フリーランスエンジニアはどんなスキルが求められるのでしょうか?
プログラミング言語を中心に需要が高い技術、人気急上昇中のプログラミング言語やフレームワークなどオススメのスキルを紹介します。
需要が高いプログラミング言語
PHP
Webアプリ・サービスに特化したサーバーサイドのスクリプト言語で多くの企業で採用されています。
一時期Rubyに人気持っていかれるという状況もありましたが、Laravelの案件数の増加などで人気を取り戻しつつあります。
Web業界のみならずIT系のSI企業でもサーバーサイドの開発として使われています。
ECサイト、CMS、ゲーム、業務系など幅広い分野で活躍しているWeb系のスタンダードな言語です。
Ruby
柔軟な書き方が可能で「Ruby on Rails」というWebサイトを高速で開発できるフレームワークの恩恵が受けられることや、日本人が作った言語ということもあり日本語のドキュメントが多いのが特徴です。
スタートアップ企業で採用されやすい言語としても人気です。
JavaScript
フロントエンド開発の定番のスクリプト言語です。
またWebサイトだけではなく、スマホアプリやサーバーサイドの開発など多くの分野で活躍しています。
ライブラリー、フレームワークが充実しており、実装がしやすい言語でもあります。
PHPやRubyとスキルセットで持つ事により活躍の幅が広がっていく事でしょう。
Java
汎用性が高く現在も需要が多いプログラミング言語です。
IT系企業や官公庁ののサーバーサイド開発として多く活躍している言語ですが、業務系WebシステムだけではなくECサイト、モバイルアプリ、組み込み系などでも幅広い分野で活躍している言語です。
C#
Windowsのアプリ、.Netフレームワークを使ったWebアプリ開発、組み込みなどIT系のSI企業に需要が多いのですが、最近ではUnityを使ったソーシャルゲーム開発などでも採用されていてカジュアルな言語として活躍しており将来性も期待されています。
人気急上昇中のプログラミング言語
Python
1991年に登場した古い言語でシンプルでコードが書きやすいのが特徴です。
Webアプリ、組み込みアプリの開発に採用されています。
またAI、機械学習との親和性が高く近年は急速に需要が高まり、これから多くの活躍が見込める将来性のある言語です。
Go
Googleが2009年にリリースしたプログラミング言語です。
シンプルな言語構造で消費メモリが少なく実行速度が速いのが特徴です。
高速コンパイルができ、並列処理で大量のデータを処理する事も可能です。
またクロスコンパイル可能な言語で開発しているOSとは別の環境下で実行できるコードを生成できます。
マイクロサービス、Webアプリ、コマンドラインアプリなどで採用されています。
Kotlin
ミスを防ぐ機能があり簡潔なコードでプログラムを実行する事ができます。
Kotlinは2017年頃にGoogleがJavaに変わってAndroid開発の推奨言語に選ばれました。
求人数はまだまだJavaには劣りますがこれから需要が伸びる可能性が高いので、Android開発の勉強をしたい方はオススメの言語です。
Swift
iOSのアプリ開発に使われる言語です。
MacOS上で使う事のできる言語で、近年は「Objective-C」に変わって多くのiOSアプリの開発に採用されています。
言語別で見る案件数が多い技術
各プログラミング言語と関連するライブラリー、フレームワーク、プラットフォームを紹介します。
PHP | Laravel、CakePHP |
---|---|
Ruby | Ruby on Rails |
Python | Django、Flask |
JavaScript | jQuery、React、Vue.js、Node.js、Unity |
Java | Spring、Struts |
C# | .NET Framework、Unity |
JavaのフレームワークはSpring、Strutsが案件数ではツートップです。
PHPは少し前まではCakePHPが主流だったのですが、近年はLaravelが主流になってきています。
JavaScriptに関しては便利なライブラリであるjQuery、フレームワークではVue.js、サーバーサイド開発を可能にするNode.jsやモバイル分野ではUnityが人気です。
その他必要になる技術
プログラミング言語やライブラリー、フレームワーク等以外に必要になる技術を紹介します。
データベース | MySQL、PostgreSQL、SQLite、Oracle |
---|---|
サーバーOS | Linux、Cent OS、Solaris、Ubuntu |
ソース管理ツール | TortoiseSVN、GitHub |
クラウド | AWS |
在宅ワークはWeb開発系の言語がオススメ
Web系、スマホアプリ系の技術は在宅ワークで働きたいと思っている人にオススメです。
PHPはEC CUBEを使ったECサイト構築案件、マッチングサイト、LaravelやCakePHPなどを使ったWebサービスの開発案件、WordPressのカスタマイズ案件が多いです。
Rubyは”Ruby on Rails”を使った案件、PythonもDjangoを使ったWebサービス開発案件があります。
その他Webシステム開発案件はJavaの案件が多い印象です。
Web系のフロント開発案件も多数存在し、JavaScriotとVue.js、Reactが使われます。
またWeb画面作成、デザインはHTML, CSSとbootstrapを使った案件が主流です。
スマホアプリ分野ではKotlinやSwift、ソーシャルゲーム開発ではUnityを使った開発の場合はJavaScriptやC#が必要になります。
地域別によって言語の需要と単価が変わる
案件数の違い
常駐型の案件を探す場合、言語による案件数は地域によってに違いがあります。
ちなみに東京の場合、他の地域に比べてRuby、Python、Go、Kotlin、SwiftなどWeb系の案件が多い傾向があります。
僕も首都圏以外でRubyやPythonの案件を探していたのですが明らかに関東とその他の地域では案件数の差があるなと思いました。
Web系や比較的新しめの言語の案件を狙う場合は東京に活躍の場を移した方が良いでしょう。
首都圏以外の地域ではJava、C/C++、C#、VB、PHP、JavaScriptの案件が主流になります。
単価の違い
地域によって単価の差が出ます。
ちなみに東京では他の地域に比べて5〜10万ほど単価が高い傾向があります。
また近年急速に需要が高まっている言語も単価が高めに設定されています。
まとめ
◯ 在宅ワークはWeb系やスマホアプリ系技術が主流になる
◯ 東京はWeb系技術の需要が高い。
◯ 東京は他の地域に比べてスキルの選択が多くなり、単価も高い傾向がある。