ダイの大冒険で登場した最強クラスの呪文をランキング形式で紹介したいと思います。
数多くの呪文が登場するダイの大冒険ですが、作中ではドラクエシリーズで登場したものだけでなく作品オリジナルの強力な呪文も登場しています。
今回はダイの大冒険の中でも特に強力な5つの攻撃呪文とその活躍ぶりをまとめてみました。
ダイの大冒険に登場する最強呪文5選
ドラゴンクエスト ダイの大冒険で登場する最強の呪文を5つまとめてみました。ちなみに紹介しているエピソードは全て新アニメ版のものとなります。
それぞれの呪文の威力は最強呪文から見る相対的なものとなっており、反射の可否については劇中での扱いで判断しています。
メドローア
威力 | ∞ (あらゆる物質を消滅) |
反射 | 可能 |
使用者 | ポップ、マトリフ |
全ての消滅させる最強の攻撃呪文。新アニメ版での初登場は第46話。
プラスの熱エネルギーとマイナスの熱エネルギーを同時にスパークさせる事で発生する「あらゆるの物質を消滅させる最強の力」を敵に放つ呪文。
命中したら最後、オリハルコンだろうと魔界の神だろうと跡形もなく消滅する一撃必殺の大呪文である。
唯一の弱点は「呪文を跳ね返される事」。作中では大魔王バーンやミストバーンに放ったメドローアを「マホカンタ」や「フェニックスウィング」で弾き返される場面もあった。
プラスエネルギーとマイナスエネルギーを同レベルでスパークさせるコントロールが必要で、マトリフ曰く「センスの無い奴には一生できない」とのこと。
作中では「メラ系」をプラスのエネルギー、「ヒャド系」をマイナスのエネルギーとして扱っていた。
ポップはメラ系の呪文を得意としていた事もあり、初めてメドローアを作った際にはヒャド系の呪文を扱っている腕に火傷を負っていた。
その後、特訓を重ねた事で熱エネルギーのコントロールが自在となり難なくメドローアを使える様になっている。
ちなみに氷炎将軍フレイザードもメラ系とヒャド系を得意としており、マトリフ曰く奴がもう少し成長していたらとんでもない化け物になっていたという。
第46話「極大消滅呪文メドローア」
メドローア初登場。修行は単純でマトリフの放ったメドローアをポップが相殺するというもの。メラ系のエネルギーが強過ぎたためかヒャド系を扱っていた方の腕を火傷している。
第49話「パーティーバトル開始」
オリハルコンで出来た5人の戦士「ハドラー親衛騎団」に対してメドローアを放ち、うち一人である「ブロック」を戦闘不能にさせた。
この時、順調にいけばハドラー親衛騎団全員を消滅させる事が出来たのだが、ブロックの咄嗟の機転によって残りの4人は無傷に済んでいる。
第57話「魔界の神」
大魔王バーンと始めての戦いで劣勢な状況を打破するために、ポップが決死の思いでメドローアを放ったがバーンがマホカンタを使った事により弾き返されてしまう。
弾き返されたメドローアは相殺するしかなかったためポップの魔法力が尽きてしまった。
第70話「勝利か消滅か」
シグマとの一騎討ちではトドメの一撃として勝利に貢献。
相手の胴体部分が吹き飛んだ。なおこの戦いではカモフラージュするためメドローアと見せかけたベギラマを自身で喰らっている。
第73話「炎の中の希望」
キルトラップに掛かったダイとハドラーを助けるために炎の中に飛び込んだポップが絶体絶命な状況を打破するために真上に発射。
ダイはルーラで逃げ延びたものの、崩れゆくハドラーに目を奪われたポップはトラップから脱出し損ねてしまう。
ドルオーラ
威力 | ★★★★★★★★★★ |
反射 | 不可能 |
使用者 | ダイ、バラン |
