スーパーロボット大戦で登場した歴代ヒュッケバインの中から最強の機種を紹介したいと思います。
作中では主人公機として登場する機会の多いヒュッケバインですが、ゲシュペンストやSRXシリーズと同じくバンプレストオリジナル機としてスパロボファンの間でも人気を誇っている機種です。
高スペックな機体も多いので改造してエース機として使っているプレイヤーも多いのではないでしょいうか?
今回はヒュッケバインシリーズの数ある機種の中から最強の機体を3機厳選して特徴や活躍をまとめてみました。
パーソナルトルーパーについて
パーソナルトルーパーとはスーパーロボット大戦シリーズに登場する架空兵器である。PTと略される。元々は「第4次スーパーロボット大戦」に登場したリアルロボット「ゲシュペンスト」「ヒュッケバイン」に与えられていた名称。
ゲーム内では主人公機として登場する機会が多く派生機やカスタムも多様である。
ゲームのストーリーに関連した設定になっている事が多く、大出力で扱いが難しい危険な機体という性格を持っている。
また同機種であっても作品ごとに設定が異なっている事があり、PTのみしか登場しない「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION」という作品も存在する。
ちなみに主人公機の場合、ゲーム中のBGMは「TIME TO COME」が流れる。
「PTシリーズ一覧」
ゲシュペンストシリーズ
ATXチーム
試作PT
ビルトシリーズ
ヒュッケバインシリーズ
SRXチーム
レイオス・プラン
グルンガストシリーズ
最強のヒュッケバイン
スーパーロボット大戦に登場した歴代のヒュッケバインの中から最強機種3機を紹介したいと思います。ちなみに機体の開発経緯、武装、ゲーム内の印象を元に独自に厳選しています。
ヒュッケバインEX
参戦作品:αシリーズ、OGシリーズ
「αシリーズ」
スーパー系の主人公を選択した場合のみ登場。
SRX計画により地球連邦軍極東基地で封印されていた「ヒュッケバイン008L」を「ヒュッケバインMk-II」のパーツで強化改修されたパーソナルトルーパーである。
この際にブラックホールエンジンも改修されている。外見は赤いヒュッケバインMk-IIだが性能は飛躍的に向上。Mk-IIとMk-IIIの中間という位置付けだが、ゲーム内でのスペックはMk-IIIを凌駕している。
SRX計画のテストパイロット「イルムガルト・カザハラ」に強奪されるが、条件を満たせば終盤で仲間になる。
「OGシリーズ」
「ヒュッケバインMk-II」のデータ取得機である「ヒュッケバイン009」を改修した機体。ブラックホールエンジンは非搭載。
「ヒュッケバインMk-III」のAMパーツ(ガンナー、ボクサー)調整のために運用された。上層部の目を逃れるために見た目がヒュッケバインシリーズとは異なっている。
出典元:twitter.com/Exocet4
「主要兵装とスペック」
・60ミリバルカン
ガンダムのバルカンと同じく頭部から発射される実弾兵装
・プラズマソード
実体を持たない近接用武器
・フォトンライフル
非実体のエネルギー弾を発射する武器
・リープスラッシャー
射出した2つのパーツが空中でドーナツ状の形に合体、敵を切り裂く
・ブラックホールキャノン改
マイクロブラックホールを射出して敵を圧壊させる重力兵器。Mk-IIのGインパクトキャノンと形状が同じである。
形式番号 | RTX-008LC (α) / RTX-009EX (OG) |
全高 | 19.6m |
重量 | 53.3t |
フレーム | GIIフレーム (α) |
動力源 | ブラックホールエンジン (α) / プラズマ・ジェネレーター (OG) |
防御装備 | G・テリトリー |
武装 | ブラックホールキャノン改 リープスラッシャー フォトンライフル マイクロミサイル 60mmバルカン プラズマソード |
搭乗者 | イルムガルト・カザハラ |
ヒュッケバインMk-Ⅲ
参戦作品:αシリーズ、OGシリーズ
「ヒュッケバインMk-II」の発展機種。
「SRX」の小型化と高性能化というコンセプトを元に開発されている。「RTX-011L」「RTX-011R」の2機が生産され、そのうちの「RTX-011L」にはSRXと同じ貴重な「トロニウム・エンジン」を搭載、さらにR1と同じくEOT技術である「T-LINKシステム」「ウラヌスシステム」などが搭載された超高性能機に仕上がっている。
またMk-IIと同様のコアブロックシステムを搭載、脱出装置としても利用できる「パーソナルファイター」を共有する事が可能になっている。
オプションである「AMガンナー」「AMボクサー」2種類のパーツを装着する事で「ヒュッケバインガンナー」「ヒュッケバインボクサー」に変形する事が可能。
「αシリーズ」
