ゴジラシリーズのレトロゲームを紹介したいと思います。
特撮怪獣映画の金字塔ともいうべき不動の人気を誇るゴジラシリーズですが、テレビゲームにおいても初期の頃から数多くのゲームが登場。
ゴジラ映画で活躍した怪獣や兵器、BGMが登場するなどゴジラファンとしては胸熱なゲームも存在します。
今回はファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、プレステ、セガサターンなどの懐かしのゲーム機で登場したゴジラのレトロゲームを8作品紹介したいと思います。
ゴジラのレトロゲーム8選
ゴジラシリーズの懐かしいゲームを紹介したいと思います。紹介するゲームはゲーム専用ハードで発売されたもので、パソコンゲームは含みません。
ゴジラ
機種 | ファミリーコンピューター |
発売時期 | 1988年 |
ジャンル | アクション・シミュレーション |
プレイ人数 | 1人 |
「あらすじ」
西暦2XXX年、地球はX星から宣戦布告を受けた。太陽系の惑星軌道上を舞台として、ゴジラ、モスラと宇宙怪獣の壮絶な戦いが今始まる。
ゴジラゲームの中でも珍しいファミコン用ソフト。
プレイヤーと敵怪獣がマップ上のマス目に置かれている怪獣を交互に移動。マス目から怪獣が移動すると横スクロールアクションに移行する。
プレイヤー怪獣と敵怪獣が隣り合うことで怪獣同士の戦闘が開始、格闘戦に移行し敵怪獣を倒していく。
マップ上の本拠地に到達すると次のステージへ進むことができる。ちなみにセーブはバッテリーバックアップではなく、パスワード方式になっている。
各ステージ | |
ステージ1 | 地球 |
ステージ2 | 火星 |
ステージ3 | 木星 |
ステージ4 | 土星 |
ステージ5 | 天王星 |
ステージ6 | 冥王星 |
ステージ7 | X星 |
プレイヤー怪獣 | |
ゴジラ (マップの移動力3) | |
モスラ (マップの移動力4) |
敵怪獣 |
ゲゾラ |
モゲラ |
バラン |
バラゴン |
ガイガン |
メカゴジラ |
キングギドラ |
6角形のマス目で構成されたマップ上の怪獣を移動させる事で、横スクロールのアクションに移行。
アクションをクリアするとマップ画面に切り替わる。
「LEVEL」が上げることで「POWER」「LIFE」が上昇していく。ゲーム開始時は放射熱線の「POWER」の消費量が多いため連発出来ない。(「POWER」は時間が経過すると徐々に回復)
攻撃の際に使用する「POWER」、怪獣の体力を示す「LIFE」に気を配りつつ、襲ってくる兵器を倒しながらステージを進んでいく。
プレイヤー怪獣はゴジラ以外にもモスラが用意されている。
敵怪獣とマップ上で隣り合うと格闘戦開始。敵怪獣を倒すとマップ画面に切り替わる。
怪獣王ゴジラ
機種 | ゲームボーイ |
発売時期 | 1993年12月17日 |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | 1人 |
「あらすじ」
1993年、小笠原諸島沖でM5の地震を観測。警戒中の海上自衛隊、P3Cのソナーに巨大な影が映し出された。臨時国会が招集され、Gの活動を確認、全自衛隊にデフコン1を発令。伊勢湾にGが出現。そして・・・。
横スクロールのアクションゲーム。オープニングではゴジラのテーマ曲が流れておりゴジラファンとしては胸熱な展開。
この年に公開された「ゴジラvsメカゴジラ」までに登場した怪獣はほぼ出演している。
ステージ上には「スーパーX」「メーサー車」などの劇場版でもお馴染みの兵器が登場しゴジラの行手を阻む。
各ステージ | |
ステージ1 | 大阪 |
ステージ2 | 芦ノ湖 |
ステージ3 | 富士山 |
ステージ4 | 名古屋 |
ステージ5 | 東京 |
