歴代作品に登場したゲッターロボの各機種と特徴などを紹介したいと思います。
1970年代を代表するスーパーロボットとして当時の子供たちに大人気だったゲッターロボですが、今もなお映像作品や原作などで登場する人気作品となっています。スーパーロボット大戦などのゲームでも参戦の常連となっており幅広い年代の人に知られているロボットだと思います。
今回は初代から現在までのテレビアニメ、OVA、原作などで登場したげゲッターロボをまとめてみました。
歴代作品に登場したゲッターロボまとめ
テレビアニメ、OVA、原作などの各種作品で登場した歴代のゲッターロボを紹介したいと思います。
ゲッターロボ
登場作品:ゲッターロボ
ゲッターマシン | イーグル号、ジャガー号、ベアー号 |
ゲッターチェンジ | ゲッター1 (空中戦) ゲッター2 (地中戦) ゲッター3 (水中戦) |
全高 | 38.0m(ゲッター1、ゲッター2) / 20.0m (ゲッター3) |
重量 | 250t |
最高速度 | マッハ2 (ゲッター1の飛行時)、マッハ3 (ゲッター2)、200km/h (ゲッター3) |
必殺技 | ゲッタービーム (ゲッター1)、ドリルストーム (ゲッター2)、大雪山おろし (ゲッター3) |
乗員人数 | 3人 |
搭乗者 | 流竜馬 神隼人 巴武蔵 |
早乙女博士によって開発された初代ゲッターロボで3機のゲットマシン(イーグル号、ジャガー号、ベアー号)が合体する巨大ロボット。恐竜帝国との戦いにおけるメインマシンである。
正規のパイロットが存在していたがメカザウルスとの戦いで死亡してしまったためゲッターの性能に耐えうるパイロットとして竜馬、隼人、武蔵が搭乗する事になった。
元々は宇宙開発用の作業ロボットのため武装面で非力さがあったがゲッターロボGで改善されている。空陸戦を得意とする「ゲッター1」、陸での高速移動と地中活動を可能とする「ゲッター2」、水中活動に適している「ゲッター3」にそれぞれ変形する事が可能。
ゲームスーパーロボット大戦でも「スーパーロボット系」ユニットとして序盤に登場する。
プロトゲッター
登場作品:ゲッターロボ、ゲッターロボ號
「ゲッターロボ號」登場ver | |
ゲッターマシン | ゲッター1、ゲッター2、ゲッター3 |
ゲッターチェンジ | ゲッター號 (地上戦) ゲッター翔 (空中戦) ゲッター剴 (水中戦) |
武装・必殺技 | ナックルボンバー ハンディミサイルキャノン メタルビースト捕獲ガン その他 |
初代ゲッターロボの試作機。
実戦配備された「ゲッターロボ」よりも戦闘力が劣るものの空戦タイプの「ゲッター1」、陸戦タイプの「ゲッター2」、水中タイプの「ゲッター3」に変形する事が可能。
「ゲッターロボ號」ではゲッター號の試作機がプロトゲッターの名前で呼ばれている。
第3話ではナックルボンバーなどを装備しており武装面が強化。
アニメ第11話では三機合体・三形態を可能にする戦闘用ロボットに改造、地上戦用の「ゲッター號」、空中戦用の「ゲッター翔」、水中戦用の「ゲッター剴」がそれぞれ第11話~第13話にかけて登場する。
ゲームでは「第3次スーパーロボット大戦」で登場。ゲッターチームが最初に登場していた機体として活躍する。
ゲッターQ
登場作品:ゲッターロボ
早乙女博士が設計したゲッターロボのパートナー。ゲッタークイーンと読む。第22話に登場したが設計図を恐竜帝国に奪われた事で敵ととして出現。
後年の作品である「デビルマンVSゲッターロボ」では合体分離する「ゲッタークイーン」がサポートロボとして登場。初代作品のゲッターQとは全く別物のゲッターロボである。
1号機が「早乙女ミチル」、2号機には「牧村美樹」が搭乗した。
ゲッターロボG
登場作品:ゲッターロボG
ゲッターマシン | ドラゴン号、ライガー号、ポセイドン号 |
ゲッターチェンジ | ゲッタードラゴン (空中戦) ゲッターライガー (地中戦) ゲッターポセイドン (水中戦) |
全高 | 50.0m |
重量 | 330.0t |
最高速度 | マッハ4(ドラゴン)、マッハ3(ライガー) |