初登場は第31話で竜魔人と化したバランが使用。第30話では「ドルオーラ」という名前のみ登場している。
竜騎士であるダイやバランしか使えない破壊力に優れる最強の攻撃呪文。使用時には「かめはめ波」の様に両手を合わせるフォームを取るのが特徴。
魔力で一点に集中させ圧縮したドラゴニックオーラ(竜闘気)を放つ呪文であり劇中では大魔王の居城であるバーンパレスを吹き飛ばしている。反動が強い呪文であるため竜魔人に変身して体を強化しないと撃てない呪文となっている。
劇中では呪文として登場するが、竜闘気を飛ばす性質であるためグランドクルスに近いものとなっている。そのためマホカンタによる反射は不可能である。
ちなみにダイは大魔王との戦いを前に「双竜紋」に目覚めた事で竜魔人に変身しなくてドルオーラ撃つ事が可能になった。
第31話「父と子の戦い」
竜騎士同士の戦いになったこの戦いでは、バランが放った一発目はルーラで避ける事が出来たものの、2発目ははダイの全力のドラゴニックオーラによって防御された。
第55話「黒の核晶」
ハドラーの体内に埋め込まれていた魔界最強の爆弾「黒の核晶」をミストバーンが起爆。
被害を最小限にするためにバランはドルオーラの要領で竜闘気を拳に集中させ爆発の規模を抑えたたが彼の命は尽きてしまう事に。
第84話「起て、宿命の騎士」
ドラムーンのゴロアとの戦いでダイの双竜紋が覚醒。これによって本来であれば竜魔人に変身しなければ撃てないドルオーラをそのままの姿で撃てる様になった。
第87話「勝負をかけた攻撃」
大魔王バーンとの戦いで使用。
既にゴロア戦で使っていた事もあり1発しか撃てなかったもののシルバーフェザーによって魔力を回復したダイは直ぐに2発目を発射。
1発目は光魔の杖によって防御されたが、1発目のエネルギーが残ったままで撃った2発目で防御出来ず大魔王にダメージを与える事に成功する。
カイザーフェニックス
威力 | ★★★★★★★★★☆ |
反射 | 可能 |
使用者 | バーン (真バーン) |
大魔王バーンの最強の呪文。フェニックスの名の如く不死鳥の姿をしている。
その正体は「メラゾーマ」なのだが、バーンが持っている脅威的な魔法力により凄まじい攻撃力を誇った。絶大な威力と優雅なる姿から魔界では太古の昔より「カイザーフェニクス」と呼ばれている。
初登場はバーンがダイ達の前に初登場した第57話。
「メラ」でポップの「メラゾーマ」を破ったバーンはトドメに「カイザーフェニックス」を2発続けて放った。大呪文なのに関わらず全く「タメ」が無く2発目は防御不能であった。
また最終決戦では「天地魔闘」の構えからカイザーフェニックスを放つ事も。
真バーンとの戦いではポップがシャハルの鏡で弾き返したり、魔法力を帯びた指先で呪文を引き裂いた事からこの呪文の絶対的な優位性は無くなっていった。またバーンとの初対戦時にはダイがアバンストラッシュで呪文を切り裂いた描写もある。
第57話「魔界の神」
初登場の回。
「メラゾーマではないメラだ」大魔王のまさかの一言に絶望感を感じているポップ達に追い討ちをかける様にカイザーフェニックスを連発。大魔王の圧倒的な魔力を思い知らされたシーンである。
第58話「意外な救世主」
バーンがハドラーと戦った際に使用。
ダイ達との戦いで魔法力が消耗していたため威力は半減、ハドラーによって呪文を破られてしまう。
第87話「勝負をかけた攻撃」
ダイと再戦の時にバーンが使用。
カイザーフェニックスを放った後に自身も呪文に追従、ダイに同時攻撃を仕掛けた。この時、ダイはカイザーフェニックスに飛び込みバーンに一太刀を浴びせている。
マホプラウス
威力 | ★★★★★★★★☆☆ |
反射 | 可能 |
使用者 | ザボエラ |
