ガンダムシリーズの作品の中でもスペックや戦闘力が高いモビルスーツが「ガンダム」です。
ガンダムといえば主人公専の乗る機体でエースパイロットが敵と戦うイメージがあります。
ですが中には主人公や主人公以外のキャラが搭乗したものの、戦闘中に撃墜されたガンダムも多く存在します。
この記事では宇宙世紀の歴代ガンダム作品の中で主人公やその仲間が戦闘中に撃墜、大破したガンダム一覧としてまとめてみました。
Vガンダム(ヴィクトリーガンダム) / LM312V04
機動戦士Vガンダム / 破損状況 : 撃墜
リガ・ミリティアが開発した合体・変形機構を持つモビルスーツ。
Vガンダムには派生機種がいくつか存在し、Vガンダムヘキサ、Vダッシュガンダムなどある。
物語中盤までは主人公のエッソ・エヴィンが乗っていた。
第29話でウッソがV2ガンダムに乗り換えてからはマーベット・フィンガーハットやユカ・マイラス、フラニー、ミリエラ、コニーなどシュラク隊のメンバーが多数搭乗した。
しかしエンジェル・ハイロゥ攻防戦ではシュラク隊のメンバーが搭乗したVガンダムが次々と撃墜、パイロットも戦死している。
特にカテジナ・ルーズのゴトラタンのビームの直撃を受けて撃墜されたケースが目立った。
宇宙世紀シリーズ史上最も撃墜されたガンダムになった
リック・ディアス / RMS-099、MSA-099
機動戦士Zガンダム / 破損状況 : 撃墜
アナハイムとエゥーゴが開発したガンダムタイプのモビルスーツ。
装甲はガンダリウムΓ(ガンマ)を使用。
見た目はジオニック系のMSに見えるがコードネームは「Γガンダム」である
クワトロ(シャア)、アポリー、ロベルト、バッチ、エマなどが搭乗。
エマに関してはガンダムMK-2に乗り換えるするまで搭乗していた。
カミーユの父親であるフランクリンビダンがアーガマから脱走する際に搭乗し破壊されている。
アポリー、ロベルト、バッチは戦闘中に撃墜されいずれもパイロットは死亡。
そのためグリプス戦争終結時にはアーガマに1機も残っていなかった。
Vガンダムと同じく最も多く破壊されたガンダムでもある。
陸戦型ガンダム / RX-79G
機動戦士ガンダム第08MS小隊 / 破損状況 : 撃墜
RX-78ロールアウト後、量産型の地上専用モビルスーツとして開発される。
ジェネレーターなどはRX-78の型落ちで、その他多くの部品は陸戦型ジムのパーツを流用している。
劇中では主人公のシローアマダ率いる08小隊のメンバーが登場。
シロー機はアプサラス戦で中破したあとのガンダムEz-8として改造された。
物語終盤のアプサラス3との戦いでは大出力のメガ粒子砲の直撃を受け下半身部分が吹き飛んだ。
カレン機も戦闘中にガンダムの頭部を失ったため、補修としてジムの頭を付けている。俗にジムヘッドと呼ばれる。また別小隊の陸戦型ガンダムはアプサラス3のビーム攻撃で真っ二つに分断されている。Vガンダムに続き撃墜、破損が多かったガンダムである。
GP-01フルバーニアン / RX-78GP01-Fb
機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー / 破損状況 : 撃墜
ガンダム開発計画1号機のゼフィランサスにバーニアを増設し機動性を向上させたモビルスーツ。
搭乗者は主人公のコウ・ウラキ。
ケリィ・レズナーのヴァル・ヴァロと一騎打ちで戦い撃墜するなど活躍をしていた。
しかし星の屑作戦直後にアナベル・ガトーが搭乗する2号機GP-02サイサリスと戦い、相打ちの様な形で撃墜。
この時、コウとガトーは共に脱出している。
リ・ガズィ / RGZ-91
機動戦士ガンダム逆襲のシャア / 破損状況 : 撃墜
Zガンダムを量産化する目的でコストダウンを図った機体。
だが他の汎用MSに比べ割高になってしまったため量産化は見送りになる。ウェイブライダー形態からブースターパックを離脱させモビルスーツ形態に変形できるバック・ウェポン・システム(BWS)を搭載。
劇中では序盤に主人公のアムロ・レイが搭乗、シャア・アズナブルのサザビーやギュネイ・ガスのヤクトドーガーと白兵戦を繰り広げている。アムロがνガンダムに乗り換えた中盤以降にケーラ・スウが搭乗。
ギュネイとの戦闘では終始苦戦を強いられ宇宙空間に放り出されたケーラはヤクトドーガーに握りつぶされて死亡。
その後、大破したリ・ガズィをチェーン・アギが搭乗したがクェスパラヤのαアジールを撃墜した事に激昂したハサウェイはジェガンのビームライフルを連射。1発が命中し撃墜、パイロットも死亡。
