きまぐれオレンジ☆ロードに登場するヒロインを紹介したいと思います。
「きまぐれオレンジ☆ロード」といえば「まつもと泉」原作の漫画で、ツンデレ不良少女「鮎川まどか」に一目惚れする超能力一家の長男「春日恭介」、まどかの妹分で恭介に一目惚れした「檜山ひかる」を筆頭に三角関係の恋愛沙汰が繰り広げられるラブコメディとなっています。
またテレビアニメ版ではオープニングとエンディングの映像・曲ともに秀逸なものとなっており、放送から数十年経った今もなお評価が高い作品となっています。
今回はテレビアニメ、OVA、劇場版、原作で登場した女性キャラの性格やエピソードなどをまとめて紹介したいと思います。
きまぐれオレンジ☆ロードのヒロインまとめ
本作の作中で登場する女性キャラを性格やエピソードなどを混じえて紹介したいと思います。
鮎川まどか
誕生日:1969年5月25日
声優:鶴ひろみ(テレビアニメ)、島津冴子(OVA)、桜井智(劇場版)
本作のメインヒロイン。
高陵学園中等部3年の長い黒髪を持つ美少女。校内では不良として知られており孤高の存在である。妹分には2学年下の「檜山ひかる」がいる。
主人公「春日恭介」と出会うまでは親しい人がいなかった。
性格は気が強く自立心があって大人びて落ち着いており、またミステリアスで少しきまぐれな所もある。
学業、料理、スポーツなど何でもこなす万能で音楽の才能もあるが、唯一の弱点は幽霊や怪談が苦手な事である。
音楽家の両親は海外で暮らしており、歳が離れた姉と2人で暮らしていたが姉が結婚した後は1人で大きな洋館に住んでいる。ちなみに普段は喫茶店でウェイトレスのアルバイトをしている。
「恭介との出会い」
恭介が引っ越してきた初日に「100段階段」で初対面の恭介に赤い麦わら帽子をあげた。
翌日に校内で再会した時は以前とは全く印象が違っており、不良少女として喫煙をしていた所を恭介から「丈夫な赤ちゃんを産めなくなる」という言葉を受けるが、以降は全く吸わなくなり不良っぽい面も無くなっていいき本来の優しさを取り戻していく。
恭介に好意を持っていたものの、妹分のひかるも恭介に好意を持っている事を知ると2人の間で悩む事になってしまう。
赤い麦わら帽子は12歳の頃に過去にタイムリープした恭介から貰った物であり、また初恋の相手もタイムスリープした恭介である。
麦わら帽子は後に恭介にあげるまで大切にしていた。
「恭介とその後」
当初はボーイッシュな格好をしていたが、過去にタイムスリープした恭介の言葉により女の子らしい服装や髪を伸ばす様になっていった。
原作の終盤では代役のオーディションでマスコミの目にとまった事、校則で禁止されていたアルバイトをしている事実が校内で明るみになった事、ひかるとの三角関係に目処が立たないなどで休学し行方不明に。渡米前日に恭介から告白を受けた際には音楽の勉強で日本を離れる事を伝えている。
ちなみにテレビアニメ版では父の病気で渡米すると伝えており、恭介と過去のまどかが初めてキスをした思い出の場所で口づけを交わした。
檜山ひかる
誕生日:1971年11月15日
声優:原えりこ(テレビアニメ)、小粥よう子(OVA)、今井由香(劇場版)
高陵学園中等部の1年生でショートカットの明るい少女。「春日恭介」「鮎川まどか」の2学年下の後輩で、「春日まなみ」「春日くるみ」とは同級生である。
一人っ子であり、まどかとは幼馴染で彼女を姉の様に慕っている。
性格は素直かつ明快でムードメーカー。熊の縫いぐるみを大切にしたり、恭介に交換日記を強要したりするなど、周りからは「幼い」と言われ本人も気にしている様子。
恭介と初対面の時はまどかと共に喫煙をしていて全く興味を示していなかったものの、後日に恭介が人がいない体育館で超能力を使ってバスケットにロングシュートをした所を偶然見かけた事からスーパースポーツマンという誤解をしてしまい好意を抱く様になった。
「恭介とその後」
恭介に対しては「先輩」「ダーリン」と呼んでおり抱きついたりする事も。
また、まどかが恭介と相思相愛である事は全く知らず、彼女に恭介との関係を相談し困らせる事もあった。
幼い頃は女の子らしい外見であったが、過去にタイムリープした恭介とまどかのキスシーンを目撃した事でボーイッシュな容姿へ変わっていった。
劇中終盤では「広瀬さゆり」の些細な一言がきっけで、恭介の妹「春日まなみ」の口から2人の事実を聞かされた事、その後泥酔したまどかの本音を聞いてしまった事、恭介への無言電話で「鮎川なんだろ」と言われた事で失恋を確信する。
まどかの渡米の際に見送りに行くも、同じく駆けつけた恭介に今までの事を謝罪される。
まどかにも「みずくさいじゃないですか」と怒ったが、彼女が早く帰国するよう願っていた。
春日まなみ
声優:富沢美智恵(テレビアニメ)、宮村優子(劇場版)
主人公「春日恭介」の双子の妹のひとりで兄と同じく超能力者。
双子姉妹の「春日くるみ」とは性格が正反対でありしっかり者、母親がいない春日家の家事をこなす。原作では「まどか派」になり、「ひかる派」のくるみとは言い争う場面が描かれていた。
終盤には恭介とまどかがお互いに好意がある事に薄々気付いていた。
「広瀬さゆり」が恭介とまどかの関係をひかるとくるみ達に暴露すると、初めはからかっていたが「まどかにもこの事を教えようと」と言い出したため制止。
