ダイの大冒険に登場する女性キャラを紹介したいと思います。
ダイの大冒険といえば平成初期に登場し原作をはじめ様々なメディアで人気を博しましたが、2020年にはアニメ版がリメイクされ今でも世代問わず大人気作品です。
また大活躍する女性キャラも欠かせません。本作にはレオナやマァムといった主力キャラ以外にも魅力的で物語に深く関わる人物も登場します。
今回は主要キャラを中心に物語で関わりの深いヒロインを紹介。性格やエピソードなどを併せてまとめてみました。
ダイの大冒険のヒロインまとめ
作中で登場する女性キャラの性格・活躍などをまとめてみました。
今回紹介するヒロインは物語の中でも比較的重要な役割をするキャラを中心に紹介しています。
レオナ
年齢 | 14歳 |
出身地 | パプニカ王国 |
職業 | 王女 / 賢者 |
声優 | 久川綾(旧作 / 早見沙織(新作) |
パプニカ王国の王女で確固たる正義の心を持つメインヒロイン。
魔王軍のパプニカ王国来襲のために命を落とした国王に代わって配下と共に国を支えている。
年齢は若いが指導力やカリスマ性は高く、寛容な心を持っており祖国を襲ったヒュンケルを許し生涯をかけてアバンの使徒として生きる様に諭すなど度量の深さを見せた。
その求心力は誰もが認めており各国の王を集めてサミットを開く事で連携を取り、ダイ達の戦いをサポートした。
アバンの使徒には強い憧れを持っていると公言しており、大破邪呪文「ミナカトール」を修得を睨み「破邪の洞窟」に潜入する際にはフローラにアバンの使徒に相応しいと認められており、「アバンのしるし」を彼女から託されている。終盤には再登場したアバンに僅かながら師事を受け正義の後継者としてダイ達を導いた。
「性格」
性格はキツいところが目立ち、何でもハッキリ言うタイプで物怖じしなく。またいざと言う時は冷静である。
ダイと初めて会った時には「こんなおチビちゃんなの? かっこわる〜!!」と発言し、ダイに「性格悪そう」と言われた事も。
大魔王バーンとの最終決戦では「余に仕えて歌姫になれ」という相手の要求を断り、ダイに向かって呪文を放つバーンの腕をパプニカのナイフで切り裂き、「大魔王だって全神経を集中していなければ無傷ではいられない」とダイを精神的に支えた。
他人の恋愛には敏感に反応し、マァムの事が好きなポップ、ヒュンケルが好きなエイミにおせっかいする事も。
ダイに対しては好意を持っており相思相愛ではあるが、ダイが色恋沙汰のムードが苦手という事もあり友人以上の進展は見られなかった。
「戦闘力」
劇中では賢者の卵と称されておりパプニカ三賢者ほどではないが、攻撃・回復呪文の両方を使う事が出来る。
デルムリン島の魔のサソリ戦ではギラ、バーンパレスでのキルトラップに遭遇した際にはヒャダルコを使うシーンが確認されている。
劇中では攻撃呪文より回復呪文を使うシーンが多く、特にバラン戦や最終決戦のバーン戦においてはダイを「ベホマ」で回復させたりと主にサポート役に回る事が多い。
またフレイザード戦で重傷の火傷を負った三賢者の一人「マリン」もベホマによって救われている。
装備 | パプニカのナイフ ワイズ・パーム 旅人の服 王家の服 カールの法衣 ゴールドフェザー シルバーフェザー |
呪文 | メラ、メラミ、ギラ、ラリホー、ヒャド、ヒャダルコ、ホイミ、べホイミ、ベホマ、ザオラル、キアリー、キアリク、トラマナ、ザメハ、インパス、ミナカトール |
マァム
年齢 | 16歳 |
出身地 | ネイル村 |
職業 | 僧侶戦士 → 武闘家 |
声優 | 冨永みーな(旧作)、小松未可子(新作) |
アバンの使徒の一人で「慈愛」の心を持つ。レオナと同じく登場機会の多いヒロインの一人である。その昔、勇者アバンと共に「魔王ハドラー」と戦った「戦士ロカ」「僧侶レイラ」の間に生まれた一人娘。
