戦隊シリーズの歴代殉職メンバーの特徴と死因をまとめてみました。
秘密戦隊ゴレンジャーから始まり現在まで続いている戦隊シリーズ。悪に立ち向かう正義のヒーローが命を掛けて戦ってきた歴史でもありますが、これまでに数多くのメンバーが命を落としています。
今回はテレビ作品の初代ゴレンジャーから現代までの歴代戦隊の中で死亡したメンバーの特徴や性格、死因を簡単に紹介したいと思います。
戦隊ヒーロー&ヒロイン殉職者まとめ
二代目キレンジャー
作品名:秘密戦隊ゴレンジャー
殉職者:熊野大五郎
第55話で登場。元はイーグルゴレンジャーの予備隊員。大岩が九州支部の教官になったため、2代目ゴレンジャーに昇格。ナポリタン、あんみつが大好き。釣りが趣味。
「死因」
第67話で細菌カビカXをカンキリ仮面に奪われた事がきっかけで太郎が交通事故で怪我をした事で責任を感じ、一人でカンキリ仮面と戦うもカンキリカッターが腹部に突き刺さり戦死。
初代バトルコサック
作品名:バトルフィーバーJ
殉職者:白石謙作
中国武術の流れを汲むコサックダンス、コサックキック、コサック回転キックが必殺技。
「死因」
第33話「コサック愛に死す」で強化服を着用せずにまゆみと街を歩いていた所、エゴスの戦闘員・カットマンに包囲、まゆみを庇うものの銃撃を受けて死亡。
初代イエローフォー
作品名:超電子バイオマン
殉職者:小泉ミカ
18歳のカメラマンでありバイオマンのサブリーダー。勝気な性格で好奇心旺盛。格闘技が得意でツーリングが趣味。演じていた役者が突然降板したため、変身した姿で突然戦死したヒロインである。
「死因」
第10話「さよならイエロー」で新帝国ギアに立ち向かうがバイオキラーガンの直撃を受けて死亡。
ブラックコンドル
作品名:鳥人戦隊ジェットマン
殉職者:結城凱
ギャンブルとサックスで生きている25歳の青年。一匹狼気質ではあるが内に秘めた優しさを持つ。趣味はオートバイ。
「死因」
バイラムを倒してから3年後、天堂竜(レッドホーク)と鹿鳴館香(ホワイトスワン)の結婚式に出席する前に花屋で花を購入していた所、女性を狙ったひったくりに遭遇。犯人を追いかけて女性のバックを取り返した凱だったが、逆上した犯人が後ろから凱を刺し致命傷を負ってしまう。その後、なんとか結婚式に参加したもののベンチに座ったまま眠る様に亡くなった。
ドラゴンレンジャー
作品名:恐竜戦隊ジュウレンジャー
殉職者:ブライ
第17話で登場。ゲキ(ティラノレンジャー)の実兄。獣奏剣とドラゴンシーザーが相棒。初登場時点では死亡していた状態だったが、精霊によって仮の命を授かり、後にバンドーラに反旗を翻した。
「死因」
時間が止まった部屋で延命していたが、獣奏剣のエネルギーによって部屋の位置がバレてしまいバンドーラによって部屋が破壊される。最期はドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、獣奏剣をゲキに託して消滅する。
黒騎士ブルブラック
作品名:星獣戦隊ギンガマン
タウラス星の戦士。バルバンに故郷を滅ぼされ、さらに弟も殺されたため復讐を誓い地球に辿り着く。
「死因」
ワンガワンガの槍が火山の火口に落ちた事で地球が爆発寸前に陥る。その後、クランツの幻と共に火口に飛び込み自身の命と引き換えに地球を救う。
タイムファイヤー
作品名:未来戦隊タイムレンジャー
殉職者:滝沢直人
CaseFile27で初登場。学生時代は空手で竜也のライバルだった。自分の力を信じ自己顕示欲と反骨心が強い。プライベートでは文鳥を飼っている。
「死因」
伊吹長官が退任に追い込まれた事で直人のタイムファイヤーとしての力を失ってしまう。この状態をゼニットに狙われ負傷、一時は竜也に助けられたものの助けた少女の小鳥を捕まえようとした際に、ゼニットに背後から撃たれ死亡。
初代シュリケンジャー
作品名:忍風戦隊ハリケンジャー
巻之二十一で登場。宇宙統一忍者流の天空忍者で素顔は不明。特技は変装。普段は英語混じりの口調であるが、ファイヤーモードで戦う際は江戸っ子風に変化。
「死因」
巻之四十九で巨大サタラクラと共に天空神に乗り共に自爆。
アバレキラー
作品名:爆竜戦隊アバレンジャー
殉職者:仲代壬琴
第17話(仲代壬琴)で登場。医大を飛び級して卒業した外科医。性格は冷徹で荒っぽい面を併せ持つ。
「死因」
ダイノマインダーが暴走したため、相棒の爆竜トップゲイラーと共に宇宙空間へ飛び去るも、ダイノマインダー爆発により共に死亡。
黒獅子リオ
作品名:獣拳戦隊ゲキレンジャー
殉職者:理央
臨獣ライオン拳の使い手。性格は淡白で冷徹、メレの愛情表現にも素っ気ない態度だった。
幼少時の事件で家族を殺された事がトラウマになっている。
「死因」
メレがロンに倒された為、敵討ちをしようとするが最期は自爆する。
獣人メレ
作品名:獣拳戦隊ゲキレンジャー
殉職者:メレ