ステージごとに登場する怪獣が異なり、最終ステージでは「スーパーメカゴジラ」が出現する。ちなみに一つのステージ上で同じ怪獣が複数回に渡り登場することもある。
この手のゲームでは珍しく、ゴジラの体力と攻撃時の消費エネルギーが同じになっているため「GOZILLA」ゲージがゼロにならないように注意が必要。
「GOZILLA」ゲージが一定以下になると放射能熱線などが撃てなくなってしまう。ちなみに「GOZILLA」ゲージはゴジラが停止する事で徐々に回復していく。
ステージを進んで行くと怪獣が出現。
パンチ、尻尾、放射熱線、強化放射熱線などで攻撃していく。尻尾攻撃中は無敵状態になるため回避手段としても使える。怪獣を倒すと「GODZILLA」ゲージが回復する。
最終ステージのスーパーメカゴジラ戦。
スーパーメカゴジラを倒し海へ姿を消すゴジラ。
超ゴジラ
機種 | スーパーファミコン |
発売時期 | 1993年12月22日 |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | 1人 |
スーパーファミコン初となるゴジラゲーム。スーパーファミコンになった事でグラフィックとBGMが大幅に進化している。
「移動モード」「バトルモード」の二つに別れており、移動モードではマップ上を敵怪獣目掛けて移動していく。
マップ上で敵怪獣のシンボルと接触することでバトルモードに移行し格闘戦が始まる。
タイトル画面では定番のゴジラの曲が流れたと思いきや、直後に劇場版でも使用されている自衛隊のテーマが流れる。オプションではステレオ、モノラルに切り替えができたり、各BGMを流すことが可能になっている。
アイテム |
エネルギー補充アイテム |
スーパーエネルギー補充アイテム |
闘争本能UPアイテム |
防御力UPアイテム |
ゴジラの体力であるエネルギーを補充したり、攻撃力や防御力をUPさせるアイテムがある。所有できるアイテムは4つまでとなっている。
開始早々に「東宝」マークで映画の様な演出が始まる。
途中で建物を破壊したりするとゴジラ自身にもダメージを受けてしまう。またマップ上では様々なアイテムを手に入れることが可能になっており、マップ上や戦闘で使用できる。
「闘争本能UPアイテム」を使えば一定時間の攻撃力が上昇する。
マップ上の補給施設に移動すると「ENERGY (エネルギー)」を回復することができる。エネルギーはゴジラの体力であり、敵の攻撃を受けることで減少していく。
マップ上の赤色の敵シンボルに近づくと注意メッセージが表示される。ちなみにゴジラは青色で表示される。
マップ上で敵シンボルに接触するとバトル画面に移行。戦闘中には「闘争本能」ゲージが表示され、このゲージが高いほど強力な攻撃を繰り出すことが可能になっている。
ゲージはその時々で激しく動いているためタイミングが重要になる。
必殺技を繰り出した時の画面。表示されている数字は敵怪獣のエネルギー(体力)である。
敵怪獣も闘争本能ゲージを持っており強力な必殺技を繰り出してくる。
敵怪獣を倒すと次のステージに移動することが出来る。
後半にはキングギドラの細胞を融合することで「超ゴジラ」として進化。通常のゴジラではダメージを受けていたビルの破壊やミサイルなどの攻撃が全く通じなくなる。
デザインは後に映画で登場する「スペースゴジラ」に似ている。
ゴジラ 爆闘烈伝
機種 | PCエンジン |
発売時期 | 1994年2月26日 |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
プレイ人数 | 1〜2人 |
ゴジラシリーズのゲームでは唯一となるPCエンジンのゲーム。
怪獣と怪獣がシンプルに戦う対戦用格闘ゲームであり、格闘ゲームとしては初めてとなった作品である。
各ステージを攻略していく「NORMAL GAME」と、CPU対戦もしくは2P対戦ができる「VS GAME」の2種類が用意されている。