父である「ロカ」譲りの体力と腕力、母である「レイア」譲りの回復能力を受け継いだ僧侶戦士。
幼少の頃にアバンの師事を受けており武術や回復呪文を修得。
攻撃呪文が覚えられなかった事から弱点を補うために弾に詰め込んだ呪文を撃つ「魔弾銃」をアバンから授かっている。
父が死去した後は生まれ育ったネイル村を守っていたが、ロモス王国を目指すダイとポップにアバンの死を聞かされた事で迷いが生じた。
当初は村を守らなければという使命感があったが、母レイラの後押しもあってダイ達のパーティに加わる事になりアバンの敵討ち、大魔王打倒のために旅に出た。
「性格」
男勝りで積極的に前線に出ていくが、本質的には献身的で母性的なところがある。恋愛に関しては奥手なところもあり、自分に向けられる愛に関しては良く分かっていない様子。
ヒュンケルに恋心を抱いていたが、ポップからは出会った当初から好意を持たれておりミナカトール攻防戦において始めて彼の想いを知る事になった。
バーンパレスではポップから告白されるも、結論は戦いが終わってからと語っている。
「戦闘力」
登場ヒロインの中では最も戦闘能力が高く、最も前線で活躍している。
物語の当初は僧侶戦士として戦っていたが、バルジ島のレオナ救出作戦で「魔弾銃」を失った事、自身のさらなるレベルアップを求めて一時パーティから離脱。
その後、ロモスの山奥で武術の神様と呼ばれる「ブロキーナ老師」の師事を受け武闘家として再スタートする。
武闘家になった後も腕力は健在だがスピードは飛躍的に増しており、再登場となったザムザ戦では武神流奥義「閃華裂光拳」で「超魔生物」と化したザムザに大きなダメージを与えている。また 大魔王バーン戦でも同様に「閃華裂光拳」を繰り出してバーンの拳の生体組織を破壊している。
終盤のバーンパレスではアルビナスと一騎討ちを演じ、武神龍奥義で最も破壊力の高い「猛虎破砕拳」で敵のオリハルコンのボディを粉々に打ち砕いた。
装備 (僧侶戦士時代) | ハンマースピア 魔弾銃 布の服 旅人の服 |
装備 (武闘家時代) | 魔甲拳 (メタルフィスト) 武道着 |
呪文 | ホイミ、べホイミ、キアリー、キアリク、マヌーサ、ザメハ |
特技 | 閃華裂光拳、猛虎破砕拳 |
メルル
年齢 | 15歳 |
出身地 | テラン王国 |
職業 | 占い師 |
声優 | 南場千絵子(旧作) / 小原好美(新作) |
ベンガーナ王国で祖母のナバラと一緒に占い師として活動していた少女。デパートで買い物をしていたダイ・ポップ・レオナと出会った。
予知能力はナバラを超える能力を持ち劇中でも数多くの敵の襲撃を感じ取っていたが、水晶玉の使い方は不得手な様子。
予知の力で魔王軍の襲撃から逃げ延びていたが勇気の無い生き方を恥じており、逃げる事をやめてダイ達に協力する道を選んだ。
劇中では彼女の占いによってダイがロン・ベルクと出会う事になり、またポップの故郷「ランカークス村」で彼が両親と再会する事になった。
性格は内向的で思っている事を口に出せないタイプ。
ポップには出会った頃から恋心を抱いていたが、心情を打ち明けられずにいた。しかし、ミナカトール攻防戦においてザボエラが放った「毒牙の鎖」からポップを庇った際に重傷を負い死を悟った彼女は彼に想いを告げている。
またその直後に賢者の力に目覚めたポップのザオリク級の回復エネルギーによって回復。
これがきっかけでポップとテレパシーで交信する力に目覚めた彼女は、バーンパレスで戦う彼と交信し逆転劇のきっかけを作った。
戦闘力は並の女性と変わらないが簡単な回復呪文は使える。
フローラ
年齢 | 29歳 |
出身地 | カール王国 |
職業 | 女王 |
声優 | 高橋李依 |