武装・必殺技 | ゲッタードラゴン: ダブルトマホーク、ロングトマホーク、ダブルトマホークブーメラン、ゲッタービーム、シャインスパークゲッターライガー: ドリルアーム、ライガーミサイル、ドリルパンチ、チェーンアタック、マッハ・スペシャルゲッターポセイドン: ストロングミサイル、フィンガーネット、ゲッターサイクロン、キャタピラオン、大雪山おろし (ゲーム) |
ゲッター線エネルギーで動く巨大ロボット。空中、地中、海中でそれぞれ力を発揮する3形態に変形可能。
初代ゲッターロボと違い、戦闘用に開発されたロボットであるため武装の数や性能、操縦性も高くなっている。ゲッター線増幅装置を搭載している事から「ゲッターロボ」に比べ出力は10倍になったものの劇中ではエネルギー切れを起こす場面が多く見られた。
物語中盤において「ゲッタードラゴン」の最大の必殺技「シャインスパーク」が追加。全エネルギーを消費するため1回の出撃で1度しか撃てないが、「レディコマンド」によるエネルギー補給を受けて2度使った事がある。
「シャインスパーク」はスーパーロボット大戦でもゲッターGの最強技として登場する。
ゲッター聖ドラゴン
登場作品:新ゲッターロボ、ゲッターロボアーク
メルトダウンによってゲッタードラゴン進化を遂げた姿。地底でゲッター核分裂しながら進化を続けて生まれたもので光を帯びている。
従来のゲッタータイプのマシンに比べ遥かに大きいが、原作では頭部のみの描写となっている。
ゲッターエンペラー
出典元:twitter.com/getterrobot_arc
登場作品:真ゲッターロボ、真ゲッターロボ 世界最後の日、ゲッターロボDEVOLUTION
ゲッターマシン | エンペラーイーグル号、エンペラージャガー号、エンペラーベアー号 |
ゲッターロボGが悠久の時を経て火星で化石化していた「真ゲッターロボ」と融合進化した姿。戦いの度に進化・巨大化が進んでおり、名前の通り規格外の強さを誇る。
その強さは惑星を片手で握り潰す事が可能でゲッタービームで月を破壊する事も可能。また時空を超えて過去・未来を干渉する事も出来る。
ゲッターの枠に留まらず、まさに最強のスーパーロボットと言える。
真ドラゴン (真ゲッタードラゴン)
登場作品:真ゲッターロボ 世界最後の日
ゲッターチェンジ | 真ドラゴン 真ライガー 真ポセイドン |
全長 | 6000m |
武装 | 真ドラゴン: ゲッタービーム ダブルトマホーク ファイナルゲッタートマホーク シャインスパーク真ライガー: ゲッタードリル ドリルミサイル真ポセイドン: ゲッタートリプルサイクロン ゲッターエレキ |
搭乗者 | 號 (真ドラゴン) 渓 (真ライガー) 凱 (真ポセイドン) |
無数の「量産型ゲッターロボ」が合体した事で誕生した超巨大ロボ。
「ゲッターロボ大決戦!」で登場した「真ゲッタードラゴン」とは名前が似ているだけで本機も同じ名前である。
最終形態になるまでゲッター線を浴び繭の様な状態から第一形態、第二形態へと進化。最終的には地球上の全てのゲッター線を吸収した事で最終形態へ進化していった。
真ライガー、真ポセイドンへはそのまま分離合体するのではなくそのまま変形する事が可能。
・第一形態
・第二形態
・真ライガー
・真ポセイドン
量産型ゲッタードラゴン
登場作品:真ゲッターロボ 世界最後の日
早乙女博士が密かに開発していた無人機であり劇中では国連軍と戦った。
量産機ではあるが、分離合体が可能になっており、「ゲッターライガー」「ゲッターポセイドン」へのゲッターチェンジが可能。変形速度はオリジナル機よりも劣る仕様となっている。
実際の戦力は初代ゲッター1に軽くやられる程しか無いが、国連軍のメカ程度であれば十分な戦力であった。
最終的にはドラゴン・ライガー・ポセイドンが合体して「真ゲッタードラゴン (真ドラゴン)」となっており、そのうち一体は「メタルビースト・ドラゴン」へ変貌した。
メタルビースト・ゲッターロボG
出典元:dic.pixiv.net/
登場作品:真ゲッターロボ 世界最後の日
ゲッターチェンジ | メタルビースト・ドラゴン メタルビースト・ライガー メタルビースト・ポセイドン |
量産型ゲッタードラゴンの一体がメタルビースト化した悪の「ゲッターロボG」。インベーダーに寄生された早乙女博士らによって駆られ、「真ゲッターロボ」と互角に戦える程の能力を持っている。