「NORMAL GAME」では難易度を「EASY」「NORMAL」「HARD」の中から選ぶことが可能になっており、ステージ毎に登場する怪獣と戦っていく。
「スーパーX2」「ラドン」「ヘドラ」以外にも進化する前の「ビオランテ」など全16種類の怪獣と戦えるのは魅力的。
ちなみに本作のシステムやBGMは後に発売する「ゴジラ 怪獣大決戦」でも使用されている。
NORMAL GAMEの各ステージと対戦怪獣 | |
大阪城周辺 | アンギラス |
富士山麓・昼 | ラドン |
世界子供ランド | ガイガン |
X星 | キングギドラ |
富士山麓・夜 | ヘドラ |
本栖湖岸 | メガロ |
沖縄・万座毛 | メカゴジラ |
芦ノ湖 | ビオランテ |
網走平原 | キングギドラ |
フィリピン海溝 | バトラ幼虫 |
大阪ビジネスパーク | スーパーX2 |
横須賀市街 | メカゴジラII |
若狭湾沿岸 | ビオランテ 植獣ver |
新宿新都心 | メカキングギドラ |
横浜みなとみらい21 | バトラ成虫 |
幕張ベイエリア | スーパーメカゴジラ |
モード選択画面。画面上に表示されているグラフィックは実際の映画にも使用されていたものになっている。
道中で稼いだ点数によってラスボスが変化、ラスボスは6種類存在する。
「VS GAME」を選択した場合は好きな怪獣を選択して戦うことが可能。
プレイヤーが二人の場合は「NORMAL GAME」で倒した事のある怪獣のみ選択できる。ちなみに最初は「ゴジラ」「アンギラス」「ラドン」のみの選択できる。
敵怪獣とバトル時の画面。コマンドを入力することで必殺技を繰り出すことが出来る。
黄色のゲージが「ライフゲージ」でゼロになると敗戦。また緑色の「気力ゲージ」は必殺技を使用することで減少、「移動」「防御」「静止」時に回復する。ゲージがゼロになると必殺技が使えなくなってしまう。
ゴジラ 怪獣大決戦
機種 | スーパーファミコン |
発売時期 | 1994年12月9日 |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
プレイ人数 | 1〜2人 |
スーパーファミコンではゴジラシリーズ2作目、対戦型格闘ゲームでは初めてとなるゲーム。
PCエンジンで発売された「ゴジラ 爆闘烈伝」と類似点が多くゲームシステムも受け継いでいる。登場する怪獣が10体と「ゴジラ 爆闘烈伝」よりも少なめだが、全体的にグラフィックやBGMの質が向上している。
各ステージの怪獣達と戦っていく「NORMAL GAME」と、CPU対戦もしくは2P対戦ができる「VS GAME」の2種類のゲームモードが用意されている。
「NORMAL GAME」には難易度が存在し、「EASY」ではメカゴジラ(平成板)、「ノーマル」ではスーパーメカゴジラ、「エキスパート」ではスーパーメカゴジラ&轟天号がそれぞれラストステージで登場する。
各ステージと怪獣 (NORMAL MODE) | |
大阪城周辺 | アンギラス |
富士山麓 | キングギドラ |
世界子供ランド | ガイガン |
東京近郊 | メガロ |
横須賀 | メカゴジラ |
若狭湾 | ビオランテ |
みなとみらい21 | ゴジラvsモスラ |
幕張ベイエリア | スーパーメカゴジラ |
東京湾 | 轟天号 |
「NORMAL MODE」を選択した場合はまずプレイヤーの怪獣を選択する。各怪獣の必殺技などが表示されるなど演出がカッコ良い。
「NORMAL MODE」選択時の画面。プレイヤーは日本各地にいる怪獣を選択。難易度を「ノーマル」「エキスパート」に選択した場合、全ての怪獣を倒すと条件次第で「スーパーメカゴジラ」や「轟天号」が登場する。