カール王国の女王。病床の国王に代わり王女の身でありながらカール騎士団を率いてハドラーの侵略に抵抗し毅然とした態度を見せていた。
騎士団の一人であるアバンを信頼、彼が旅立つ日には「カールの守り」を授けており、彼からは「アバンのしるし」を譲り受けた。「カールの守り」は結果的にメガンテを使った彼の命を救う事になっている。
魔王軍復活後はミストバーン率いる魔影軍団の猛攻に耐え続けていたが、竜騎将バランの超竜軍団によって数日で滅ぼされてしまう。
行方不明かと思われたが、一部の兵士達と共に破邪の洞窟付近の城で大魔王バーンに対抗するための準備と機会を窺っていた。
ダイ達をはじめ世界中の有志達と合流するとレオナに代わってレジスタンスの指揮を執る様になった。
レオナが最も慕っている人物であり、またフローラも彼女をアバンの使徒に相応しいとしてアバンから貰った「アバンのしるし」をレオナに授けている。
アバンとは長らく疎遠になっており、ハドラーの戦いの末に死んだと思っていたが、最終決戦でバーンパレスから脱出したアバンに話しかけられた際にはあまりの驚きに卒倒した。
その後はアバンと無事結ばれた模様。
装備 | チェーンクロス カールの法衣 鋼鉄の剣 鉄兜 鉄の鎧 |
呪文 | メラ、メラミ、リレミト |
エイミ
年齢 | 18歳 |
出身地 | パプニカ王国 |
職業 | 賢者 |
声優 | 冬馬由美(旧作) / 石川由依(新作) |
パプニカ王国の三賢者の一人で風のシンボルの冠を与えられている。同じく三賢者の一人であるマリンは実姉になる。「アポロ」「マリン」と共にパプニカの守護に当たっている。
ヒュンケル戦後に不審な信号弾が放たれたパプニカへ気球船で赴いた際にダイ達一行と初対面。フレイザード戦でバルジ塔から撤退をする際には追手の敵に対してヒャダインを使用している。
恋愛に関してはかなり積極的で情熱的である。自分の想いを包み隠そうとせず、好きな人に対する気持ちを堂々と語る。
故郷を滅ぼしたヒュンケルには当初恐れていたが、彼の本性を知っていくにつれて好意を抱く様になり想いをぶつけるも失恋してしまう。ヒュンケルが傷ついて欲しく無いという想いから彼の装備品である「魔槍」を隠したりする事も。
また彼女の言葉は後に大魔王に敗れて囚われてしまったヒュンケルに生きる希望を与えるキッカケとなっている。
ロンベルクによって修復された魔槍を受け取った際には自分で手渡したいと告げ、同時に彼に対しての気持ちを告げておりマァムに動揺を与えた。
ミナカトール攻防戦において、自身もバーンパレスに乗り込みヒュンケルの力になりたいと考えていたが、チウがビーストくん(ブロキーナ老師)を指名した事もあり最終的にはメルルの介抱に専念した。
装備 | 鋼鉄の剣 旅人の服 |
呪文 | メラ、メラミ、ヒャド、ヒャダルコ、ヒャダイン、その他回復呪文 |
マリン
年齢 | 20歳 |
出身地 | パプニカ王国 |
職業 | 賢者 |
声優 | 江森浩子(旧作) / 安野希世乃(新作) |
パプニカ三賢者の一人でエイミの実姉。海のシンボルが与えられている。ヒュンケルに好意を持っているエイミを揶揄ったりすることも。
氷系の攻撃呪文や回復呪文を得意としており、フレイザードがバルジの塔へ攻めてきた際にはヒャダインで応戦している。
その後、フレイザードの攻撃で顔に火傷を負ってしまったが、戦後はレオナのベホマによって無事回復している。
ハドラーとの戦いで行方不明になったダイを捜索するため、魔法の聖水をせがみスカートを引っ張ったポップに平手打ちをした事もあった。
アポロと共にルーラを使う事が可能で終盤には「ベルナの森」に向かい「黒の核晶」を凍結させた。
レイラ
年齢 | 33歳 |
出身地 | ネイル村 |
職業 | 僧侶 (ハドラー討伐時) |