劇中では「真ゲッターロボ」と戦闘し「ストナーサンシャイン」で大破、その後ゲッター炉心を暴走させて木星を太陽化させた。機体はこの時の衝撃で消滅したものと思われる。
真ゲッターロボ
登場作品:真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日、真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
ゲットマシン | 真イーグル号、真イーグル号、真ベアー号 |
ゲッターチェンジ | 真ゲッター1 (空中戦) 真ゲッター2 (地上戦) 真ゲッター3 (水中戦) |
武装・必殺技 | ゲッタートマホーク ゲッタービーム ストナーサンシャイン |
早乙女博士が開発した「ゲッターロボG」の後継機種の第三世代型ゲッターロボ。歴代のゲッターロボの中では最も強力な力を持つマシンである。
新開発された次世代型のゲッター炉心を搭載する事で従来とは比べ物にならない程のパワーを誇る。その戦闘力は「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」2体がかりでも倒せなかった敵を1/5の出力で圧倒したほどである。
この最新の炉心はゲッター線エネルギーを最大限までに引き出すものであり、劇中では数多くの超常現象を引き起こしている。
そのため最終的にあらゆる生物を吸収する化け物になってしまった。
ブラックゲッター
登場作品:真(チェンジ!!)ゲッターロボ~世界最後の日~
月面のゲッター線研究ラボの跡地に壊れた状態で放棄されていたゲッターロボを強化・改修したもの。
改修時には「量産型ゲッタードラゴン」のパーツを流用。さらに分離変形機構をオミットした事で一人乗りになり、通常のゲッター1よりも高性能となった事から戦闘能力は「ゲッタードラゴン」に等しい。
劇中では真ゲッターロボと共にインベーダーと戦うものの「真ドラゴン」のゲッタービームを受けた事で機能を停止、海へ墜落する。
その後、機体は回収されたがそのまま地球に置き去りにされている。
ちなみにゲーム「スーパーロボット大戦」では3人乗りとなっている。
ネオゲッターロボ
登場作品:真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
ゲッターチェンジ | ネオゲッター1 (陸上戦) ネオゲッター2 (空中戦) ネオゲッター3 (水中戦) |
武装 | ネオゲッター1: ショルダーミサイル チェーンナックル プラズマサンダー ガトリングガンネオゲッター2: ドリルアーム ドリルアームガン プラズマソードネオゲッター3: ゲッタートルネード プラズマブレイク |
ゲッター線を使用しないゲッターロボ。恐竜帝国の再侵攻に備えて特務組織「ネーサー」が開発したマシンである。
武蔵が初代「ゲッターロボ」で自爆をしたためゲッター線を禁止、代わりの動力源をプラズマ駆動エンジンにした機体となっている。
プラズマ駆動のためエネルギーは有限となっているが新型のメカザウルスと戦闘する分には十分な能力を持っている。なお、3人乗りでないと本来の能力を引き出す事が出来ないのは従来のゲッターロボと同じ。
ゲッターロボ アーク
出典元:getterrobot-arc.com
登場作品:ゲッターロボアーク
ゲッターマシン | アーク号、キリク号、カーン号 |
ゲッターチェンジ | ゲッターアーク (バランス型) ゲッターキリク (地中戦型) ゲッターカーン (水中戦型) |
武装・必殺技 | ゲッターアーク: ゲッタービーム ダブルトマホーク バトルショットカッター ゲッタークラッシュ ゲッタークロー サンダーボンバー アークシャインボンバーゲッターキリク: ゲッタードリル ハサミ型アーム ドリルアタック ダブルドリルストームゲッターカーン: カーンローバー メイルスローム スパインクラッシャー ゲッターミサイル |
搭乗者 | 流拓馬、カムイ・ショウ、山岸獏 |
「真ゲッターロボ」の開発中に完成したプロトタイプであり、早乙女博士が残した最後の遺産。
トータルの性能は真ゲッターロボを上回っており、エネルギー消費が低く省エネ仕様であるが安定した性能を発揮する。またどの形態であっても飛行能力を有しており、コクピットは全周囲モニターとなっているのが特徴である。