「VS GAME」選択時には「相手の強さ」「時間」「ステージ」を選択する事が可能。
バトル画面に移行する際には映画っぽい演出で怪獣の名前が表示される。
黄色のゲージは「ライフゲージ」で青色のゲージは「ショックゲージ」。ショックゲージは敵の攻撃を受けるなどで溜まり、時間の経過と共に減っていく。ショックゲージが100パーセントになると怪獣は一時的に動けなくなる。
また、画面端にある怪獣の形をした「怒号ゲージ」はダメージを受ける事で溜まっていき、100パーセントになると攻撃力が高い超必殺技を繰り出す事が可能になるが、ショックゲージが減りにくくなるというリスクもある。
モスラには通常の超必殺技と、説明書に記載されていない「隠れた超必殺技(隠し技)」がある。隠し技ではバトラが登場しモスラと共にターゲットを攻撃する。この隠し技は当時「大技林」などの裏技辞典で見つけた人も多いかもしれない。
これも裏技の一つ。
タイトル画面で裏技コマンド(LRを押しながら↑・⇦・⇨・↓・Y・X・B・A)を入力すると「VS GAME」で「スーパーメカゴジラ」「轟天号」を選択する事が可能になる。
幕張ベイエリアで登場するスーパーメカゴジラ
ゴジラ 怪獣大進撃
機種 | ゲームギア |
発売時期 | 1995年12月8日 |
ジャンル | 戦略シミュレーションゲーム |
プレイ人数 | 1〜2人 |
ゲームボーイで発売された「怪獣王ゴジラ」以来の携帯ゲーム機のゴジラゲーム。
プレイヤーは「地球防衛軍(G FORCE)」「ゴジラ軍(GODZILLA)」のどちらかを選択。
「地球防衛軍」を選択した場合は建物の破壊を防ぎつつゴジラ軍の怪獣を殲滅させ、「ゴジラ軍」は建物を破壊しつつ地球防衛軍の基地を破壊 or 軍を全滅させる事でクリアとなる。
また、第3の勢力である宇宙怪獣が登場し、こちらを全滅させる事が目的のステージも存在する。
戦闘シーンでは格闘ゲーム要素も兼ね備えており、地球防衛軍は兵器、ゴジラ軍は各怪獣が持つ必殺技で攻撃する。
各ステージと登場怪獣 | |
ステージ1 | ゴジラ、アンギラス、ガイガン、キングギドラ、モスラ |
ステージ2 | ゴジラ、メカキングギドラ、スーパーX、スーパーX2、モスラ |
ステージ3 | ゴジラ、ファイヤーラドン、メカゴジラ、ガルーダ、モスラ |
ステージ4 | ゴジラ、スペースゴジラ、モゲラ、モスラ |
ステージ5 | ゴジラ、モスラ |
ゴジラ軍を選択した場合のステージ選択画面。
ステージを選択すると攻略の条件やヒントが表示される。条件を満たすとステージクリアとなる。
1ターンにつきプレイヤー軍とCPU(敵軍)が交互に行動する。マップ上では自軍の兵器や怪獣のHP・攻撃力・防御力などのステータスを確認できる。
近くにターゲットがいる場合は攻撃が可能で攻撃時には戦闘画面に移行する。マップ兵器を使とマップ上の敵にダメージを与える事ができる。
ゴジラ軍の場合は怪獣が施設に移動すると、そのマス目の建物を破壊することができる。発電所などを破壊すると体力が回復する事も。
ゴジラが建物を破壊すると設置されている兵器の攻撃を受ける事もある。
戦闘画面。これはゴジラと護衛艦6隻が戦闘になった例。地球防衛軍の場合は射程と物量で勝負するのに対し、ゴジラ軍はパワーと耐久による勝負になる。
ゴジラとスーパーX2が戦闘になったシーン。戦闘画面に移行すると格闘モードになり敵のHPが0になるか、時間切れで戦闘は終了する。
ゴジラ 列島震撼
機種 | セガサターン |
発売時期 | 1995年12月22日 |
ジャンル | リアルタイムストラテジー |
プレイ人数 | 1人 |
プレイヤーが国連G対策センターに所属するゴジラ迎撃組織「Gフォース」を指揮。ゴジラを含む怪獣達を撃退、もしくは他の地域へ追放するシミュレーションゲーム。
