〜 前回までの流れ 〜
・パプニカ王国のレオナ姫を探し出すダイ達は三賢者の一人エイミと知り合い、気球船に乗ってバルジ塔に向かった。
・しかし、レオナ姫の前には炎将軍フレイザードの魔の手が迫る。
「新作 ドラゴンクエストダイの大冒険(2020)について」
1991年に放送された「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を2020年10月にリメイク版として再構築し放送されたアニメ。
このブログでは旧作や原作との比較や個人的に感じた事、言いたい事をレビューしていきます。
― 第15話 「恐怖の結界呪法」 新旧比較と感想 ―
ダイ vs フレイザード
レオナにトドメを刺そうとしたフレイザード。
とその時パプニカの紋章が宿るナイフがフレイザードの腕に突き刺さった。
“レオナ”に手を出したらタダじゃ済まさないからな!!”
残虐非道な魔の手の前に絶体絶命のピンチだったがダイの登場で希望が見えた。
フレイザード
「寝言をぬかしてんじゃねえこのクソガキが!!」
「マヒャド!!!!」
氷系最強の呪文「マヒャド」でダイを攻撃するもヒュンケル戦で覚えた新必殺”魔法剣メラ”で無力化。
そして・・・
新作
旧作
ダイ「火炎大地斬!!!!」
フレイザードの腕を切り落とした!!
この一撃でフレイザードは悟った。
“ダテにヒュンケルやクロコダインを倒しちゃいねえ”
“今までの軍団長との戦いでこのガキの戦闘力は信じられないくらいレベルアップしてやがるんだ”
魔法を使える様になったダイの姿にレオナは感涙する。
その頃、ポップ、マァム、エイミ達が遅れて到着。
アポロもマリンは重症。
その他のお付き人・兵士は死亡・・・。
ここまで見た感想なのだが、新作の今までのストーリーと違って今回は少しスローペースというか旧作と同じペースで進んでいるという感じを受けた。
従来であれば原作や旧作アニメでは当たり前のようなセリフが普通に飛ばされていたりして駆け足だったのだが、今回はパプニカのナイフの落ちるシーンがスローモーションになって追加されたりなど旧作でよくやっていた引きのばしが見られた。
次回以降はどうなるのか気になる。
氷炎結界呪法、炎魔塔と氷魔塔の出現
フフフ、ハハハハハ!!!
フレイザード「よ〜く分かったよ。姫なんかよりてめえの方が遥かにデッカい獲物だってな!」
フレイザード「氷炎爆火散!!」
フレイザードの体を構成している岩の塊がダイ達を襲う。
この攻撃でレオナは気を失ってしまう。
フレイザード「お前はもう負けだよ」
この攻撃は地獄のバトルを始めるための部下への合図だという。
すると地鳴りが起こりバルジ塔の両脇から炎の塔と氷の塔が現れ結界が形成された。
ダイ「今のはなんだ!!何をした!!」
フレイザード「氷炎結界呪法!これでお前達はなす術もなく全滅だ!!」
結界でダイ達は戦闘力ガタ落ち
ポップ「ちょっと床を揺らしたぐらいでなんで俺たちが全滅するんだよ!」
フレイザード「じゃあ試してみな」
ポップ「ギラ!!・・・」
呪文が使えない。呪文が封じられている!!
ダイはフレイザードに斬りかかるもさっきまでと違って力が入らない。
フレイザード「俺が強くなったのではなく、お前らが弱くなったんだよ!!」
炎魔塔と氷魔塔がフレイザードのコア(核)に作用いてバルジ塔一帯に強力な結界陣を張っていたのだ。
さっきまで優勢だったダイだったが形勢逆転。
氷炎結界呪法により戦闘力を1/5にまで落ちてしまったダイには敵に致命傷を与えるまでの攻撃力がなかった。
ダイ「汚いぞ・・・正々堂々と戦いえないのか・・・。」
フレイザード「俺は戦うのが好きじゃないんだよ。勝つのが好きなんだよ!!」
マァムも魔弾銃で攻撃しようとするが作動しない。
氷漬けにされたレオナ姫
マァム「ダイ、逃げるのよ!!」
このままでは全滅すると思ったマァムはダイに逃げる事を提案。
結界の外に出て体制を整えるというマァムだったがダイが反対。
卑怯な手を使ったフレイザードを意地でも倒したいと気持ちが優先していた。
ダイ「あんな卑怯な手を使う奴に負けたくない!!」
マァム「死ななければ負けじゃない!!このままじゃ本当に全滅する!!」
この会話を聞いていたフレイザードはレオナの元に近づく。
フレイザード
「せっかく結界を張ったのに逃げられたんじゃや元も子もないや」
「絶対に逃げようなんて気が起こらない様にしてやる」
フレイザードはそう言いレオナを鷲掴みにした。
レオナの全身を冷気が覆い氷漬けにした。
なぜこの時にダイの紋章は光らなかったのか?
結界で紋章の力が封じられていたのか?
それとも別の理由があるのか?
ここで紋章を出しても例の技がまだ完成していないのでどの道倒すのは難しいだろうけど。
バルジ塔から脱出
どう見ても絶体絶命な状況に出したマァムの決意。
マァム「ポップ、エイミさんと協力して皆んなを気球船に!!」
ポップ「逃げるのかよ!?」
エイミ「そんな!!姫さんを置いては!!」
マァム「このままじゃ何も出来ず全滅よ!一旦脱出してチャンスを見つけるのよ!!」
怒り狂ったダイはパプニカのナイフでフレイザードの腕を切り落とすも致命傷にはならなかった。
マァム「ダイ、脱出しましょう!!あなたが生きている限り奴は姫を殺さないわ!!」
ダイ「嫌だ!!俺は・・・俺は最後まで戦うぞ!!!」
ダイはそう言ってフレイザードに攻撃をしようとした瞬間。
マァムはダイを背後から殴り気絶させた。
マァム「ごめん、ダイ・・・。」
フレイザード「ふざけるな逃すか!!メラゾーマ!!!!」
と塔から脱出しようとするマァム達に呪文を使おうとしたがマァムは呪文が入った魔弾銃の弾を投げつけ誘爆。
爆発の際に発生した煙幕のおかげもあり気球船で脱出することに成功。
と思ったのもつかの間。
フレイム達の追っ手が気球船に張り付いてしまい一部が焼かれてしまった。
徐々に高度が落ちていく気球船、このままではバルジの渦に落ちてしまうと思った次の瞬間。
黄色い光が気球船を包み込みフレイム達を消し去った。
海岸から放たれた光。
この危機を救ってくれたのは一体誰なのか?
ダイの戦闘力としての成長ぶりをレオナに見せる事ができたのと、マァムの冷静さと機転がこの絶体絶命の状況から仲間を救う事が出来た。戦略的撤退を選択したマァムの会心の活躍だった。
次回は勇者アバンの仲間として軍と戦ったかつての魔法使いが登場。
第15話のCMアイキャッチ