歴代の作品に登場したダサい・かっこ悪い仮面ライダーを世代別にまとめて紹介します。
仮面ライダーといえば主人公がライダースーツを身に纏って変身してカッコ良く戦う姿が印象的です。ただ見た目に関しては賛否が別れる仮面ライダーも過去には多く存在しています。
今回はネットで不評のダサい仮面ライダー、個人的に思う仮面ライダーっぽくないライダーなどを独断と偏見も交えて紹介したいと思います。
ダサい昭和ライダーまとめ
昭和世代の作品に登場したデザインがイマイチ不評な仮面ライダーを紹介します。
ちなみに作品公開順に紹介しています。
仮面ライダーストロンガー
登場作品:仮面ライダーストロンガー
1975年放送のシリーズ第5作目。城茂がコイルスプリングを交差させて発生した電気により変身した姿。
カブトムシをモチーフにして作られた改造電気人間です。
スペック、必殺技、超電子人間ストロンガーへの進化などを見ても強さでは歴代でも上位に入る仮面ライダーストロンガー。しかし見た目に関して言うとお世辞にもかっこいいとは言えません。
パッと見た感じ全体のフォルムは問題ないのですが、首元の赤い飾り(マフラー?)みたいなものがあまりカッコよくありません。
赤い飾りの部分の中央には「S」という文字があるのですが、これがなんだか「スーパーマン」みたいでダサいです。やはりストロンガーには仮面ライダーであって欲しいと思います。
あとベルトのデザインも星形っぽい形なのでもう少しシンプルでも良かったのではないかと思います。
強さが際立つだけに惜しいでザインです。
仮面ライダーシン
登場作品:真・仮面ライダー 序章
1992年公開、仮面ライダーBLACK RX終了後から約2年と少しの年月が経ってOVAで登場した作品です。
侵食性遺伝子細胞を体に組み込まれた風祭真が変身した姿。必殺技がなく変身後は強靭な身体能力を活かした戦いを得意としました。
デザインに関していうと、ダサいというよりは怖いという印象が強いですね。仮面ライダーっぽくないという意味ではダサいのですが。
なんだかエイリアンっぽいというか正義のために戦うヒーローっていうより怪人として出てきそうな見た目だと思いました。長く伸びた爪や牙とか敵組織の怪人と言われても違和感がないデザインだと思います。
仮面ライダーアマゾンみたいに斬新で挑戦的なデザインではあるので良いと思うのですが、何より正義の味方っぽくないデザインが印象に残りました。
ダサい平成ライダーまとめ
平成世代の作品に登場したデザインがイマイチ不評な仮面ライダーを紹介します。
ちなみに放送順に紹介しています。
仮面ライダー電王 ライナーフォーム
登場作品:仮面ライダー電王
2007年〜2008年に放送された平成ライダー8作目。電車・鉄道がテーマの仮面ライダー。
今回紹介する平成ライダーの中では比較的マシな方で、全体的なフォルムはかっこいいと思います。
ぱっと見はライダーというより戦隊モノやメタルヒーローとかに出てきそうなデザインだと感じました。
残念に思うのはマスク部分で、特に頭に付いている「タケコプター」の様な飾りは正直いらないと思いました。インターネット上でもタケコプターと呼ばれている様です。
目の部分も悪役っぽいデザインなのでもう少し曲線的な球体型の目の方が親しみやすいと思いました。
これが「仮面ライダー」と言われると正直な所微妙な所ですが、メタルヒーローシリーズの主役に出てくるとしたら有りかなと思うデザインだと思います。
放送中の玩具の売り上げは好調だったみたいなので、当時の子供達には人気があったのだと思います。
仮面ライダーディケイド
登場作品:仮面ライダーディケイド
2009年に放送された平成ライダー10作目。
この作品では主人公ライダーはクウガからキバまでの平成ライダーに変身が出来ます。ちなみに最後は「ライダー大戦」をして終わるという今までの仮面ライダーの中では異例の結末を迎える作品です。多数の映画にも出演しており人気が高かった事がわかります。