ガンダム / RX78-2
機動戦士ガンダム / 破損状況 : 大破
ジオン軍のモビルスーツ「ザク」に対抗すべく開発された連邦軍の高性能モビルスーツ。
物語序盤に試作機でありながら実践投入された。
サイド7においてテストを行うため配備していた所、ジオン軍ザクに強襲される。
戦闘に巻き込まれた少年アムロ・レイはガンダムに乗り込みこれを撃破する。その後、連邦軍のパイロットとして戦争に参加したアムロ専用の機体となり多大な戦果を上げる。
最終決戦地である宇宙要塞ア・バオア・クーでは宿敵のシャア・アズナブルと対戦、撃破するもののジオングのメガ粒子砲を受けたガンダムは大破。
最後は分離したコアファイターのみでアムロは生還した。
ガンダムNT-1アレックス / RX-78NT-1
機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争 / 破損状況 : 大破
連邦軍のエースパイロットであるアムロ・レイの専用モビルスーツとして開発された。
1年戦争の最中、度重なる戦闘でアムロのニュータイプ能力は増大。
アムロの反応速度にガンダムがついていけなくなっていた。
テストパイロットはクリスチーナ・マッケンジー。
.劇中ではサイド6にリボーコロニーに潜入したイクロプス隊のケンプファーと戦闘し撃破。
最終話ではバーナード・ワイズマンのザク2改と戦闘。
ザクを撃墜するもののヒートホークの直撃を受けてコクピット付近の損傷と頭部を失った。
このためガンダムNT-1がホワイトベース隊に渡る事はなく1年戦争が終結した。
百式 / MSN-100
機動戦士Zガンダム / 破損状況 : 大破
「Z計画」によりエゥーゴとアナハイム・エレトロニクスで開発された。
ムーバブル・フレームを採用し機体の骨格と装甲を分離し機動性が向上した第二世代モビルスーツ。
機動戦士Zガンダムでは主にクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)が搭乗。
Zガンダムより性能は劣るものの、メガバズーカランチャーを使いアクシズのモビルスーツを複数撃墜するなど多大な戦果をあげている。
最終決戦のコロニーレーザー内部の戦闘ではハマーンのキュベレイ、シロッコのジ・Oを相手に苦戦するも生還。その後のハマーンとの戦闘では廃艦となった戦艦の爆発に巻き込まれ大破した。ちなみにパイロットであるシャアは脱出、二度とアーガマに戻る事はなかった。
その後機動戦士ガンダムZZでは修復された百式がアーガマに再配備、ビーチャオーレグが搭乗した。
ガンダムMk-II / RX-178
機動戦士Zガンダム / 破損状況 : 大破
一年戦争で多大な戦果をあげたRX-78ガンダムの後継として連邦軍とティターンズで開発された機体。ムーバブル・フレームを採用し機動性の向上を図っている。
サイド7グリーンノアに調査に来ていたシャアと民間人だったカミーユ・ビダンに奪取された以後エゥーゴのモビルスーツとして活躍。
序盤はカミーユ・ビダンが搭乗。
中盤以降にカミーユがZガンダムに乗り換えた後はエマ・シーンが搭乗しGディフェンサーと合体して攻撃力をアップするなど活躍した。
グリプス戦役の最終決戦でヤザン・ゲーブル率いるハンブラビ隊と戦闘。
ラムサス機とダンゲル機は撃破するもののヤザンの攻撃に苦戦し機体は損傷、その後応急処置を施しレコアのパラスアテネと刺し違えた。
この時コクピットから外に出たエマだったが、ヤザンの放ったビームがパラスアテネの残骸に命中、これがエマに当たり致命傷になった。カミーユがシロッコを倒した後、アーガマに帰還しようとするファの目には大破したガンダムMK-2の悲しげな姿が映っていた。
ZZガンダム / MSΖ-010
機動戦士ガンダムZZ / 破損状況 : 大破
Zガンダムの後継機。RX-78と同じくコアブロックシステムを採用。
合体機構と可変機構を備えており3機に分離する事が可能。
大出力のジェネレータを備えており額部分には戦艦を一撃で沈める威力があるハイメがキャノンを搭載している。劇中では物語序盤にZガンダムから乗り換えで主人公のジュドー・アーシタが搭乗。
その圧倒的なパワーでネオジオンの戦艦を攻撃し追い払ったりサイコガンダムMK-2を撃墜したりしている。最終決戦ではハマーン・カーンのキュベレイと一騎打ちで戦って相打ちになり大破した。