ゲッターD2
出典元:twitter.com/getterrobot_arc
登場作品:ゲッターロボアーク
早乙女研究所が保有している量産型ゲッターロボの1機。
テレビアニメ版ではゲッター軍団の主力機となっており、常人であってもGに耐えられる様に性能をデチューンされている。設定上はゲッターマシン3機で構成されているが他の形態への変形シーンは未登場となっている。
ゲッタービームやゲッタートマホークの他にアサルトライフル、マシンガンなどの実弾系武器を使用する。
ゲッター天 (ワン)
登場作品:ゲッターロボアーク
アニメ版のみ登場する謎の巨大マシン。
ゲッターロボアークの最終回のエンディング後に「カムイ・ショウ」を救出するため火星にあるマシーンランドに赴いた拓馬達の元に姿を表した。竜馬のものと思われる声で「チェーンジッ、ゲッターワン!!」の掛け声と共に出現した拓馬達と戦う所で物語は終了している。
真ゲッターロボタラク
登場作品:ゲッターロボアーク
アニメ版のみ登場する黒い真ゲッター。
「ブラック真ゲッター」とも呼ばれる。パイロットは一文字號。
公式によると煩悩を超越した存在と謳われており、翼とゲッターレザーのサイズは真ゲッターの1.5倍になっている。
アンドロメダ流国の総攻撃を受けた早乙女研究所を救うべく突如姿を表し応戦。その後は地球全土に度る国連軍の危機を救っている。
新ゲッターロボ
登場作品:新ゲッターロボ
ゲットマシン | イーグル号、ジャガー号、ベアー号 |
ゲッターチェンジ | ゲッター1 (空中戦) ゲッター2 (地上・地中戦) ゲッター3 (水中戦) |
ゲッターロボの完成型。作中では「ゲッター」と呼ばれている。
初代の様な宇宙開発に視野を入れていなく完全な戦闘マシンとして開発された機体である。
物語の後半には新型の炉心に変更、パワーが大幅に上がったものの終盤には膨大なゲッター線を浴びる事で「真ドラゴン」に匹敵する性能を発揮している。
寄せ集めゲッター
登場作品:新ゲッターロボ
テレビアニメ版の最終回のラストで異世界に飛ばされた竜馬が搭乗したマシン。
全体の見た目は初代「ゲッターロボ」に似ており、機体の所々に「真ゲッターロボ」「ゲッタードラゴン」が垣間見えるデザインとなっている。
なお「寄せ集めゲッター」は制作監督によって呼ばれている名前であり正式な名称は不明となっている。
神ゲッターロボ
登場作品:真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
最終決戦でオーバーパーツを取り込んで巨大化した「ゴール」に苦戦を強いられていた「真ゲッターロボ」が突如進化した形態。
敵の攻撃にももろともせず、それまで手も足も出なかったゴールを攻撃すらさせずに捻り潰した。
戦闘中はメカとパイロットの体が融合していたが、ゴールを倒した後に同化を解除、機体も元の真ゲッターに戻っている。
歴代ゲッターロボの種類と特徴・スペックの感想
歴代作品で登場したゲッターロボのバリエーションと特徴などを紹介しました。
ちなみに今回紹介したのはテレビアニメ、OVA、原作などで活躍した正規のゲッターロボのみとなっており、ゲームのみ登場するオリジナルの機種は省いています。
今回紹介した中でアニメやゲームなどで幅広く知られている王道機種といえば「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」「真ゲッターロボ」の三機種ではないでしょうか?
多くの種類が存在するゲッターロボですが、いくつかの機種では強さ的にインフレ気味な傾向があると思いましたね。リアルロボット系アニメと比べると破茶滅茶なチート機種が多いスーパーロボット系アニメですが、中でもゲッターエンペラーは惑星を片手で潰せる程の能力があるという事で「イデオン」のイデオンガンにも劣らない強さを持っていると思いました。
個人的に初めてゲッターロボを知ったのがスーパーロボット大戦でしたが、数ある「スーパーロボット系」の中でも武装面で使いやすいユニットだったのを覚えています。
特に「ゲッターロボG」「真ゲッターロボ」はストナーサンシャインなどの強力な必殺技を持っているので、エネルギーと武装だけを改造しておけば終盤のボス戦でHPを削るのに役立った印象があります。