ストーリーは「平成ゴジラシリーズ」を基盤に作られているものの、「昭和ゴジラシリーズ」の怪獣も登場。15種類の怪獣と、31種類の対G兵器というバリエーション豊かなユニットが魅力的である。
また人物に関しては小美人、X星人を除いて出演していない。
物語に合わせて10個のミッションをクリアしていく「ストーリーモード」、10個の模擬戦闘(演習)が選択可能な「マップモード」が用意されている。
プレイヤーが操作出来る部隊の他に、操作不可能なNPC部隊も登場。自軍の司令部が破壊されるか、戦力消耗率が75パーセントを超えると作戦失敗となる。
戦略性が求められるゲームシステムや劇場版の実映像の導入、セガサターンの能力を活かしたサウンドなど全体的に完成度が高い。
ストーリーモードのステージと怪獣 | |
古代怪獣出現 | ゴジラ、アンギラス |
インファント島からの使者 | ゴジラ、モスラ(幼虫) |
ロボット怪獣の驚異 | ゴジラ、ラドン、メカゴジラ |
第三惑星人の侵略 | ゴジラ、モスラ(成虫)、ガイガン、キングギドラ |
宇宙怪獣の猛威 | ゴジラ、メカゴジラII |
原発の危機 | ゴジラ |
魔獣の復活 | バトラ |
破壊神の光臨 | ゴジラ、スペースゴジラ |
オキシジェン・デストロイヤー | ゴジラジュニア、デストロイア |
列島震撼 | ゴジラ、ゴジラジュニア、デストロイア |
マップモードのステージと怪獣 | |
カミナリ平野 | ゴジラ |
無限橋 | ガイガン、キングギドラ |
編目埠頭 | ラドン |
囲ヶ丘 | モスラ(幼虫) |
かすみ海峡 | ゴジラ、メカゴジラII |
晴海埠頭 | メカゴジラ、ビオランテ |
時計塔 | ラドン、ファイヤーラドン、バトラ |
六ヶ所村 | ゴジラ、アンギラス |
西本願寺・東本願寺 | ゴジラ、モスラ(成虫) |
国会議事堂 | バーニングゴジラ、ヘドラ |
開始早々にゴジラ映画の実映像がオープニングで登場。
モード選択画面。システムではサウンドなどの設定が可能になっている。
「ストーリーモード」のマップ上には自軍の兵器がズラリと登場。迫り来るゴジラを迎え撃つ。ゴジラシリーズでお馴染みの自衛隊のBGMが流れ胸熱な感じプレイ出来る。また戦車などの兵器が移動する時のSEもリアルである。
リアルタイムで戦闘が繰り広げられ怪獣達が暴れ回る。怪獣や兵器がカクカクせずにスムーズに動く演出が良い。力押しで攻略するのは難しくプレイヤーの作戦指示に戦略性が求められる。
マップ上で敵怪獣のステータスを確認することが可能。各怪獣のプロフィール画像は静止画ではなく映画の映像が使用されているなどこだわりが見られる。
ゴジラとモスラ(幼虫)が戦っているシーン。力押しでは難しいため、怪獣同士で戦わせてお互いの戦力を削るのも攻略には必要になってくる。
ステージクリア後の画面。戦闘後の状況報告を見ることができる。
建造物残存率と部隊残存率が見られる。これらの数字が一定数以下の場合は作戦失敗となる。
ゴジラ トレーディングバトル
機種 | プレイステーション |
発売時期 | 1998年12月3日 |
ジャンル | カードバトル |
プレイ人数 | 1~2人 |
「あらすじ」
突如ニューヨークに出現したゴジラらしき怪獣「GODZILLA」と交戦した怪獣使いの主人公。だが「GODZILLA」は侵略宇宙人デラート星人に操られていた事が判明する。その後、侵略者達は怪獣を率いて地球を襲撃、主人公は怪獣や兵器と共にこれに立ち向かっていく。
ゴジラゲーム史上初となるカードバトルゲーム。
ゴジラ映画に登場した怪獣たちのカードでバトルするゲームで、ルールは相手の拠点を占領するか全て破壊、もしくは相手が召喚した怪獣・兵器を全て撃退すると勝利となる。
メジャーな怪獣はもちろん、今までのゴジラシリーズのゲームでは出演が無かった「カマキラス」「ゲゾラ」「マグマ」「ガバラ」などマイナーな怪獣も登場。また、オリジナルの怪獣が登場するのも特徴である。