声優 | 上村典子(旧作) / 折笠愛、小松未可子 (ハドラー討伐時) |
マァムの母であり、十数年前にはアバンの仲間としてハドラー討伐に関わった元僧侶。
ダイ達がネイル村に訪れた際には手料理を振る舞い、また娘の心情を理解し旅立つよう背中を押している。
その昔、魔王ハドラーを倒す旅の途中でネイル村に偶然訪れたアバンとロカの力になりたいと押しかけてパーティーに加わった。
冒険の途中にロカの子供を身ごもったため、彼と共に一時パーティーから離脱している。
マァムの母親だけあって回想シーンでロカに「こんな女に惚れるわけがない」と言われた際に、言い返したりするなど気の強いところも見られた。
なお、アバン達と同行する前は「影女」と呼ばれ、「魔の森」に踏み込んだ盗賊達を追い払っていた模様。
ソアラ
年齢 | 19歳(ダイ出産時) |
出身地 | アルキード王国 |
職業 | 王女 |
声優 | 山崎和佳奈(旧作) / 茅野愛衣(新作) |
アルキード王国の王女。バランの妻にしてダイの母親である。
12年前のある日、「冥竜王ヴェルザー」との戦いで瀕死のバランをテラン王国にある「奇跡の泉」の前で倒れている所を発見し、泉の水を飲ませて彼の命を救った。
バランを自身の城に招き入れ二人は愛し合う関係まで発展していった。
父であるアルキード王も当初は喜んでいたが、それを快く思わない家臣達の計略によってバランは城を追い出されてしまうが、彼女のお腹の中には子供が身ごもっていた。
城を抜け出しダイを出産後はテラン王国の森で3人で幸せに暮らしていたが、アルキード王に見つかってしまいダイは異国の地へ漂流。
その後、バランは処刑を課せられるも呪文から彼を庇い命を落としてしまう。
この事件がバランを人間への憎しみを滾らせ後に大魔王バーンに協力する動機にもなっている。
バランは彼女の事を「皆が暖かくなれる優しい女性」「太陽の様な女性」と形容しており、「あれほど深く人を愛する事はもう、あるまい」とも言っている。また「例外が唯一あるとすればお前だ、ダイ」とも心の中で呟いている。
ダイには母親の記憶がなかったが、最終決戦前の夢の中で彼女と出会っている。
ダイの大冒険に登場するヒロインまとめ
ドラゴンクエスト「ダイの大冒険」に登場した女性キャラを紹介しました。
ダイの大冒険のヒロインといえばレオナとマァムは登場機会が多く、揺るがない2大ヒロインになるかと思いますが、メルルやフローラ、ソアラなど物語で重要な役割を果たした女性キャラも多いですね。
戦闘力に関してはマァムはレベルが違い過ぎますし、ここまで物理的な攻撃力が高い女性キャラも珍しいのでは無いでしょうか?
カリスマ性や求心力はレオナやフローラが群を抜いていますが、レオナに至っては大魔王バーンに気に入られるほどの器量を持ちあわせているのが凄いところです。ダイとバーンでは好きの種類が全く違うと思いますが。
最終決戦でダイを天地魔闘で倒して、レオナをダイから横取りしようとするシーンがありますが、勇者と大魔王に気に入られるヒロインって珍しいと思います。
おそらくレオナ派とマァム派で分かれると思いますが、レオナもマァムも性格がキツい感じなので似ている所はあると思います。
レオナはいざと言う時は冷静で恋愛に関してはエイミと同じく積極的だと思いますし、物をハッキリと言うのはレオナしかいないと思います。
マァムは戦いにおいては男性キャラと同じく前線に向かっていく感じですが、母性的で恋愛に関してはメルルと同じく控えめなところが似ていますし、口調もレオナほど角が立たない感じでしょうか。
ダイの大冒険は全体的に表面的な性格的な強さが目立つ女性キャラが多い印象ですが、個人的には内に秘めるメルルやソアラの様な癒し系キャラも良いと思っています。