マクロスシリーズで活躍した歴代主人公の特徴や最強パイロットなどを紹介したいと思います。
移民船・戦闘機・異星人・歌などの要素を掛け合わせ、今もなお人気でロボットファンに親しまれているマクロスシリーズ。マクロスシリーズには普通の少年から異端児・問題児など個性的で従来のロボットアニメのヒーロー像を覆すような主人公も登場。
今回は歴代作品で登場した主人公の人物像や活躍を紹介、また人気度と独断と偏見によるパイロットスキルもまとめてみました。
マクロスシリーズの人気主人公まとめ
マクロスシリーズで登場する歴代の主人公の特徴や性格、プロフィールなどをまとめてみました。また各主人公にパイロットレベルと人気度を設定して10段階評価にしてみました。
※人気度のデータはnlab.itmedia.co.jpを参照しています。
一条輝
登場作品:超時空要塞マクロス
声優:長谷有洋、野島健児
誕生日 | 11月4日 |
年齢 | 16歳〜17歳 |
血液型 | O型 |
身長 | 175cm |
体重 | 58kg |
搭乗機 | VF-1、VF-1S、VF-4 |
操縦スキル | ★★★★★★★★☆☆ |
人気度 | ★★★★★★★☆☆☆ |
初代マクロスの主人公。民間のパイロットだったが地球に攻めてきたゼントラーディの襲撃に巻き込まれた事きっかけに地球統合軍のパイロットに志願。
「スカル小隊」の一員として「ロイ・フォッカー」の下で頭角を表し後に少尉に昇進。「マクシミリアン・ジーナス」(マックス)、「柿崎速雄」を擁する「バーミリオン小隊」を結成する。
戦いの中でフォッカーや柿崎の死を目の当たりにするも、フォッカーの愛機「ロイ・フォッカー・スペシャル」を引き継いだ後は「リン・ミンメイ作戦」を発案するなど目覚ましい活躍で統合軍を勝利に導いている。
物語の当初は「早瀬未沙」への反抗や命令違反が目立ったが、敵の懐に飛び込む勇敢さや仲間想いな優しさも持っており、ナイーブな一面も覗かせる。
「リン・ミンメイ」には好意を持っていたものの彼女がアイドルとしてデビューしたことにより疎遠になってしまうが、一方で未沙とは戦いを通じて仲を深めていくことになった。
二人の中で揺れ動いていた輝だが、公私共に上手くいかないミンメイが寄ってきた事で一時は受け入れる。
だがその後、未沙の素直な想いを聞いた事により憧れだったミンメイではなく、今まで歪み合うことも多かった未沙を選び物語は完結する。
戦後は未沙との間に一女をもうけている。輝自身は2016年にメガロード01艦隊と共に銀河系の中心部で謎の失踪を遂げている。
神咲ヒビキ
登場作品:超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-
声優:高山勉
搭乗機 | VC-079 SNNバルキリー |
操縦スキル | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
人気度 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
テレビ局SNNに所属している芸能レポーター。
スキャンダルばかりを狙っていたが、その後「対マルドゥーク戦」の取材に関与することになり、その最中でイシュタルやシルビーと出会う事になる。
後に真実を隠蔽する統合軍への反発により報道マンとしての使命に目覚めていく。パイロットのライセンスを所持しており、非武装のSNNバルキリーに搭乗する。
なお、彼自身は兵器で戦うことはなく「伝える事を武器に」戦っていきます。
イサム・ダイソン
登場作品:マクロスプラス
声優:山崎たくみ
誕生日 | 2015年3月27日 |
年齢 | 24歳 |
搭乗機 | YF-19 |
操縦スキル | ★★★★★★★★★★ |
人気度 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
