/
登場作品「ガンダムホビーライフ 017」
百式壊の後継機であるガンプラ。塗装を百式っぽく金のメッキに改めた。
形状には変更点は見られない。
百式J (イェーガー)
出典元:gamestalk.net/
登場作品「ガンダムブレイカー3」
本編の8年前にウィルが搭乗していたモビルスーツで両肩には「百狩」の文字が刻印。大型バックパックにはウィングを搭載している。
武装 | ビームスマートガン、ビームキャノン、グレネードランチャー |
百万式
出典元:gunpla-beginning.com/
登場作品「ガンダムビルドファイターズトライ」
百万式と書いて「メガシキ」と呼ぶ。
「デルタガンダム」をベースに「サカイ・ミナト」制作したガンプラだが可変機構はオミットされている。プラスチック部分は強度対策が施され、スラスターを含む一部のパーツは金属製になっている。
バックパックは本体から分離する事で武装と支援機を兼ねた「メガライドランチャー」となり火力と機動性を確保している。
劇中では第8話で登場しノーベルガンダムなどを撃破している。
型式番号 | MSN-001M |
武装 | メガライドランチャー、ビームライフル、バルカン砲、ビームソード |
煌式
出典元:p-bandai.jp
登場作品「ガンダムビルドファイターズトライ」
「サカイ・ミナト」によって百万式を改修した機体。金色の対ビーム塗装と百式と同型のバックパックへ換装した形態。
白式
出典元:gunpla-beginning.com
登場作品「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」
サカザキ・ケンタが制作した百式のガンプラで機体カラーを白に塗装しているため名前の由来となった。
劇中ではハルのビギニングガンダムとタッグを組んで、タツ・シマノの「スーパーカスタムザクF2000」と戦闘、デッドエンドGヒートホークで両脚を破壊されるも、クレイバズーカで援護射撃を行った事でハルの勝利に貢献した。
灰銀式
出典元:twitter.com/n_a_o_k_i_
登場作品「特別企画 “ガンプラサポーターズ2018”」
企画で制作されたガンプラの作例の一つ。ガンダムベース東京で展示された。
SD百式
黄金の騎士
出典元:thewonder.it
SDガンダム外伝に謎の騎士シャアとして登場。
アニメ「ラクロアの勇者」では伝説の石板を奪うため騎士(ナイト)ガンダム一行を襲撃。
「伝説の巨人」では騎士ガルバルディβとの戦闘中に仮面が外れた事で半猫人の様な姿を見られた事から黄金の鎧を身に纏って正体を隠し、騎士ガルバルディβを付け狙った。
カードダスでも多数登場していました。すごく懐かしいですね。90年代初頭の作品のためかなり前になりますが、個人的にも黄金の騎士のカードダスは今だに所持しています。
忍者百式
出典元:gundam.fandom.com/
登場作品「プロジェクトMUSHA」
木星圏で活動をする宇宙海賊がアナハイム社から流出した設計データをもとに開発した百式改の派生機。
ジェネレータ搭載のダミー6基をミノフスキー粒子と共に散布する「分身の術」を使用可能。
また隠密作戦のために運動性も向上している。
武装は「海ヘビ」を改造した鎖鎌「フウマ」、ツインビームサーベル「ヴァジュラ」など特殊なものを装備している。
BB戦士 周瑜ヒャクシキ
出典元:amazon.co.jp
登場作品「BB戦士SD三国伝 英雄激突編」
孫策の幼馴染で文武両道の若き参謀。その容姿から「美周郎」と呼ばれている。江東水軍の提督として曹操軍を迎え撃った。
スーパーロボット大戦シリーズ
どの作品も物語中盤で入手する事が多い機体。
特殊能力でビームコーティングが設定されており、「メガバズーカランチャー」がマップ兵器になっている作品が多い。
作品によってはフルアーマ百式改も登場。
「ロングメガバスター」がマップ兵器である事が多く、切り払いが不可能なメガ粒子砲が装備されているため重宝する。
SDガンダム G-ジェネレーションシリーズ
機動戦士Zガンダムでクワトロの乗機として登場。
「GENESIS」では百式改、フルアーマー百式改、デルタガンダムも登場する。
百式のバリエーションと活躍・特徴の感想
歴代作品に登場した百式のバリエーションを紹介しました。
百式はガンプラで最初に作ったモビルスーツですし、大好きなクワトロ・バジーナの乗機でもあるので個人的にかなり思い入れもあります。
ゲームでも「スーパーロボット大戦」「ギレンの野望」シリーズでは百式をかなり使った思い出があります。フルアーマー百式改に関しては終盤までクワトロの乗機として大活躍していました。
SD百式に関しても子供の頃に所持していたSDガンダム外伝のカードダスに「黄金の騎士」があったのを思い出しました。そのカードダスは現在でも所持しています。
歴代の中でも最強かつカッコ良いと個人的に思う機体は「デルタプラス」でしょうか。
百式のプロポーションにZガンダムの可変機構と攻撃力が融合した最高の機体だと思います。