ベルトはまだ良いのですが、全体的にピンクとブラックを基調としている所が仮面ライダーというイメージからかけ離れていると思いました。流石にピンクとブラックの組み合わせはインパクトがありますが、色のコントラストがキツ過ぎてド派手な印象です。
マスクに関してもグリーンの目の形に違和感があるのと、顔全体が縦縞に覆われているのはダサいと思いました。
ベルトのデザインがそこそこカッコ良いだけにもう少しなんとかならなかったのかと思います。
それでも過去のライダーに変身できるなどのアイデアが面白く、人気がある作品なので見た目が気にならない程に楽しめる作品だと思います。
仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ
登場作品:仮面ライダーフォーゼ
2011年〜2012年に放送された平成ライダー第13作目。
放映当時は小惑星探索をテーマにした映画や、スペースシャトル退役など宇宙に関する話題が相次いでいました。本作も「宇宙」をテーマに作られた作品で宇宙開発を色濃くだした作品となっています。
そんな仮面ライダーフォーゼの中で一番ダサいライダーはフォーゼの最終フォームである「コズミックステイツ」です。まずパッと見た感じが仮面ライダーに見えませんでした。
とんがった頭やベルトの見た目など色々と斬新なデザインではあるのですが少し責め過ぎな感じもします。正義のヒーローというより地球に送り込まれた宇宙人の兵隊みたいな見た目なので、とても仮面ライダーの最終フォームに見えません。
右手の「バリズンソード」もスペースシャトルのプラモデルを持っているみたいでとても武器には見えないですね。
劇場版も作られたり、クレヨンしんちゃんとコラボしたりしているので人気だと思いますし、宇宙に関わる設定は昔からあるのでそれはそれで良いと思います。
宇宙をテーマにしているだけあって確かに宇宙っぽいデザインだと思うのですが、「仮面ライダー」として見た場合どうしてもライダーには見えないのが残念ですね。
仮面ライダーエグゼイド
登場作品:仮面ライダーエグゼイド
2016年〜2017年にん放送された平成ライダー18作目。ゲームがテーマの仮面ライダーです。
他のライダーではあまりこういう事思った事ありませんが、この仮面ライダーに関しては見た瞬間に「ダサい」と思ってしまいました。他の仮面ライダーであれば部分的にかっこ悪いと思う箇所があったとしてもフォルムが良かったり何かしら良い所を見つけられるのですが、このライダーに関しては流石に擁護出来そうにありません。
パッと見た感じ「これは仮面ライダーじゃない」と思ってしまいました。色もピンクなので男の子があまり好みそうにないカラーリングだというのと、もはや変身ベルトなのかどうか分からないベルト、極め付けは髪をピンクに染めたヒゲおじさんがゴーグルを掛けたかの様なマスク・・・。
昭和・平成・令和全ての仮面ライダーの中で一番ダサいデザインだと思います。
個人的にもゲームが好きですしゲーマーという設定は全く良いと思うのですが、デザインに関しては完全に仮面ライダーとは一線を画す作りだと思います。
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーオーズフォーム
登場作品:仮面ライダージオウ
2018年~2019年に放送された平成ライダー20作目。本作は平成ライダーシリーズとしても最後の仮面ライダーになりました。
時計をモチーフにして制作されており、時空を巡って戦うタイムトラベルライダーという位置付けになります。映画にも多数出演している事からも人気の仮面ライダーなんだなと思います。
見た目に関してはぱっと見、マスクの一部は立体的になっていない感じに違和感がありました。四角くなっているフレームが正直いらないと思うのと、その枠の中にマスクが描かれているのが不気味な感じです。特に上半身のフォルムがイマイチダサいと思いました。
