〜 前回までの流れ 〜
・氷の中に眠るレオナ姫を救出すべくバルジ島に向かったダイ達。
・その前に立ち塞がるのは氷炎将軍フレイザードであった。
・ダイは復活したクロコダインやヒュンケルと共に立ち向かうも弾丸爆火散の前に次々に倒れる
・だがダイの師アバンの秘伝の技「空烈斬」が炸裂する。
新作 ドラゴンクエストダイの大冒険(2021)について
1991年に放送された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を2020年10月にリメイク版として再構築し放送されたアニメ。
このブログでは旧作や原作との比較や個人的に感じた事、言いたい事をレビューしていきます。
― 第20話 「今すべてを斬る」 新旧比較と感想 ―
蘇ったハドラー
しかし魔影参謀ミストバーンの暗黒闘気によって蘇生される。
暗黒闘気で蘇るたびに強くなるハドラー。
ミストバーン曰く、
”ハドラーには生死を選ぶ権利はない、主人である大魔王バーン様の為にその身を捧げるのだ”。
何か底知れない力と未知の恐ろしさをミストバーンが感じる。
ミストバーンは大魔王バーンの右腕であり最も信頼の置ける部下に違いない。
その事を察知しているのか魔王軍の六大軍団を束ねるハドラーもミストバーンには一目置いてるようだ。
もちろんダイと同じ竜の紋章を持つバランにも。
ミストバーンとバラン、この二人は侮れない。
アバンストラッシュの完成
空烈斬で核(コア)を砕かれたフレイザードの体は氷炎両方の体を繋ぎ止める事が出来なくなっていた。
氷の方の体はポップのベギラマで「焼き氷」ではなくあっさり消滅する。
ヒュンケルが残りの炎の体にトドメを刺そうとした瞬間、ミストバーンが目の前に現れた。
ミストバーンは魔影軍団最強の鎧とフレイザードを融合させフレイザードはミストバーンの部下として生まれ変わった。
圧倒的なパワーで怪力が自慢のクロコダインも手に負えない。
しかし、ダイは違う、空の技を極め見えないものを斬れるようになったダイにはフレイザードなど敵ではなかった。
ダイ「これが本物のアバンストラッシュだ!!!!!」
フレイザードの体を粉々に切り裂いた。
ミストバーン「素晴らしい・・・。」
陸・海・空の技、 「大地斬」「海波斬」「空烈斬」とアバン流刀殺法を極め、師アバンの必殺技の威力は破壊力を増していた。
この後、フレイザードがミストバーンに助けを乞うシーンがあったが、同じ魔王軍の軍団長にトドメをさされてしまうシーンがあった。
ミストバーンにしてみればダイの実力を試す道具にしか見ていなかったのだろう。
レオナの救出
禁呪法によって凍らされたレオナを包んでいる氷はフレイザードの死によって溶け始めていた。
しかしこのままではレオナの生命力が持たない。
ポップもベギラマで氷を溶かそうとするも並みの呪文では歯が立たない。
ギラの呪文が入っている魔弾銃の弾にベギラマをを詰めればさらに強力な呪文を繰り出せるのではないかというマァム。
そしてダイは戦闘以外で初めて竜の紋章の力を使い魔弾銃の弾にベギラマを詰めた。
魔弾銃で複数の呪文を同時に使った事は今まで一度もなかった。
狙い通り禁呪法の氷は全て溶けレオナを救う事に成功。
こうして師アバンの形見である魔弾銃はレオナの命と引き換えにその役目を終えたのだった。
勝利の宴と王女が下した判決
レオナ姫とフレイザードを倒した仲間達が一同に集結し勝利の喜びに酔いしれた。
そんな中レオナ姫の目に留まる一人の剣士。
慌てふためくダイ達。
ヒュンケルこそパプニカ王国を滅ぼしたかつての魔王軍の軍団長。
それを知ったレオナ姫とパプニカ王国の使い達。
ヒュンケルは自らの行いを悔い改め処罰を申し出たがレオナが下した判決に皆んなが納得し改めて国を統率する王女としての器の大きさを見せつけられた。
レオナ
「貴方には残りの人生全てをアバンの使徒として生きる事を命じます。」
「友情と正義と愛の為に己の命をかけて戦いなさい」
「そしてむやみに自分を卑下したり過去に囚われ歩みを止めたりする事を禁じます」
ヒュンケル「承知しました・・・(涙)」
マトリフ「姫さん中々の大物だぜ。これはパプニカの結構持ち直すかもな。」
旧作のレオナが酔っ払うシーン。かなり酒癖が悪いレオナの様子が描かれている。
新作でもレオナがマァムに絡むシーンがあるのだが、ワインを飲んで寄っているシーンではなくなっている。
ちなみにポップの師匠マトリフも旧作では酔っ払ってダイとポップに絡んでいるシーンがあるが新作ではカットされている。
宴をこっそり抜け出して魔王軍の本拠地「鬼岩城」の偵察に向かうヒュンケルとクロコダイン。
マァムはヒュンケル達との別れを惜しむ様に見送った。
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