ゲームモードは「ストーリーモード」「デュエルモード」「対戦モード」「デュエル編集」「オプション」が用意されている。
「ストーリーモード」では、手持ちの怪獣カードがレベルアップして強くなっていき、ゲームが進むと使えるカードも増えていくのが魅力的。
自分の好きな怪獣でデッキを組めるというのも楽しい要素である。
また「デュエルモード」でもカード集めやレベルアップすることが可能になっており、ストーリーモードで行き詰まった場合などで重宝する。
「ストーリーモード」では「怪獣島の少年」「Gフォースの鷹」の二つのシナリオを選ぶ事ができる。
「ストーリーモード」で始めた場合、まず最初にプレイヤーの名前とデッキの名前を決める。
物語を進めるとではサウンドノベルゲームの様に選択肢が出現ことも。
カードバトル開始時には「プール」という手札を配置。プールでは「平地」「火山」「島」などの拠点カードを配置が可能。各拠点カードには「DEF」「HP」「UNIT」などの拠点効果が設定されている。
プールの配置が終わると戦闘開始。ターン制になっておりプレイヤーと相手が交互に攻守していく。
配置フェイズでは手持ちの怪獣カードを拠点カードの前に配置できる。各怪獣カードにはHP・攻撃力・防御力などが設定されている。
配置フェイズが終了すると移動フェイズに移行。移動する怪獣を選択し、相手の拠点を選び移動先を決定する。
プレイヤーもしくは相手が攻撃を仕掛けると戦闘フェーズに移行。
戦闘画面ではバトルカードを選択して行動を決定。ちなみに必殺技を使用するとプレイヤー側のHPも少し消費してしまう。
怪獣カードのHPが0になるとボード上から消える。戦闘を繰り返し経験値を積む事で怪獣カードがレベルアップしていく。
序盤早々に本作の強キャラ「GODZILLA」が登場する。
手持ち、ボード上に置かれた怪獣カードのステータスや必殺技を確認できる。
対戦に勝利すると拠点カードや怪獣カードをゲット。こうして手持ちのカードを増やしていく。
メインデッキ編集画面。ここでは拠点カードや怪獣カードを扱う。
バトルデッキ編集画面。バトルカードは戦闘フェーズで、怪獣の行動選択に用いられる。
ゴジラシリーズの懐かしのゲームの感想
80年代、90年代に登場したゴジラシリーズのレトロゲームを紹介しました。
当時は平成ゴジラシリーズ公開中で新作のゴジラ映画を映画館で見たり、昭和ゴジラシリーズをレンタルビデオで見ていたいた事もありとにかくゴジラが好きでしたね。
全体的にジャンルとしては対戦型格闘、シミュレーション、アクションで構成されている感じでしょうか。初期ではアクションゲームが多く、ちょっと後になると対戦型格闘やシミュレーションが登場していきます。
今回はファミコン、ゲームボーイからプレステ、セガサターンでまでのゲーム専用機のゴジラゲームを紹介しましたが、他にもパソコンゲームなどで登場した作品もあります。
紹介した中で個人的に最もプレイしたゲームは「ゴジラ 怪獣大決戦」なのですが、小学生の時に友達と対戦プレイで楽しんだ思い出のゲームです。
得意な怪獣は「モスラ」で対戦プレイではよく使用していました。モスラは防御こそ出来ないですが、射程がある超音波ビーム、タイムラグなしの急降下攻撃、熱線や光線などを拡散できる鱗粉など有効な必殺技が多いので戦いやすいんですよね。
モスラの超必殺技は「Xボタン」を溜めて離すだけで発動できるのですが、当時の裏技辞典「大技林」で隠し技を発見した時は瞬時に使える様に練習しまくった思い出があります。
通常の超必殺技よりも攻撃力が高くて、しかもモスラとバトラが共に戦うという演出がカッコよかったのでお気に入りの技でした。
格闘ゲームとしても完成度が高いのでゴジラ好きで怪獣同士で戦うゲームがしたい時は「ゴジラ 怪獣大決戦」はかなりオススメできます。