意を決して恭介が持っている「赤い麦わら帽子」の秘密をひかるに打ち明けた。
春日くるみ
声優:本多知恵子(テレビアニメ)、本井英美(劇場版)
主人公「春日恭介」の2つ下の妹。春日家の引っ越しの原因を作った張本人。
「春日まなみ」とは双子でありながらも性格が正反対でお転婆で幼い所があり好奇心が旺盛。何かあるとすぐに超能力を使ってしまう癖があり、劇中では何度も恭介やまなみを振り回しトラブルを起こしている。
料理も勉強も苦手でひかると共に追試を受ける場面が描かれている。
原作では「まどか派」として恭介の恋愛相手を推すまなみに対し「ひかる派」として言い争うシーンもある。
ヴォーカル・バンドのオーディション大会では二等賞を取ったが、小学生と間違われ激怒している。
物語終盤でも恭介とまどかの関係に気づいていなかった。
あかね
声優:松井菜桜子(OVA)
原作、OVAのみで登場。恭介のいとこ(従姉妹)で一弥の姉。性格は男勝りな所があり、外見もボーイッシュ。原作では陸上部で活躍しており運動神経抜群だった。
春日家の人間と同じく超能力者で変身能力を持っており、ターゲットを眠らせ自分を別の人間に見せる事が出来る。
劇中では恭介とまどかの関係は知らないため、ひかるを恭介とくっ付けようとしたり、要らぬ世話を焼いたりでトラブルメーカーとなっている。
また同性愛なのか、まどかに対して恋愛的な好意を抱いていた。
初対面時に一目惚れして積極的にアプローチをしていたが、まどかは何が何だか分からない様子であった。
原作では一弥とは長い間離れていたが、後に姉弟の関係だという事を知る。
広瀬さゆり
原作のみに登場するツインテールの髪型をしている美少女。
自分の容姿に自信を持っており、ぶりっ子を演じ美男子をハンティング。全男子の目が自分に向いていないと気が済まない所がある。
その一方で裏では喫煙をするなど不良的な面も見られ、他人を利用したりするなど計算高い所がある。
だが周囲には本性がバレていない事もあり、男からは常にモテていた。
学内の噂でまどかを知りライバル視するも、自分に目を向けない恭介に不満を覚え彼の気を向けようとしていた。
杉ひろみ
出典元:youtube.com/channel/UCnXxszKguIBCYn5AKKfMTzA
原作のみ登場する恭介達のクラスメイトで高校1年生の秋に転校してきた活発でメガネを掛けた少女。
恭介とは顔見知りの仲であり、彼とは転校する前にいた中学校で一緒だった。ちなみに髪型はショートカットだが、以前はロングヘアだったという。
作中では坊主頭をしていた恭介の前の中学校の頃の写真を持ってきてクラス内で見せびらかしたり、「こいつ酒乱でしょー!!前の学校でも有名だったんだよねーっ」と恭介が酒乱であった事をクラス内で暴露する描写がある。
出典元:youtube.com/channel/UCnXxszKguIBCYn5AKKfMTzA
出典元:youtube.com/channel/UCnXxszKguIBCYn5AKKfMTzA
出典元:youtube.com/channel/UCnXxszKguIBCYn5AKKfMTzA
出典元:youtube.com/channel/UCnXxszKguIBCYn5AKKfMTzA
しおり
声優:水谷優子
「早川みつる」の高校の同級生で、学生の頃は放送部に所属しており、彼からは放送室でプロポーズを受けている。
みつるがアイドルになってからは自然消滅の様な状態だったが、会うと彼のスキャンダルに繋がる事から会いたくても会えずにいる日々が続いた。
しかしその後、恭介、まどかの言葉やお膳立てで目が覚めた彼と寄りを戻す事になった。
劇中では彼に女性が殺到している中を駆けつけタクシーで連れ去っていく場面も見られる。
きまぐれオレンジ☆ロードのヒロインの感想
きまぐれオレンジロードに登場する女性キャラを紹介しました。
1987年にアニメ化された本作ですが、ツンデレキャラのアニメが多い昨今において「鮎川まどか」は元祖ツンデレキャラと言えるのではないでしょうか?
声優陣も豪華で「鶴ひろみ」「古谷徹」「原えりこ」「本多知恵子」など錚々たる顔ぶれなのも本作の特徴です。
キャラデザインについても「らんま1/2」「めぞん一刻」が好きな当方とすれば、作画もなんとなくに似ている部分もあるので個人的に馴染みやすいアニメでしたし、80年代後半のこういう雰囲気も良いですね。
原作の時代設定も「めぞん一刻」と同じ80年代前半なので当時の雰囲気が味わえ新鮮な様な懐かしい様な感じです。
あと、きまぐれオレンジロードと言えば「オープニング」「エンディング」の秀逸さも忘れてはいけません。
本作のOP/EDで流れるアニメーションが実に独特で、使用されている曲も映像に凄くマッチしていますし、80年代の哀愁・雰囲気を全開にしたかの様な映像になっています。
このアニメを知っている人であればオープニングとエンディングで魅了された人も多いのではないでしょうか。
当方はこのアニメを成人になってから見たので、リアルタイムで見ていた訳では無いですが、80年代が好きな者としてはストーリー・作画・曲ともに「めぞん一刻」と並んで上位に入る作品ですね。
ラブコメとしては高橋留美子の作品が好きな人、80年代の雰囲気が好きな人には好みが合いそうな作品だと思います。