地球統合軍に所属し「ロイ・フォッカー勲章」を3度も受賞するエースパイロット。その腕前は最強パイロットに相応しくマクロスシリーズの中でも天才パイロットと称されるマックスと双璧するほど。
故郷を離れ統合軍に入隊後は可変戦闘機「YF-19」のテストパイロットを務めている。「ガルド・ゴア・ボーマン」「ミュン・ファン・ローン」とは幼馴染であるが、ガルドとはミュンを巡り険悪な仲になっていた。
子供の頃より飛ぶ事が大好きで怪我でさえも飛んでいれば治ると豪語する。性格は自由奔放で軍規違反を繰り返し、勲章を剥奪されるほどの問題児。
統合軍が無人戦闘機の採用を決定した事に不満を抱いた事からYF-19を無断で持ち出し地球へと突入、これを察知したガルドと激しいバトルを繰り広げることになった。
ガルドとは仕事上でも歪み合っていたが、戦闘中に過去の経緯を思い出した事で彼とは和解することになる。
腕は超一流であるものの、人工知能で操られたゴーストと呼ばれる超高性能機「X-9」相手には流石に苦戦。だが、並のパイロットであれば撃墜されていたに違いない。
熱気バサラ
登場作品:マクロス7
声優:林延年
歌:福山芳樹
年齢 | 21歳 |
身長 | 184cm |
体重 | 75kg |
血液型 | B型 |
搭乗機 | VF-19改 エクスカリバー 熱気バサラスペシャル(ファイヤーバルキリー)、VT-1C オストリッチ、VF-19P エクスカリバー |
操縦スキル | ★★★★★★★★☆☆ |
人気度 | ★★★★★★★★★☆ |
「ファイヤーボンバー」のボーカルとギターを担当。歌に対する情熱を有し、その可能性に挑戦するべく極秘に提供されたファイヤーバルキリーに搭乗し戦場に飛び出す。
自由奔放な性格で規則や命令による束縛を嫌い戦場に飛び込んでは「俺の歌を聞けーーー!!」と言って歌い続け、敵に自分の歌を聞かせようとする。武力による制圧は好まないが人命を救うためにミサイルを発射したことも。
歌を歌いながら敵の攻撃を回避することからパイロットとしてのレベルも高い。
当初は異端児扱いされていたが、その姿を見ているうちに周囲も次第に認めるようになっていき敵である「プロトデビルン」も歌に多大な影響を受けることになっていく。
最終話では「ゲペルニッチ」も歌の力に目覚め自身の歌によってスピリチアを生成することにより戦う意味を無くし戦争も終結に至った。
不良相手に蹴飛ばした際には”歌で感動させなきゃならねぇのに・・・”と反省、根は優しい部分もあり子供や動物に対しては物腰が柔らかい。
ヒロインの「ミレーヌ・ジーナス」とは口論が絶えなかったが、バンドメンバーとしては息がピッタリ。しかし、互いに仄かな好意は持っていたものの恋愛に発展することはなかった。
工藤シン
登場作品:マクロス ゼロ
声優:鈴村健一
年齢 | 18歳 |
搭乗機 | F-14A++、VF-0D 、VF-0A |
操縦スキル | ★★★★★★★☆☆☆ |
人気度 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆ |
幼少期に後の「SDF-1マクロス」となる「宇宙船ASS-1」の落下を目撃、その後に繰り広げられた「統合戦争」で両親は死亡する。
統合軍に入隊後は戦闘機のパイロットとして活躍したものの他人に心を開く事も無く、また自分勝手な言動も多いこともあって同僚達からは距離を置かれてしまう。
反統合連盟との交戦中に「ノーラ・ポリャンスキー」が搭乗する「SV-51Γ」に撃墜されたことでマヤン島に漂流、その後「ロイ・フォッカー」が指揮する「スカル小隊」に転属するが、可変戦闘機という今までの戦闘機とは異なる機種転換によってコントロールに苦労する。
サラ、マオ、フォッカーなど自身を取り巻く人たちとの触れ合いの中でそれまで閉ざしていた心を少しずつ開いていく。
早乙女アルト
登場作品:マクロスF
声優:中村悠一
生年月日 | 2042年7月27日 |
年齢 | 16歳 (作中で17歳) |
