〜 前回までの流れ 〜
・ダイは伝説の勇者アバンに弟子入りし修行を受ける。だがアバンは蘇った魔軍司令ハドラーに倒されてしまった。
・ロモス王国に渡ったダイとポップはもう一人のアバンの使徒マァムに出会う。
・3人はアバンの意思を継ぐ仲間として力を合わせ百獣魔団長クロコダインを倒した。
・しかし、彼らの前には新たな敵が立ちふさがる。
「新作 ドラゴンクエストダイの大冒険(2020)について」
1991年に放送された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を2020年10月にリメイク版として再構築し放送されたアニメ。
このブログでは旧作や原作との比較や個人的に感じた事、言いたい事をレビューしていきます。
― 第10話 「いざパプニカ王国へ」 新旧比較と感想 ―
ロモス王国のヒーローとしてダイ達は賞賛される
クロコダインを倒しダイ達。
ロモス国王や民衆から勇者様と賞賛されるダイ。
ただダイ自身は一人の力で勝てた訳ではなく、あくまで仲間の力が無ければ勝てなかったと主張する。
そんなダイをみたブラスじいさんは息子の成長ぶりを誇りに思い涙する。
ロモスの民衆の前で新装備で登場するダイ達。
魔法使いのマゾッホはそんな姿のポップに”やはり本物だった”と安堵する。
“がんばって人から感謝されるっていうのも悪くないもんだな”とポップは振り返った。
パプニカ王国へ新たな旅立ち
ロモスの船でパプニカに向かうダイ達3人。
デルムリン島に帰還したブラスは旅立つダイを島から見守った。
ただダイはブラスとお別れの挨拶をしなかった。
デルムリン島を離れてブラスや島のモンスター達と離れるのが辛いのだろう。
落ち込んでいるダイにポップが元気付ける。
パプニカ王国は激戦区らしくかつての魔王ハドラーの拠点になったこともあったという。
そしてそれぞれの王国を拠点に各魔王軍軍団長が支配。
パプニカ王国には不死身のアンデッド部隊を率いる不死騎団がホルキア大陸奪還に送り込まれいた。
なんとしてでもレオナ姫を助けたいダイの脳裏にレオナの記憶が蘇った。
残りの軍団長達が鬼岩城に集結
ハドラーは魔王軍の各軍団長に奇岩城へ招集命令を出す。
命令を聞き魔王軍の拠点に帰還する軍団長達。
一週間足らずで難関と噂のリンガイア王国を壊滅させた超龍軍団長バランに氷炎魔団長フレイザード、妖魔士団長ザボエラは驚きを隠せない。
魔王軍の軍団長の中でも最強格であるバラン。
他の軍団長とは違う余裕すら感じる。
不死騎団長ヒュンケルはバーンの勅命でホルキア大陸l攻略に向かったため不在になった。
そう説明する魔軍司令ハドラー。
これにフレイザードが激昂するも魔影軍団長ミストバーンはあざ笑う。
ミストバーン「大魔王様のお言葉は全てに優先する」
このミストバーンもバラン同様、魔王軍で最強格の軍団長。
この二人の強さは甲乙付けがたい。
パプニカに到着したダイ達とレオナ姫の行方
パプニカ王国に到着したダイ達。
しかし目の前に現れた光景はとても人が生きている状況には見えないほど町は壊滅していた。
急いで城に向かうダイと後を追うポップとマァム。
やっと城にたどり着いたダイは愕然とした。
城は跡形もなく破壊され人の気配はなく、勿論レオナの姿も見えなかったのだ。
そんな絶望的な状況でガイコツ剣士がダイ達を襲った。
直後に閃光が走りモンスターどもは粉々になった。
ダイ「今の太刀筋はアバン流刀殺法大地斬!!」
マァム「それじゃあの人もアバンの使徒なの!?」
救世主現るか?と思いきや魔のフラグは既に立っているのだ。
目の前に現れた一人の男。
ダイとマァムはその男を敵ではないと思っているみたい。
だが不気味な装いをする男にポップは何か嫌な感じを受けて警戒する。
ポップの洞察力、気付きで仲間達が救われる場面は原作でもあった。
こういういざという時にポップの様なキャラは重宝するのだ。
ダイ達の呼びかけに対しかつてアバンの使徒だったと認めた男。
それも一番弟子だったという。
1991年
今作ではどうなるかわからないけど、旧作では初見でマァムがときめいた相手がヒュンケルだったので尚更ポップには嫌な敵に見えたに違いない。
旧作はあからさまにマァムがヒュンケルにときめいている描写があるんだけど、新作ではその様な場面はみられない。
アニメの中で女性が男性にときめくシーンは今の時代にはタブーなのでしょうか?
アバンの弟子ヒュンケルは魔王軍の軍団長だった
“私たちと一緒に戦いましょう” マァムは男にそう呼びかけた。
しかしポップが納得しない。
ポップ「先生の弟子なら俺たちと同じアバンの印を持っているはずだ。」
そう言われたヒュンケルはアバンの印を取り出しダイ達の目の前で見せた。
”今は一人でも仲間が欲しい。一緒に戦って欲しい”とダイはお願いする。
しかし何か男の様子がおかしい。
ダイの言葉に不気味にあざ笑う男。
マァム「何がおかしいの?」
男「フフフ、ハハハハハッお前達の頭の中があまりにもおめでたいん で笑ったのさ」
ポップ「何だと!?」
男はそういうとガイコツ剣士を召喚。
ヒュンケル
「アバンの弟子全てが師を尊敬し正義を愛する者ではないということ」
「中には暴力を愛し、その身を魔の道に染めた者もいる・・・正義の非力さに失望してな!!」
「おれはヒュンケル。魔王軍六団長の一人、不死騎団長ヒュンケルだ!!」
アバン先生がハドラー倒されたことを知っているヒュンケル。
弟子の育成ばかりで自らの修行を怠ったからアバンは死んだ、ヒュンケルはそう言った。
これにダイが怒り攻撃。
大地斬、海波斬が見切られた。
アバンの弟子でアバン流刀を熟知しているヒュンケルには通用しなかったのだ。
ダイ「今だ!アバンストラッシュ!!!!」
必殺のアバンストラッシュをヒュンケルに放つダイ。
アバンストラッシュの太刀筋がヒュンケルに直撃。
しかし目の前にいたのは傷一つ負っていないヒュンケルの姿だった。
正義に失望し魔王軍の一人としてダイ達と戦うヒュンケル。
過去に一体何があったのだろうか。
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