「スーパーロボット大戦α」では後半の主人公の搭乗機として「RTX-011L」が登場。主人公の特殊能力である「念動力」と「AMパーツ」の力により作中で最強クラスの機体となっている。
続編である「第2次スーパーロボット大戦α」では「トロニウム・エンジン」「T-LINKシステム」が廃止。能力が制限された「RTX-011L」「RTX-011R」が登場している。
タイプLは「α」のエンディングでマオ社に封印されていたが、テスラドライブとグラビトンライフルBstを装備して再度運用。タイプRはティターンズが強奪した機体をアラドが搭乗。その後「Mk-IIIトロンベ」に改修されている。
「第3次スーパーロボット大戦α」ではマイ機が「RTX-011R」とされている。
ユニット能力(スパロボα)
「OGシリーズ」
「スーパーロボット大戦OG2」ではトロニウムエンジンが搭載された「RTX-011L」「RTX-011R」が登場。
スパロボαほどの強さは無いもののトップクラスの性能を持っている。
だが「第2次スーパーロボット大戦OG」ではオーバーホール中にガリルナガンの襲撃を受けて「RTX-011L」「RTX-011R」共にトロニウムを抜かれている。
ユニット能力(スパロボOG)
「主要兵装とスペック」
・ツインバルカン
名前は「ツイン」となっているが、歴代のヒュッケバインと同じく頭部から発射する実弾兵装。
・ロシュセイバー
ガンダムのビームサーベルと同じ非実体型の近接用武器。
・グラビトンライフル(Bst)
ヒュッケバインMk-IIのGインパクト・キャノンを小型化した重力兵器。威力は下がったものの取り回しが良くなっている。
・ファングスラッシャー
左腕に装備される誘導型の十字型の投擲カッター。リープスラッシャー、チャクラムシューターに相当する。
形式番号 | RTX-011L / R |
全高 | 21.5m |
重量 | 54.3t |
フレーム | Hフレーム |
動力源 | トロニウム・エンジン |
HMI | T-LINKシステム |
防御装備 | G・テリトリー |
武装 | グラビトンライフル(Bst) ファングスラッシャー フォトンライフル ブーステッドライフル マルチトレースミサイル ツインバルカン ロシュセイバー |
搭乗者 | ・α リアル系主人公 ・第2次α アラド・バランガ(タイプR ) ヴィレッタ・バディム ・第3次α マイ・コバヤシ リョウト・ヒカワ |
ヒュッケバイン・ガンナー
支援戦闘艇「AMガンナー」とドッキングした「高機動砲撃戦仕様」形態。これにより火力が大幅に向上。さらに飛行が可能になり移動力と運動性が上がっている。
「フルインパクト・キャノン」は 本機最強の必殺技として終盤のボス戦で威力を発揮する。
OGシリーズではボクサーよりも実戦投入が早い。また「AMガンナー」が単独ユニットになっているためマップ上で「ヒュッケバインMk-III」と合体する必要がある。
ユニット能力(スパロボα)
「主要兵装とスペック」
・グラビティリング
液体リングを高重力で凝固させて敵を締め上げる。
・フルインパクトキャノン
Gインパクト・キャノンを4門同時に発射する。高威力だが消費エネルギーも大きい。ゲーム内ではボス戦で使用する機会が多い。
形式番号 | RTX-011AMG |
全長 | 42.6m |
重量 | 136.4t |
HMI | T-LINKシステム |
武装 | フルインパクト・キャノン Gインパクト・キャノン ファング・スラッシャー (α) グラビトン・ライフル グラビティ・リング (α) リープ・ミサイル マルチトレースミサイル ツインバルカン ロシュセイバー (α) |
搭乗者 | リアル系主人公 (α) リョウト・ヒカワ リオ・メイロン (AMガンナー) |
ヒュッケバインボクサー
強化外骨格換装パーツ「AMボクサー」を取り付けた「近接格闘仕様」形態。
これにより格闘兵器と装甲が強化された。さらにMk-III本体とは別に、ボクサー用の腕が存在している。あくまで”オプションパーツ”であるため「AMガンナー」とは違い「AMボクサー」というユニットは存在しない。
スパロボαでは「AMガンナー」と同時に登場。換装すると機動性が少し低下する。OGシリーズでは「AMガンナー」より後に登場する。
ユニット能力(スパロボα)
「主要兵装とスペック」
・ガイストナックル
火薬射出式ナックルによる連続攻撃。
・カタパルトキック
足甲部のブレードで切り裂く。
・Gソードダイバー
分離っした「AMボクサー」がGソード形態になり、その上にMk-IIIが乗り特攻する。
形式番号 | RTX-011AMB |
全高 | 23.4m |
重量 | 113.7t |
動力源 | トロニウム・エンジン |
HMI | T-LINKシステム |