身長 | 175cm |
搭乗機 | VF-25、VF-171EX |
操縦スキル | ★★★★★★★☆☆☆ |
人気度 | ★★★★★★★★★★ |
歌舞伎の名門家に生まれ後継ぎを期待されていたが、パイロットへの夢を諦められずに家を出て美星学園高等部航宙科パイロット養成コースに転科する。
学業は優秀で「EX-ギア」を用いたアクロバット飛行を得意としている。
正義感が強く義理堅い性格だが、斜に構え反抗的な態度を取ることも多い。
ライブでランカとシェリルと出会うが、バジュラの襲撃で逃げ遅れたランカを救うために戦死したスカル小隊のパイロットが乗っていた「VF-25」に搭乗。
その後は統合軍に目を付けられ入隊、引き続きVF-25に搭乗し天才的なパイロットセンスを見せていく。
S.M.Sが統合軍へ編入された後はサジタリウス小隊の隊長になり「VF-171EX」に搭乗。
その後、スカル小隊へ復帰を果たし戦役を終わらせるべくバジュラと戦う。
ハヤテ・インメルマン
登場作品:マクロスΔ
声優:内田雄馬
誕生日 | 9月21日 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 169cm |
搭乗機 | VF-171、VF-1EX、VF-31J 、VF-31F、VF-31J 改 |
操縦スキル | ★★★★★★☆☆☆☆ |
人気度 | ★★★★☆☆☆☆☆☆ |
軍に所属する両親に間に生まれた。ヴァール化を抑えるフォールドレセプターの所有者である。実家を出て銀河中を放浪していたが、惑星アル・シャハルで少女フレイアと出会う。
ヴァール発症者による暴動から彼女を救うため「VF-171」に搭乗したことで空を飛ぶ事に対する魅力を知り素質を開花させていく。
この一連の出来事がきっかけで惑星ラグナに駐留するΔ小隊の隊員となりウィンダミアと戦いに見を投じる事となった。
自由に飛ぶ事を信条にしているため、AIによるアシストを嫌っており、脱出時以外はヘルメットも着用しない。
また、敵パイロットの命を奪わないためにコクピットを避けて攻撃する。最終決戦ではフレイアに想いを告白、相思相愛となった。
歴代マクロスで登場した主人公の感想
マクロスシリーズで登場した歴代の主人公を紹介しました。
マクロスの主人公は全員バルキリーに乗って戦うことになっています。
ですが、「神咲ヒビキ」「熱気バサラ」のように敵と戦わないスタイルのパイロットがいますが、他のロボットアニメと比較するとこういう非戦闘タイプのロボット物のヒーローは珍しいのではないでしょうか?
マクロス7を見た時は「熱気バサラ」が異質過ぎて、SFロボットアニメの慣例に囚われないタイプで驚きましたが、これはこれで一つの答えだなと思います。
初めて見たマクロスが「超時空要塞マクロス」だったこともあり、個人的にはマクロスの主人公は「一条輝」を基準に見てしまうのですが、初代の主人公は正義感が強く勇敢で、それでいて繊細なところもあり何かを背負っている感じがガンダムの主人公に多いタイプだなと思っていたので、その後の作品に登場するバサラやイサムなどの明るくて自由奔放な感じは異質に見えていました。
最強のパイロットについてはマクロスシリーズの登場人物には主人公よりもパイロットとしてのスキルが高いキャラが多いことも珍しくありません。
独断と偏見ですが、主人公として最強キャラを決めるとすればやはり「イザム・ダイソン」が一番だと思います。幾多のテストパイロットが操縦に苦戦した「YF-19」を軽々と操って、ゴーストと渡り合った実力は最強レベルと言っても過言ではないと思います。
次点は一条輝と熱気バサラで、輝の場合はマックスという天才パイロットがいましたが、やはり一緒の戦場で戦い主人公として第一線を張り生き残ったキャラなのでパイロット技術としてはかなり高いものがあると思います。
バサラに関しては攻撃シーンこそ余り見られないですが、熱唱しながら戦場で生き残るのは超人レベルだと思います。