他者が放った呪文の威力を自分の呪文に上乗せして放つザボエラ最強の収束呪文。(威力は作中での使用状況を想定)
ザボエラが使用できる呪文であれば全ての呪文を収束できる。
第45話のみ登場、サタンパピーの放った10発分のメラゾーマを受けて収束し、自身のメラゾーマに上乗せして放った。
ポップがダイを氷山から救った直後にザボエラが目の前に現れ発射。だが突如現れたヒムのオリハルコンのボディによって呪文が弾かれている。
第45話「オリハルコンの戦士」
ダイを背負って氷山から出てきたポップ達に向けて放つも、オリハルコンで出来たヒムには通用せず。
この後、ヒムによってハドラーの元に連れ戻されるザボエラであった。
フィンガー・フレア・ボムズ
威力 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
反射 | 可能 |
使用者 | フレイザード、ポップ |
メラゾーマを5発同時に撃つ事ができる大呪文。漢字表記は「五指爆炎弾」。
上級呪文であるためレベルに合わない者が無理をして使うと命を削ってしまう恐れもある。
初登場は第14話。「メ・ラ・ゾー・マ」というセリフと共に1本づつ指先に火を灯し最後に5発まとめて発射。パプニカ三賢者であるアポロとマリンに重傷を負わせた。
その他ポップも二度使用、ザムザ戦ではダイを助けるためにメラゾーマ3発という不完全な状態で発射。その後、パプニカ王国に鬼岩城が攻めてきた時にも使用し、魔影軍団のモンスターを一掃させる事に成功。
第14話「氷炎将軍フレイザード」
初登場の回。フレイザード最強の呪文として描かれている。バルジ塔に籠城するレオナ姫達の前に現れたフレイザードが二人の賢者に放ち重傷を負わせた。
第36話「超魔生物対チウ」
超魔生物と化したザムザに飲み込まれたダイを救出するためにポップが使用。ポップの力量の関係でメラゾーマ3発のみ発射。
ザムザの顔面が燃え盛り呼吸が出来なくなるシーンが描かれておりダイの救出に一役買っている。
第40話「闇の師弟対決」
メラゾーマ5発を発射。鬼岩城から出てきた魔影軍団のモンスターを一掃している。
「寿命を削る」という忠告をマトリフから受けていたため葛藤も見られたが、目の前にいる敵の大群を蹴散らすために使用している。
ダイの大冒険に登場する最強呪文の感想
ダイの大冒険で登場している最強の攻撃呪文を5つ紹介しました。
カイザーフェニックスやフィンガーフレアボムズなどメラゾーマに関連する呪文が多くなりました。
メドローアは命中すると確実に敵を倒せるので間違いなく最強の呪文だと思いますが、反射されるという弱点を持っています。
あらゆる物質を消滅させてしまう訳ですから、その威力故に諸刃の剣になってしまうという弱点があります。その点、ドルオーラはメドローア程の威力は無いものの、竜闘気を撃ち出す呪文であるため反射は不可能という利点があります。
ただし劇中ではダイやバーンが防御で耐えている描写もあるので呪文のランクとしてはメドローアが上と言う事になるかと思います。
威力とカッコ良さを備えているのはカイザーフェニックスですね。
メラゾーマを火の鳥に変えてしまう所にセンスを感じますし、大魔王の魔法力で通常の攻撃呪文があれだけの破壊力になってしまうという設定的な面白さも感じます。
個人的にロマンがある呪文はやはりメドローアですね。使用者の魔法力に威力が変化しないこと、そして一撃必殺だけど反射されるリスクがある事から使う方も覚悟が必要でですし、一か八かの賭けの要素が強いと思うからです。
この最強呪文を主人公である勇者ダイではなく大魔道士ポップが使えるという所が面白いですね。