武装 | ツインバルカン ロシュセイバー (α) グラビトン・ライフル ガイスト・ナックル カタパルト・キック ファング・スラッシャー Gソード・ダイバー |
搭乗者 | リアル系主人公 (α) リョウト・ヒカワ |
エグゼクスバイン
参戦作品:第2次OG、OGムーン・デュエラーズ
機体名称は「EXエクスバイン」の略であり「ダブルEX」とも呼ばれる。
カーク・ハミル博士とロバート・H・オオミヤ博士が計画・開発したエクスバイン・アッシュの強化改修機。「スーパー・パーソナルトルーパー」に分類される。
Mk-IIIと同じく「小型化・高性能化したSRX」のコンセプトを受け継いでいる。
「OGムーン・デュエラーズ」ではT-LINKシステムが調整され登場。イング以外のパイロットでもコントロールできる機体となったが、武装はいずれも念動力を要するものとなっている。
「二つの高出力エンジン」
“ブラックホールエンジン”と”トロニウムエンジン”の両方を搭載したヒュッケバインの最強系。出力の大幅な向上により扱いが非常に難しく”イーグレット・イング”の強力な念動力によってコントロールされている。
トロニウムエンジンは”シュウ・シラカワ”が秘匿していた6個目のトロニウムを使用。また、二つのエンジンが使えなくなった時の非常用として”プラズマ・ジェネレータ”も搭載している。
「強力な武装」
全身には”リープスラッシャー”、”ファングスラッシャー”の発展系である”T-LINKスライダー”を装備、また背面にはストライクシールドが装着されている。
ブラックホールエンジンを搭載しているため、ヒュッケバインのブラックホール・キャノンが発展した”ブラックホール・バスターキャノン”が使用可能になった。
「劇中での活躍」
エクスバイン・アッシュから引き続きイング専用機となった。終盤は”ブラックホール・バスターキャノン”が追加された事で攻撃力が大幅にアップ。
ガリルナガンに攻撃され大破したエクスバイン・アッシュをイングが遠距離から念動力で呼び寄せた追加パーツで新生させていた。
最終決戦ではイングもろとも”アダマトロン”の力の源として取り込まれるも”エア・クリスマス” の特攻により復活、最終的にはアダマトロンを撃破した。
ユニット能力(スパロボOGMD)
「主要兵装とスペック」
・グラビトンライフル
ヒュッケバインMk-IIIと同じ武器。エネルギー弾を発射する。
・T-LINKセイバー
ストライクシールドに収納された実体剣。敵に突き刺した後に念動フィールドを爆発させる。
・T-LINKスライダー
リープスラッシャー、ファングスラッシャーの発展型。スライダーを6基射出して敵に刺突、最後にビームで攻撃。
・T-LINKレボリューター
全スライダーを射出して刃を展開、回転させながら敵に飛ばし敵の周囲を包囲してビームを打ち込む。
・ブラックホールバスターキャノン
ブラックホールキャノンの発展改良であり、T-LINKレボリューターで包囲して砲撃。
形式番号 | PTX-DEX |
全高 | 19.2m |
重量 | 68.1t |
動力源 | ブラックホールエンジン&トロニウム・エンジン / プラズマ・ジェネレーター(非常用) |
HMI | T-LINKシステム |
防御装備 | 念動フィールドS |
武装 | ブラックホール・バスターキャノン グラビトン・ライフル T-LINKスライダー T-LINKレボリューター T-LINKセイバー ストライク・シールド |
搭乗者 | イーグレット・イング |
最強のヒュッケバインの感想
スーパーロボット大戦で登場した歴代ヒュッケバインの中から最強に相応しい機種を紹介しました。
ヒュッケバインといえば初登場の第4次スパロボから使用しているので個人的にも思い入れのある機体です。機体カラーを選べるのも良かったですね。リアル系の主人公を選択する事が多かったので、この機体はかなり使いましたし改造もしていました。
ゲシュペンストから乗り継いだ瞬間に主人公がエースになれるほど高スペックな機体でしたしガンダムに似たデザインも好きでした。
スパロボF完結編でも主人公機として登場していました。ブラックホールキャノンはIフィールドや切り払いで無効になる事が無かったので凄く使い易かった思い出があります。
リープスラッシャーのエフェクトは第4次よりもかなり歯切れが良くなっていて、使っていて楽しい武器でした。
今回紹介した中ではヒュッケバインMk-IIIが最も印象的で、スパロボαでのチートっぷりは凄まじかった思い出があります。特に「ヒュッケバインガンナー」は全体的にバランスが取れていてかなり使い勝手が良く、パイロット成長システムで射撃の数値をかなり上げていたのでラスボス相手でも余裕だった印象があります。
「ヒュッケバイン問題」により一時期の作品では登場しない事もありましたが、最近のスパロボでは再登場しているので良かったです。