胸と肩には「オーズ . タジャドル」の文字がありますが、ライダースーツに文字は流石に無いなと思います。トータルで見てみると文字とマスクの四角い枠を取り除けばそこそこの見れるデザインになったと思います。
ベルトから下のデザインに関しては平成以降のライダーにありがちな派手めな感じはしますが、特に問題ない感じです。
デザインに関しては全体的に余計な事をしているなと感じる仮面ライダーだと思います。
ダサい令和ライダーまとめ
令和世代の作品に登場するデザインがイマイチ不評な仮面ライダーを紹介します。
ちなみに放送順に紹介しています。
仮面ライダースラッシュ
登場作品:仮面ライダーセイバー
2020年〜2021年に放送された令和ライダー2作目。本の中の異世界に飛ばされた人と街を取り戻すというのが本作のテーマ。
人類の歴史と根源が詰まった本を守ろうとする「ソードオブロゴス」と自分達の世界に本を書き換えようとする「メギド」の戦いです。前回までの作品がシリアスな傾向があったので、本作は少し明るめのストーリーとなりました。
デザインに関してはとにかくスーツのデザインが派手過ぎます。全体的なフォルムはまあこんなもんだろうというのが率直な感想。
ですがスーツのカラーリンにピンクを使っている所がまずダサいです。戦隊シリーズでは全く問題ないですが、個人的に仮面ライダーにピンクは似合わないと思います。
それよりも一番ダサいのがマスクの目の部分ですね。星形?なのか何かごちゃごちゃしているというか仮面ライダーにまず見えません。
奇抜なデザインだと思いますが、ライダーが使う必殺技も剣技が主体でカッコ良いものが多いので技で魅せる仮面ライダーだと思います。
仮面ライダーリバイス
登場作品:仮面ライダーリバイス
2021年に放送開始した令和ライダー3作目。
人間の中に潜む悪魔と契約できるバイスタンプが今から50年前の古代遺跡で発掘された。月日が流れ、悪魔崇拝組織デッドマンズが同じく遺跡で発掘された棺に納められているギフを復活させるため政府特務機関フェニックスからバイスタンプを強奪。フェニックスはデッドマンズに立ちむ合うべくリバイスシステムを開発するというストーリーです。
異例の2人主人公となっており、仮面ライダーリバイスとはリバイとバイスのコンビという事になります。
まずリバイスの見た目に関してですが、この仮面ライダーもド派手な印象があります。パステルカラーのカラーリングが仮面ライダーのイメージに合わないと言う事はこの記事でも何度か言っていると思います。
フォルムもスタイリッシュというよりかは上半身がトゲトゲしいというかゴツゴツしているので、あまり正義のヒーローに見えないのが率直な意見です。悪の組織に所属するサイボーグ人間という感じの見た目だと思いました。
バイスの見た目に関しては全体的にどっしりとしているのでスマートさが感じられないイメージです。ブラックとピンクを組み合わせる色使いは正直好きではないですね。
マスクも恐竜の顔みたいな感じなので仮面ライダーと言われるとほど遠いデザインに感じました。
主人公が2人いるというのは面白いアイデアだと思いました。仮面ライダーのデザインよりも2人の主人公がどうストーリーに絡んでいくかが魅力的に感じられる作品だと思います。
ダサい仮面ライダーの感想
ネットで不評な仮面ライダーと個人的にダサいと思った仮面ライダーを合わせて紹介しました。
仮面ライダーストロンガー以外は全体的に「仮面ライダーに見えない」というのが共通していると思います。シンプルなデザインの昭和ライダー、仮面ライダークウガ、アギトを基準にしてみると、今回紹介したライダーはどれも派手で奇抜なデザインが多いので「仮面ライダー」には中々見れないなと思いました。
ただどの作品も玩具の売り上げが好調だったり、映画化にも多数出演しているので視聴者層の子供達からは正義のヒーローとして人気がある存在なんだなと思いました。
個人的な考えとしてはパステルカラーは仮面ライダーに似合わないと思っています。明るめの色よりも黒や濃い緑みたいな地味な色の方が仮面ライダーらしさが出ると思っています。