理央の側近で臨獣カメレオン拳の使い手。妖艶な女性の姿をしている。自らを復活させた理央に強い忠誠心と愛情を抱いている。
「死因」
ロンを共通の敵としてゲキレンジャーと共に戦うが、その際にゲキレンジャーを庇って死亡。
先代シンケンレッド
作品名:侍戦隊シンケンジャー
殉職者:志葉 雅貴
薫の父。かつてシンケンレッドとして先代シンケンジャーを率いて戦っていた。
薫が生まれる前に亡くなっている。
「死因」
外道衆と戦った際に瀕死の重症を負い「封印の文字」でドウコクを封印したあと絶命した。
ゴセイグリーン
作品名:天装戦隊ゴセイジャー
殉職者:マジス
epic10の回想シーンで登場。シーイック族の男。ハイドの親友であり相棒である。
「死因」
クラスニーゴをハイドと共に迎え撃つが、最期はハイドを庇って戦死する。
ビートバスター
作品名:特命戦隊ゴーバスターズ
殉職者:陣マサト
13年前、亜空間にメサイアを追放するため転送研究センターの職員と共に転送されたエンジニア。だが突如亜空間から舞い戻る。地上戦を得意としており、スタッグバスターとのコンビネーションに優れている。
「死因」
エンターによって埋め込まれたヒロムの体内にあるメサイアカードを除去するため、欠損した自分のデータでヒロムの体内にある自分のデータをバックアップしたカードを引き寄せてメサイアカードを取り出す作戦により、ヒロムの体内からカードを除去するが自身は消滅してしまう。
初代キョウリュウシルバー
作品名:獣電戦隊キョウリュウジャー
殉職者:賢神トリン
キョウリュウジャーを導く司令官。鳥の様な姿をしている。冷静で真面目な性格であるが、アミィと共に漫画やDVDを見たりするなどお茶目な所もある。普段はスピリットベースで後方支援を行っているが、時には専用武器で戦場に出る事もある。
「死因」
ソウジにフェザーエッジを託した後、デーボス軍と組んだダンテツにガブリカリバーで刺されて死亡。だがこれは「デーボモンスター」の魂を保管する「大地の闇」を破壊するためにあえて魂の状態になったのであった。
アカニンジャー
作品名:手裏剣戦隊ニンニンジャー
殉職者:伊賀崎好天
初期メンバー5人の祖父。妖怪に転生した幻月を手裏剣で封印した事で”ラストニンジャ”という称号を手に入れたが、実際は死亡しており”終わりの手裏剣”で現世に留まっている。
飄々として掴みどころがなく、カジュアルな服装で英語やイタリア混じりな言葉を話す。
「死因」
8人となったニンニンジャーで幻月と戦闘中、乱入した十六夜九衛門によって終わりの手裏剣の力を奪われ消滅する。
先代リュウソウレッド
作品名:騎士竜戦隊リュウソウジャー
殉職者:マスターレッド
コウとナダの師匠である先代のリュウソウレッド。第一話でコウ達の素質を見出してリュウソウケンを継承する。継承後は変身能力はあるものの維持する事が出来なくなっていた。
「死因」
ドルイドン幹部タンクジョウの攻撃からコウを庇い死亡。
先代リュウソウブルー
作品名:騎士竜戦隊リュウソウジャー
殉職者:マスターブルー
メルトの師匠である先代のリュウソウブルー。
「死因」
マイナソー完全体の炎からメルト、アスナを庇って死亡。
先代リュウソウピンク
作品名:騎士竜戦隊リュウソウジャー
殉職者:マスターピンク
アスナの師匠である先代のリュウソウピンク。
「死因」
マスターブルーと共にマイナソー完全体の炎からメルト、アスナを庇って死亡。
ガイソーグ
作品名:騎士竜戦隊リュウソウジャー
殉職者:ナダ
トワより先代のリュソウグリーンと戦っていた者。心優しい性格の持ち主である。
「死因」
500年前、マスターブラックと共に地球で戦いその際にガイソーグの鎧を身に付けていたため、精神が支配され敵だけでなく仲間のリュウソウゾクを焼き払った。その後も破壊衝動は抑えきれに宇宙の果てで人知れず死んでいった。
戦隊シリーズの全殉職メンバーまとめ感想
歴代の戦隊ヒーロー・ヒロインで殉職したメンバーをまとめてみました。大半の殉職者は敵との戦いで戦死している事が分かると思います。
殉職者の中で一番印象に残ったには歴代戦隊でも異色の作品だと評判の高い「超人戦隊ジェットマン」の結城凱です。個人的にも一番好きな戦隊シリーズであり、好きなキャラです。
ジェットマンのブラックコンドルとして仲間と共にバイラムと戦って彼ですが、バイラムが滅び平和になった3年後に仲間の結婚式に行く道中で、ひったくり犯に出くわし刺されてしまいました。
当初は一匹狼でリーダーの竜と折り合いが悪く喧嘩ばかりしていた彼が、次第に仲間と力を合わせて平和のために戦う戦士に変わっていきました。ですが、最期は人のために尽くして死んでいくのがなんとも皮肉というか運命の悪戯みたいなものを感じました。
個人的に結城凱の人間性が好きだったので死んでしまったのは残念ですが、こういう最期も凱らしいなと思いました。
「結城凱」は歴代の中でも異色の存在としてこれからも戦隊ファンの中で語り続けられると思います。